先日、ちょっとしたご縁で
(昔、仕事で少し関わりのあった方です)
重度の知的障害のあるお子さんがいらっしゃる方と
お茶をしてました。
たまたま、仕事で立ち寄ったところに
その方がいて、
私を覚えててくださって
呼び止めてくださいました。
少しだけ時間があったので
一緒にコーヒーを飲みながら
お話したんですが・・
自分が年をとって
こどもを置いて逝かなければならないことが
差し迫ってきている。
親だから頑張ってきたけれど
他人の手に委ねるときが来たのを感じる。
と話されてました。
ちなみに、80代の方です。
でも、ずっとお子さんのことで気が張っているためか
年齢よりは、ずっと若く見えます。
順番でいけば絶対に、
親である自分が先に逝く。
この世に子どもを置いて・・
どれほど心配で
どれほど不安だろうか・・
想像するだけで
胸がいっぱいになってつらくなりました。
自分がいなくなったあと、
ちゃんと大切に扱ってもらえるだろうか・・
そんな思いを聴かせていただきながら
こどもを預けるって
信頼がなければ成り立たないよなぁと
考えていました。
私も、学校の先生にはかなり
不信感を募らせた時期があります。
安心して預けられない、
私が見ていないところで何をされるかわからない、
という思いが拭えなくなってしまったのです。
意思疎通が難しい、重度のお子さんならなおさら、
ちゃんと気持ちを汲んでもらえるだろうか
必要なサポートを受けられるだろうか
寄り添ってもらえるだろうか
雑に扱われないだろうか
つらいとき、誰かがそれをわかってくれるだろうか
と心配になりますよね。
ましてや、不当に扱われたときに
本人が声をあげることが難しいのですから・・
こんな思いを抱えながら
老いていく1日1日を過ごさなければならない
過酷すぎますね。
自分に何ができるのかわからないけれど
おひとりおひとりに
ご家族が安心して任せられるような
丁寧な支援をしていくことなのかな。
自分が関わっている目の前の人は、
誰かの大切な人なんだ
ということは
忘れずにいたいです。