「職場が変わっても、どうしてまた同じことで悩んでしまうんだろう…」
そんな経験を、あなたはしたことがありますか?
私はこれまで、何度も環境が変わっても、結局また同じような人間関係でつまずくことを繰り返してきました。
その背景には、自分でも気づいていなかった「ある共通点」があったのです。
以前、私が相談対応の仕事をしていたとき、「自分は被害者じゃないけど、見ていてつらくて…」という声を何度か聞いたことがありました。
その言葉に、ふと自分の過去の体験が重なりました。
私も、ある職場で理不尽な扱いを受けていたとき、誰かが会社に伝えてくれたことで部署異動となり、状況が変わったことがあったのです。
でも実は…環境が変わっても、私はまた同じようなことで悩んでいました。
なぜ、あの時に自分で動けなかったのか?
もし「嫌われてもいいから自分の気持ちを伝える」という選択ができていたら、きっとその後の働き方は違っていたと思います。
同じように、「環境は変わったのに、なぜかまたつらい…」と感じている方にこそ、届いてほしい内容です。
職場の環境が変わっても、人間関係の悩みは消えなかった理由
今から20年以上前のことです。
私は当時、ある会社で働いていて、年上の先輩Aさんと同じ部署にいました。
Aさんはよく遅刻や欠勤をしていて、そのたびに私が仕事を代わって対応していました。
でも事前の引き継ぎもなく、何をどうすればいいのか分からないまま進めていました。
しかも、Aさんが出社すると「これ、違うでしょ!」と怒られる。
当時の私は、まだ若く、資格も経験もなく、ただ「嫌われたくない」という思いでいっぱいでした。
言い返すこともできず、謝ってばかり。ご機嫌をとるような笑顔をつくって、なんとか毎日を乗り切っていました。
そんなあるとき、部署で新しい業務が始まり、私とAさんの2人で担当することに。
ところが、「これはあなたの担当ね」と、一方的に全てを押し付けられてしまったんです。
内心「一人で全部なんて無理…」と思いながらも、怖くて反論できず、笑顔で「はい」と答えてしまいました。
その仕事は想像以上に大変で、連日遅くまで残業。心も体もすり減っていきました。
そんなとき、突然人事から「話がしたい」と呼ばれました。
会議室に行くと、こう言われたのです。
「Aさんがあなたに何でも押し付けているのを見て、気の毒だという声が複数あったのよ」
思わず「えっ…?」と固まりました。
誰が言ってくれたのかは、今でも分かりません。
でもそのおかげで、会社が新しい部署を用意してくれ、私は異動することに。
嫌だった環境から離れることができて、心の底からホッとしたのを覚えています。
でも私は同じ事でまた悩んだ
新しい部署に異動して、しばらくは気持ちも落ち着いていました。
「もうAさんと一緒じゃない」「仕事も押し付けられない」そんな安心感があったからです。
けれど…時間が経つにつれて、私はまた似たような悩みを抱えるようになりました。
気づけば、新しい部署でも同じように誰かの仕事を引き受けすぎていたり、理不尽なことを言われても笑ってごまかしたり。
「嫌われたくない」「面倒な人だと思われたくない」という思いから、自分の意見を飲み込んでしまっていたんです。
私は「誰かに助けてもらえたことで環境は変わった」と思っていました。
でも、私自身の考え方や行動のパターンは、何も変わっていなかったんですよね。
結果として、また同じように「我慢して無理をする」状況が繰り返されました。
私はあのとき、表面的には“救われた”ように見えたけれど、自分で自分を守る力は身についていなかったのです。
職場で人間関係に悩み続けていた私が見直した「自分の在り方」
もし、あの時、
私が「嫌われてもいいから、自分の気持ちを伝えよう」と思えていたら。
もし、信頼できる誰かに「今こんなふうに感じていて、つらい」と打ち明けていたら。
誰かが動いてくれる前に、自分で小さな一歩を踏み出せていたかもしれません。
私はあの頃、「自分の気持ちを伝える=相手を責めること」だと思い込んでいました。
だから言えなかった。「いい人」でいたかった。
でも、本当に大事だったのは、「相手を変えること」ではなく、「自分の在り方を見直すこと」だったんです。
嫌なことを断れない。
理不尽なことを言われても笑ってごまかしてしまう。
それは、「どう思われるか」が怖かったから。
でも今ならわかります。
「誰かが助けてくれたこと」もありがたかったけれど、このままでは、私はまた繰り返してしまう・・・
だからこそ、自分の在り方や考え方を見直すことが、本当の意味で「楽に働ける自分」になるためには必要だったのだと思います。
あなたにもきっと「変われるタイミング」がある
あのとき、誰かが会社に伝えてくれていなかったら、私はもっと苦しくなって、心も体も壊していたかもしれません。
だから、誰かが気づいて動いてくれたことは、間違いなくありがたかった。
でも今思えば、それは「環境が変わっただけ」でした。
私自身の考え方や行動が変わらなければ、結局また同じようなことが繰り返されてしまう。
実際、異動先でもまた私は「嫌われたくない」気持ちから断れずに、同じような悩みを抱えることになりました。
だからこそ、あの出来事を「ただのラッキーだった」と終わらせるのではなく、「このままで本当にいいの?」と、後に自分に問い直すきっかけにできたことが、私にとっての転機だったのだと思います。
「自分を守れるのは、自分しかいない」
そのことに気づいてから、私は少しずつですが、自分の意見を伝える練習を始めました。
- 言い方に気をつけながらも、自分の気持ちを言葉にする
- 無理な依頼は「できません」と伝える
- 「それは困ります」と表情で示すことからでもいい
ほんの小さなことからでも、自分の在り方は変えていけます。
もしあなたが今、職場で苦しい状況にいるなら
もしあなたが今、職場で理不尽な扱いを受けていたり、誰かの顔色ばかりうかがって、つらい気持ちを抱えているとしたら、それは、あなたが悪いからでも、我慢が足りないからでもありません。
私たちは、気づかないうちに「嫌われてはいけない」「言われたことは全部やらなきゃ」と思い込んで、自分を後回しにしてしまうことがあります。
でも、苦しさを抱えたまま働き続ける必要はないんです。
たとえ今すぐに環境を変えることが難しくても、自分の感じていることに気づき、少しずつ「こうしたい」と思う方向に行動を変えていくことで、少しずつでも「自分らしく働く道」が見えてきます。
私のように、「誰かが助けてくれたこと」で一度は救われても、自分の在り方が変わらなければ、また同じことを繰り返してしまうかもしれません。
だからこそ、あなたが今感じているモヤモヤに、ちゃんと耳を傾けてほしいのです。
あなた自身が「自分を守るためにできること」に気づき、行動を変えるきっかけになりますように。
職場で同じ悩みを繰り返さないために、自分を変える方法
私が本当に変われたのは、「環境が変わったから」ではありませんでした。
むしろ、自分の考え方や受け取り方、自分をどう扱うかを変えたことで、少しずつ働き方も人との関わりも変わっていったのです。
自分を守れるのは、最終的には自分しかいません。
でも、「どう守っていいか分からない」「自分の気持ちが分からない」こともありますよね。そんなときは、ひとりで抱え込まずに、誰かに話すことから始めてみませんか?
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