9月末に地元枚方で訪れた
特別史跡百済寺跡の築地塀復元工事見学会！
前回のブログ
現代工法と古代工法の2種類で復元するという
なかなか洒落た試み！
でね、
枚方市のこういう文化財系のイベントには
私の推しの学芸員さん、
井戸さんという方がたいてい担当なんだけど
この見学会には来られてなかったのよ。
なーんだ、、
と残念がっていると
このあと
すぐ近くの禁野本町遺跡の発掘調査現場で
現地説明会が開催されるのでぜひ！
と、チラシを頂きまして
どうやら井戸さんはそちらの担当とのこと
我らが井戸さんの現地説明会に
誰も参加者がいなかったら
可哀想っ！
これは行かねば
！！←まさに推し活(笑)
！！←まさに推し活(笑)と
近くでお昼を済ませて訪れると
私などが心配することもなく
井戸さんも
『こんなに
！』と驚くほどの
！』と驚くほどのたくさんの見学者が
来られておりましたー
急に開催が決まってそんなに告知もしてない
枚方の現地説明会なのに！！感動っ！
それにしてもほんとにすごい人だかりで、
井戸さんが見えづらいのよ
↑遺跡を見なさい(笑)
井戸さん。
枚方市の埋蔵文化財課の学芸員さんで
大学院卒業後にわが町枚方に就職され
禁野本町遺跡を中心に市内の発掘調査されてます。
新任時の初めての発掘調査報告会、
たどたどしい発表ながらめちゃめちゃ楽しそうに、
熱い熱い想いで発表されてまして、
参加者の年輩の歴史ファンのオジサマオバサマ達が
孫を見るような目で聴きいって、
みんなすっかり井戸さんの虜に
その後、枚方市長が遺跡を巡る動画、
ブラタモリならぬブラタカシで案内人を務めて
枚方市内の歴史ファンのなかでは
井戸さん！井戸さん！と
とちょっとした有名人なのです。
今回の説明資料にも
ちゃっかりブラタカシの宣伝が(笑)
さてさて本題に入りまして
禁野本町遺跡ｷﾝﾔﾎﾝﾏﾁｲｾｷというのは
特別史跡百済寺跡の一連の遺跡でして
滅亡した百済から日本に亡命した王族の末裔、
百済王氏の一族が住んだ
平安時代初期の街の遺跡です。
天皇家に気に入られていたこともあり
1氏族が住む街としては異例の
都を思わせる碁盤目の街区のある町並みなんです！
うっすら碁盤目なのわかりますか？
南端に位置する百済寺跡の伽藍中心線から
北に伸びる街の中心大通り、
都でいう所の朱雀大路！
今回の住宅地建設に伴う発掘調査で
その朱雀大路にあたる道路が確認されました
説明する井戸さん
この部分は分譲地内の道路になることから
今後発掘する機会がほぼないだろうということで
今回の発掘調査地に選ばれたんだそう。
で、この掘り込みの端の段差(赤点線)が
側溝(建物側)と朱雀大路
の境界線。井戸さんが立っている側が朱雀大路です。
今回確認された朱雀大路は、
さらに北にある公団の建て替え工事の際にも
確認されております。
南側にあるもう1つの調査地にも
道路と側溝が確認されました。
さらに南(矢印方向)にいくと百済寺跡があります。
井戸穴を説明する井戸さん
(笑)
(笑)
今回は道路だけでなく掘立柱建物の柱穴や
禁野本町遺跡ができる以前の建物なども
見つかったとのこと。
平安時代の碁盤目の町並みが感じられる
面白い現地説明会でした
現在の道路と重なっているのも面白いですよね！
でね、
普段行く古墳などの遺跡の現地説明会は、
草ボーボーな僻地なことが多いので、
よほどの歴史好きしか集まらないんですが
今回の現地説明会は住宅地の真ん中でありまして
ご近所から来られた方がたくさんでした。
小さなお子様がいる親子連れや
中には部屋着とサンダルでフラッと来られた方も。
そうだよなぁ、
“現地”説明会って
こういうことだよなぁ
自分たちが住む街の歴史を知るためにあるのよね。
なんかずっと掘ってるけど、何が埋まってるの？
気になりますよねー
現地説明会は
一部のコアな歴史ファンのためだけのもの
って、わけじゃないのよねぇ
と、改めて考えさせられました。。
まして、、
推しの学芸員の追っかけで
来るなんてっ
ね(笑)
枚方市の文化財課の皆様、
ありがとうございました！
一昨日のブログの【HP】もですが、
【推し活】なんて慣れない言葉使っちゃってねぇ(笑)
自分の好きなことを楽しそうに語る姿っていいな！
というお話でした
枚方市長がタモリさんに扮して遺跡を巡るブラタカシ
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