2023年7月 3回目の入院へ ① | 大切なものは目には見えない

大切なものは目には見えない

日々の普通の生活が当たり前だと思っていたけど、それは当たり前では無かった。
今日と同じ明日が必ずあるとは限らない。
本当に大切なものは目には見えないから、私の心が感じたことを忘備録として残します。

久しぶりの投稿になりました


昨年の私にとって一番しんどくて辛い状況の時の事を書こうとすると

あの時々の苦しくて悲しい場面がフラッシュバックして…

辛すぎて、なかなか書くことが出来ませんでした


人間は辛かったり、悲しすぎる事があると

無意識のうちに その起きた事を自分の記憶の中から消してしまおうとする事を知りました。

きっと 嫌な事は無かったことにしたいんですよね

あの時のどうしようもない 悲しい気持ちが

途切れ途切れにしか 思いだせなくて

脳が無意識に 私の記憶から消し去ろうとしてるように感じます


あの一番苦しかった頃のこと

2023年は毎日が苦しくて辛かったので

どれが一番かは分からないですが…

特に昨年6月~7月は 息子の薬への依存が急激に加速した頃で

私の体調も悪くて… 私自身のメンタルもかなりやられていました


手帳を見ながら あの頃の事をを思い出して

記録したいと何回も試みましたが

頭が痛くなったり 急に睡魔に襲われたりして

なかなか書くことが出来ませんでした


もう書くのを止めようかと思いましたが

でも 私はこの経験をどうしても 記録として残しておきたいという

そんな気持ちがとても強くて 

思い出せる範囲で 覚えてる事だけでも

書いていきたいと思います


✎︎______________




2023年6月~7月

3回目の入院(7月15日)までの短い期間に

息子の薬への依存は急激に加速しました

そして 1度にODする薬の量もかなり増えていました

薬への耐性が付いて来て だんだん量が増えていく そして ODする頻度も増えていく


ODしてる時と していない時

息子はまるで別人でした

薬に支配されている時は 息子は別人になってしまいます

薬に支配される 人格が変わってしまいます

息子でありながら もう息子ではなくなってしまう


私はその変貌が怖かった

人格を変えてしまう薬が恐ろしかった

薬→人格が変わる→感情コントロールが出来なくなる→暴れる→物が壊れる→自傷

(時には警察にお世話になることも何回かありました)


その頃になると 私はもう息子の目を見るだけで 薬をやっているか いないかがわかりました

最初は処方薬から始まりましたが

この頃はメジコンという咳止め薬(市販薬)に依存していました


ん? なんか言動が変だと思って

目を見たら すぐに分かります

そうなると 人格も変わってるから

ヤバいです

とりあえず 早く逃げないといけないです


薬をやってる時 もっと薬が欲しくなるみたいでした

この頃 もっと薬が欲しくなった時

だけど自分はお金が無い

買いに行くことが出来ないとなると


 そんな時 私を脅して薬を手に入れようとするようになりました

正直 夫がいない昼間に 息子と二人きりになるのが 怖かったです

何もない時もありますが いつ何が起こるか分からない不安で 私はいつも精神的に疲れていました


息子の目つきがおかしくなったら

いつでもすぐに逃げれるように スマホは家でもいつも離さず持っていました

玄関にはすぐに持ち出せるように 犬のご飯と水 財布と家の鍵が入ったバッグ 着替え1日分などが入った小さな旅行カバンを隠していました


私ひとりなら すぐに逃げれるのですが

愛犬のトイプードルを一緒に連れていかないと行けなくて それがたいへんでした

何故かというと 依存症になってODをするようになってから 

息子は犬を虐めるようになっていたからです

それまでは息子も一緒に犬を可愛いがっていました


私が犬を可愛いがってることを逆手にとり

犬を虐めることで 私を脅して

私を支配下に置こうとしました

犬を置いて逃げる事が出来ない私には

瞬時に犬を抱きかかえて 玄関へ行き

家の外へ逃げ出すことが出来るかは

災害時の避難と同じくらいの いつも真剣な脱出でした