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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 リレーはそのコイルに電圧をかけたり,切ったりすることにより,リレーの接点を別回路で独立に利用することができます。コイルがOFFの時は写真の赤のリード線は黄色のリード線につながります。ONの時は青のリード線につながります。その3つの端子の左側に3つの端子が空いています。これで別回路のON-OFFを制御しようと考え,はんだ付けして,動作テストを行いました。ところが,こちらの回路を接続すると,この中の他のリレーがジージーと言い出しました。リレーの接点は他とはつながっていなくて独立しているはずなのにおかしいです。改めて,このリレーの中を見てみると,このリレーは1回路だったのです。それぞれの端子はその右の赤,青,黄色のリード線がつながっている端子とつながっていました。うっかりでした。新たに接続した回路はAC100Vでした。右側はDC 12 Vの回路です。電解コンデンサーが破裂するかもしれません。しかし,幸いのことに,故障は避けられました。AC100 Vの回路の負荷が軽かったからかもしれません。以降リレーを交換する必要があります。

 大きなセンサーライトを入手しました。取り付け場所はガレージの一番端にしてみました。ガレージから侵入した人間にも反応させる目的と,暗くなってからのガレージ内の照明にも使えるからです。リモコンが付いていて,人間に反応しなくても点灯させることも可能です。ガレージのここと反対側に門がありますがそこにも反応させるのが必要です。また,道路を通る人に反応すると感じが悪いです。センサーは道路からそむけるようにセットしてあります。感度も変えられるので,これからいろいろ試す必要がありそうです。

 金属にドリルで穴を開けるとバリがでます。ティッシュで削り屑と切削オイルをふき取ろうとするとティッシュがバリに引っかかり破れます。開けた穴よりかなり大きなドリルを用いて穴に軽く当て,回転させるとバリがとれ,穴の縁がまるまります。こうするとティッシュもスムーズにこすることができます。また手で触れても引っかかることなく滑らかになります。これは金属に穴を開けた時の必須の作業だと思います。

 昔,アメリカでホリデーインの予約などするときの電話番号として1-800HOLIDAYと覚えていました。携帯での電話番号のキーパッドの数字の横にアルファベットが付いています。例えば2の所には,ABCと小さく書かれています。アルファベットは数字に結び付けられているのです。AもBもCも2なのです。すなわち,2の代わりにAでもBでもCでも良いのです。この様にすることで電話番号を覚えやすくしているのです。日本の通販で0120皆ニコニコなどとしているのと同じです。

 ネットのID登録で,6桁の数字を使うものがありました。ちょっと覚えにくかったので,アメリカの電話番号式に覚えようかと思いました。一つの数字に複数のアルファベットが割り当てられているので,たくさんの文字列が作れます。そこで,エクセルを用いて,その数値に対する出来得る全ての文字列を列記させるワークシートを作りました。下図黄色のセルに6桁の数値を入れるとU列に候補が列記されます。その中から覚えやすい文字列を探せばよいのです。なお,1にはアルファベットが割り当てられていません。0には+しか割り当てられていません。ここは適宜付け加えてみました。

 各数字に対して,4種類の文字のどれを選ぶか,全ての組み合わせを余すことなく選ぶのに4進法数値を用いました。各桁,0だと1番目の候補を,1だと2番目の候補を引き出します。4進法数値を000000から333333まで1行ごとに用意しました。これには上の行の4進法数値に1を加えたらどうなるか,各桁に対してif文を用いて表しました。これにはちょっと時間を要してしまいました。後で考えるとエクセルのBASE関数を用いればよかったと反省しています。BASE関数は10進数に対して任意の進法の値を返してくれます。例えば3987は4進法では332103です。左の方の空いている列に0, 1, 2, …と書いておいてそれを参照して4進法数値を出せばよかったのです。

 非常ベルは軒下,スイッチは各部屋,配線は天井裏としたいと思います。この様な条件でどのようにパーツを配置したらやりやすいか考えてみました。DCアダプタと充電池,簡単な回路は1つのケースに入れてしまった方がコンパクトです。このケースにはACプラグ,スイッチ端子,非常ベル端子を用意し,それぞれを配線するようにしたいと思います。スイッチは送りにし,天井裏で,部屋1のスイッチを下ろすところで部屋2に送るよう分岐させるよう,以下同で行きたいと思います。ベルへの配線も1本(対)です。

 Windows 11に変える前まではPCのフロントエンドプロセッサーにATOKを使っていました。しかしWindows 11では,これまで使っていたATOKでは不具合が生じました。新しいバージョンのものを買おうかと思ったら,全てサブスクに変わってしまっていました。仕方ないので,あまり好きでなかったIMEを使うように切り替えました。IMEに使い慣れてきた今でもATOKの方が具合良かったと思うことがしばしばです。

 タイトルで,「学習能力」と書きましたが,変換を学習する能力が低いと感じました。何度も確定している単語が,いつまで経っても最初の候補になりません。下のスクリーンショット(設定画面は組み合わせたもの)に一例を示します。「・」を入れようとしましたが,候補では7番目になっています。「天」,「店」,「展」,「典」などは,最近使った記憶がありません。「・」は別のブログのアメリカの道路名の区切りに頻繁に使っています。「変換の学習がOFFになっているのか」と思い,IMEの設定を見てみました。下のスクリーンショットの右に示すように,しっかりとONになっていました。どうもIMEの学習能力は低いようです。

 IMEにはこのような不具合はありますが,今のATOKは月額300円(ベーシックの場合)のサブスクのみになっています。不具合は毎月永遠に300円を払い続ける方に切り替えるほどではありませんので,使い続けたいと思います。

 防犯に,どの部屋からも大音響の非常ベルを鳴らせるようにする計画を既に書きました。このシステムはコンセントからの電源で動作します。しかし,電気を切られてしまったら動作しません。そこでそんな場合でも動作するような仕組みを考えました。これは勤務先の大学の電話機に使った技術と同じです。電話機は6 VのDCアダプタが付いていて,動作するものでした。よく電話する相手の番号を記憶させてあって,電話をかけるとき,ワンタッチで繋げました。このメモリは内部電池でバックアップされているようで,短時間の停電では消えませんでした。しかし大学では,週末に時々24時間停電にして保守を行っていました。週明けに出勤して,電話しようとするとメモリが消えていました。記録してあるものを入れなおす必要がありました。こういうことが何度も繰り返されたので,対策をしました。DCアダプタの先に5 Vの充電池を組み込むというやり方です。

 今回の防犯ベルでその仕組みを書きます。今回は使用電圧が24 Vです。充電池は006P型の9 Vを2本用い,18 Vにします。非常ベルは16 Vから動作するので大丈夫です。モーター式なので電圧が下がっても音量はあまり下がらないでしょう。普段はD1からスイッチを通して非常ベルを鳴らします。停電時は充電池よりD2からスイッチを通して鳴らします。D1は停電時に充電池からDCアダプタに電流が流れ込むのを止めます。また,D2は,DCアダプタからの電気が充電池に直接流れ込まないようにするものです。電圧が来ている時は,そちらからの電圧が高いのでD2はOFFとなり,非常ベルをならしても,充電池からの放電はありません。rは,充電池からの自然放電を補うだけの電流が流れる程度の値にします。

 ドラマ・ミステリーゾーン(原題:The Twilight Zone)の機械嫌い(原題:A THING ABOUT MACHINES)で真空管式テレビの背面が出てきました。懐かしかったです。前面を見ると豪華な装飾のテレビでした。修理屋さんが後ろを開けて修理している場面でした。ドラマですから適当にでっち上げている可能性があります。こんな豪華な装飾のものが市販されていたかも疑問です。ドラマ内ではたたき壊したりもします。そのため,小道具屋さんが適当に作り上げたものと考えるのが当たっていると思います。ちなみに,画像の映っているシーンは合成だと思います。

 日本では,「シャープが一番さき(国産として)にアメリカと技術提携して製品とした」と電気屋の父から聞いています。ですから,テレビの形は日本と同じとは限りません。でも,シャーシーが合板の台の上に載っています。小道具屋さんが,どこかのテレビから外したシャーシーを,合板の台を使って固定したように見えます。シャーシー後ろには75ΩのM型コネクタが出ています。日本では300Ωのフィーダー線でした。日本ではコストカットを狙ったのでしょう。ブラウン管下の金属で囲まれた部分は高圧回路ではないかと思います。ブラウン管の首の辺にある電子銃から前面の蛍光面まで電子を飛ばすのに高圧が必要なのです。左の方には小さなシャーシーがメインシャーシーの上に載っています。チューナーではないかと思います。日本と異なり,チャンネル切り替えではなく,つまみを回して選局していたのではないでしょうか。日本でもUHFが導入されたころ,UHFの選局は切り替えではなかったです。

 日本ではチューナーはチャンネル切り替えつまみの後ろに一つのユニットとなっていました。チューナー内ではチャンネルごとに細長いプラスチックの片側にコイルが用意されていて,反対側に接点が付いているのが円筒形になるように取り付けられていました。チャンネル切り替えするとこのコイルユニットが切り替わるのです。チャンネル切り替えで接触不良するトラブルが頻発しました。あるメーカーからは“白金チューナー”とか言って売り出されたこともあります。

 このテレビ全体は偽物であっても,使っているシャシーは本物と考えると,日米の違いを見ることができて面白いです。アメリカではコストのかかる部品を使っています。日本ではコストダウンを図るとともに使いやすさも追求していたと思います。

 トルコ航空を利用しようと考えています。予約とかするとき便利なように新規にidを作ろうと考えました。[会員登録]の手続きを始めました。当初,言語は「日本語」と答えておきました。自動的に翻訳されるのでしょう。登録に必要な質問事項は日本語で出てきました。自分の情報を入れる中に[役職]というのがあり,選ぶようになっていました。選択肢の一つに「マレ」とありました。その下は「女性」だったので,「マレ」は“male”(男性)のことだと気づきました。自動翻訳はmaleを訳せず,ローマ字読みして表示したようです(性別であって,役職ではありませんね)。ダメなので,英語で表示するよう設定を変えて対応しました(英語でもsexualityではなくtitleとなっていました)。

 今回特に困ったのは,自分のパスワードを入れる所でした。“6 digits”と指定されていました。キーボードで入れようとしても反応しませんでした。自動生成のボタンがあったので押すと,英数やセミコロンからなる文字列が提案されました。それで良いかと思って,[先に進む]ボタンを押すと,「6 digitsでない」と文句を言ってくるのです。システムが提案しておきながら,「それではだめ!」と言っているのです。やっとのことで分かったのは,ここでは6桁の数字のみだったのです。後で考えてみると6文字ではなく6桁でした。ここのマスには“create password”と書いてありました。“create PIN”(PIN:Personal Identification Number)としてもらいたかったです。

 “自称工房,スチール物置を利用”は,体を半分外にはみだして作業するように整備しました。大きなものや丸鋸などの電動器具を使うときは,工房前にタープテントを開いて使っていました。最近はガレージで作業するようになりました。しかし,工房から道具を運ぶのに時間が掛かります。特に片付けに時間がかかります。必要なものを次々と運び込むので,片付けるものが多くなるからです。片付けるときは両手の指をうまく使い,持てるだけ持って運びました。考えてみると,工房がなかった頃,作業室(勝手にそう呼んでいますが,昔息子が使っていた部屋で工作などを行っていました)から庭に道具を運ぶのに買い物かごを使っていたことを思い出しました。工房の端に埋まっていた,その買い物かごを掘り起こし,使うことにしました。アンビルや木工万力,ラボジャッキ,ネジ箱など重い物も入れてしまいます。ヨイショと持ち上げることがあるくらいの重さになることもありますが,丈夫です。これで片付けの時間を短縮することができました。

 

(買い物かごを撮った写真がなかったので,別の被写体を撮った時に移り込んでいる買い物かごをトリミングしました)