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komomo日和

思いつくまま、気の向くまま
アラフィフ独身女の
ネコと旅行とその他もろもろ
孤高で優雅で役に立たない日常の記録

映画映画『すずめの戸締り』を仕事帰りに鑑賞してきた。

 

監督は御存じ、『君の名は。』や『天気の子』の新海誠監督である。

私は特に、新海監督の熱烈なファン!・・・では無いのだが、今日は定時退社日だし、いつも日帰り温泉温泉ばかりだからたまには映画映画もいいよね~~ぐらいのカルいノリで行ったのだが。

 

結論から言えば、映画館で観て損はない良作クラッカーグッド!

 

映像はキレイだしストーリーは壮大だし音楽も良いし。

 

という前提で、以下感想を書かせていただこう。

【※※注意事項※※】

※あくまでも個人の「感想」であり、ストーリーの良し悪しに言及するものではありません。

※このブログを読む人の都合は一切考えず、ストーリーや登場人物の説明は(面倒くさいので)一切しませんし、ネタバレにも一切配慮はしませんので、ご了承ください。

 

 

 

 

まず、ストーリーを一言で言えば、「自業自得」真顔

やらかしちゃった女子高生が、その後始末に文字通り東奔西走する話である。

 

いかにも

「草太の家庭事情に巻き込まれました」

的な感じになっているがそれは逆で、

「すずめ(鈴芽)がやらかしちゃった事の後始末に草太が付き合うハメになりました」

が正解だろう。

 

そもそも最初の扉の要石(ダイジン)をすずめが抜かなければ、こんな騒動は起きなかったのだ物申す

正義感が強く社会のルールを何よりも重んじるA型としては、すずめがグズグズメソメソするたびに

「泣き事言わずにちゃっちゃと働けよ、お前のせいなんだからむかっ!!」

とケツを叩いてやりたくてウズウズしてしまう。

 

 

それと、ネコ猫好きピンクハートには(大変)切ない展開があるので、ネコ好きの方は覚悟してご覧いただきたい。

 

先ずはダイジンオッドアイ猫がすずめに嫌われて

「すずめ、(ダイジンのこと)スキじゃなかった・・・」

と痩せネコに戻ってしまったときは本っっっ当に切なかったえーん

その場にいたらすずめのヤツに2,3発ボディーブローを食らわしていただろう。

 

ネコ猫が悪さするのなんざ、日常ちゃめし事。

サカナうお座がエラ呼吸するのと同レベルだ。

なのにちょっとカレシをイスにされたぐらいで怒ってんじゃねーーよむかっ!!

可愛いイスで良かったじゃねーーかむかっ!!!

 

左がダイジン。右がイス化した草太。

 

さらにオーラス間際、すずめをかばったダイジンがすずめの腕の中で

「すずめのコになれなかった・・・」

と呟き、要石になるシーンでは

「うおぉぉぉぉっっーーーー!!!ダイジーーーーーーン大泣きあせるえーん馬悲しいゲローDASH!!!!!!!!」

と心の中で大泣きしていたことは言うまでもない。

 

そもそも草太自身が諦めて要石になりかけてんだから、そのまんまでいーじゃん!

そんなに草太が可哀想なら、オマエ(すずめ)も一緒に西だか東だかの要石になって、二人で日本を守っていきゃぁいいんだよ物申す!!!

 

物語は一見ハッピーエンドで終わるが、その陰で要石となったダイジンオッドアイ猫とサダイジン黒猫が、これから数十年数百年という年月をひたすら寒さと孤独に耐えていくのかと思うと、ネコ好きとしては大変やりきれない思いで胸がいっぱいであるショボーン

 

ハッキリ言って、「イス化した涙ぼくろのイケメン」より、「1時間半前にスクリーンにお目見えしたばかりの白ネコ」の方が、私にとってはよっぽど愛おしいのだ。

 

入場時に貰った小冊子。

先着300万人だかに配っているらしい。

タダなものは何でも嬉しいアラフィフ。ラッキードキドキチョキ

 

上記2枚目の写真の立て看についているQRコードを読み込むと、ダイジンとイス、じゃなかった草太のVoiceが聴けます飛び出すハート

 

 

 

余談だが。

 

映画を観終わってコーフンDASH!冷めやらぬまま帰宅した私が、ソファーでまどろむ我が家のネコどもを抱きしめながら

「オマエたちのことは何があっても大スキだよぅぅ~~えーん

「オマエたちは一生、私のコだよぅぅ~~えーん

と号泣してウザがられ、ネコパンチ&キックを食らいまくったことは想像に難くない・・・ゲホッゲロー

寝ているところをジャマされて、あからさまに私をウザったがる我が家のサダイジン・長男アイ。

目つきがミミズ退治モードのサダイジン汗

前回滋賀県は沖島の写真を多数アップしたのだが。

「ぜんぜんフォトジェニックじゃないじゃんむかっ!!」

と言われそうなので、今回こそはフォトジェニックする画像を投稿してみよう。

 

イタリア語で“丘”

沖島行きの拠点、堀切港から車で15分程度の『ラ コリーナ近江八幡』

もう名前からしてフォトジェニック臭プンプンである。

ちなみに「ラ コリーナ」とはイタリア語で「丘」を意味するそうな・・・シャレオツぅ口笛

 

ガイドブックで外観は事前にチェック済みだったが、広大な駐車場を抜けて店舗に近づくと。

 

開けた視界の先には、ご覧の通りのフォトジェニックな風景がキラキラ!!

 

滋賀県の銘菓、といえばクラブハリエのバームクーヘンが思い浮かぶが、そのクラブハリエのたねやグループは近江八幡が発祥の地らしい。

という訳で2015年、ここ近江八幡の地にフラッグシップ店としての『ラ コリーナ近江八幡』がオープンしたのだ。

 

敷地内には販売店舗の他にも、フードコートや自然観察が出来るエリアがある。

単なる「お店」というよりちょっとした自然一体型の「ショッピングモール」だ。

 

ここでしか食べられない焼きたてのバームクーヘンも魅力だが、私が真っ先に向かったのは敷地奥にあるキッチンカー。

そこで売っているのは

ここで一番お高いかも知れない「オールスターバームパフェ」1,680円也。

中にはクラブハリエご自慢のバームクーヘンはもちろん、それ以外の売れ筋焼き菓子が一通り入っているので、これ一つで文字通りオールクリアできるのだチョキ

 

敷地内にはベンチがたくさんあって休憩し放題だしあちこちに置かれたオブジェ(?)もなんとなくこジャレているような気がしなくも無いかも知れなくはない。

こんなところで一人パフェを食べていると、気分は自由が丘セレブ(?)である。

 

さて、お腹も満たされたことだし、周辺を散策&母シズコに土産でも買って行こうか(家出同然で出てきたので、かなり気を使っている)。

園内の中央にあるシンボル。

 

ここもショップ。倉庫内のバス内ではマカロンを売っていた。

 

 

ここの魅力は焼きたてのバームクーヘンやかすてらが手に入ること・・・なんだが、賞味期限が本日中となっており、お一人様の私ではとても消費しきれないので、お土産購入は断念するショボーン

余談だが、私はバームクーヘンは「ふんわり」派ではなく「みっちり」派で、且つクラブハリエや治一郎で無くても近所のスーパーで売っている切り落とし300円で十分という庶民派である。

 

近江八幡の本領発揮!

さて、せっかく近江八幡まで来たのだから商人街として名を馳せた町並みを堪能していこう。

まずはロープウェーで『八幡山』へ。

 

 

かつて豊臣秀次が築いた八幡山城があったここからは、近江八幡市街と琵琶湖が一望できる。

西の丸址の様子。

 

こちらは出丸址からの景色。

人が少なくて且つ眺望が開けているのでおススメ。

 

運が良ければ人なつっこい地域ネコにも遊んでもらえる。

 

京都から移築されたという秀次の菩提寺・村雲御所瑞龍寺門跡の拝観もオススメだ。

門跡寺院なので、いわゆるお寺より内装等がちょっと豪華な気がするし、あちらこちらで気配りや丁寧な整備保存が感じられるところが好印象だった。

手水もご覧の通り、キレイに整備されている黄色い花

 

御座所。

有名な流派の襖絵がある、と聞いたような(ウロ覚え汗

 

中庭も綺麗に整備されている。

 

ちょっと衝撃的だったのは、玄関先に居る「カメ太」カメ(ウロ覚え汗)。

名前を呼ぶと近づいて来る。

カメってこんなに人に懐くのかびっくり!!

 

と思ったが、エサが貰えないと分かると直ぐ去っていくところが現金でよろしい。

カメにガン見される生まれて初めての経験。

 

どうでも良いが、ここ八幡山は桂由美さんと假屋崎省吾さん選定の「恋人の聖地」なんだそうな。

お陰であちこちにやたらと「LOVE」だとかドキドキマークだとかが乱立している。

 

旅行に行くとこの「恋人の聖地」というヤツに1旅行で1か所はブチ当たるので、独身アラフィフとしては看板を見かけるたびにカルくイラッムキーむかっときていたのだが、調べてみたらこれはNPO法人地域活性化支援センターが企画する「恋人の聖地プロジェクト」一環とのこと。
同組織が定める基準をクリアした”全国のプロポーズにふさわしいロマンチックな場所”を「恋人の聖地」として認定しているらしい。

私には一生関係のない、どーーでも良い知識がまた一つ増えてしまった真顔

 

再びロープウェイで山を下り、麓の日牟禮(ひむれ)八幡宮』を参拝する。

七五三のシーズン、ということらしいのだが、正面の拝殿には仲睦まじく並ぶアン〇ンマン&バイ〇ンマンのオブジェが・・・ナゾだ汗

 

 

この周辺は近江八幡市内一番の観光地なので、もちろんクラブハリエ&たねやのお店も参道に軒を連ねている。

ということで本日2回目のたねやへ。

 

たねやの店内では名物の「つぶら餅」を焼いていて、その場で焼きたてを出してくれるのだ。

 

 

一見するとたこ焼きのようだが、柔らかいお餅の中には上品なこしあんが入っている。

1個単位(80円)で売っているのも小腹を満たすにはちょうど良いし、お茶が無料で付いてくるのも嬉しいニコニコ

 

さて、近江八幡と言えば『八幡掘』でしょう。

このお堀を利用した水運業の発達で近江八幡は商人の町として発展したのだが、今ではクルーズを楽しむことができるのだ。

これからこの船に乗り込みます。

 

船上からの景色。

 

風情ある橋の下をくぐる。

途中で手漕ぎ船と行きかう。

コッチはモーターだけど、手漕ぎも風情があって良いかも合格

 

 

もう一つ、有名なのが「近江商人の町並み」(新町通り)

 

その中の一つ、旧伴家住宅にお邪魔する。

ここでも現在、『国際芸術大BIWAKOビエンナーレ2022』が行われていて、その展示物をいくつか鑑賞できる。

 

 

 

ここに来てついにタイムアウト。

夕方の17時が近づくと、お店や観光地も締まり始めるので、本日のお宿がある彦根に向かうことにしよう。

駐車場に戻る途中、夕暮れ時のオレンジの光に八幡掘の風景が照らされていた。

 

 

 

紅葉と夕日が重なって、今日イチのフォトジェニックな写真が撮影できた・・・と思うのだが、いかがだろうか。

以前から、行ってみたかった場所がある。

『琵琶湖』だ。

 

行ったことが無いわけでは無いのだが、あまりゆっくりした記憶が無いので今回は少し時間を掛けて回りたい。

昨年もそんなことを考えていたのだが、雨雨が降ったりして計画は中断していた。

だがつい先日、リベンジの機会が来たのだ!!

 

しかしながらここに一つ問題がある。

先月相方とUSJで年甲斐もなくハシャギまくったばかりだというのに、また旅行に行くとなると同居の母・シズコが良い顔をしないだろう。

 

「オレが稼いだ金なんだから、どう使おうがオレの勝手だろ物申す!!!」

と浪花節よろしく甲斐性の無いダメ旦那のようなタンカを切りたいところであるが、生涯反抗期で手が掛かるネコ黒猫ども4人の世話をシズコに押し付けることになるので、さすがの私でも気が引ける。

 

かといって折角巡ってきたチャンス、来週になれば仕事も忙しくなるし冬場は(道が凍ったり積雪で)自家用車での旅行は出来なくなるし※・・・仕方がない。

※生粋の静岡県民である私は免許を取得してからこの方30年、スタッドレスタイヤなんぞを履いてドライブしたことはないし、する自信もないという文字通りの温室育ちである。

 

最終手段だ。

シズコには黙って出かけよう。

 

まぁシズコには夜になるまでに連絡入れれば良いだろう。

後はなるようになるさ。

 

家出する中学生でももう少し計画的な行動をするだろに、と思いつつもまだ当分夜も明けない夜中の3時に自宅を出発したのであった。

あ、もちろん1人でね。

 

日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島

向かった先は滋賀県の堀切港。

ここから『沖島』への定期連絡船が出航するのだ。

 

沖島は滋賀県にある有人島。

滋賀県には海は無いのに、いったいどこに島があるんだ!?というと、もちろん琵琶湖に有るのである。

淡水湖にある有人島というのは、世界でも珍しく調査対象になっているらしい。

 

朝一の船で出航するために、朝7:00前に港に到着。

この日は生憎のドン曇りくもり

休日だからか島民らしき人の姿は無く、15人余りの乗客のうち私1人を除く全てが釣り竿持参の太公望たちであった。

 

事前の調査ではチケットはフェリーの中で買う、との事だったが、乗務員さんが船外でスタンバっていてチケットを売っていた。

大人片道500円。島民なら200円らしい。

 

実は沖島はフェリーでわずか10分の沖合にあるので、7:15の出航で7:30前には到着する。

着きました!沖島初上陸ですチョキ

案の定、ドン曇りですえーん!!!

 

桟橋入口のゲートの上にある、明らかに場違いな鐘。

何の時に使うのだろう・・・??

 

港の周辺は(当然だけど)船でいっぱい。

だが然程大きな島ではないはずだから・・・もしかして一人一隻、マイカー車ならぬマイシップ船??

 

 

さて、早朝過ぎて開店しているお店どころか島民の姿も見えないので、とりあえず適当に散策開始である。

事前にサイトから探してきた地図を片手に歩きだす。

と、港脇の公園になにやら建造物か・・・。

なんじゃ、こりゃ。

すぐ脇のベンチには、誰かが捨てたにしては不自然すぎる毛玉が・・・ちょっと不気味汗

 

これらの正体は直ぐに判明するのだが、その前に私のネコネコ好きアンテナが「ビビビッ」と反応する。

いました、第一島ネコ発見目!!(ついでに第一島民も)

いわゆる地域ネコらしく、人慣れはあまりしていないのでお触りは出来なかったが写真撮影には応じてくれる。

 

あ、そうそう。

さっきの謎の建築物だが、どうやら現在『国際芸術大BIWAKOビエンナーレ2022』なるものを開催中で、その作品の中の一つらしいのだ。

本来、こうした展示物の見学は有料なのだが、ここ沖島では無料で開放しているとのこと。

先ほどの毛玉もこの芸術祭の作品であった。

さっきの構造物の内部。

 

折角なので、この芸術祭の作品を辿りながら島を巡ってみよう。

まずはその土地の産土神にご挨拶に向かう。

至るとこにある狭い路地。人んちの庭先のようで気が引けるが、れっきとした「公道」。

この島の神社、奥津嶋神社の鳥居も路地の脇にあった。

 

神社でお参りを済ませた後、今度は島の反対側に行ってみる。

余談だが、この島の玄関先にはやたらとお地蔵様と信楽焼のタヌキの焼き物が多い。

お地蔵様は、昔男の子が生まれると置かれたとのことだが、タヌキに至っては一切謎だ汗

 

島の反対側の湖岸には、ものの数分で到着、と。

ん?再び私のネコネコ好きアンテナに反応が・・・さて、ネコは何処にいるでしょうか??

 

そう、ココです!!

声を掛けてみると、近づいて来るではないか!

コーフンしたらピンボケになってしまった。

 

波消しブロックの間に消えた・・・と思ったら、こちらを覗いていた。

か、可愛いドキドキ

 

 

ネコが立ち去るまで見送ったら港まで戻り、今度は島の東側に向かう。

途中の民家(廃屋?)で、ビエンナーレの作品に遭遇。

玄関を恐る恐る開けてみると。

なんじゃ、こりゃあせる

例の毛玉が床一面に置かれているではないか。

 

 

2階もこんな感じ。

この毛玉、タイムカプセルの様に中にいろいろ物を詰めても良いらしい。

島民と一体になって作られた作品で、島のあちらこちらで見ることができるのだが。

やはりこの廃屋に転がっている作品がインパクト大だ。

なんだか開けてはいけない扉を開けたようで、一人で入るには少々勇気がいる驚き汗

 

廃屋を出て更に東へ(路地裏ではなく公道ですよ)。

 

家の裏にも信楽焼のタヌキが。

沖島全体でブームになっているのかなぁ・・・それとも何かのまじないか?凝視

 

途中にあった小学校跡地。今は展望台に。

ご覧の通り、琵琶湖を挟んで対岸がすぐ目の前に見える。

 

そしてこちらが現役の小学校。

島に住んでいる小学生よりも、島外からフェリーで通っている小学生の方が多いとか。

 

湖岸線のストリート。

 

火事等の時に活躍するのは消防車ではなく消防艇。

島内には車が走れないので、(多分)琵琶湖の方から放水して消火するのだろう。

 

お土産物屋さんの他にも、民宿やカフェもある。

 

島民は高齢者が多いので、二輪車よりも三輪車が主流のようだ。

 

こんな感じで島内をブラつき、何も食べず(朝早くてお店開いてないからねあせる)何も買わず(朝早くてお店開いてないからねあせる)およそ2時間半滞在して10:00のフェリーで島を後にする。

私が離島する時間帯には、既に大勢の観光客で港周辺は賑わっていた。

 

こういう狭いコミュニティーに観光で訪れるのは相手のプライベートに立ち入るようで気が引けるのだが、沖島ではそうしたよそ者を拒絶する雰囲気は感じられなかった。

たった10分船で移動しただけで、昭和レトロなのんびりとした心地よさが味わえる、魅力的な島であるグッド!

 

小さい島なので、混雑するのがイヤなら平日か休日の早い時間帯を狙うのがおススメである・・・お店何にも開いてないけど真顔

仕事から家に戻ると、我が実母・シズコが少し興奮気味に

「アンタ、今日は皆既月食だよ物申す!!」

と、のたまってきた。

 

普段天体観測なんぞ全っっっったく興味はないクセに、新聞の

「4000年以上振りの皆既月食&天王星食」

などというアオリ文句にまんまと感化されたらしい。

母親という種族はとにかく珍しいものが大好きで、しかもそれを家族と共有したがる習性があるのだ。

 

最初は

「うぜぇ・・・真顔

と反抗期の中学生の様にシカトこいていたのだが、老親が一人でハシャいでいるのをただ見ているのも忍びない。

まぁこれも親孝行か・・・と諦め付き合ってやることにする。

確かに、いかな珍しい天体ショーでも曇くもりっていたら観られないので、そういう意味では今日のような快晴(?)の夜空で観測できるのは貴重ともいえよう。

 

通行人の胡乱げな眼差しを気にもせず、老親&アラフィフの女二人が玄関先で東の空をポカンと見上げていると。

確かにさっき見たときには満月だったお月様が、左下の方から欠けて来て気がする。

と言いたいところだが、なんせ観測しているのが老親&アラフィフなので老眼&乱視が激しく

「お月様が三重に見える」

「私も」

てな感じで月食なんだか三日月なんだかわかりゃしないチーン

 

仕方が無い、いかにも「天体マニアです」てな感じで気が引けるが乗り掛かった舟だ、望遠レンズ装着のミラーレス一眼を投入するか。

おおっ!!これならよく分かるグッド!!!

確かに皆既月食じゃんやや欠け月半月三日月!!!

 

時間が進むにつれてお月様は地球の影に隠れていき、やがては赤く染まってしまった。

 

 

 

 

 

1時間後。

 

再び空を見上げると、お月様の左下の方がうっすら明るくなっているような気がする。

なんせ二人とも乱視なので、何が起きているのかはっきり把握できないのだ。

 

それでも途中休憩を適宜挟みながら、皆既月食を最後まで見守った。

 

 

 

皆既月食はコレで良しとして、もう一つの珍事、月に天王星が隠れるという「天王星食」はどうなったのだ??

 

シズコの中途半端な情報では肉眼でも確認できるらしいのだが・・・なんせ満月すら三重に見えてしまう乱視親娘なので、二人ともどれが天王星なんだかサッパリ分からない汗

ニワカ天体マニアの薄っぺらい知識では、この辺りが限界である。

 

4000年振りの天体ショーっていっても皆既月食しか観れなかったんだから、結局普通の天体観測会となってしまったのである。

まぁ、母シズコが騒ぐといつもこんな感じなので、想定通りだけど。

孤高の独身生活をエンジョイしている私であるが、つるんでくれる相方が居ないわけでは無い。

 

彼女(相方S)は私と違ってキチンとした家庭を作り、自分の稼いだ金で納税しながら家事と子育てを両立した模範的な日本国民である。

私との出会いは30数年前の高校時代なので、もはや腐れ縁といっても良いだろう。

 

ちなみに相方Sも某気象系Johnny'sグループの追っかけをしており、私が赤担なのに対して彼女は黄担である(この辺りは分かり人にだけ分かれば宜しい)。

 

そんな彼女と平日に有給休暇を取得して、日本が世界に誇るテーマパークのうち西の雄ともいえる『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』にやって来た。

 

旅行のお一人様率が90%を超えるであろう私としては、他人と(コンサート遠征以外で)お泊り旅行に行くのは、10年ぶりくらいになるかもしれない奇跡的な出来事である。

 

さて、この時期のUSJといえばもちろん

ハロウィンおばけくんドクロ叫びねこへびオバケ宇宙人くん!!

それも日が落ちるとパーク内をゾンビが徘徊するという、他のテーマパークとは一線を画した企画が大人気で1年で一番混雑するシーズンらしい。

 

「ハロウィンって、ゾンビに襲われる日だっけ・・・?」

と思わなくも無いかも知れないのだが、まぁ楽しければナンでもアリじゃないの!?という日本人の悪いクセが詰まりまくったイベントで最高潮に盛り上がるのだおばけ

 

そんな激混みのUSJに「絶叫マシーンなんかに乗る人の気が知れないし、ゾンビなんて汚いからキライえーと断言するUSJ初心者のSをつれて、10年振りくらいに訪問した時の記録をお披露目しよう。

 

そして最後には今年7月にディズニーでお一人様デビューを果たした経験と比較して「果たしてお一人様は本当に寂しいのか??」を検証してみたのでお楽しみにニヒヒ

 

 

先ずは憧れのハリポタエリアへ

USJのことは全く知らないSであるが、一応スーパー・ニンテンドー・ワールド(以下「マリオエリア」という。)には行きたいという。

一方、私は10年前の来訪時には4時間待ちで断念せざるを得なかったウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター(以下「ハリポタエリア」という。)のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー(以下「ハリポタなんちゃら」という。)には最低限乗りたい。(どーでもいいけどネーミング長すぎ物申す

 

そこで我々は「朝の入場と同時に一番人気のマリオエリアの入場整理券(無料)をスマホでゲットし、それまでの間にハリポタエリアを制覇する」というチミツな計画を立てて当日に臨んだのだが。

果たして、8:50の入園直後に公式アプリで9:40~10:40入場のマリオの整理券がゲットできた。

 

エリア入場券の取得は1日1回なので、後は何としてでもハリポタエリアには入らなければならない。

且つ、10:40のマリオエリア入場リミットまでにハリポタなんちゃらを終えなければならないのだ!!

 

幸いなことに最近のハリポタなんちゃらは朝イチなら然程の待ち時間ではない。

事実、アプリで確認すると10分待ちだという。

 

オバサン二人はパーク最奥のハリポタエリアをひたすら目指した走る人

途中、各種キャラクタが出迎えてくれるので

つい足が止まってしまうのだが、それ以外はノンストップで小走りに走った走る人!!

 

そして

 

来ました、念願のハリポタエリアですチュー飛び出すハート!!

10年前もここまでは辿り着いたのだ。

後はアトラクションに乗れるかどうか!?

 

風情あふるるエリアの鑑賞もそこそこに、最奥のアトラクションを目指す!!

 

 

アトラクション入り口で「4時間待ちです」と言われ、撃沈したあの日から10年。

ついに今回は奇跡の10分待ちで無事乗ることが出来ました笑い泣きキューンオエー!!!

 

 

よくディズニー・シーのソアリンに似ていると言われるハリポタなんちゃらだが、それよりもスリルがあり私的には大変楽しかったのだが。

隣の相方Sがやけに静かだ・・・大丈夫か?

「ゴメン・・・結構酔ったえーん

 

マヂか!?

入った時から「これってシアター?それともライド?ライド?」とシツコク聞いて来るので何だか分かっていないんだろうな~~とは思っていたが、本当に何も知らずに乗って一人で乗り物酔いしていたのか・・・汗

 

10年振りのリベンジで浮かれまくっていたとはいえ、それは悪いことをしたショボーン

マリオまでまだ時間があるのでゆっくりハリポタワールドを楽しむがよい。

余談だが、ハリポタハリポタと騒いだものの、私はハリー・ポッター・シリーズの小説どころか映画すら1本も鑑賞していない。

 

 

相方が絶叫系大嫌いなのに加えて、乗り物酔いもしやすい事が分かった。

そんなこと言っていたらここUSJではほとんど乗れるものは無いのだが、それでも少しは楽しめるような物を選択しよう。

 

 

マリオワールドでハシャギまくる

予想外にハリポタが早く終わったので、空き時間を利用してハリウッド・エリアのスペース・ファンタジー・ザ・ライドへ。

これもライド系だが、私が調べた「絶叫系が嫌いな人でも乗れるもの」の中で「これは楽しい」と紹介されていたので、きっと相方でも大丈夫であろうグッド!

 

60分後。

ゲロゲロに乗り物酔いして座り込む相方Sがそこにいた絶望

 

これはもぅだめだ。

私的にはニューヨーク・エリアのアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド・4K3D(名前がなげーよ物申す!!)ぐらいは乗りたかったのだが、あきらめるしかなさそうだショボーン

 

せめてユニバーサル・ワンダーランドのフライング・スヌーピーとかハローキティのカップケーキ・ドリームならどうだ?と聞いたのだが、相方は回転するものにはもう二度と乗りたくないという。

 

とりあえず時間になったのでマリオエリアに向かおう。

 

ゲートをくぐればそこは正に異世界!

相方が準備したパワーアップバンドも装着完了!!

 

相方も少し元気が出てきたようだ。

では、早速100分待ちオエーマリオカート~クッパの挑戦状~に並ぼうか?

 

S「・・・それって、ライド系?」

 

えぇっっっポーン!!!アンタ、マリオエリアに来たかったんじゃないの!?

パワーアップバンドは準備して来たくせに、なんでUSJで今一番話題のマリオカートのことを知らんのよ!?

つーーーか、マリオエリアに来てコレに乗らなかったら何に乗るのよムキー!?

 

不安げな顔をする相方に、コレは子供でも余裕で乗車可能なこと、ライド系ではあるがゲーム要素が強いので恐らくは縦揺れ等ははほとんど無いであろう事を説明する。

 

・・・なんで初めて入るマリオエリアの説明を私がせにゃならんのか、全くのナゾだ汗

相方Sは大変頭の回転が速い優秀な人物なのだが、肝心のところがイマイチ抜けている感がある。

 

まだ少し不安げな相方。そんなんでクッパの野望を阻止できるのか!?

 

結論。

乗り物酔いの相方でも、大変楽しめるアトラクションでした笑い泣き

ヘッドギアの装着方法の正解が分からず、且つゴーグルが異様に重くて少し閉口したが。

みっともなく浮かれるオバサン二人組

 

参加の仕方が全て映像で指示されるので、事前にちゃんと学習することが重要である。

出来れば家で予習してから参戦するのがおススメだ。

 

ちなみに私も、こうしたゲームは比較的得意なSも開始直後はコツが分からず、カートに乗り込んだ後はしばらく「ぼーーーー」っとしていたので、一緒にチームを組んだ高校生に「あのオバサンたち、全然役に立たねぇむかっ!!」と思われていたに違いない。

 

 

余談だが、私は世代真っ只中であるにもかかわらずゲームのマリオシリーズは1面しかクリアしたことが無いので、ヨッシーとかクリボーとかクッパとか言われても何のことだかサッパリ分からない真顔

 

この後はエリア内を回り、オトナゲなく子供を蹴散らしながらパワーアップバンドを駆使してコインだかを貯めまくる。

各ポイントで?マークのボックスをマリオよろしく下から殴りまくるのだが、結構な力が要るので50肩の相方は辛そうだった。

 

しかも結構な運動量である・・・マリオの職業は配管工らしいが、なかなかハードで大変な仕事であることが良く分かった。

これからは配管工にも敬意を払おう(なかなか日常生活で出会わないけど)。

 

マリオとルイーズのグリーティングを盗み撮りしたので、二人とも後ろ姿。

 

 

閑話休題

さて、ハリポタもマリオも終わってしまい、相方の乗り物酔いの激しさも発覚したので午後2時前なのにもうやることが無くなってしまった。

後はお土産を買ってゾンビが出現するのを待つしかないのだ(まだ4時間くらいあるのにあせる)。

 

こうなってしまったら、やる事は一つしかない。

 

 

飲みましょう生ビール昼間っから生ビール生ビール

 

1本1,000円のターキーレッグと780円のプレミアムモルツを両手に、水辺で昼飲みは最高グッド!である。

このために今日があると言っても過言ではない。

 

折角の快晴晴れなのに、同僚は今頃職場でパソコンと向き合いながら小難しい予算書を作成しているかと思うと更にビールが美味く感じるのは私だけだろうか。

 

ちなみにこのターキーレッグを買うのに炎天下で一つのアトラクション待ちぐらいの時間を浪費した。

タダでさえあちこち混んでいるんだから、野外のファーストフードくらいサクサク購入できるよう運営側には企業努力頂きたいものであるむかっ

 

そしてお気づきだろうか。

私の頭に先ほどまでは無かったスヌーピーのカチューシャが乗っていることに!!!!

 

ココ(USJ)以外では絶対に役に立たないことが分かっているのに、2,700円もの大枚をはたいて相方とお揃いのカチューシャ(私はベージュ、相方は黒白)を買ってしまうくらいハシャギまくっているオバサン2人。

 

さて、酒だけ飲んで運営側に絡んでいても仕方が無いので、パーク内を適当に散策しながら空いていそうなアトラクション(といっても、シアター系しか参加できないけど)を物色する。

 

ミニヨンのエリア。

余談だが私はミニヨンの映画も観たことが無い。

 

セサミー・ストリート。

当然ながらセサミも観たことがない。

 

ウォーターワールドのショー。

映画を観たことが無いのでストーリーを相方に聞く。

 

はっきり言って、私はUSJで扱っているアトラクションの映画は殆どまともに観たことが無い。

それでも楽しめるのだからさすが世界のUSJである。

 

 

そして夜が来る

だがそんな楽しい昼間の時間もそろそろ終わり。

そう、ヤツらの時間が刻一刻と迫ってきているのだゲッソリ

 

 

18時からのゾンビナイトになると、パーク内(一部エリア)をゾンビが徘徊し、入園者を脅しまくるという悪趣味なイベントが開始する。

 

以前来た時には似たようなゾンビがウロウロしているだけだったが、今年はエリアごとにテーマがあってゴスロリのコスチュームを着ていたりピエロとかのサーカスの一員だったりチェーンソーを振り回していたり、「そんなに頑張らなくてもいいのに・・・汗と思ってしまうくらいの力の入れようである。

 

自らゾンビに近寄ってくる微妙に勇気がある相方。

 

自分から近づいたクセに完全に腰が引けている真顔

 

ゾンビの中でもここ数年の一番人気が「ハミマ」なるゾンビらしい。

クマのぬいぐるみから色々(自主規制)はみ出しちゃっているのだ!

 

ハミクマを中心としたゾンビたちのショーは必見で、私の様にたとえこの日がハミクマ初見であってもノリノリで楽しめてしまう。

 

 

このショーの後、私の口癖が

「死んデ生きルのでス!!」(←ちょっとキー高めで)

になってしまい、相方を辟易させるのだがそれもまた一興だろう。

 

その後の夜の散策。

 

スパイダーマンのフォトスポットで撮影。

でもアトラクションは乗れんかったショボーン

映画、観たこと無いけど。

 

呪術廻戦・ザ・リアル4-Dとコラボした

レストラン「呪術高専食堂」。

 

呪術廻戦は私が唯一なんとかまともに知っているアトラクションなので何としてでも行きたかったのだが、相方が観たことないので断念(嗚呼、五条センセイ・・・えーん)。

 

私は旅行に行くたびに写真カメラを撮りまくるのだが、普段は一人旅なので自分が写っている写真は殆ど残っていない。

たまにはこうして連れが居て、写真を撮ってもらうのも楽しい。

相方が撮ってくれたお気に入りの一枚

 

この日のUSJは22:00まで開園しており、普段からジョギングなどで鍛えている私はギリまでいても良かったのだが。

普通のアラフィフである相方の腰が根をあげた。

 

よってオバサンたちでは終園まで付き合うことが出来ず、21:00前にはパークを後にするのだが。

この後疲れ切った体を引きずって、ホテル近くの居酒屋で二次会生ビールに勤しんだことは言うまでもないてへぺろ

 

 

まとめ(グループとお一人様の違い)

 

さて、今回の旅行での検証テーマは

『グループでのUSJとお一人様でのUSJ、どちらが楽しいのか』

であった。

私の経験から見えてくるグループとお一人様の違いとは。

 

【グループのメリット爆  笑

・楽しいことが共有できる。楽しいことが2倍になる!!

・相手が写真を撮ってくれるので、そこに確かに居た証拠と思い出が残る!!

 

【グループのデメリットショボーン

・アトラクションへの耐久度が異なると、自分(場合によっては相手)が乗りたいアトラクションを我慢せざるを得なくなる。

・体力差が生じると、自分(場合によっては相手)が途中リタイアせざるを得なくなる。

 

当然のことであるが、お一人様だとメリットとデメリットが逆転することになる。

 

故に私なりの結論としては

『友人恋人家族とキャーキャー騒ぐのはもちろん楽しいけど、ことテーマパークに限って言えば相手との較差によってはお一人様の方が自由気ままでラク』

 

以上物申す!!

リビングのキャットタワーが傾いできた。

 

ヤンチャな末っ子猫が勢いをつけて駆け上がり、今にもガラス窓をブチ割りそうで冷や冷や汗し続けるのも嫌なので、新しいキャットタワーを買うことにする。

 

数週間後。

 

楽天市場から無事到着したので、サクサクと組み立ててしまおうか。

50年近くも独り身で通しているので、電気機器の配線や家具の組み立てやパソコンの設定といった人に敬遠されがちな作業も私は一人でこなしてしまうのだチョキ

 

そんなやる気マンマンの飼い主の前に、末っ子ロッキーが現れた。

ヤツも邪魔する気マンマンのようだ汗

まぁいい・・・ネコを飼っていればこんな光景は日常の一コマである。

邪魔はすれども決して手伝わない、それがネコなのだ。

 

さて、今回のキャットタワーはいわゆる『宇宙船』シリーズ。

何が宇宙船なのかというと。

画像上部中央にある、透明なプラスチックのボールのようなもの。

これが今流行りの『宇宙船』らしい。

上手くここに愛猫が入れば

【資料画像】

そぅきゅーーと!!飛び出すハートキューンドキドキラブラブ

透明なボールから見える可愛いらしい肉球にメロメロ酔っ払いラブラブである。

正に飼い主による飼い主に向けた飼い主の為の装置といえよう。

 

さて、パーツの形と数を確認したら(私はA型なのでこういう手順は欠かさない)いよいよ組み立て開始である。

 

全く手伝う気が無いんだから、せめて遠くで見守っていて欲しいのだが、ヤツらにそんな思慮深さなんぞ有るワケもなく。

次から次へと邪魔者が現れる。

 

 

今から片づけようとしている空の段ボールにも、必ず一度は入る(ネコあるある)。

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~・・・まだ完成していないのにぃ~~あせる

ボールで遊ぶわツメを研ぐわ、やりたい放題だあせる

 

・・・まぁ、興味を持ってくれているということでヨシとしよう。

もうキミたちの好きにしたまえ真顔

 

 

 

 

An houre later.

完成しました~~~!!クラッカー

 

早速古いタワーをどかして、出来立てほやほやのヤツを設置してみる。

おおっっ!!いきなり登ってくれたじゃないの!?

 

最初のお客様はやっぱり物怖じしない末っ子だった。

ネコというのは警戒心が強く小心なので慣れるには少し時間が掛かるかもしれないが、そのうちにきっと宇宙船から可愛らしい肉球を披露してくれることであろう。

さあ、宇宙の彼方に飛び立つがよい!!!!!物申す飛行機星空

 

 

 

 

 

 

2週間後。

 

墜落寸前の宇宙船がソコにあった・・・。

 

展望台も最初の頃こそ末っ子が登ったが、こと宇宙船部分に関しては何故かどのネコにも(あの末っ子にすら)不評で、いまだに誰一人として宇宙旅行を楽しんだ者も、それどころかチャレンジしようとする者すら現れていない。

 

今や、リビングの片隅で無用の長物化しつつある泣

ウン千円も掛けて新設してやったのにぃえーん~~もう少し飼い主を思いやるとか忖度するとか、そういう気持ちがあってもバチは当たらんと思うんですがねむかっ

石川旅行4日目。実質の最終日。

今日は金沢から山中温泉経由で山代温泉に宿泊という、2大温泉地ツアーだ。

 

まずはホテルで朝食。

金沢市街中心部にあるこのホテルでは、地上16階でご朝食がいただける。

素泊まりの貧乏旅行が多い私としては滅多にない体験だ。

なんせ朝食にその場で「シェフ」が作る卵料理が出てくるんだから。

オムレツにホウレンソウやらトマトやらチーズやら、何を入れるか聞かれて「(当然)全部入れてください!!」って鼻息荒くしちゃったよ物申す

 

ホントは金沢市街は昨日のひがし茶屋街以外にも見どころ満載なのだが(兼六園とか)、今回は予定がてんこ盛りなので過去に訪問したところはカットして先を急ぐことにする。

 

行程:4日目

 

 

8:30 白山比咩神社 

日本三大霊山といえば、「富士山」(静岡)「立山」(富山)、そして石川県の「白山」だ。

その白山をご神山として臨む白山比咩米神社

気多大社に引き続き、縁結び神社第二弾である。

 

 

朝早いということもあり土曜日にも拘わらずほとんど人出が無く、落ち着いて参拝できた。

澄んだ空気が最高だおねがい

 

9:30 ハニベ巌窟院 

さっきまで霊山の麓で荘厳な雰囲気に包まれていたとは思えない、明らかにヤバい場所に来てしまったガーン

ここは知る人ぞ知るカオスワールド・ハニベ巌窟院である。

 

ネットの口コミも・・・何て言ったらよいか・・・「石川県に行ったら寄った方が良い」という好意的なものから、「子供には見せられない」というネガティブ意見まで多種多様だ。

まぁ百聞は一見に如かず、見ずに後悔するよりは見て後悔する方が良いというのが私の信条なので、とにかく行ってみる。


・・・駐車場がガラガラ、どころか空だ。

どうやら私が本日最初のお客らしい。土曜日なのに汗

とりあえず受付で800円を払い中へ。

いきなり巨大な大仏様の頭部が出迎えてくださる。

 

この前を通り、山肌を辿るように坂道を歩いた先にここのメイン、巌窟院がお目見えとなる。

何故か入り口に仁王像。

 

その名の通り、洞窟の中に様々なモチーフの主に「像」が展示されている。驚いたことに、ここを開院した初代の院長がほとんど自力で作成したらしい。

 

巌窟内は天井が低く時々水滴も落ちてきたりして、ソッチの雰囲気抜群なのだが、能登半島でした恐怖体験と比べると明かりがある分さほどのものではない。

問題は展示されている「像」たちだ。

 

・・・私はこれと良く似た仏像を知っている。

確かかの有名な奈良の世界遺産「興福寺」にあったような・・・。

 

最初はまともな仏像なのだが、そのうちだんだんアヤしくなってくる・・・いろんな意味で。

インド系の神様たちは、あちらこちらでやりたい放題、澄んだ目をしたお子さんから「お父さん、この神様たち何をしているところなの?」と質問されて困り果てる親御さんの心痛がお察しできる。

撮影した写真も倫理規定に引っ掛かりそうで、とてもブログにお披露目する勇気はないダウン

 

そこを何とかやり過ごすと今度は文字通り「地獄」の風景が。

お子さん、今度は恐怖で大泣き笑い泣きだ。

やっぱりこちらも掲載不可、映画で言ったらR18指定からのPG12指定の映画を2本連続で鑑賞したところを想像いただきたい。

 

こちらは貴重な「まともな」像。

 

もともとは石切り場の跡地を巌窟院として再利用したらしい。

各所にその雰囲気が残されている。

 

洞窟を抜けた山道を登ると、ハニベ山頂自然公園にたどり着く。

雨上がりということもあり足元はぬかるみ、更に藪蚊が酷い汗

「自然公園」というのどかな響きとは程遠い、過酷な雰囲気だ。

 

この巌窟院を開いた方は、おそらく極真面目にやってるんだろうなぁ、ということは何となく感じられるので、Googleマップなどで「宗教施設」ではなく「テーマパーク」に区分されてしまっているのは少し可哀そうだろう。

で、他人におススメできるかというと・・・家族や恋人との間でビミョーな空気が流れても良いなら行ってみても可。

友人同士なら良い思い出作りになるので、スニーカー等の歩きやすい格好でトライしたらいかがだろうかグッド!

 

11:50 那谷寺 

おいおいまたお寺かよ汗・・・と思われるかもしれないが、私の趣味が神社仏閣巡り&御朱印収集なのだから仕方が無い。

白山にも縁があるこの那谷寺では、岩屋(洞窟)を巡ることで新しい自分に生まれ変われるパワースポットなのだ。

 

 

山門から続く参道。両脇に苔むした庭が広がっている。

 

奇岩に窟が開口している奇岩遊仙境。仏像が安置されている。

 

高台にある本殿(大悲閣)。

このなかで「いわや胎内めぐり」が出来る。

 

 

庚申塚。

後ろにある庚申さん(青面金剛)にこの「縁結びの糸」を結んで「南無青面金剛」と三回唱えると願いが叶うという。

私はこういうイベント(?)ごとは結構好きなので乗ってしまうのだ。

どうかラクして大金が稼げるお仕事とご縁がありますようにドキドキドキドキ

 

思ったよりも境内は広いので

 

13:30 山中温泉 

この旅行で最後の目的地は、石川県が誇る全国でも有名な温泉地温泉加賀の山中温泉&山代温泉だ。

ホテルは山代温泉に取ってあるので、山中温泉を散策してからそちらに向かおう。

 

山中温泉街の外れ、有名なこおろぎ橋の近くの無料駐車場に駐車して、渓流沿いの散策を開始。

 

川沿いの散策路に降りて見上げたこおろぎ橋。

 

 

川を臨む形で旅館が立ち並ぶ様子は、今年の春に旅行した黒川温泉郷(熊本県)に少し似ていた。

川床でスイーツカップケーキを食べるのも、風流で良い(私は食べなかったけど)。

 

散策路途中にあるあやとり橋。独特のフォルム。

 

あやとり橋から先ほどの川床を臨む。

 

山代温泉もそうだが、ここ山中温泉にも「総湯」と呼ばれる公共浴場があり、520円というお安い値段で温泉が堪能できる。

汗をかいたので、こちらでサッパリしましょう(タオルやボディソープ、シャンプーは備え付けが無いのでご持参がおススメ)。

コチラは女性の総湯。

目前の広場では出店が出ていて何かのイベント中だった。

コチラが男性の総湯。

 

山中温泉はこの総湯に向かってお土産通りがあり、買い物や喫茶店での一服が楽しめる。

山間の田舎の温泉地、的な感じが風情があってよい。

 

 

16:00 山代温泉 

確かにお土産物屋さんなんかは山中温泉の方が多かったが、この日泊った山代温泉も素敵なところだ。

山中温泉から車で20分ほど。少し街中にある。

 

温泉街のシンボル、明治期のお風呂場が再現されている古総湯はステンドグラスが美しいらしい。

時間的に入れなかったのが残念だショボーン

 

夏休みの夜間はメイン道路で和太鼓の演奏とプロジェクトマッピングもやっているとのことだったので、夕食後にホテル周辺を散策する。

 

 

夜の古総湯。奥には総湯もある。

 

 

以上、4泊5日の石川県縦断旅。

諸事情で最終日は自宅直帰となってしまったが、のんびりした能登と洗練された金沢、癒しの加賀と、地域ごとの特性や歴史を満喫させていただいた。

 

さて、次は何処に旅しましょうか??

石川旅行後半戦。輪島から金沢経由で山代・山中温泉を目指す。

 

行程:3日目

 

 

7:00 輪島朝市 

輪島と言えば朝市

の前に、ホテル周辺を散策。

輪島港の朝日。

 

相変わらずの天候不順、薄曇りくもり状態だ。

朝食を終えたら日本三大朝市のひとつである輪島の朝市へ。

 

・・・時間が早いことや平日なこともあるけど、思った以上に閑散としている。

近くにいた視察団(?)のガイドの説明を盗み聞きしたところ、店主等の高齢化が進んで年々規模は縮小の傾向にあるらしい。

売っているものは手作りで値段も良心的なので、これが無くなってしまうのは本当にもったいないショボーン

 

お店の片隅で見つけたニャン。どこにいるか分かるかな??

 

10:00 総持寺祖院 

さて、輪島市を出発して最初の訪問地は、立派な山門に圧倒される總持寺祖院だ。

商店街の外れの駐車場から徒歩5分ほど。

曹洞宗の大本山として鎌倉時代末期に創建されたが、明治の大火で焼失。

本山は横浜市へ移ったものの、この地に「祖院」として残されているのだとか。

 

大正から昭和にかけて再建された建物は、新しいけど荘厳。

拝観料500円を払って中に入る。

 

 

中庭を囲むように回廊があるのが風情があって良い(回廊好き)ドキドキ

 

インスタ映えを意識したフォトジェニックなスポットも(笑)

 

11:40 氣多大社 

少し時間的に余裕が出来たので、次の目的地の途中で予定外の氣多大社に立ち寄った。

總持寺祖院と並ぶ、石川県の名刹である。

 

縁結びのご利益でも有名で、まだ夢も希望もあった30代前半だったウン十年前に、友人と来たことがある。

その後、ご利益があったかというと・・・あれば今頃こんなブログを書いていないだろうえー

 

 

12:15 千里浜なぎさドライブウェイ 

恐らく日本で唯一、海岸線が公式な道路になっている千里浜

今日の観光地のメインのひとつだったので天気をずっと気にしていたのだが。

昨日の雨から回復し、浜に到着したころには快晴晴れで絶好のドライブ日和になってくれたグッド!

 

このドライブウェイ、全長が8km余りもあるということでガイドブックでもホームページでもいまいち入口・出口がよく分からない。

名前に「千里浜」ってあるんだから、多分この辺りから入れるだろう・・・と道の駅「のと千里浜」の先の海岸線を目指すと。

ドンピシャ、ここが出発点(又は終着点)のようだチョキ

理由は分からないが、なかなかのクオリティの砂像が設置されている。

 

かの有名な鬼退治兄妹の砂像もあった、と思ったが、微妙に似ていないので私の気のせいかもしれない。

 

あまり車の数も多くないので、途中で停車して写真をバシャバシャ撮ることが出来た。

 

 

 

愛車も一緒に写真撮影。なんだか車のCMみたいおねがい

 

15:30 ひがし茶屋街(金沢市街) 

本日のホテルは小京都・金沢市内のド真ん中。

フロントが地上16階、しかも椅子に座ってチェックインというだけで委縮しちゃいそうな、Google3星ホテルである。

それなのに駐車場無料(キャンペーン中)なのが大変ありがたい。

 

ホテルに早めにチェックインし、車を置いたら古い町屋建築が残るひがし茶屋街へ歩く。

個人的に偏見なのは重々理解しているのだが、「小京都」とか言っちゃっているような地方は何となくお高く留まってる気がするぅえー~~と田舎者のヒガミ根性丸出しで向かうと。

既に午後3時を回っているのに、若い人たちを中心に多くの観光客でにぎわっていた。

 

 

大通りから細い路地を入るとレトロ感満載でオッシャレ乙女のトキメキ~~これならお高く留まりたくなる、じゃなくて故郷を誇りたくなる気持ちが良く分かる。

キレイに整えられ、手入れの行き届いた街並みは、住民がその土地を愛している証だろう。

 

通りには昔の町屋をリノベしたお土産物屋や喫茶店がずら~~と並んでいるのだが、どの店も個性があって扱っている商品もみんな異なるのだ。

町並みを見ながらフラフラと買い物するのも楽しい音譜

 

国指定重要文化財で、元お茶屋の「志摩」(↑手前左側の建物)も、当時の風情が感じられる名所。

入場料520円払ってでも見学して頂きたい。

 

こうした場で芸妓さんと遊びながら「お主もワルよのぅ~~」とか言いながら饅頭の下に小判を仕込んだ贈り物のやり取りなんぞをしていたのだろうか(時代が違う)。

床の間を背に「ひかえの間」を臨む。

このお座敷で芸妓さんたちが遊技を披露していたのだ。

ココに座ると520円の入場料でお大尽気分が味わえるのだから安いもんである。

 

ホテルまでの帰り道は、川沿いの主計町を抜けていく。

 

主計町にある「暗がり坂」。

名前の通り、日が差しにくい暗い坂なのだが、かつて人知れずお茶屋の芸妓さんに会いに行くときに通ったんだそうな。

人にはいろいろオトナな事情があるようだ。

石川県旅行2日目。

本日は珠洲市・見附島から能登半島をぐるっと回って輪島市を目指す。

今日は1日雨雨が降ったり止んだり、ってなようだ。

 

行程:2日目

 

8:30 禄剛崎(ろっこうざき)灯台 

道の駅「狼煙」に車を停めて結構な急坂を10分余り登ると、可愛らしい灯台が見えてきた。

ここ禄剛崎は能登半島の最北端なんだそうな。

それにしても人っ子一人おらず、居るのはカラスのみである。

 

9:20 聖域の岬(空中展望台スカイバード) 

禄剛崎から珠洲市方面に少し戻ると珠洲岬。

能登半島の北東端に位置するここは、地上の気流と海上の暖流寒流の気が集中する「日本三大パワースポット」・・・らしい。

おいおい、残りの2つは何処だよえー・・・という突っ込みは置いといて。

崖から飛び出した展望台スカイバードはその高さといいなかなかにスリリングなのだが。

なんせ雨風雨が酷くて別の意味でもスリリング。

足元に見えているのは有名な「ランプの宿」である。

 

スカイバードへの入場とセットになっているのが青の洞窟

海岸線まで下った先にあるトンネルを抜けると見えてくる。

 

 

「青の洞窟」といってもイタリアの有名な洞窟とは違い自然に発光しているわけでは無く、メチャクチャLEDの力に頼り切っている。

それとも今日は天候が悪いからこうなのか・・・凝視

 

それにしてもココと展望台だけで1,500円はいかがなものか、ということは口コミを少し調べれば誰もが書き込んでいるナンバーワンの感想だ。

のとじま水族館が1,890円で3時間満喫できた事を考えると、費用対効果が悪いと言わざるを得ないだろう。

 

11:20 垂水の滝&曽々木海岸 

断崖から海へ直接流れ落ちる垂水の滝

広い駐車場から歩いて近づけるのだが、その先は落石により道がふさがっていて通行禁止だ。

 

トンネルを挟んで、この滝の反対側に広がるのが曽々木海岸

曽々木ポケットパークという、車3台も置けば満車な小さい駐車場しかないが、周辺に路駐しても迷惑は掛からないだろう。

なんせこの観光地、廃道の脇に入り口があるのだ。

よほど意識して近づかないと、そのまま素通り決定である。

旧のトンネル。今は廃道。

 

ここはパワースポットとして有名らしいのだが・・・小心だが好奇心旺盛な私が訪れた数々の観光スポットの中で、ベストスリーに食い込む過去最高の恐怖が待っていた・・・ガーン

 

そんなこととは露知らず、廃道脇から海岸線を歩いていくとまずは小さなトンネルが見えてくる。

道路が開通するまではここは交通の難所で、波に攫われないよう岩肌にしがみつくように移動したらしい。

 

トンネルを抜けると、すぐ左手では波しぶきを上げる海岸線があり、その先にまたトンネルが・・・って前に、右手の建造物が気になるんですけど。

 

どうやら先ほど通った旧道の延長らしく、今にも崩れ落ちそうなサビたガードレールが残っているのだが。

え?この廃道の下をくぐって、奥まで行けっていうの?

いやいや、マジで真っ暗なんですけどあせる!!

 

この奥には不動明王が安置されているらしいのだが・・・洞穴に近づくとショボいLEDライトが自動点灯ひらめき電球

これだけでは足元など真っ暗なので、慌ててスマホのライトを点ける。

それでも真っ暗、周囲の様子が全く分からない。

永遠に思える数十メートルを進むと、どうやら不動明王にたどり着いたらしいのだが、とにかく真っ暗オバケあせる

いったい何のために恐怖に耐えてここまで来たのか・・・その意味を自信に問う間も惜しんで早々に入り口に引き返した走る人

いや、マジで怖かったガーン煽り滝汗びっくりマーク

もう一度行けと言われても、一人では絶対に行きたくないところである。

 

元の道に戻り、気を取り直して先に進もう。

道はさらに奥に続いていて・・・おいおい、またトンネルかよ。

覗き込むと向こう側が明るいので、なんとかライト無しでも通行ができそうだ。

こちらもLEDライトが設置されているが、なんだか変な形だなぁ、と思っていたら、その謎は通り過ぎた先、振り返ってみて判明した。

写真ではちょっと分かり辛いが、ハートマークになっているのだ。

なになに、「せっぷんとんねる」か・・・誰が命名したんだか知らないが、こっぱずかしい名前である真顔

「どこに行って来たの?」

「せっぷんとんねる」

っていやいや、ナイでしょ。そもそも現代の若者に「せっぷん」って通じるのか。

 

何でもここを通ったカップルは結ばれるらしい。

さっきの不動明王の洞窟を体験したなら、その時のドキドキラブラブを”恋”と勘違いして結ばれちゃうことならあり得るか(いわゆる吊り橋効果)。

この先は落石で通行禁止、本来であれば先ほどの垂水の滝まで通じているはずだ。

 

13:15 白米千枚田 

曽々木海岸から塩田地帯を抜けてさらに南下を続けると、見えてくるのがこの千枚田だ。

今の時期は稲穂が実り、頭を垂れている美しい風景が広がっている。

道の駅に車を止めて、田んぼの中を散策できるのだ。

 

 

 

 

 

急傾斜地に作られた棚田なので、散策するだけでもいい運動になる走る人

雨に濡れた稲穂が美しい。雨雨が降らなければ見れない光景だ・・・と悪天候の中で強がっておこう。

 

併設された道の駅で食べた「お米ソフトクリーム」は、コーンの代わりにお米のお菓子である「ポン菓子」が敷き詰めてあった。

最初は「神聖なるソフトクリームソフトクリームにポン菓子なんで邪道むかっ(←無類のソフトクリーム好き)と思ったのだが。

食べてみたら意外とマッチ、他にはないソフトクリームなので、是非お試しあれグッド!

(家でも作れるじゃん、と後から気が付いたけど。)

 

この後はこの日の宿泊地、輪島市内へ移動する。

年に2回の長期旅行のシーズンが来た。

今年の目的地は、北陸は石川県。

こちらを実質4日で1周しちゃおう、という魂胆である。

ちろん、お一人様ドライブ車旅行だ。

 

幸いにも石川県の県民割りが利用できるので、宿泊料が安く上がり且つお土産購入なんかにも使えるチケットまでもらえるんだから、もうこりゃ行くしかないでしょ!?今でしょ物申す!?

ってな感じで出発びっくりマーク

4日間を4回に分けて、主な観光地(というか私が面白かった場所)をお披露目しよう。

 

行程:1日目

 

 

8:50 のとじま水族館 

自宅を午前2時半に出発し、最初に到着したのは能登島にあるのとじま水族館

ここの目玉はなんといっても

そう、ジンベイザメ(しかも2匹)だろうドキドキ

海獣類を除けば私の「わざわざ会いに行きたい魚ナンバーワン」である。

なお、日本でジンベイザメに会える水族館は以下の6館だ(順不同)。

〇 美ら海水族館(沖縄)

〇 海遊館(大阪)

〇 八景島シーパラダイス(神奈川)

〇 アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城)

〇 のとじま水族館(石川)

〇 いおワールドかごしま水族館(鹿児島)

今回のとじま水族館に来たので、あとは鹿児島のいおワールドさえ押さえれば目出度くコンプリートチョキである・・・・・・が、遠いな・・・鹿児島・・・無気力

 

こののとじま水族館の良さは、目玉であるジンベイザメの展示スペースをド頭に持ってきているところで、入館したとたんにいきなりクライマックス感がハンパない。

なので初っ端からミラーレス一眼の電池が半分無くなるくらい撮りまくってやった。

その成果をゲ〇が出るくらいご覧いただこう。

 

 

 

 

 

 

 

どさくさに紛れてジンベイさんではない種類も混じっていたが、気にしないで先に進もう。

 

ジンベイザメの水槽を無事突破したら、ペンギンのプールに向かう。

コロナの関係で様々なイベントが中止となる中、ペンギンの行進は絶賛開催中だというのだから見ないわけにはいかない。

 

 

エサやりのために集められたペンギン集団。この中の選ばれし精鋭たちのみが行進に参加できるのだ。

 

ここでは不慣れな動画撮影に挑戦したので、御覧いただきたい。

もう手ブレが酷くて編集していても酔ってしまいそうなくらいブレブレであるゲロー

 
ペンギンの行進の後は、イルカ&アシカショーへ。なかなかの過密スケジュールだ。
ここのイルカたちはスリムなボディが魅力のカマイルカ。
あの愛嬌たっぷりのバンドウイルカはいなかった気がする。
 

スタッフさんのインタビューに答える芸達者なアシカくん。

 

そのほかの魚や海獣たち。

 

カマイルカたちは愛嬌たっぷり。

カマイルカたちは愛嬌たっぷり。人間にも近寄ってくる。

 

見ているだけで癒されるクラゲの群れ。

 

何故か水槽の中からこちらを見てくる魚たち。

 

コツメカワウソ。エサやり体験は出来なかったが、飼育員さんとのトレーニングは見せてくれた。

 

アザラシも間近で観察可能。とにかくサービス精神が旺盛。

 

鏡張りのフロアで、たまたま映った自分あせる

 

 

イルカのトンネル水槽ではすぐ近くをカマイルカたちが通るので、見ていて飽きない。

などとやっていたら、あっという間に3時間が経過。

1,890円でこれだけ楽しめれば本望である。

 

12:30 別所岳SAスカイデッキ 

お次は能登半島内陸部を走る「のと里山海道」をとおって珠洲市方面へ。

この道路、いわゆる無料のバイパスでほとんど信号も無くてこんな快適な道を無料にしちゃうなんて石川県って太っ腹チュー!な感じだ。

 

途中、別所岳SAに設置されたスカイデッキに立ち寄った。

ここでは展望台からの絶景が臨めるらしい。

煙とナントカは高いところが好きドキドキということで、私も高いところが好きなのである。

 

空中回廊を通ってちょっとフォトジェニックな展望台へ。

晴れていれば能登島を望む絶景が見られたんだけどね・・・残念ながらのドン雲りダウン

テラスの下には何故かヤギやぎ座が1匹飼われていて、お触り自由なのでプチ触れあいで心を癒やす。

・・・と思ったら、なかなかにアグレッシブなヤギで大人しくはしてくれない汗

 

 

14:40 恋路海岸 

恋路海岸

もう名前からしてこっぱずかしいが景勝地らしいので立ち寄ったが、地名だけで観光地お得意の「恋人たちの聖地」感満載である。

どんなところかというと。

海岸からポツンとある小島が見え、その前に鳥居が経っている。

ここには伝承が残されていて(ちょっとウザいので小文字)

「その昔、深い恋仲となった2人の若者、鍋乃と助三郎がいました。鍋乃に思いを寄せる恋仇の男の罠のため、助三郎は海の深みにはまって命を落としてしまいました。鍋乃も助三郎の後を追って海に身を投げ死んでしまうという悲しい恋の伝説から、いつしかこの地が「恋路」と呼ばれるようになりました。」

沖に見えているのは「弁天島」らしい。鳥居があるのもそのためか。

 

悲恋の伝説があるんだったら、来たカップルは別れちゃうじゃん、と思うのだが。

あるんだよね~~こういうところには「幸せの鐘」とか「縁結びの鍵」とかが。

個人的にはその必要性と効力に疑問を抱いているけどえー

 

16:00 見附島(ホテル) 

本日の最終目的地且つ宿泊地が、自称・能登半島一の観光名所、見附島だ。

周囲300mほどの無人島である見附島。

確かにこれが沖合にいきなり「ドドーーン!!」とある様子は摩訶不思議である。

 

弘法大師ともゆかりがあり、昔は島に祠みたいなものもあったようだが、今では朽ち果てているらしい。

島が臨める海岸線は公園として整備されているのでちょっとした散策にはもってこいなのだが。

・・・・・・あったよ、ココにも。「幸せの鐘」が。

しかも「えんむすびーち」だなんて。

大喜利かよ!?