技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

現在,電気二重層キャパシタ溶接機の充電装置の製作記録シリーズを書いています。できあがったものが目的ではなく,設計,製作過程を楽しんでいます。

 最近,流しの水を長く使っていると温かい水が出てきます。混合栓の温水が混じっている感じでした。レバーは一番冷たいところになっています。もしかしたら,そのレバーの位置でも温水が混じるのではないかと疑いました。考えた結果,「水道の方の栓を止めてもお湯が出るのなら,温水を完全に止められていないことになる」ということに気づきました。そこで混合水栓の水道側を止めて,蛇口を冷水として開いてみました。結果お湯は出てきませんでした。ということは,水道水が温かいということになります。暑い日が続いたので水道水がぬるくなっているのでしょう。

 遮光ネットケースの日の当たる側に遮光ネットを取り付けます。購入した遮光ネットは大きいのでとりあえず被せます。

 

 遮光ネットを枠にタッカーで固定しました。

 

 遮光ネットを枠全体にわたってタッカー留めし,はみ出た部分を切り取りました。

 

 縁に薄板をかぶせ,約10 cm間隔でねじ留めしました。これで遮光ネットは外れなくなったと思います。前に述べた通り,薄板には彫り込みが入れてあるので,隅がねの部分も浮くことなく,きれいに仕上がりました。遮光ネット枠もこれで完成です。ここで遮光ネットを付けた部分は東側に相当します。もう1台同じものを作り,そちらには西側に遮光ネットを取り付け,2台並べて配置する予定です。

(完成品,右に90°回転させた置き方が,正規の形となります)

 側面のフレームに遮光ネットを取り付け,角材を薄く切った板(以下薄角材)を当てて遮光ネットの端部を固定する予定です。側面のフレームには,直角を維持するために隅がねを取り付けたことはすでに書きました。ここに薄角材を当てると,隅がねの部分が浮いてしまいます。そこで,その部分に彫り込みを入れることにしました。彫り込みは,「単純なトリマガイド」を用いることにしました。左右のストッパーは最初から付いていますが,縦方向にはないので,角材(写真奥の2本)を当ててストッパーとしました。

 

 ここのフレームには遮光ネットを取り付けますが,それ前に,薄板に入れた彫り込みに隅がねがフィットするか確認しました。隅がねは彫り込みにうまく収容されることがわかりました。

 

 長く切る鋸ガイドとして91 cmのものを作ってありますが,それより長いものを切るときは,途中まで切ってから被切断材をずらして切り継ぎをしています。その際,写真の上のように丸鋸の円周のような段ができてしまいます。これを軽減するにはどうしたらよいか考えてみました。

 

 

 丸鋸ガイドは,丸鋸ベースの端をベースガイドに沿わせて移動させます。ベースガイドの下にはそこからはみ出させた板が貼り付けてあります。丸鋸を一度ベースガイドに沿わせて,下の板を切ります。すると,下の板の切られた場所が,丸鋸の刃の位置となるので,被切断材の墨の位置を下の板の端に合わせて切断すれば,正確に墨の位置で切断できるはずです。そこで切り継ぎするため,被切断材をずらして,切り口の手前を下の板の端に合わせて切断しました。その結果,上の写真の上側の木材のように丸鋸の円周が段としてはっきりと表れてしまいました。考えてみると最初に切るとき下の板の端に墨を合わせていました。そこで,今度は,被切断材をずらすとき,下の板の端を墨に合わせてみました。その結果,上の写真の下側のように,丸鋸の刃の円周の段がだいぶ緩和されました。考えられる理由は2つあります。ひとつは,下の板の端が使っているうちに丸鋸刃のブレなどにより,内側まで削れてしまったことです。もう一つは,ベースガイドに木くずが挟まり,丸鋸の刃の位置がせり出すことです。とりあえず試してみることができるのは,後者です。切断前にベースガイドから木くずを取り除いてみたいと思います。

 

 

 鉢を載せる段には間に2本の角材を通してありますが,それでも小さな鉢は抜け落ちてしまいます。小さな鉢も置けるよう,この段にワイヤーネットを取り付けました。固定は又釘を用いました。釘はずれなくなればよいので4か所ほどで固定しました。

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 ワイヤーネットを取り付けた後の遮光ネットケースの下部です。ワイヤーネットの上に鉢を載せます。水やりをして,抜けた水は下の波板に落ち,手前に流れ出ます。手前波板の上に薄角材を取り付けてありますが,その間から水は流れ出ます。

 

 4枚の枠をロの字型に結合し箱型にしました。それぞれの枠は隅がねを入れて直角を保持しました。ロに見える側から見てせん断型のひずみが起こりやすいです。そこでこちらにも隅がねを取り付けることにしました。ロの字の面の直角を保持するため,長方形の合板を一時的にF型クランプで留めました。そして4隅に隅がねを取り付けます。写真では右上に下穴を開けた状態が見えています。隅に近いのでねじ留めの時木割れが起こりやすいので,F型クランプで押さえつけました。ちなみにF型クランプは押さえた跡が残るので,小さな長方形の板をかませています。

 

 写真は下穴あけをしている状態です。以前に作った穴あけジグを使いました。直角に曲げたアルミ板に鏡を貼り付けてあります。そして必要な場所に穴を開けてあります。被加工材の縁に沿わせてこのジグを当てることにより,縁から決まった距離のところに穴を開けられます。これを使うと,木目によるドリル位置のずれを防ぐことができます。また,鏡が張ってあるので,ドリル刃と映ったそれが直線になるように当てることで垂直に穴あけすることができます。

 

 

 上面,下面の枠,植物を置く棚,および側面の枠ができたのでつなぎ合わせてみました。これらの間は木ねじで結合しました。写真は横に寝かせた状態です。また,棚の下(写真では左)には一時的に水受けパネルを置いてみました。これの取り付け方法は現時点では未検討です。

 遮光ネットケースには,鉢を載せる段を設け,その下に,波板をはめ込んだパネルを斜めに設置することにしています。そのパネルを作製しました。長方形の下の辺がない形に角材を組みました。内側には波板をはめ込む溝を彫りました。下の辺は2枚の薄い角材を取り付けてあります。縦の角材にはその角材が載るよう段をつけてあります。薄い角材はふらふらしてしまいますので,φ20半角材を挟み,両面からねじ留めしました。写真の下の横桟に上下2つの木ねじが5組見えますが,それです。鉢に水を与えて,鉢底から流れ出た水はこの波板に落ち,斜めにしてあるので写真手前の方に流れます。横桟と波板の間には隙間があるのでそこを通って外に流れ出ます。

 壁の桟などに木ねじを途中まで締めて,飛びだしているところに工具などを掛けています。このとき,木ねじはできるだけ深く挿した方がぐらぐらしません。しかし深くしすぎると,桟の裏から木ねじの先が飛び出してしまいます。そこで,桟と同じ厚さの角材に木ねじを当て,サインペンで印をしました。桟にねじ締めして行って,この印が見えなくなるところで締めを止めれば,理想的な深さまで締めたことになります。

 前の記事では,棚受けが,壁に垂直な板に取り付ける特殊な形が必要だったので自作したわけです。もう一方の棚受けは普通のタイプで良いので,百均に買いに行きました。しかし,原材料の高騰によるのでしょうか。DIYコーナーにありませんでした。仕方ないのでこちらも合板で自作することにしました。写真右側のものです。自己満足のできるものが出来上がりました。


 棚板を載せました。棚板がずれ落ちないよう,下側から木ねじで留めました。これで,収納スペースが増えました。