映画『すずめの戸締り』を仕事帰りに鑑賞してきた。
監督は御存じ、『君の名は。』や『天気の子』の新海誠監督である。
私は特に、新海監督の熱烈なファン!・・・では無いのだが、今日は定時退社日だし、いつも日帰り温泉ばかりだからたまには映画もいいよね~~ぐらいのカルいノリで行ったのだが。
結論から言えば、映画館で観て損はない良作
映像はキレイだしストーリーは壮大だし音楽も良いし。
という前提で、以下感想を書かせていただこう。
【※※注意事項※※】
※あくまでも個人の「感想」であり、ストーリーの良し悪しに言及するものではありません。
※このブログを読む人の都合は一切考えず、ストーリーや登場人物の説明は(面倒くさいので)一切しませんし、ネタバレにも一切配慮はしませんので、ご了承ください。
まず、ストーリーを一言で言えば、「自業自得」
やらかしちゃった女子高生が、その後始末に文字通り東奔西走する話である。
いかにも
「草太の家庭事情に巻き込まれました」
的な感じになっているがそれは逆で、
「すずめ(鈴芽)がやらかしちゃった事の後始末に草太が付き合うハメになりました」
が正解だろう。
そもそも最初の扉の要石(ダイジン)をすずめが抜かなければ、こんな騒動は起きなかったのだ
正義感が強く社会のルールを何よりも重んじるA型としては、すずめがグズグズメソメソするたびに
「泣き事言わずにちゃっちゃと働けよ、お前のせいなんだから!!」
とケツを叩いてやりたくてウズウズしてしまう。
それと、ネコ好きには(大変)切ない展開があるので、ネコ好きの方は覚悟してご覧いただきたい。
先ずはダイジンがすずめに嫌われて
「すずめ、(ダイジンのこと)スキじゃなかった・・・」
と痩せネコに戻ってしまったときは本っっっ当に切なかった
その場にいたらすずめのヤツに2,3発ボディーブローを食らわしていただろう。
ネコが悪さするのなんざ、日常ちゃめし事。
サカナがエラ呼吸するのと同レベルだ。
なのにちょっとカレシをイスにされたぐらいで怒ってんじゃねーーよ!!
可愛いイスで良かったじゃねーーか!!!
左がダイジン。右がイス化した草太。
さらにオーラス間際、すずめをかばったダイジンがすずめの腕の中で
「すずめのコになれなかった・・・」
と呟き、要石になるシーンでは
「うおぉぉぉぉっっーーーー!!!ダイジーーーーーーン!!!!!!!」
と心の中で大泣きしていたことは言うまでもない。
そもそも草太自身が諦めて要石になりかけてんだから、そのまんまでいーじゃん!
そんなに草太が可哀想なら、オマエ(すずめ)も一緒に西だか東だかの要石になって、二人で日本を守っていきゃぁいいんだよ!!!
物語は一見ハッピーエンドで終わるが、その陰で要石となったダイジンとサダイジンが、これから数十年数百年という年月をひたすら寒さと孤独に耐えていくのかと思うと、ネコ好きとしては大変やりきれない思いで胸がいっぱいである
ハッキリ言って、「イス化した涙ぼくろのイケメン」より、「1時間半前にスクリーンにお目見えしたばかりの白ネコ」の方が、私にとってはよっぽど愛おしいのだ。
入場時に貰った小冊子。
先着300万人だかに配っているらしい。
タダなものは何でも嬉しいアラフィフ。ラッキー
上記2枚目の写真の立て看についているQRコードを読み込むと、ダイジンとイス、じゃなかった草太のVoiceが聴けます
余談だが。
映画を観終わってコーフン冷めやらぬまま帰宅した私が、ソファーでまどろむ我が家のネコどもを抱きしめながら
「オマエたちのことは何があっても大スキだよぅぅ~~」
「オマエたちは一生、私のコだよぅぅ~~」
と号泣してウザがられ、ネコパンチ&キックを食らいまくったことは想像に難くない・・・ゲホッ
寝ているところをジャマされて、あからさまに私をウザったがる我が家のサダイジン・長男アイ。
目つきがミミズ退治モードのサダイジン