電動歯ブラシの電池 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 電動歯ブラシの電池に充電式電池を使っていました。しかし,指定のアルカリ電池1.5 Vに対して,充電式電池は1.2 Vしかありません。充電してもすぐに弱くなってしまいます。そのため,最近ではアルカリ電池を使うようにしています。充電式電池に比較して結構長く強い振動が得られます。それでも,電池が劣化してくると弱くなってきます。電池を変えるタイミングが難しいです。まだ電池としての性能はある程度あるので,捨てるのは環境を考えても躊躇します。

 電動歯ブラシの劣化した電池は時計に使えます。電動歯ブラシの電池を交換したら,その電池を現在使っている電池と交換するという使い方もあるかも知れません。時計の電池から流れる電流は非常に少ないので,電液が漏れていても動いていることがあるくらいです。電動歯ブラシの電池が劣化する度に交換すれば,時計の電液漏れを防げるという利点があります。

 昔,アマチュア無線仲間で,「使えなくなった電池を多数並列にすることで使える」と言っている人がありました。例えば,1 A流したとき,1.5 Vの電池の出力が1.2 Vになったとすると,内部抵抗は0.3Ωです。100本並列にするとトータルの内部抵抗は0.003Ωとなり,1 A流しても,出力は1.5 V(正確には1.497 Vで,下2桁目を四捨五入)のままとなります。非常時の携帯の充電用電池として使えるので,取っておこうかとも考えています。