ドラマ彼女お借りします 原作ガチ勢の僕が実写ドラマ化を最高だったと言う理由 | 恋心、お借りします

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ドラマ彼女お借りします 原作ガチ勢の僕が実写ドラマ化を最高だったと言う理由

 

はいどーも!ドラマかのかり、最終回どうでしたか!?原作ガチ勢にして自称日本一の和也推しの甲楽わんです。

 

最終回を見終えた後の感想や解説もしているので、そちらもチェックしてみてください。

ドラマ彼女お借りします 最終回 誰かじゃなくて君がいい!

ドラマ彼女お借りします 和也の告白を聞いた千鶴は

 

やっぱり、原作勢だけでなく、流星くんのファンを中心にたくさんの人に「彼女、お借りします」を楽しんでもらえたのが嬉しかったです。Twitterでは感想コメントにいいねを押しまくりました。

 

ここでは、かのかりの実写版、「ドラマ彼女お借りします」の1話から最終話まで振り返って感想を話していきたいと思います。ドラマかのかり、最高かよ!?

 

 

  自信も意気地もないけれど!

 

最高かよ!?俺が見たかった「かのかり」はこれなんだ!!!みんなに知ってもらいたい「かのかり」はこれなんだ!!!

 

ドラマの感想を一言で言うなら、コレです!笑

 

漫画「彼女、お借りします」は、可愛い女の子が登場するラブコメであると同時に、千鶴と和也の純愛物だし、人間の人生を描く人間ドラマでもあります。いろいろな切り口で、読むことができる作品です。その中で、ドラマかのかりでは和也の「誠実さ」という切り口をしっかりと見せてくれました。自信も意気地もないけれど、本当はすごく優しくて、千鶴のために悩み苦しみ一生懸命頑張る木ノ下和也という男の子の姿です。

 

自信も意気地もないけれど 掴んだその手を離さない

 

ドラマを毎回盛り上げてくれた「シンシア」。その歌詞のように、「誠実さ」とはまさに和也のこと。実写ドラマでは、それを中心テーマに描いていて、マジでよかったです!和也の素敵な部分をたくさんの人に知ってもらえてよかった涙。

 

実写ドラマで初めて「かのかり」に出会った人たちには、驚きかもしれませんが、実際、原作漫画を読んだ人やアニメの視聴者の中には、和也のことを「クズ」だ言う人は多くいます。女の子はめちゃめちゃ可愛いけど、主人公がクズ過ぎで見られない。どうして千鶴ちゃんや瑠夏ちゃん、墨ちゃんが、あんなクズを好きになるのか理解できない。そういう感想も多いのです。ただ、それはシンプルに彼の良さに気づけていないだけです(詳しい解説はこちら→「彼女、お借りします」アニメ2期を楽しむための 誤解しがちな10のポイント)。

 

木ノ下和也は、決して典型的な漫画の主人公ではありません。見た目は平凡だし、何か特別な能力があるわけではなく、問題が起こったとき「じゃあ、俺が何とかしてやるよ!」と声高に言える人間でも力づくで解決できる人間ではありません。できないことはできないし、挫けることもあるし、誰かに迷惑をかけるときもあります。僕らと同じ感覚でいきている、普通の人なんです。だから、ラブコメに非現実的なヒーロー像を求める人には、クズに見えてしまうかもしれません。なかなか嘘を明かせない和也に「俺だったらそんな馬鹿なことはしない」と言って嫌う人もいます。

 

だけど和也にもすごく素敵なところがあるんですよ。自信も意気地もないけれど、何かできる人間ではないけれど、それでも和也は水原千鶴のためだったら、何とかしなきゃと思うんです。それは水原千鶴のことが大好きで大切だからだし、和也が大切な人のためには一生懸命になれる男の子だからです。「自分には何もできない」と悩み苦しみながら、それでも千鶴のためにできることを一生懸命に探している。その優しさが、彼の強さで、素敵なところです。

 

僕の知っている「彼女、お借りします」は、本気の恋に落ちた木ノ下和也が大好きな人を幸せにしたいと頑張るお話です。そして、その誠実さに心動かされ、千鶴もまた本気の恋に落ちていくお話です。

 

原作漫画では、和也の素敵な部分に気づけるかは、読者がどれだけ彼の気持ちに共感してあげられるかに依存しているような気がします。アニメでは、可愛い女の子にドタバタする姿が印象的で、コメディーとしては面白い反面、彼の誠実さは伝わりにくくなってしまっています。

 

しかし、ドラマかのかりは、和也の誠実さを中心的なテーマにおいて、ちゃんと見せてくれた。視聴者に伝えようとしてくれた。和也が千鶴のことを大切に思っていることも、千鶴が和也の言葉や一生懸命な姿に心を動かされているのも、すごく分かりやすかったと思います。ありがとう、ドラマかのかり!ありがとう、ドラマ制作陣の皆様!

 

 

 

  原作の再現度の高さ

 

数十年昔は、原作漫画をまるで「原案」のように考え、都合よく改変してオリジナルドラマのようにしてしまうことも多かったようです。しかし現在では、漫画やアニメ、ヲタクの地位が向上し、原作に対するリスペクトのない実写化は、受け入れられない時代になりました。その中でドラマかのかりは、原作勢の人たちからはかなり好評でした。

 

僕が実写ドラマを見て感じたことは、原作と同じことをやろうというより、むしろドラマとしていかに面白くするかという制作陣の意気込みでした。キャラクターが原作と同じような服装をしていて、同じセリフを言って、同じストーリーラインで作ればいいのではなく、このドラマをいかに面白くするかを本当によく考えていただけたと感じています。主演に今波に乗っている、なにわ男子の大西流星くんを起用したことや、Twitterハッシュタグを使った気持ちの表現、コメディーとして描きながらも中心テーマに木ノ下和也の誠実さをおいたこと、エンディング曲「シンシア(なにわ男子)」、オリジナル完結にしたこと、それらすべてです。

 

漫画とドラマではそもそも表現メディアが違うので、全く同じやり方とはいきません。原作の面白い部分を抽出して、実写ドラマという表現媒体でちゃんと再構築したことが、「再現度」が高いという評価につながったんだと思います。それは原作漫画の面白さをよく理解していないとできないことだし、それが真のリスペクトなんだと思います。

 

特に冴えたのが、役者さんの演技ですね。原作ファンからこれだけ好評だったのは、ほぼほぼ役者さんの力だと思っています。僕はドラマや映画など映像の演技は分かりませんが、アマチュアで役者をやってたり舞台演劇の演出(役者の演技などのディレクション的なやつです)をやっていたりするので、演技ができているのかどうかについてはある程度分かります。

 

どの役者さんも、何一つ間違ったことをしていなくて、上手い。キャラがどういう状況にいて、どんな気持ちでいて、その気持ちをどう表現する子なのか、とてもよく理解しているし、それをカメラの前で見せてくれていました。それでいて、決められたセリフを言いながらも、お互いにコミュニケーションがとれている(相手に言われたことや、してくれることに対してリアクションしている感じです)。

 

もちろん、桜田ひよりちゃんや秋田汐梨ちゃんたちの素材としての魅力(見た目や本人のイメージ)や、キャラとの相性の良さが再現度に繋がった部分もあったのかもしれません。それでも、キャラのことを理解して、ひよりちゃんなりの「水原千鶴」を、汐梨ちゃんなりの「七海麻美」を演じてくれたからこそ、テレビの向こうにいる二人が千鶴と麻美に見えたんだと思います。和也役の大西流星くんや瑠夏ちゃん役の工藤美桜ちゃん、墨ちゃん役の沢口愛華ちゃんも同じです。正直、僕は当初、見た目だけでは桜田ひよりちゃんが千鶴に見えなかったのですが、物語が進めば進むほど千鶴にしか見えなくなっていきました。

 

まぁ、僕がドラマ撮影のカメラワーク(?)的なことはよく分からず、演技のことしか分からないので、そう感じるのかもしれませんが。実写ドラマ版かのかりは、素敵な役者さんたちによって支えられたドラマだったと思います。

 

 

 

  シーズン2に期待!!!

 

こんなに面白いんだから、シーズン2作んなきゃダメでしょ!こうなると、やっぱり期待したいのが続編ですね。最後に少し、この続きのお話についてしようと思います。

 

まず、今回の結末でかのかりの続編を作ることが可能かという点についてですが、答えはイエス。千鶴と和也の恋の行方が完結したわけではなく、むしろここからがスタート。現在28巻まで出ている原作漫画のうち、ドラマで到達したのは6巻あたりまで。続編を作るだけの物語のストックは十分あります。

 

物語はココから千鶴の夢や二人の関係性にフォーカスしていきます。和也は、相変わらずの馬鹿ですが、千鶴のために一生懸命な姿をたくさん見せてくれます。僕は「かのかり」を、キャラクターそれぞれの人間ドラマだとか、和也が一生懸に千鶴を幸せにしようとする物語だとか、レンタル彼女と客のすれ違いの物語だとか、いろいろな言い方で言っています。単なる可愛い女の子が出て来るハーレムラブコメではない色が強くなり、ここからが一番面白いところなんです。

 

間違いなく面白いはず。また皆に会いたいです。シーズン2、早よ!

 

 

 

という感じで、僕のドラマかのかりの記事はここでおしまいです。ドラマを見て「彼女、お借りします」に興味を持っていただけたなら、ぜひ原作を読んだうえ、このブログに遊びに来てください。

 

では、またどこかで!

 

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