技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

現在,電気二重層キャパシタ溶接機の充電装置の製作記録シリーズを書いています。できあがったものが目的ではなく,設計,製作過程を楽しんでいます。

 トルコ,ローマに行ったとき,英語の分からない人がたくさんいました。カッパドキアに至ってはホテルマンまで英語力が低かったです。町に出れば英語が全く通じませんでした。カッパドキアの,町から離れたホテルに泊まった時,たまたま隣にレストランがありました(村でただ1件のレストランのようでした)。一応Google翻訳アプリをダウンロードしてあったので,マイク入力し,どんな料理があるかと尋ねると女主人がトルコ語で書かれたメニューにスマホをかざし,日本語に翻訳されたメニューを見せてくれました。便利そうでした。

 ホテルに帰り,PCでそんなアプリがあるのかと検索すると,すでにダウンロードしてあるGoogle翻訳(無料)でできることがわかりました。カメラボタンを押すと,女主人がやって見せたように,カメラに写っているトルコ語の上に日本語が重ねられて表示されました。下の写真はトルコ航空のトルコ語のHPの画面にGoogle翻訳を立ち上げてあるiPhoneをかざしたところです。確かに日本語に翻訳されることがわかりました。多少変な日本語の時もありますが,ほぼわかります。このアプリはネットにつながっていることが必要ですが,世界中のほとんどの言語に対応しているようです。

 2週間の旅行に行く前にハイビスカスを挿し芽しました。タイミング的にまずかったと思いましたが,やむを得ず自動水やりで対策しました。その時花芽が出ていたので切り取っておきました。旅行から帰って見ると生き残っていました。しかもまた花芽を付けていました。育苗ポットの裏を見ると根がはみ出ていました。うまく行ったかと思い通常の土に植え替えました。そのとき,バーミキュラーライトが崩れて茎が露出しました。根が見つかりません。鉢底から見えた根は本体から切れてしまったのでしょうか。仕方ないので,鉢上げしたままにしてあります。なんとかついてくれると良いのですが。

 以前,北側の窓の外には隣家の生け垣がありましたが,金属の塀に変わってしまいました。こちらの見栄えにも気をつかってくださっていらっしゃいましたが,生け垣に比べると,殺風景です。そこで,柱を立てたポトスの鉢を置きました。春先に1鉢だけ作ってありましたが,柱の上端まで達し更に横に伸びていました。切るよりうまい方法を考え着きました。隣に土を入れ,柱を立てた新しい鉢を置き,そこに伸びすぎた茎を誘導しました。ポトスは,節々に根となる芽(気根)が出ています。そこで,新しい鉢に誘導し,アルミ太線を逆さU字型にまげて固定しました。それより上は柱に縛り付けました。しばらくすると土に触れた気根から根を生やすでしょうから,そうなったら親の方から切り離そうと思っています。

 以前にbmp形式の画像ファイルをエクセルで編集できるcsvファイルに変換するプログラムを作りました。これと組みにして,csvで画像を作るためのcsvからbmpファイルをつくるプログラムも作りました。これは実用的なものでした。エクセルのセルの座標にその座標から計算した値を入れるプログラムを作ると,意図した図ができるからです。例えばカラーバーとか,円の中心から徐々に色が変わる画像とか,いろいろな画像が作れたからです。

 今回は,単なる興味です。音声データを画像データに変換したり,その画像データから音声データを再現するプログラムを作ろうかと思っています。これにより音声データがどんな画像になるかという単なる興味だけのものです。プログラムを作るには,自分の頭の中に,一時的に記憶しておくべきことが多重してあります。ボケ防止にはぴたりの作業です。

 あられ組ジグを下の写真で説明します。トリマのビットが下から出ています。右側で木材の端面を下に押し付ける形で可動部に固定します(F型クランプを使っています)。可動部を右から左側に移動する形で被加工材をトリマビットの所を通します。これでビット幅で切り込みを入れられます。左に大きな円形の穴があけてあり,集塵ホースを挿しこんで木屑を吸引します。このジグでは切り屑は外にはほとんど飛びません。切り屑は穴の方に煙のように吸い込まれます。集塵効率はほぼ100%です。他の加工でもこの方式を採用すると良いと思います。ただ,この方式ではビットが上に向いているので,安全性が心配です。このあれれ組ジグはビットから離れた所に手をかけて操作するので安全性は高いです。他の加工にこの方式を適用する場合はこのことに注意を払う必要があります。

 90 cmまでの長い木材の切断やトリマ加工のために,木材くず受けを作りました。考えてみるとワークベンチに取り付けた集塵受けと形式は同じです。ただ,受けの幅が倍くらいに広くなりました。それにより,飛び散った切りくずが受けの中に落ちる確率は増えたと思いました。しかし,これを使って木材を切断すると,近くにあった集塵機の集塵袋の上に切りくずが載るようになりました。それにより何となく外に飛び出した木屑が多いように感じました。また,集塵ホースから吸われず,受けの底にたまる量も多いように感じました。しかし,幅が広くなったので集塵ホースに吸われなくなっただけで,本質的にワークベンチに取り付けたものと,集塵効率は似たようなものだと思います。

 木材の切断など電動工具でいちばん困るのは集塵です。木工用集塵機は良いものを持っていますが,問題はどうやって吸い取るかです。最初に考えたのが,これです。ワークベンチの端に箱のようなものを作り,その底から吸い取るものです。底板は12 mm厚の合板,周りは5.5 mmの薄合板です。底板に集塵ホースを挿しこめるようにしてあります。当初,切り落とした角材の端材が吸い込まれ,排気ファンに当たり大きな音をたててしまっていたので,網を置くようにしました。結構効率的に吸い込みますが,切りくずの一部は外に飛び出します。上側からも集塵したいところですが今のところ良いアイディアは浮かんでいません。

 「丸鋸ガイド切り継ぎ跡」の記事で丸鋸ガイドの切断位置を示す“下の板”が切断位置より引っ込んでしまっていることを述べました。正確に墨の位置で切断するには,被切断材を1 mm程せり出させる必要があります。そこで,厚さ1 mmのアルミ板を直角に曲げ,補助具を作りました。これでアルミの先に墨を合わせれば正確に墨の位置で切断することができます。試しに端材を切ってみました(割れているのは端材だからです)。正確に切れました。

 ホテルにコインランドリーがあるか興味がありました。ホテルのホームページでのアメニティーにはコインランドリーの文字が見当たりませんでした。このホテルチェーンにはコインランドリーのあるところが多いです。本当にないのかと思い,YahooのAIに問ってみました。ついでにその根拠も訊きました。回答は「ある。JALのウエブサイトに書かれている」とのことでした。JALのウエブサイトに本当に書いてあったのかもしれません。しかし,ホテルに直接問い合わせると,「ない」とのことでした。AIは一つの誤ったサイトの情報を持って答えたようです。真偽の考察はしていないようです。AIの回答の最後に「AIの回答は不正確な可能性があります」と書かれています。真偽の検討は自身で行わないと危ないです。

 Chat GPTの無料版を使い始めました。先日人形浄瑠璃のチケットを手に入れたという記事を書くとき,添付する画像として著作権のないものが欲しかったのでChat GPTに「人形浄瑠璃のお七の火事の場面を描いて」と指示してみました。すると,下のような画像が描かれました。人形浄瑠璃の人形らしくありません。そのことを質問すると,その理由と対策が返ってきました。どうやら細かく指示をしないとだめのようです。「人形のような」と入れないと人形にならないらしいです。描き直させると更におかしなところが現れました。それも質問して更に指示を増やしました。しかし,無料版の描画回数を超えてしまって,24時間待たないと,再び描かせることができませんでした。翌日も指示を増やして描かせ,おかしなところをまたまた重ねて指示することを繰り返しました。1日に2回しか描かせることができないので,また翌日になってしまいました。結論としては,最初から細かいことを指示してやるべきだということです。