起立直後に強い血圧低下が起こる。
血圧の回復にも時間がかかり、重症型では数分を要する。
診断のための起立試験に耐えられないことも多い。
体位性頻脈症候群(POTS)
起立による血圧低下はないが、心拍数が増加する。
起立後3分経過しても115/分以上であるか、
もしくは35分以上増加した心拍数が戻らない。
本人は心拍数の増加に気づいていないこともある。
血管迷走神経性失神(VVS)
起立中に突然血圧が低下し、意識低下や意識消失を起こす。
本人は急に目の前が真っ暗になったように感じる。
急激に起こるので、転倒に注意!
遷延性起立性低血圧(delayed OH)
起立3~10分経過したところで、
20mmHg以上の血圧低下をみとめる。
起立試験では、最初は平気だが
途中からつらく感じてくる。
起立性調節障害では、このように4つのタイプがあります。
起立試験は場合によっては危険を伴いますので
自己診断せずに、専門機関で専門家の見守りのもと
実施してくださいね。
また、どのタイプでもいえることですが、
生活への影響度は、重症度によります。
どのタイプも、軽症であればほとんど支障なく生活を送れますが
重症では1日起き上がれない場合もあります。
専門家のもとで、重症度を判定してもらい、
症状の重さに応じて治療を受けることが大切です
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起立性調節障害は、乗り物酔いがツライ!~往復400キロ!車旅行に行ってきました!~
参考:『やさしくわかる子どもの起立性調節障害』田中大介著
起立性調節障害は、
日常の【当たり前】を奪う苦しい病気です。
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