ワッシャー用彫り込みの作製 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 丸のこガイドを締め付けるのに木ねじを使っていますが,ガイドの合板が柔らかく,ねじの頭がだんだんとめり込んでしまいました。そのため,大型ワッシャーをかませるようにしました。これが飛び出るので,ワッシャーのための彫り込みを作ることにしました。
 それには,トリマーによる倣い加工を行うことにしました。丸く彫り込みを行いますが,倣い加工では,直径が3 mm広いテンプレート穴が必要です。ここでは,直径24 mmでした。5 mm厚の合板に穴を開けて使うことにしました。合板に直径が24 mmの円を描き,トリマーで描いた円まで削りました。2本の板を合板の端に置き,クランプで固定することにより合板を浮かせて加工しました。薄いので,慎重に穴を広げることで,きれいな円の穴を開けることができました。


 被加工剤の上に作ったテンプレートを当て,クランプで固定して,倣い加工しました。ここでは,倣い加工用ガイドとトリマビットの系の差の3 mmだけ径の小さな彫り込みができました。


 彫り込み深さは,ワッシャーを入れ,木ねじを締めたとき木ねじの頭が飛びださない量の3 mmとしました。この結果,ワッシャーを介して留めた木ねじの頭が,板の面より飛びださないようになりました。