技術日誌 -17ページ目

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 朝,蘭用加温ケースを見ると,棚が落ちていました。折角の蘭の花が傷んだり,花茎が折れたりしてしまいました。幸いケースのガラスは割れませんでした。棚は青矢印で示した所にある,専用の取り付け部品に載せて使います。しかし,蘭の高さに対応したところに取り付け部品が取り付けられない場合があります。そこには,アルミ線を吊るしてひっかけていました。赤矢印の所です。最初はφ3 mmの線を使っていましたが,取り扱いの楽なφ2 mmを使ったところがありました。その曲げたところが重さに耐えられず伸びてしまい,棚が落ちてしまったのです。写真下の方に水を入れたPETボトルがありますが,これらをアルミ線に掛けてあった棚に載せていたのです。蘭の重さに加え,5 kg増えていました。それで伸びてしまったのです。恐らく,専用の取り付け部品を用いたところでは大丈夫でしょう。現在2 Lと1 Lのものをそちらに載せています。2 Lのペットボトルには水を入れてありました。水やりをするとき,環境と同じ温度なら根に一番優しいからです。

 長い角材の側面に溝を彫る必要があります。しっかりと溝彫りができるよう,溝彫りガイド回りをどうするか思案中です。まず,基本は作業台の側面い2つの木工万力を付け,角材を挟むことです。そこにトリマガイドを重ねます。トリマガイドの方はダウンホールドクランプで固定します。トリマガイドの長さは910 mmありますが,もっと長い角材も加工したいです。そのためには,先ず端からできる長さだけ溝を彫ります。その後,角材をずらして続きを彫ります。そのずらすとき木工万力を緩めて,滑らせて寄せるための台を置くと良いと思います。また,トリマ加工では木くずが大量に出るため,木工集塵機のホースを付けたカバーを作製した方が良いです。カバーの下面にラボジャッキを置いて,角材を滑らせる台としたいと思います。カバーはどのように固定するかも検討課題となります。最終的にどんなものができるでしょうか。

 前に木工用集塵機のケースを作りました。使用時にそこから出すことなく,扉を開け,集塵ホース,フィルターを取り付け,3種の電線を接続していました。電線の1つは集塵機用です。もう一つは,電動工具の電流センサーに接続するものです。電動工具用電源もこちらから得ます。2本にしたのは,それぞれが1 kW程度になりうるからです。これら電源だけでも安全な形で常時接続しておきたいです。外部にスイッチを置きます。電動センサーだけは,ONになっているとき電球を光らせておきます。こちらを切り忘れなければ,リレーがOFFになったままなので集塵機の方に電気が行くことはありません。

 

 集塵機ケースに引き込む電線はケースの下側を通しました。これにより多少の雨が吹きこんでも大丈夫です。

 

 丸鋸ガイドでは,その下に被加工材を入れ,両端を木ネジ(固定木ネジ)でベースに締めることにより,被加工材を押さえつけています。被加工材の厚さにより,使う木ネジの長さが異なります。必要なネジをすぐ選べるよう,木ネジに色を付けています。色は,長さの10の位の数値で決めました。色の対応は電気部品の数値に用いるものと同じにしました。そして,木ネジのセットを百均のコースレッドの入っていた空箱に入れて保管していました。ケースには,色が何ミリのネジを示しているのかを描いたラベルを貼っていました。太さの異なるネジを追加したり,90 mmを増やした結果,閉まりにくくなってしまいました。

 

 それに対応するため,ケースを大きいものに替えました。今まで,長いものは斜めに入れるしかありませんでしたが,このケースでは傾けなくても入ります。後で90 mmのネジを増やしたので,ラベルに白を加えるべきでした。

 各種厚さの木材を丸鋸で切断していると,幅狭い端材が出るものです。これらを取っておくと,便利に使えそうです。各厚さについて2個ずつ集め,印を付けました。厚さも記入しておきました。

 

 作ったスペーサーを使うのはここです。丸鋸ガイドでは被切断木材をまたぐようにして木ネジで締め付け押さえつけます。ただ,被切断材と木ネジとの間隔が開くほど丸鋸ガイド自体がしなってしまいます。このとき,木ネジの外側に被切断材と同じ厚さのスペーサーを置くとしならずにしっかりと押さえつけることができます。いろいろな厚さのものを切断するので,可能性のある厚さのスペーサーを2個ずつ用意しておくと便利なのです。

 狭い場所に木ネジで留めようとしたとき,ドライバーが入らない時があります。柄の短いドライバーもありますが,それでも入りにくい場所があります。また,プラスネジはドライバーの後ろから押し付けるようにして回さないとネジ山を壊してしまいます。こんなところにはラチェットドライバーが便利なことを実感しました。レバーの先端にプラスねじ回しのビットが付いています。高さがかなり低いです。そのため,親指で押さえつけることができます。ラッチ式になっているので,レバーを前後させるだけでネジを締めていくことができます。

 もう何年も前に植え替える必要のあるデンドロビュームですが,ついつい植え替えを先延ばしにしています。そんなデンドロビュームにも花がつきました。デンドロビュームは結構寒さに強いので,屋内の蘭用加温ケースではなく,ベランダの越冬加温ケース(最低気温約13℃以上)に入れています。樹形も乱れてしまっていますので,鉢ごとは鑑賞に堪えられません。

 

 デンドロビュームは花茎がほとんどないので,花茎を切って花瓶に挿すわけにも行きません。フレンチでは,花だけ切ったものを料理に添えることがあります。我が家の食卓はそんなに優雅ではありません。結局,皿やコップに浮かせる形で鑑賞することにしました。

 

 最近,強盗事件が頻発しているので,いろいろ対策を取っています。強盗が入って来た時は,強盗がアクセスするのに時間が掛かるような部屋に避難して警察の到着を待つのが良いそうです。その部屋から屋外に設置した非常ベルを鳴らせればもっと効果が上がると思います。部屋から外のベルを鳴らすため,部屋にスイッチを付けて,屋外まで引っ張る必要があります。前の記事に述べたように,ベランダ-部屋間に線を通す口があります。現在はFM用アンテナ線と防犯カメラの電源を通してあります。そこにスイッチを増設しました。非常ベルは低圧DCで動作します。室内のACアダプタかの真ん中の電話チップを通して,下のスイッチに入れ,スイッチの先を軒先の非常ベルまで引きました。こうしてみると,一番上の電話チップの穴には,増設した線も通るので,真ん中の電話チップは不要に感じます。時間をみて,真ん中の線は上の電話チップを通すようにして,真ん中はめくら板に替えたいと思います。その方が,線もスイッチの前を通らなくなるのでよりスマートになります。

 

 

 スイッチを通して屋外に引き出したDCは軒先に取り付けた非常ベルに接続しました。使ってみたいところですが,実際に使う場面には絶対なりたくないと思います。

 

 

 家をリノベーションする時,ベランダと室内との間に電線を通す口を作ってもらいました。最初の状態の写真を撮っておくのを忘れました。下の写真の中央に電話線チップの丸穴が1つ開いている状態でした。上下の黒い部分は,切り取った後です。ここには,FM用アンテナ線と,防犯カメラ用電源(低圧DC)を通しました。この写真のようにプレートの上下を広げると,電話線チップ1つとスイッチ1つを増設することができます。プレートをきれいに加工するために,プレートを外し,工房まで持って行って作業する必要がありました。

 

 既に通してある線のうち,防犯カメラ用電源にはACアダプタが付けてあり,最初の穴ではACアダプタ本体を通り抜けさせることができませんでした。そこで,最終的な穴のサイズより小さめに,自在糸鋸を用いて穴を広げました。

 

 工房にて木工用万力にプレートを咥え,弦なしカナノコで目的の大きさよりわずかに小さい穴に広げました。この際,プレートが傷まないよう,木片を咬ませました。特に裏側は,プレートをはめ込む突起があるので,それに力が加わらないようにする木片を用いました。この後,ヤスリで最終サイズまで広げ目的の穴が完成しました。

 大ワッシャーが必要な場所ですが,一部が他の部品に重なってしまいます。そこで,一部を切断しました。

 

 切断には,ディスクグラインダーを用いました。ディスクグラインダーは高速で回るのでちょっと怖いです。ディスクグラインダースタンドを用いると多少安心です。このスタンドにはクランプが組み込まれています。しっかりと咥えるため,クッションとしてこのサイズに切り出した木材を挟みました。挟むものが右端になるため,クランプが斜めになってしまいます。そこで,左側に被切断材とほぼ同じ厚さのものを挟みました。