3月にOPENしたばかりの堺市、鉄砲鍛冶屋敷資料館! | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

おはようございます。
いやぁ、桜が咲きそうでまだ咲かないどころか
雨嵐が続く3月下旬、今日はようやく晴れそうね。
それにしても春は眠い!眠いわりに何故か早くに目が覚めて、
日々夢の中にいるような、夢じゃないような、
フワフワした日々を過ごしております。


さてブログは、3月の大阪府堺市巡りの続き。

夢のような町めぐり〜!おもろ〜い!

同じ大阪でも私が住む枚方からは

古墳関連イベントがなければほぼ行くことがない

堺市。

ですが、この3月は姪っ子ちゃんのサッカー関連で

ちょいちょい訪れる機会があったので

ついでに堺市巡りしてきました!
 
前回のブログ下矢印



1月に訪れた古墳サミットの際にもらったチラシ
 



3月に新たに歴史館がOPENと知って

これは行かねばっ爆笑!!

と行ってきましたよ。


堺市といえばワタシ的には古墳に行きがちですが

堺市には環濠都市というのもありまして


この部分が濠で囲まれております。


今回訪れた鉄砲鍛冶屋敷があったのは黄色の部分。

環濠都市とは、

古くから人や技術、文化が集まる地であった堺は中世に会合衆の自治による貿易の拠点として繁栄しました。16世紀には海を除く3方を濠で囲むようになっていたそう。
大阪の陣で全焼したあと、幕府によって復興が進められ、碁盤目の町並みが整えられました。

とのこと。

大河ドラマなどで堺の独特の雰囲気を見て

堺の環濠都市を訪れてみたいと思ってたのよラブ


環濠エリアの中に入ると


こんな細い路地の碁盤目の通り!

環濠の町割りの中にいるラブ!!

と、いきなり歴史の中に取り込まれた感覚に。



こんな歴史がありそうなお香屋さん?も。


こちらが


鉄砲鍛冶屋敷
こと
堺市立町家歴史館 井上関右衛門家住宅
 


近くには同じように江戸時代から続く屋敷があって


3館共通券も購入できますOK

3月3日にできたばかりの歴史館。

こちらのレポートに詳しく書かれていますが下矢印
 



こちらの鉄砲鍛冶屋敷の調査が始まったのは

10年前っ!

2014年にご当主立会のもと、

井上関右衛門家に堺市が調査に入ると、

江戸時代の帳簿や注文書など2万点が発見されましたびっくりハッ

ご当主も知らなかった貴重な資料!!

タイムカプセルに入っていたかのよう、と。

江戸時代の堺の鉄砲造りの様子が分かる

歴史的な大発見だったとのことで

2018年に堺市に家屋が寄贈され、

見学できる施設として補修され

この3月に歴史館としてOPENになりました!!


おおっ!


修復されたとはいえ

わりとそのまま残されてるのでは?

と思うほど古い部分もあったり



こんな巨大でモニターもあったり(笑)


館内にいたボランティアガイドさんがおじいちゃん
まずはこちらの映像を見ていただくと、
鉄砲の歴史や当館の概要が分かりますのでご覧ください。
と、すすめてくださったのですが、、
早くガイドしたくて我慢できないのか、
映像の途中からどんどん別の話を初めるのよ(笑)
気持ちはよく分かるけど爆笑アセアセ
各地の資料館で経験した、話好きなボランティアガイドさんあるあるですね♪


ガイドさんの話を聞いて、いざ館内へ!


展示物は貴重過ぎてほぼ写真撮影禁止カメラ注意(泣)

先ほどのサイトによれは

太平の世が続いた江戸時代、「鉄炮生産は衰退した」と一般的に考えられていましたが、井上家に限っていえば幕末まで生産が拡大していたこと。また、天保13年(1842)の段階で、堺の鉄炮鍛冶は全国の約8割にあたる239の藩と取引しており、かつ井上家がトップシェアを誇っていたこと……

とのこと。

江戸時代に鉄砲作りは衰退したと考えられてたのに

幕末には全国の約8割、239藩と取引っ!

まさかの生産拡大していたというびっくり!!


展示では大洲藩との取引の様子や

各藩の要望によって造り分けられた鉄砲の設計図、

鉄砲の造り方秘伝書!?などなど

江戸時代の職人のやり取りが感じられる資料が爆笑

こちらはパンフレットの写真下矢印

資料の写真は無理だったので


帳場の母(笑)



お茶室の母(笑)

もうね、御屋敷そのものが素晴らしいっ!


まだまだ現役の井戸まで!


こちらのお雛様はお隣の羽曳野市からの寄贈。


横長のお雛さん雛人形桜初めて見たー!!

横長というか寝殿造り!?

より宮中の生活がリアル(笑)

お世話係の3人が庭で料理作って談笑してる爆笑笑い

などなど貴重な品も。


環濠内の町並みを歩けば

鉄砲鍛冶の職人の鉄を打つ音が聴こえてきそうな、

鍛冶屋敷に入れば

各地の藩から鉄砲の注文に来た人々の

方言が聴こえてきそうな、

妄想広がる夢のような町なのでした〜ぽってりフラワー


主屋のお隣には復元された鉄砲鍛冶場が。

その様子は、、ブログが長くなったのでまた後日!

そこではまさかの出会いがびっくりキラキラ


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