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4月25日
ザwaveというところを知っていますか？
ここは世界で一番見るのが難しい絶景と言われています。
世界で一番見るのが難しい、なぜかっていうと一日限定20人しかそこに行くことが出来ないからです。
ただそこを見たい人は多数いるわけであってどうやってその20名を決めるかというと抽選になるわけです。
事前のインターネット抽選で10名、前日のカナーブという街のビジターセンターで抽選会が行われそこでもう10人が選ばれるのです。
ということでカナーブの街に泊まりザwaveの抽選会に参加してきました。
朝8時半から受付で9時締切、そのまま抽選会が開催されます。
当日の抽選会場には約50組、1組2名とすると約100人が集まっていました。
100人中の10人、当たるわけがない。
実際問題当たらないつもりで抽選に行きました。というかその後のルートもザwaveに行かないつもりで組んでました。まあ記念みたいなものかと。
そのため抽選会中も上の空。ああ、何番が当たったのにあまりはしゃいでないなあとかあの人すごいはしゃいでるなあとか。自分も参加してるとは思えないほど他の人のことばかり見ていたわけです。
そして抽選会も終わり当たった人以外は皆部屋を出ていきます。僕らも部屋を出ようとして、ついでだから当たった人の名前ぐらいは見てみるかと思ったところ、見覚えのある名前が…
当たってるー！！！！！
当選を確認した瞬間思ったこと。
やばい、当たっちまった。外れた人には申し訳ないんだけど当たるとは思ってなかったし、これが当たったことによって翌日までこの街に拘束されることになる、そうなると他の見たい場所にも行けなくなる。
でした。いや、本当申し訳ない。そんな人が当たってしまって。
しかしよく考えたら全世界50億人としてそのうちの20名、一年たっても7千人しか見れない絶景が見れるのだからそれはそれですごいことだし今回見れなくなったものはまた今度見に来ればいいわけだし。
よっしゃー、ザwave見に行くぞと気合が入ったつかの間、彼女さんが一言。
具合悪い。
数日前から風邪ひいただの寒気がするだのお腹痛いだの行ってましたがここにきて具合悪いと。
幸いにしてザwaveに行くのは翌日、この日はひたすら寝ることを命じその近辺の見どころにも行かずひたすら寝てご飯食べてまた寝るを繰り返させました。
おかげでザwaveに行く日、彼女さんの体調も絶好調となり無事に見に行くことが出来ました。
当日の朝車を走らせ未舗装の道に入り凸凹道と格闘しながらやっと駐車場までやってきました。
ここからは前日もらった写真入りの地図を頼りに歩いていくことに。
まずは訪問者記録に記載。帰ってきたときも書く必要があります。遭難者が出たかどうかがわかるようになんでしょうか。
初めはきちんとした道がありました。外は暑い。
ガイドマップに従ってしばらく進むと砂漠のような場所に出てきました。まだ先に歩いた人の足跡があり道はわかりやすいです。歩きにくいけど。
しかしここからがつらい。道なき道を歩いていくことに。時にはこんな斜面を登ることも。
こんな荒野の中でもサボテンは頑張って生きているんですね。
写真付きガイドマップには目印となる岩とかが書いてますがそれ以外は何もない荒野。迷子にならないかどうか心配しながら歩いていきます。
いくら体調万全とは言え炎天下の中歩いていくのは疲れます。ところどころ休憩しながら歩いていきます。
山もザwaveのように縞模様が目立つようになってきました。
はしゃぐ40歳のおっさん。
そして斜面を登り…
見上げるほどの道を進むこと合計2時間。
ザwaveの入り口にようやくつきました。
あの先にザwaveが…
岩肌は見事なグラデーション。
そしてここがザwaveです。とうとうやってきました！
ようやくたどり着きました。1日20名しか生で見ることが出来ない奇跡の絶景。それが今まさに目の前に広がっています。
近くの岩に登ってザwaveを上から見てみました。この範囲だけがザwaveです。思ったよりも狭い場所です。
せっかくなのではしゃいでみました。
斜面を利用して走って飛んで。
外は炎天下、すぐ疲れます。
年には勝てません。
しかしどこを見てもきれいなグラデーションです。
どうやってこんな景色がつくられたんだろう。アメリカの景色には何度も圧倒されます。
途中同じく抽選に当たった陽気なアメリカンが遊び始めました。ザwaveでの波乗り。
景色も十分に満喫し引き返すことに。ありがとう、ザwave。
帰りもまた2時間かけて歩きようやく駐車場に戻ってきました。
結構疲れました。
結論としてはグランドキャニオンとかを見た後なのでまあきれいではあるものの絶対見た方がいいかどうかというと、うーん、どうだろう。いわゆるレアものを集めてしまう心理に近いような気はします。
もし時間が十分にありほかの見どころも十分楽しんだ後なら見れるんであれば見たいかな、という感じでした。
なんか絶景慣れしてしまってるような、そんな気がしてきて申し訳ない気分でいっぱいです。