日本→フィリピン→タイ(バンコク→アユタヤ→スコータイ→チェンマイ→パーイ→バンコク)→カンボジア(プノンペン→シェムリアップ)→ラオス(ルアンパパーン→バンビエン)→ベトナム(ハノイ→フエ→ホイアン→ニャチャン→ホーチミン)→インド(コルカタ→バラナシ→アーグラ→デリー)→アラブ首長国連邦(アブダビ→ドバイ→アブダビ)→トルコ(イスタンブール→カッパドキア→イスタンブール)→ヨルダン(アンマン)→ジョージア(トビリシ→カズベキ→トビリシ)→ウクライナ(キエフ)→ギリシャ(アテネ→サントリーニ島→アテネ)→イタリア(ローマ)→バチカン市国(バチカン)→イタリア(ローマ→ナポリ→フィレンツェ→ピサ→ミラノ)→スイス(ツェルマット→ベルン)→オーストリア(ウィ―ン)→チェコ(プラハ)→ポーランド(クラクフ)
10月1日
とうとう10月になりました。今年もあと2か月ですね。そして僕が旅に出てようやくというかもうというか半年がたったことになります。
クラクフで沈没気味のワタクシ、暇を持て余しているため近くの観光名所を調べていたところなんと近くに世界遺産があるではないか。しかも最初の世界遺産に認定された12か所のうちの一つだと。
その名もヴィエリチカ岩塩抗。
時間もあるし行ってみました。
クラクフの街からは電車で20分ほど、駅からも歩いてすぐのところにありました。
ネットでは年間100万人の観光客が訪れチケット買うのにも大行列みたいなことを書かれていましたがさすがにこの季節、チケットもあまり並ばずに買えました。
ツアーに参加しないと内部に入れないので英語のツアーに参加します。
大体30分に1回のツアーが出てます。ツアー待ちの間にソフトクリーム。
時間になりツアー開始です。岩塩抗の名の通り地下に施設があります。
まずは階段をひたすら下ります。300段ぐらいって言ってたかな。
下が見えないぐらい階段が続きます。
そしてたどり着いたここが地下64m地点。
ツアーの様子。結構な人数でした。
早速人形が出てきました。
当時の作業の様子を再現しているそうです。
そしてこのような像がたくさん出てきます。
これは当時の抗夫が岩塩で作ったそうです。
壁一面塩。
これはキンガ妃の指輪事件をあらわした像。(説明すると長くなるので詳しくはウィキペディアでも調べてみてください。)
塩がまるでブロッコリーのように付いてます。
地下を掘っていると有毒ガスが出てくることもあります。これはそんなガスが出ていないかどうかを調べた方法をあらわしてます。火をともしてガスが消えないか、もしくは爆発しないかを調べたそうです。
当時の人はこのように働いていました。
人間だけでなく馬も。
馬がこの歯車を回すことによって重い荷物を上げたり下げたりすることが出来ました。
昔の人が川の水に塩分が混ざっていることに気付いたことによりヴィエリチカ岩塩抗は発見されたそうです。
そんな地下水は恐ろしいほどしょっぱかった。
七人の小人の像。でもよく数えると8人います。
その点ガイドさんも話していましたが英語なので理解できませんでした。
さらに進むと巨大な空間が。岩塩を掘って作った礼拝堂です。
目に見えるものほぼ岩塩。
そしてシャンデリアもよく見ると塩の結晶でできてました。
まさかミラノで見れなかった最後の晩餐をこんなところで見れるとは。
当然あのキリスト像も岩塩でできてます。
こんな地下の中で仕事していたら祈ることだけが唯一の癒しなのかもしれません。
地下水がたまった場所。
死海と同じように浮くことが出来るそうです。
さらに巨大な空間。この場所から大きな岩塩ブロックを何千個も切り出したそうです。
地下130mの世界。
通路にはトロッコ用の線路がどこまでも続いていました。
ツアーのゴール地点。ここからエレベーターに乗って地上に戻ります。
ツアーで歩いて約2時間ぐらい、距離的には3㎞程歩いたことになるそうです。
しかしこれでも全体の1%ぐらいで最深部は300m以下、全長は300㎞にも及ぶようです。
時間があるからと思い付きで寄ってみましたがなかなかおすすめの場所でした。
なんか子供の頃よく行ったマインランド尾去沢を思い出しました。え、皆知らない?