「曜日に縛られたくない」フリーランス女医が見つけた求人　＜医師限定メディア掲載記事＞

ブログ＆m3.com共同企画

「医師のイライラ」

朝活
平日9時17時

を「ぶった斬って」まいりました。

⇨ 「朝を制すれば一日を制する」モヤつく医師ブロガー　＜医師限定メディア掲載記事＞

⇨ 「仕事は平日9時17時」モヤつく医師ブロガー　＜医師限定メディア掲載記事＞

自分にとってのベストタイムを見つけるという視点から、

「朝活」に始まり「仕事は平日9時～17時」を疑いはじめたその後、

9月3連休前の木金に「ずらし旅」で京都へ。紅葉の時期は大混雑の永観堂がなんと！「ほぼ貸切」状態で大感動してしまいました。

これをきっかけに、平日、みんなが働いている時に休んで、土日や大型連休はむしろどこも行かずに仕事をしたいという気持ちが余計に強くなりました。

今までブログが停滞気味であったにもかかわらず、コロナ禍で海外旅行に行けないため、支出が減ったのをいいことに、グダグダ過ごしてまいりましたが、

ここ1～2年で抜本的に自分の「働き方」を変えるぞ！と、実は6月あたりから模索していたんですけど、9月の京都で決意を新たにし、また緩んだ気持ちを引き締めたところで、今回はその過程で発見した「医師ならではの働き方」について書きます。

「本業」しながら「起業」を模索

「複業」しながら、ゆくゆくは医業を「副」業にしたいと、かねてからそう申し上げてきました。

そんな中、最近、医師も開業せずに「起業」するケースが増えているということを知ったのですが、会社員の方が「脱サラ」して起業というのは以前から多くあるケースでしたよね。

その辺りをリサーチしてみて、ビックリしたのは、

脱サラして起業しても成功率は低く、そして、起業がうまく行かなくなった時の「再就職」はほぼ不可能

なのだとか！

起業するのであれば「失敗」を恐れないマインドは必要であるとアナタはどちら？「雇われ人」「起業家」ココが違う！＜医師限定メディア掲載記事＞でも書いたところでしたけれども、

そうは言っても、失敗するリスクを最小限にする努力もせずに、無謀な挑戦をするのもダメ、なわけです。

「会社員」という退路を断たず、むしろ副業から入り、ゆる～く起業に挑戦すべき…そんなことをおっしゃってる記事があって、

「それ、月曜～水曜は医業をしながら、別の道を模索している私のことじゃん！」(°▽°)

となりました。

昨年3月に”複業” 医師「クビ」になり新境地へ！？を世に出してからもう1年半になるのにビックリなのですが、

こちら、当時月～木で働いていたうちの、木曜の職場がクビになった、というエピソード。

その後、今まで木曜にしていた定期非常勤のお仕事に対して、補充は「いたしておりません」。

あれを書いたのは2020年の12月になりますので、もうその頃から今まで、医業としての年収は3割減のままというわけでございます。

でもどうにか、やってこられたのは、「収入が減っても困らなかった」「自由な時間が増えるということの方が、メリットが大きかった」から。

冒頭に書きましたが、海外旅行が皆無になったので、旅の支出がそもそも減った、というのが一つ、あとは「複業」収入がじわじわですが増えてきていることです。

m3.com・メンバーズメディアさんの連載が増え、原稿収入が増えたこともありますし、

医師ブロガーという立場を利用した商品の監修・PRですとか、最近またハマりはじめた「韓流」がらみのコラムライティング、

そして最近アメブロ運用代行などというビジネスにも手を染めはじめ…

なのですけれども、この辺の話を始めるとテーマが逸れるので、別の機会にいたします。

ここでお耳に入れたいのは、今のところ、これだけ「複業」していても、まだ「週一」分の医業収入には満たない、ということです。

にもかかわらず、今、月～水にレギュラーで働いているところも、夢の「ノマドワーク」実現に向けてそろそろ見直しにかかろうかなとすら思っている。

一方で、医業以外の仕事を充実させてみると、どうも「医業を完全にやめたい」と思うわけじゃないんですよね。

あれはあれで楽しいのです。「毎週◯曜日」「この場所で」と決められるのがネックなだけなのです。

そんな中で、今、自分にとっての「救い」となり、ここから数年における自分のキャリアの突破口となるのでは！？と、自分の中で勝手に「アツい」のがエムスリーキャリアさんの「スポット医師求人」＝医師の「日雇い」業務　募集欄なのです。

「定期非常勤」にはない「スポット勤務」ならではの魅力

「スポット医師求人」に手を出したのは「複業で稼ぎきれない分の収入が欲しい」つまり、木曜定期で働いていた分の給料と、複業収入の差額分がどうしても欲しかったからでした。

そもそも月～木で働いていた時は、旅行がどんだけ増えても、その収入で賄っていたので、月～木分の医業収入に相当する分の月収があれば、旅しまくるのには困らないわけです。

が、「毎週◯曜日」「この場所で」という仕事はこれ以上増やしたくないし、複業の収入があるわけですので、必ずしも「毎週木曜日」に働く必要はないのですよ。

であれば、「毎週◯曜日」「この場所で」のうち「毎週◯曜日」という部分が減るだけでもどうか。やってみたところ「拘束されてる感」が激減しました。

エムスリーキャリアの求人をみると、土曜・日曜のスポット求人が大変充実しているではないですか！

しかも担い手がなかなか見つからないと、じわじわ給料が上がってきたり。

これ、どこまで上がるのを待つか！？あまり調子に乗ってると、他の方にその仕事を「取られ」てしまうこともあり、まるで株式のデイトレーダーにでもなった気分です笑

通常の相場の「2倍」の給料で、日曜日、半日勤務したこともあります。半日で1日分の給料です。

しかも「なかなか医師が見つからなかったところ、勤務していただいてありがとうございます」などというスタンスで接してくださるところがほとんどで、こんなうまい話が許されていいものなのかと、自分を律するほうが大変なくらいなものです。

一つに絞られず「いろいろな職場を見ることができる」のがスポット勤務の魅力です。ここの院長先生とはやりづらそうだな、と思えば別のところを探せば良いし、逆に相性のいいところは「またぜひ来ていただきたい」と言っていただける。

エムスリーキャリアさんのスポット求人は「今まで勤務したところのみ」表示してくれる機能もあるので、相性の良い勤務先が募集を出している週は勤務して、それ以外の週に旅行やワーケーションをスケジューリングすることも可能そうです。

それより何より、いろいろな職場を経験することで「今勤務している医院以外でも、やろうと思えばやっていけそうなところが何箇所かありそうだな」という確証が得られるのもスポット勤務の魅力です。

施設によっては、あくまで自分は「臨時」の立場なので、その施設の経営者とのコンタクトが一切ない、というところもあります。

「毎週◯曜日」だと、どうしてもその施設の経営方針、院長や経営責任者とのコンタクト、というものが避けられない中、スポットだとその煩わしさを感じずに勤務できるということに気づいてしまいました。

エムスリーキャリアさんのスポット募集の場合、募集している施設と、直接のやり取りを許してくださるので、話が早くてとてもいい。かといって、何かトラブルが生じたときなどは、勤務後でも、手厚くフォローしてくださる。これも心強いです。

と、こうもスポット勤務の魅力を知ってしまうと、また新たな「邪念」がフツフツと…笑

医師としての勤務、全部「日雇い」にしたらどうなの…！？

つまり、今、月～水で働いている「定期非常勤」までも、後々はスポット勤務にしてしまうのはどうかという大胆な発想。

今の自分にとって、定期非常勤であるメリットは、雇用契約ゆえ、

「有給が取れること」

「簡単に解雇されないだろうこと」

「万が一これが破られても法的措置で確実に勝てる（＆絶好のブログネタになる）こと」

などなど。

よほどのことをしない限り、今の職場から「解雇」されることはないとはいえ、じゃあ今の職場であるクリニックがこれから20年～30年続くのか、と言われれば、その保証はないわけです。

（現実として、お世話になっていたラブリー院長が経営権を譲渡し、経営者が変わったばかり）

ですので、私としても、将来的には「別の形」での働き方を追求していく、のは自然の流れでしょう。

医業以外の収入が今よりさらに増えれば、PC一台だけで働ける「自由」は何より変え難いので、この辺りのメリットがあまり必要にならなくなるかもしれない可能性もあります。

「定期非常勤」という退路を断たず、ゆる～くノマドワークに挑戦していく。これでございます。

が、ゆる～くといってもここ1～2年で何かが変わる、そんな予感もしています。

また流れが変わったら（良くても悪くても）こちらでご報告いたしますのでお楽しみに！

編集後記：

m3.comメンバーズメディア編集部より、以下のメッセージいただきました。

Tさん

働き方をデザインできるのはとても魅力的です。進捗の記事化、楽しみにしています！

Kさん

フリーライターではここまで選べるほど自由度高く、給料もよく…という案件はないので、まさに医師の世界独特の事情かと思います。

若い先生方はフリーランスでの働き方に関心をお持ちの方も多いようです。

定期非常勤だけでない、新たな選択肢として関心をお寄せいただけそうです。

情報もまだまだ少ないでしょうから、続報・経験談をお待ちしております！