言葉にすることができるなら、
絵を描く必要などない
(エドワード・ホッパー)
Morning Sun (1952) by Edward Hopper
こんにちは!
自分らしさをアップデートするコーチングで
夫婦円満を加速させる女性をサポート
夫婦間コミュニケーション・コーチ
木村グロースようこです。
冒頭から何の話?
…と思われたかもしれませんね。
アメリカ人の画家、
エドワード・ホッパーが言うように、
言葉が達者な人ばかりではありません。
褒めようと思って口にした一言が
相手に伝わらないで怒らせてしまったり、
感謝の気持ちはあるんだけど、
口下手で言葉で表現できなかったり。
言葉以外の、自分なりの方法で
気持ちを伝えているつもりでも、
相手には伝わらなかったり。
それが原因で、
夫婦ゲンカが勃発してしまった
友人夫婦のエピソードから
夫婦ゲンカを救う
妻の賢い秘策について
お話ししようと思います。
そんな言い方って、ある?!
ある日の午後、
友人のマヤちゃん(仮名)は
クッキーを焼きました。
ドライフルーツやナッツを混ぜ込み、
チョコレートをくぐらせたりして
美味しそうに仕上がったクッキーに、
旦那さんが言ったコメントは・・・
素人感が出てるね
これにマヤちゃんは激怒。
喧嘩勃発の事態になってしまいました。
今まで経験したことのない
コロナ下での自粛生活や、
引っ越ししたばかりで
ただでさえ気持ちが落ち着かない時。
ストレスがたまっていた彼女に、
旦那さんの発言は強力なボディーブロー。
「感情が高ぶって
手まで震えるほどだった」
と話してくれました。
喧嘩の原因は本当に言葉だったのか
話を聞く限り、
彼女の怒りに火をつけたのは
旦那さんの発言そのものだと思いますよね。
でも、
実際の引き金は、
聞いた言葉そのものではなく、
期待と結果のギャップです。
マヤちゃんは、
手間ひまかけてクッキーを焼いた。
そのアクションに対して、
ポジティブなコメントを期待していました。
ですが、旦那さんの発言は
盛大な期待外れだった。
脳は常に、
自分の行為とその結果をチェクしています。
もしも、自分の行為に対して
望ましい結果が出なかった場合、
“危険ランプ”が点灯します。
気をつけろ!
というシグナルを受けた脳は
アドレナリン分泌を促し、
筋肉の緊張や心拍数増加、
浅い呼吸につながります。
そしてこの身体的反応が、
感情を引き起こすのです。
旦那さんのコメントは、
マヤちゃんの予想と
大きくかけ離れていた。
そのギャップの大きさが、
普段とは全く違うレベルでの
身体の反応を引き起こしたのだと思います。
「素人感が出てるね」って言われた時
「それどういう意味?」って
本人に聞かなかったの?
こう尋ねた私に、
マヤちゃんはハッとした顔で、
そうだよね!
全然思い付かなかった~💦
身体の興奮&緊張状態で、
普段なら考えつくような言葉も、
出てこなかったんですね。
もし「それどういう意味?」って
旦那さんに聞けていたら、
素人感=
素朴で美味しそうな感じ
とか
素人感=
お洒落すぎて
美味しくなさそうな
クッキーと違って、
気楽にいくつでも手が出せそうな感じ
とか
旦那さんの本意を
引き出せていたかもしれません。
きっとあなたも覚えがあると思いますが、
冷静に考えられなくなるほど、
怒りに震える激情をコントロールすることって
難しくないですか?
ここで、朗報です!
意志の力で
感情をコントロールすることは
難しいのですが、
身体をコントロールすることは
可能なんです。
では、
どうやったら
身体をコントロール
できるようになるでしょうか?
引き金となる発言や行為が
自分に向けられて、
強い感情が湧いたことに気付いたら…
1)とりあえず自分にストップをかける
自分と、相手のコメントとの間に
白線を引くイメージです
2)身体の状態に意識を向ける
肩に力が入ってる?
奥歯を噛みしめてる?
お腹は?背中は?
眉間にシワ寄ってる?
呼吸は?
3) その状態から一旦抜け出る
キッチンに行って水を飲む
トイレに行く
深呼吸する
窓の外に目を向ける
など
そうすると、身体の緊張が少し緩むので、
また考えられるようになります。
ちなみに、
私のコーチングセッションでは、
クライアントさんによく、
身体の状態を聞くことがあります。
・悲しい、辛い、苦しい
・悩みを感じている
・怒りが湧いている…
そんな時、ほぼ全員と言っていいほど、
身体が何らかのネガティブな状態を
経験しています。
例えば、
・胃に何かが詰まっているみたい
・身体が重い
・下から引っ張られているような感じ
・肩に重い荷物を載せられているみたい
ネガティブな感情をその場で
無理やりポジティブに持っていくことは
ほぼ不可能ですが、
深呼吸を繰り返すことで
身体の状態をニュートラルに持っていくことは
必ずできます。
もしもあなたが、
(あまり嬉しくない)夫のコメントで
腹を立てることがあるなら、
この3ステップを試してみてください。
身体の状態に意識を向ける練習を続けると、
強い感情が湧いた時に、
身体をニュートラルな状態に整えることが
無理なくできるようになりますよ。