カナダでハーフの娘(4月から日本の学年で5年生)をトライリンガル(英語、フランス語、日本語のいずれも好成績)に育て、アメリカはミシガンの補習校に勤務していて気付いたことがあります。それは、長期外国滞在中やハーフの生徒は日本語図書の音読が苦手、読書不足、作文が書けない傾向にあるということです。こうした生徒は幼稚園から小3までは日本語力の低さがそれほど目立ちません。ところが、日本語力が低いままだと、小4以降、算数で文章題が増え、社会や理科で専門用語、小5の国語で古典が出てくると、ますます補習校の授業についていけなくなります。
ところが、日本に住んだことがないという中3や高校生の中には、進学塾で使うような難しい国語の問題集を難なくこなす子がいます。こういう差はどこから生じるかといえば、
音読力(漢字のたくさんある難しい文章でもすらすら読める)
読書量(毎日、日本語の本を読む)
作文力(週に1度は正しく原稿用紙を使って、日本語の書き言葉だけで学年X200字(たとえば4年生だと800字、ただし中高生は1200字)書ける)
です。
本来は日本語にどっぷりつかる(イマージョン)のが補習校の利点です。ところが、国語力がないばかりに他教科もできなくなって他の生徒と違って自分はできない、と沈み込(サブマージ)んでは何にもなりません。
「言葉の森
」は単なるオンライン作文教室ではありません。海外でも音読、読書、作文をセットした教材で、幼稚園生から高3生、社会人まで、先生からの電話で敬語も含めて総合的に日本語が学べるのは「言葉の森」だけです。「言葉の森」の生徒は幼稚園生でも敬語を使います。