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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 丸鋸ガイドでは,その下に被加工材を入れ,両端を木ネジ(固定木ネジ)でベースに締めることにより,被加工材を押さえつけています。被加工材の厚さにより,使う木ネジの長さが異なります。必要なネジをすぐ選べるよう,木ネジに色を付けています。色は,長さの10の位の数値で決めました。色の対応は電気部品の数値に用いるものと同じにしました。そして,木ネジのセットを百均のコースレッドの入っていた空箱に入れて保管していました。ケースには,色が何ミリのネジを示しているのかを描いたラベルを貼っていました。太さの異なるネジを追加したり,90 mmを増やした結果,閉まりにくくなってしまいました。

 

 それに対応するため,ケースを大きいものに替えました。今まで,長いものは斜めに入れるしかありませんでしたが,このケースでは傾けなくても入ります。後で90 mmのネジを増やしたので,ラベルに白を加えるべきでした。

 各種厚さの木材を丸鋸で切断していると,幅狭い端材が出るものです。これらを取っておくと,便利に使えそうです。各厚さについて2個ずつ集め,印を付けました。厚さも記入しておきました。

 

 作ったスペーサーを使うのはここです。丸鋸ガイドでは被切断木材をまたぐようにして木ネジで締め付け押さえつけます。ただ,被切断材と木ネジとの間隔が開くほど丸鋸ガイド自体がしなってしまいます。このとき,木ネジの外側に被切断材と同じ厚さのスペーサーを置くとしならずにしっかりと押さえつけることができます。いろいろな厚さのものを切断するので,可能性のある厚さのスペーサーを2個ずつ用意しておくと便利なのです。

 狭い場所に木ネジで留めようとしたとき,ドライバーが入らない時があります。柄の短いドライバーもありますが,それでも入りにくい場所があります。また,プラスネジはドライバーの後ろから押し付けるようにして回さないとネジ山を壊してしまいます。こんなところにはラチェットドライバーが便利なことを実感しました。レバーの先端にプラスねじ回しのビットが付いています。高さがかなり低いです。そのため,親指で押さえつけることができます。ラッチ式になっているので,レバーを前後させるだけでネジを締めていくことができます。

 もう何年も前に植え替える必要のあるデンドロビュームですが,ついつい植え替えを先延ばしにしています。そんなデンドロビュームにも花がつきました。デンドロビュームは結構寒さに強いので,屋内の蘭用加温ケースではなく,ベランダの越冬加温ケース(最低気温約13℃以上)に入れています。樹形も乱れてしまっていますので,鉢ごとは鑑賞に堪えられません。

 

 デンドロビュームは花茎がほとんどないので,花茎を切って花瓶に挿すわけにも行きません。フレンチでは,花だけ切ったものを料理に添えることがあります。我が家の食卓はそんなに優雅ではありません。結局,皿やコップに浮かせる形で鑑賞することにしました。

 

 最近,強盗事件が頻発しているので,いろいろ対策を取っています。強盗が入って来た時は,強盗がアクセスするのに時間が掛かるような部屋に避難して警察の到着を待つのが良いそうです。その部屋から屋外に設置した非常ベルを鳴らせればもっと効果が上がると思います。部屋から外のベルを鳴らすため,部屋にスイッチを付けて,屋外まで引っ張る必要があります。前の記事に述べたように,ベランダ-部屋間に線を通す口があります。現在はFM用アンテナ線と防犯カメラの電源を通してあります。そこにスイッチを増設しました。非常ベルは低圧DCで動作します。室内のACアダプタかの真ん中の電話チップを通して,下のスイッチに入れ,スイッチの先を軒先の非常ベルまで引きました。こうしてみると,一番上の電話チップの穴には,増設した線も通るので,真ん中の電話チップは不要に感じます。時間をみて,真ん中の線は上の電話チップを通すようにして,真ん中はめくら板に替えたいと思います。その方が,線もスイッチの前を通らなくなるのでよりスマートになります。

 

 

 スイッチを通して屋外に引き出したDCは軒先に取り付けた非常ベルに接続しました。使ってみたいところですが,実際に使う場面には絶対なりたくないと思います。

 

 

 家をリノベーションする時,ベランダと室内との間に電線を通す口を作ってもらいました。最初の状態の写真を撮っておくのを忘れました。下の写真の中央に電話線チップの丸穴が1つ開いている状態でした。上下の黒い部分は,切り取った後です。ここには,FM用アンテナ線と,防犯カメラ用電源(低圧DC)を通しました。この写真のようにプレートの上下を広げると,電話線チップ1つとスイッチ1つを増設することができます。プレートをきれいに加工するために,プレートを外し,工房まで持って行って作業する必要がありました。

 

 既に通してある線のうち,防犯カメラ用電源にはACアダプタが付けてあり,最初の穴ではACアダプタ本体を通り抜けさせることができませんでした。そこで,最終的な穴のサイズより小さめに,自在糸鋸を用いて穴を広げました。

 

 工房にて木工用万力にプレートを咥え,弦なしカナノコで目的の大きさよりわずかに小さい穴に広げました。この際,プレートが傷まないよう,木片を咬ませました。特に裏側は,プレートをはめ込む突起があるので,それに力が加わらないようにする木片を用いました。この後,ヤスリで最終サイズまで広げ目的の穴が完成しました。

 大ワッシャーが必要な場所ですが,一部が他の部品に重なってしまいます。そこで,一部を切断しました。

 

 切断には,ディスクグラインダーを用いました。ディスクグラインダーは高速で回るのでちょっと怖いです。ディスクグラインダースタンドを用いると多少安心です。このスタンドにはクランプが組み込まれています。しっかりと咥えるため,クッションとしてこのサイズに切り出した木材を挟みました。挟むものが右端になるため,クランプが斜めになってしまいます。そこで,左側に被切断材とほぼ同じ厚さのものを挟みました。

 

 

 前回の“横からトリマガイド”の記事で「部品を同じ場所に保管できれば久しぶりに使っても,組み立てに困ることはなくなるだろう」という旨のことを書きました。このジグの本体は“「”型をしていて上の水平部分を作業台の端に載せて使います。保管は,部品を外し壁に掛けていました。部品が付いている状態では壁に掛けられないからです。部品を付けたままの場合は,水平に置く必要があります。このままでは置くと斜めになってしまいます。そこで保存時には,写真矢印の足を付けることにしました。クランプで留めておいて,使うときは外します。

 

 物置(工房横に自作した)にこのジグを置いた場合,部品が付いているので,上には別の物を載せにくいです。そこでこのジグをまたぐ台を作りました。台の上には別の物を載せられます。ジグは台の下から引き出せます。更に,ジグの下の空間にも物を置くことができました。

 

 曲尺用ストッパー(写真中央の曲尺に付けてある黒い台形の部品)を板の端に当てて,先端に鉛筆を当てて,滑らせると,端から一定の距離の所に直線を引けます。板を一定の幅で切断するときの墨入れに便利です。ただ,板を押さえていないと,ストッパーを押し付ける力で板が動いてしまい,うまく行きません。これまでF型クランプを用いていましたが,今後クイックバー・クランプを使うことにしました。

 

 F型クランプはしっかりと押し付けることができます。しかし,被固定木材とクランプとの間に緩衝材を入れないと,写真のクランプ左に見えるようなクランプ跡がついてしまいます。クイックバー・クランプは前の写真に写っているものです。加える力はあまり強くはありません。そのため,緩衝材を挟まなくても跡が付きにくいです。片手で締められるので使いやすいし,仮押さえには強い固定は必要とされないので,ちょうど良いです。

 

 前の記事の角材中央溝彫りジグで角材端面に3枚組継ぎ加工を行おうとしたのです。しかし,ふらつくので止めました。ずっと前に“横からトリマガイド”を作りました。これは,角材端面に3枚組継ぎ加工を首尾よく行えます。被加工材をダウンホールドクランプでワンタッチ(ツータッチ?)で固定でき,トリマビットのふらつきもありません。ただ部品をばらばらの場所に置いていたため,どれをどこに取り付けるか思い出すのに時間を要しました。以降,部品を同じところで保管したいと思います。