ナラティヴ実践トレーニングコースの仲間たちと

読書会でした!

 

 

読んでいるのは、 

コースの課題図書になっている

ケネス・ガーゲン著『関係からはじまる』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、第三章【関係によって生み出される自己】について

ディスカッションしました。

 

 

この第三章の中で、ガーゲンさんは

どうすれば、自分の感情や意図を

知ることができるのだろうか

という問いをたてます。

 

 

私たちが考えていること

心の中にあるとされているものは

見ることもできないのに

どうやって、そこにあるとわかるのだろうと。

 

 

 

 

 

 

 

 

第三章には、奥さまであるメアリー・ガーゲンさんとの

エピソードが紹介されていて

 

私的にはかなりツボでした泣き笑い

 

 

 

おふたりが結婚して間もない頃

 

奥さまのメアリーさんが、

寝る前に愛の言葉を交わしたいと

言ったそうなのですが

(新婚さんによくあるやつですよね)

 

なんとガーゲンさん、

悩んでしまうのです。

 

 

 

どうすれば

自分の心の状態に確信をもてるのだろう?

 

どうすれば

自分の感情を正確に知ることができるのだろう?

 

って。

 

 

 

 
 
 

そして、「愛してる」と言えなくて

 

毎晩苦しんだそうなのです。

 

 

 

ある夜、ついにメアリーさんが疲れ果て

「ただ言えばいいのよ!」と

言ったそうですよ泣き笑い泣き笑い

 

 

 

このエピソード、

かなり好きです泣き笑い

 

 

 

結局、ガーゲンさんが言いたいのは

心の中に「愛してる」というものがあるのではなく

 

自分が「愛してる」と言う、

そして受け取ってくれる他者がそこにいて

「愛してる」だと受け取ってくれる

 

その【自分が発して相手が受け取る】という

行為の中で

 

「愛してる」が作られ、

意味を持つということなんです。

 

 

独り言のように言ったところで

それは「愛してる」ではないのです。

 

 

 

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