「議員だけでは動けない 市民の声が大事」という記事を書いたけれど これを不思議に思う人も多いんじゃないかと思う

 

 議員は選挙で選ばれた、多くの市民の投票を得て議員になった「偉い、人の上に立つ人、権力者」なのに、市民の声がなければ動けないなんて...信じられない やろうとしないことの言い訳ではないか なんて思われるかも

 

 市民の「議員は偉い人、上の人、力のある人」というイメージが社会を動かすのに足枷になっているように思う

 

 市民が何をやっても無駄だ のような思いが生まれてしまう元凶ではないか

 

 市議会議員は市議会において、市民を代表して 市長(行政執行部)から提案された議案(計画案)をよく読み考えて疑問があれば質問したりして...賛否を表明し 可決なり否決するという役割が主な仕事だ。

 

 議員が市民より偉い ということはなければ 市民より下 ということもない。市民と対等の立場 市民の目線でなければ 市民の代表たりえない。多くの市民から託された思いを 代表して議会に立っているのだ。

 

 

 しかし 一般的には議員は「偉い人、上の人、力のある人」と思われているので 議員に対して 何を言っても傷つかないだろう と思って 些細なことでも すぐに「市民」「支援者と称する市民」から電話がかかってくることになる。

 

 そうなってくると、純粋な善意と勇気を持って選挙に立ち議員になった人のメンタルを削っていく...言動や行動が慎重にならざるを得ない

 

 議員のFacebookやブログには お天気や 「駅立ちをしました。」「全員協議会がありました。」「今日から議会が始まります、傍聴におこしください。」「新しい広報ができました、ポスティングしました。」など 当たり障りのないことしか書いてない。

 

 なぜ そうなるのか? 思いを込めた発信をすると、すぐに電話がかかってきたりメッセージが届いたり 市役所側に都合の悪いことだったら、市役所の執行部に取り囲まれたりする。市議会にとって都合の悪いことなら 市議会の中で取り囲まれたりする様子を見てきた。

 

 事実であっても 思うように発信ができないのが 議員という立場。

 

 

 それが責任ある公の議員としての立場...当然だと思われるかもしれないけれど そうだとすると 情報の開示からは遠くなる、市民が情報を知るのが遅くなってしまう。

 

 例えば ごみ処理場建設や廃校などにしても、建設計画が議案として上がってから、市民が反対してからでは時すでに遅し というようなことがたびたびある。

 

 議案として上がる前に 市民運動なり起こさなければならないのだ。

 

 ところが、議案として出される前の動きや情報は 議員として知ったことだから秘密であったりする...議員は重要な情報を知り得ても 自身で発信することがむずかしい

 

 

 だから 何かの施設の建設計画なりなんなりは 市長(行政執行部)の思うままに進むことが多い

 

 

 市民の思うより 議員は自分から動けない

 けれど 市民の声の後押しがあると 動ける

 議員が市民の代表として選ばれた、その責務を果たすためには 市民の声が必要

 

 それは議員に電話をかけるよりも、市役所(行政執行部側)に電話をかけたり、メールやファックスを送っておくと良い。

 

 すると、議員の議会での活動や発言に 市民の声というのが加わると 説得力 発言力が増す。

 

 

 

 

 

 

 

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