1988年12月10日ー三億円事件と時効
「時効」という言葉がある。
いろいろな種類があるけれど、普通は、犯罪が
行われて、その後、何年間も捕まらなかったら、
それ以上は、たとえ犯人がみつかっても、
罪に問われないことをいう。
日常生活では、借金を催促されたとき、ふざけて、
こんな風に使う。
「そんなの、もう時効よ」
この時効で、最も関心が持たれたのが
「三億円事件」だ。
20年前の昭和43年12月10日、府中市で東芝の工場
に従業員のボーナス3億円を運ぶ途中の現金輸送車が
白バイの警官に化けた男に奪われた。
3億円など、いまでははした金。
でも当時は大騒ぎだった。
強盗の時効は7年(犯罪の種類で違う)。
50年の12月10日の時効のときには
「犯人が名乗り出るのではないか」と、
また大騒ぎした。
きょうで損害賠償請求権も時効になる。
犯人が出てきても3億円を返せとはいえなくなる。
今度こそ、犯人はでてくるかも知れない。
2010年12月10日
三億円事件は、時効となっても結局犯人は名乗りでず
未解決事件となった。
1988年12月9日ー昭和42年都電廃止ー
都電は、いま、この前に乗った荒川線だけになってしまった。
むかしは、東京の市内を、くまなく走っていたものだ。
六本木にも、銀座にも、青山通り、西麻布、広尾にも。
都市の交通機関の、まさに、花形だった。
なのに、なぜ、なくなったのだろう。
追い出しのは自動車。
自動車にとって、道の真ん中を走る都電は
いかにも邪魔だった。
レールの上を走るから融通もきかない。
自動車はレールの上を通ってはいけないことに
なっていたけれど、ラッシュになると、そんなこと、
お構いなし。都電も車の渦の中で立ち往生する始末で、
とても走れたものではなかったのだ。
そして昭和42年のきょうの夜、第一次分の銀座線などが
廃止になった。
名残を惜しむ人の波に阻まれ、最終電の出発は
1時間も遅れたほどだった。
1988年12月8 日ー真珠湾攻撃の日ー
もう、遠い、昔の話になってしまった。
47年も、前になるのだ。
きょうは、真珠湾攻撃の日。
昭和16年12月8日、いわゆる大東亜戦争が始まった。
ただし、この言葉は、そのころ、日本だけ使っていた。
日本は、この戦争を、欧米の国々の植民地になり、
しいたげられているアジアの国々を解放し、
大東亜共栄圏(きょうえいけん)をつくる「正義の戦い」
と主張していたからだ。
「共栄」というのは、字のとおり、共に栄えるという意味。
お父様たち、子供や善良の人たちは、本当に信じていた。
けれども、実際は共栄どころか、アジアの国々を
日本に従わせるための戦争。
勝手し放題、残虐なことばかりしていた。
本当に残念だと思う。
その傷が、いまも残っているのは、残念だ。
2010年12月8日
題名を忘れてしまったが、ある中国の映画で
日本兵が、中国人の母親から赤ん坊をとりあげ、
その赤ん坊を放り投げ、刀で串刺しにするという
シーンがあった。
あまりにも残酷すぎて、そこだけ覚えている。
本当にそんなことがあったかは分からない。
でも、それに近い残酷なことを、日本兵はしていた
にちがいない。
加害者は時間がたつと忘れてしまうことも、
被害者は絶対に忘れない。
1988年12月7日ー関東大震災級の地震の被害予想ー
「15万人死亡、260万戸が灰」
いま、もし、関東大震災級の大地震が起きたときの被害予想だ。
国土庁が、きのう発表した。
地震による直接の建物の損壊は、木造が724万戸、
なんらかの被害を受けるが、このうち「大破(使用不能)」は
訳34万戸。鉄筋コンクリート造りなどは134万戸が損害を受け、
うち大破は4万6千戸。
ただし、余り心配しなくてもいい。
これだけの地震が起きるのは、100年以上、先のことだからだ。
また、恐い火災も、港区など東京都心部などは、そんなに広がらない。
しかし、東海大地震は、東京では関東大震災ほどの被害は
でないが、近いうちに起こる可能性が高い。
注意しないとね。
ちょうど、昭和19年のきょう、東海地方に大地震があり
約千人が死んでいる。
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1988年12月6日ーJR東中野駅列車追突事故ー
きのう、JRの東中野駅で電車が追突、
2人が死亡、102人がけがをした。
国鉄がJRという民営になってから初めての
大事故となってしまった。
また、ATSをなおざりにして、信号を無視したためらしい。
ATSはAUTOMATC TRAINSTOPの略で、
自動列車停止装置と呼ばれる。
一定以上、電車が前の電車に近付き過ぎたり、
信号が赤信号になると、運転席のブザーが鳴り、
もし運転士がブレーキをかけないと自動的に
電車が止まるようになっている。
しかし、ラッシュアワーの時など、この装置を作動
させておくと、電車と電車の間隔がつまっているため、
ブザーが鳴りっぱなしになるので、運転士は、よく、
装置のスイッチを切って運転するのだ。
今回も、そうしたのだろう。
だから赤信号でもブザーが鳴らなかった。
運転士も悪いが、ダイヤも過密すぎると思う。
1988年12月5日ー戸籍法と名前ー
人の名前に使える漢字には制限がある。
戸籍法という法律で、決められているからだ。
おかしな話だけれど、できるだけ難しい漢字を
使うのをやめ、お互いに読みやすく、呼びやすくしよう
というためだろう。
いま使えるのは、常用漢字(学校で習う漢字)1945字と、
例外的に許されている166字の計2111字だけ。
けれども、ヒット曲や人気テレビドラマに使われた言葉は、
難しい字でも、みんな、それを子供の名前につけたがる。
昴(すばる)、澪(みお)、稀(まれ、き)などが、
最近、希望が多い。
国も、その要望に応じて、これらの漢字の使用を
2年後から許可することになった。
この調子では難しい名前が一層増えそうだ。
でも、お父様には、この名前が一番いい。
「○○○」
2010年12月5日
名前は、父がつけてくれた。
本当は、違う名前になるところだったけど、
突然思いついて、今の名前に変えたそうだ。
違う名前は、はかなげで可憐だったけど、
今の父がくれた名前の方が、大好きだ。
1988年12月4日ー新語・流行語大賞ー
ことしの「新語・流行語大賞」が決まった。
お父様が持っている「現代用語の基礎知識」を
出版している自由国民社が毎年選んでいるものだ。
流行語の1位は次の言葉。
「今宵は、ここまでにいたしとうございまする」
いうまでもなく「武田信玄」の大井夫人のセリフだね。
受賞の理由は「節度を忘れがちないまの社会に、
この言葉を使うことで、ケジメを持たせた」のだという。
「ハナモク」というのもある。
これまで金曜日がデパートのかき入れ時だった。
で「花金」といわれた。
ところが週休2日が増え金曜日は飲み屋行き。
かわって木曜に客が入るようになった。
だから「花木」。
花は華。
華やかな、という意味だろう。
昨年の流行語賞の中には「朝シャン」があった。
もう時代遅れかな。
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1988年12月3日ーマクドナルドのセット
格安になった、マクドナルドのハンバーガーセット。
きのうも、そんな話がでたね。
一つ一つ買うと、ハンバーガー210円、コーヒー160円
それに120円のポテトを加えたら490円になるはずなのに、
なんと360円だ。
「なぜだ」-みんなが不思議がっている。
ハンバーガーとコーヒーだけなら、もっと安くなるかと思ったら、
ちゃんと370円請求され、ポテト付きよりも高い。
要するに、3個とも、いっきょに売れる方が、安くて、よく売れるので、
店にとっては得なのだ。
だから1個だけだと、高くして売れなくしているらしい。
もし、セットで買って、ポテトだけ返したらどうなる。
「セット料金でなく、1つ1つの定価を払ってもらいます」
何としても、3つとも売ってしまいたいのだ。
2010年12月3日
マクドナルドのバリューセット、
今では、当たり前のことが、当時はかなりセンセーショナルだった
覚えがあります。
小学生のころ、日曜の朝は、読売、朝日、日経、産経、東京の
5誌と、朝マックを買ってくるのが私 の役目でした。
1988年12月2日ー舞浜駅をディズニーランド駅にできなかった理由ー
ディズニーランドの目の前に、JRの駅ができ、
1日に初めての客が降りた。
名前は「舞浜」駅。
最初は、ずばり、こういう名前にしたかったのだそうだ。
「ディズニーランド」
しかし、さすがはアメリカ系の会社。
すぐにこういってきた。
「名前を貸す以上、駅舎も駅員も、管理もデザインも、
駅すべてが、おとぎの国でなくてはならぬ」
で、オジャン。
それだけではない。
高架の駅からディズニーランドで見えるのは、
シンデレラ城の先のとがった塔だけ。
ディズニー社は、こういった。
「おとぎの国は、現実の世界から、のぞかれてはいけない」
目隠しに300本の木が周りに植えられた。
