おかげさまで、
会員医師のみ閲覧可能な『m3.comメンバーズメディア』連載
「旅ブロガー医師えりおの”複業” のすゝめ」継続中です!
その後、
と、”副業”=パラレルキャリアをするのに必要不可欠な、契約書について、2回にわたり、書かせていただき、
では、
「本職」の医業に費やす時間と収入が減ったことにより、新たに気づきが生まれたくだりをお話しし、
前回は、
ってこれまた編集部のみなさまに、刺激的すぎるタイトル案をいただきましてw
徐々に読者を煽ってる(つもり)なのだが!?
そして、
自分の「強み」発掘!
3回に分けてお届けいたしております〜〜
1回目は
お久しぶりのMAYAさんも登場いたしました
今回はそれに続く内容
エムスリーでのタイトルは、
医師を「唯一無二」とする3つの切り札
といたしておりますが、
当然、医者以外にも当てはまる内容&制限文字数がないので、ブログ版では、
自分を「唯一無二」の存在にする! 医師ブロガー3つの切り札
といたしております。
てことで、今日も、
本来医者しか見られない、
「門外不出」であるこの連載、
ほぼそっくりそのままこのブログにペースト
させていただきます
お楽しみくださ〜い
===========(以下本文)
こんにちは! 旅するフリーランス女医、えりおです。
メンバーズメディア連載「旅するフリーランス女医・えりおの旅行手引」にて、私の存在を認知されてる方もいらっしゃるかと思うのですが、
医師としての業務以上に時間をかけて育て、「新たなビジネスの発信源」にあたるブログが月間20万PVを突破したことから、医業以外の仕事のオファーが増えつつあることを背景に、こちらの連載では一つの働き方、一つの生き方に縛られず、本業、副業と順位をつけない‟複業”=パラレルキャリアを持つことの面白さを皆様にシェアさせていただいております。
前回は自分の強みを診断&発掘する手段とその重要性についてお話ししました。今回はその強みをもとに、どう道を切り開いていくのか、その突破口についてです。
ポイントは「強みの掛け算」
遡ること第1話『自分は替えのきく存在?…悩める医師達へ』におきまして、
医師×旅ブロガー×ラスボス
医師×主婦×インスタグラマー
などなど、複数(できれば3つ以上)の要素を掛け合わせることで、「自分以外にないキャラクター」を作り出せるのが、この「パラレルキャリア」の可能性であり、間違いなくトレンド化しそうなキャリア形態であると申し上げました。
そしてこの3つの掛け合わせを見つける上でのヒントとして、前回適性診断により自分の「強み」を発掘することの有用性をご紹介しました。
この3つの要素というのは、それぞれ全くかけ離れているもので構わないと思います。
むしろかけ離れている方が、唯一無二の組み合わせを生み出していくとも思います。
自分はブログ発信をベースにビジネスにしているので、どうしても「そっち系」のお話に偏りがちにはなってしまうのですが、例えば、「自分は人と交わるより一人黙々と作業できることが強みのようだから、話題のテレワークやワーケーションの比率を増やせるような働き方はどうか」、といったような感じで、ご自身の可能性を模索していただきたいのです。
一見、医師という要素と繋がりがなさそうであっても、点と点がいつか結ばれて線になっていく瞬間、必ずあります。
とにかく、まずは挑戦し、継続してみる!!
何かトライしたいことがあれば、とにかく始めてみる。
始めたらすぐにやめようとせず、少しずつ変化を楽しみながら、続けてみる。
場合によっては、これだけでも周りと差がつくかもしれない、この事実をご存知の方、いかほどいらっしゃるでしょうか。
最近交流を深めている、脳科学に精通したパラレルキャリア仲間から聞いた話ですが、人間の脳は、急な変化は「生死に関わる」としてストップさせるよう働きかける機能があるそうですが、少しずつの変化であれば、順応していくのだとか。(詳細は文末のURL参照)
つまり、最初「そんなの、やめときなよ」という思考を振り切って、思い切って始められるかが1つ目の関門。それを越えれば、少しずつ変化をすり込んでいくだけ。
ブロガー界隈では、「ブログを始めた人の8~9割が初月で脱落する」と言われています。3ヶ月、半年、ともなると脱落者はさらに増えていきますから、半年~1年続けているというだけでも、相当な「勝ち組」です。
自分の一番身近な友人で「何か始めてみて、続けた結果」、本人の想定以上(でも、私からすると当然)の結果を出している人がいます。おそらく私の周りで一番「パラレルキャリアであることのメリット」を謳歌している人。
中学1年の時に同じクラスになって以来、途中若干の中断がありながらも友達づきあいが続いている中谷寛也くんがその人です。
彼は弁護士なのですが、音楽にも精通していて、中でも「応援マーチ」に関しては、オタク、というかプロの域でした。慶應義塾大学時代に応援指導部に所属、当時からたくさんの応援マーチを作曲し、大学や社会人野球の応援団に提供してきた実績があります。
そんな彼を交えて友人数人でオンライン飲み会をしたのが昨年の4月初め、緊急事態宣言が出て間もない時期のことでした。
すでにブログが軌道に乗り始めている私の話になり、「僕もなんか発信してみたい気持ち、あるにはあるんだよね~」と彼。
私:「だったら応援ネタ発信すればいいじゃない!」
中:「いやでも、ニッチすぎない? こんなネタ、誰が飛びつくの!?」
私「ニッチだからアリなんだよ! 意外と飛びつく人多いって、絶対!」
中:「ええ~!?」
なんてやりとりをしたかと思った直後でした。彼が「社会人野球や大学野球の応援曲をピアノで演奏する」というマニアックなYouTubeチャンネルを開設したのは。
かくして、
弁護士 × 応援マーチのプロフェッショナル × ユーチューバー
というこれまたレアな組み合わせの出来上がり。
その証拠に、始めてはや2ヶ月、NHKの朝ドラ『エール』の効果もあってか、応援ソングが注目される中、彼はちゃっかり朝日新聞デジタルで顔写真付きで記事に取り上げられておりました(笑)。(記事のURLは文末に示しておきます。)
実際やってみると、思いのほか発信することの楽しさに目覚めてしまったらしく、「もうそろそろネタが尽きそう」と言いながらも、俄然続いておりまして、始めておよそ1年ちょいでチャンネル登録者数919人(※)、再生回数もなかなか。
(※5月4日現在)
登録者数1000人超え&ナノインフルエンサーの仲間入りももうすぐなんじゃないか、と思われる勢いです。
(もっとも、すでに、Twitterのフォロワー数は1300人を超えているので、この辺りを総括するとすでにナノインフルエンサーに名乗りをあげているとも言える。)
※5月31日追記:その後、5月下旬にチャンネル登録者数1000人突破を果たし、5月31日現在の登録者数1030人。YouTube審査を通過し、収益化開始いたしております。
彼にとって何よりの収穫が、始める前の「こんなニッチなネタに誰が飛びつくの!?」という意識のまま発信せずにいたらわからなかったことが、発信を始めたことで次々と明るみに出てきたこと、じゃないでしょうか。
やってみたからこそ「続けることの貴重さ」、そして「続けてこそわかる悩み」、そして喜びも感じられていることが、彼のSNSからもうかがい知ることができます。
これは医師でなく、弁護士さんの例ではありますが、同じ専門職ということで、皆さんにも共感できる部分があればと思います。
継続できず、自滅する原因はズバリ、コレ!
「とにかく始める、そして続ける」こう申し上げたところで、もう一つお見知り置きいただきたいことがあります。
起業セミナーやブログの書き方講座などでよく言われることの多い、「テーマを絞らなくてはいけない」「専門性を出した方がいい」という指摘。
決して間違ってはいません。これは次回、「人より突き抜けるためにはどうすべきか」というところでもお話ししますが、人より突き抜けるためには、たしかにテーマや専門性の追求が必要です。
が、まだ「とっかかり」の段階で、継続できるかどうかもわかっていないところで「テーマを絞る」ことにこだわると、ほぼ99%が自滅します。
ブログでいうところの「…発信がとまりました」、または「めちゃ苦しい中、体に鞭打って続けている」という状態になります。
かくいう私も、昨年4月の緊急事態宣言中に、ものは試しと、旅行の「情報」 に特化したサイトを、独自ドメインまで取得し、オープンさせていただきましたが、ものすごく苦痛で、結局アメブロに戻ってしまい、今は何もせず放置された状態となっております。
専門性を狭めれば狭めるほど、ネタ切れが起きて更新が止まり、気持ちは焦るという悪循環が生じるのです。
このように、テーマや専門性を絞ると、うまくいけばビジネスとして大成功できるかもしれないが、それまでの過程で身を削らなくてはならない部分が多く、自分が楽しむという感覚以上に「仕事」として割り切って続けられるかどうか、という「根性論」を突き付けられるような時を迎えます。
もちろん、重ねて申し上げますけど、成功したら当たりはデカいです。
しかし、すでに医師という専門性の高いキャリアがありながら、そんなこと、やりたいでしょうか?
私の中ではもうすでに答えは出ているんですが、皆様も自問自答してみていただきたいのです。
そもそもなぜ、人はわざわざ個人のブログを読んだり、個人の企業に仕事を依頼したりするか、考えてみると、それは「大きな企業では教えてくれない、個人的な話が聞きたいから」なのではないでしょうか。
加えて、先の情報に特化したサイトを開設した話で言えば、読者からすると、情報のみのサイトというのはいつでも他のサイトでも替えが利いてしまう、というデメリットもあります。
医師の世界で言えば、医師免許を持つという点や専門がかぶる部分などにおいて、「医師の替えが利く」というのが最たる例ではないでしょうか。
これでは「替えが利かない人間になるためのパラレルキャリア」というそもそもの目的に反してしまいます。
これはブログの場合ではありますけど、テーマを絞ると大体「情報サイト化」します。そもそも専門性の高い情報が欲しければ、個人が発信するものより専門家や企業がやっている情報サイトを読みにいきますでしょう。
ゆえに情報サイト化したブログというものは、いつか必ず「専門情報サイト」という巨大すぎるライバルにぶち当たります。個人のレベルでこうしたサイトを超えるのは不可能に近い。いつか息が詰まって続かなくなります。
であれば、専門性にこだわりすぎず、日常や好きなものや生き様などを通じて、読者に書いてる自分を好きになってもらって、生き方や考え方に共感してもらえるような内容を盛り込んでいく方が、「継続」という観点からするとよほど効果的なのです。
そして読者に、「唯一無二の自分」という存在に魅力を感じてもらえれば、自分の書くどんな情報にも価値が出てきます。
情報サイトとブログの違いにつきましては、すでに第6話(医師が激白「私がブログで勝負できる訳」)におきまして、私の思うことを書かせていただいておりますので、この辺りの詳しい部分はそちらをご確認ください。
以上、自分の「強み」を知ったら、まずとにかく始めてみること、そしてそれを続けてみることの重要性について、お話しさせていただきました。
次回は、別のキャリアをスタートさせて、軌道に乗ったところで、さらに人より一歩先に「突き抜ける」ために実践してきた自分の経験や、日頃心がけていることなど、お話しさせていただこうと思います。
〜参考サイト〜
応援を愛する弁護士 動画サイトで応援曲を次々公開
https://www.asahi.com/articles/ASN5X4D7SN5XUTQP005.html(朝日新聞デジタル)
そんな中谷寛也くんのYouTubeチャンネル『OUEN in PIANO』
https://www.youtube.com/channel/UC_R7p3L5n8YrtQgqWKv29nQ
【完結】あなたのその悩み!実は脳の思い込みが9割って知っていましたか?お悩み解決3つの方法その3
https://ameblo.jp/brilliantlifemelody/entry-12664832758.html
(『深いところにあるあなたの圧倒的な才能を引き出して脳科学で大きな夢を最速で叶える♡自己実現プロデューサー 大和田明子』 より)
テーマを絞って書くと起こる問題
https://ameblo.jp/singapore-weekend/entry-12641144308.html
(MAYA『シンガポール週末日記』より)
===========(本文ここまで)
編集後記:
このところ、恒例となっております、
校正担当のTさんからの貴重なコメント
今回もで〜す
勝手に親近感を抱きつつ、中谷さんのYouTube拝見しましたが、けっこうコメント欄もにぎやかで、こういう世界があるんだなと新鮮でした!
アレはホントにww
彼も、すごい世界を開拓したもんです
それでは今回、このへんで〜〜
次回もよろしくお願いします