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強みマネジメントのすすめ

強みパターンを発見し、強みを実際に使いこなしていく、

「今の自分を変えたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。

 

そのために、一応努力はしてみたけれど、なかなか変われない。

一時は変われたけれど、また戻ってしまった。

 

そんな経験もあるのでは。

そんな方にお勧めなのが、今回のお話です。

 

毎週金曜日の「大串&梶のライブ配信」。

 

今回のテーマは「自分を変えるために必要コト」

 

変わりたいと行動しても、なぜ変われないのか?

変わるためには何をして行けばいいのか?

 

ということをトークしました。

その内容をまとめましたので、「自分を変えたい!」という方は、ぜひご覧ください。

 

また、ライブ配信のアーカイブ動画も見ることができます。

 

移動の合間や家事、仕事の作業の際に聞き流してみては。

 

 

 

  新たなスタイルにチャレンジ中!

 

――(大串)梶さん、最近は、どんな感じで過ごされていますか?

 

(梶)最近は、それほど変わらないですけども、活動したり、休んだり。

月のうち1週間休みを取るように9月からしようと思って、月のうちまとまって仕事をしない日を作ろうと、そこにチャレンジしています。

 

その分、そうじゃない週は、仕事がいろいろ入ってくるような状況ですね。

 

――(大串)一週間まとまって休みを取るという感じなんですか?

 

(梶)ちょっとそれをやってみようかなと思ってます。

 

僕はどちらかというと受け身で仕事をやる方なんで、そういうスタイルを今とっているんで、他人から言われると予定がいろんなところにバラけては言っちゃうんです。

 

やっぱり自分の時間じゃないですけどフリータイムを1週間くらい確保しようかなと、そこにチャレンジしています。

 

――(大串)休みもまとまってある方が思考も整うというイメージなんですか?

 

(梶)わからないですね。わからないからやってみようかと。

今まで、そういうやり方をしてこなかったので、ちょっとこれを採用してみようかなと思ったんです。

 

――(大串)面白いですね。また経過報告を教えてください。

 

 

  梶のおすすめ「7層の深層心理」

 

 

(梶)はい。

あとは、最近で言うとエスモーズさんとの合同企画で、「7層の深層心理」勉強会を企画してやりました。

 

「7層の深層心理」は、僕はエスモーズ理論の中でも一押し二押しくらいのものなんです。

「これはめっちゃいい!」と言っているんですけど、これはとっつきにくいこともあって、ぶっちゃけ人気がないんですよ(笑)

 

【図】7層の深層心理

 

――(大串)梶さんの中では、一押し二押しなんですね。

 

(梶)少なくても、トップ3に入るくらい、これを知っていたら生き方が変わるよ、自分をうまく運ぶのに絶対有効な理論だと思っているんですけど、あんまり広がらないですね。

 

――(大串)なるほど。説明を聞くと皆さん変わる感じはあるんですよね。とっつきやすくなるとか。

 

(梶)そうですね。そう思って企画したんですが、やっぱり参加者の数はめちゃくちゃ少なかったですね。

 

――(大串)入口から広げていくということをできたらいいなという感じですかね。

 

(梶)そうですね。入りやすい入り口ではないんで、本当はこれを知っている人の数が増えたらいいんですが、なかなか数が増えないんで、そこに来た人にピンポイントで刺さっていけばいいかなと思っています。

 

 

  自分を変えるために必要だけど・・・

 

――(大串)また今日も、7層の話は入ってくると思うんですけど、また改めて話も簡単に伺えればと思います。

 

今日のテーマですけども、「自分を変えるために必要なコト」ということでお話していきたいと思います。

今回、梶さんから頂いたんですが、これを取り上げようと思ったきっかけは合ったんでしょうか?

 

(梶)一つは、7層の深層心理の勉強会をやった時に、参加いただいた方に「どういうことを期待してきました?」ということを問いかけたんです。

 

7層の深層心理は「成果」「行動」「思考」「背景心理」「独自性」「前提」「世界観」の7つですが、ほとんどの人は「成果」「行動」「思考」「背景心理」くらいまではわかりやすいんですよ。

 

この辺は、一般に言われている心理学でも言われている範囲ですし、コーチングなどを学んでいく時でも、この辺のことは触れられていたりするんで、わかりやすいですが、7層の深層心理って言っている「深層」ってその奥のところですよね。

 

そこが、エスモーズ理論では、今は「独自性」「前提」「世界観」という名称をつけていますが、ここがわかりにくい。

 

「独自性」は、自分の持っている個性、強みとか優しさとか才能とか価値基準とかになるんですけど、個性と特性、4つのポジショニングで表せるような強み特性まではわかるんですけど、「前提」と「世界観」がわからないという話を参加者の方々されています。

 

ただ、エスモーズとか構造心理学とかで松原さんや他の講師の方が、「前提と世界観、大事ですよ」というような話をされたり、強みを見てもらったり、個別でコンサルを受けた時に「前提がずれてますね」「世界観が間違ってますね」というような話を聞くけれど、よくわからない。

 

でも、話を聞いていると、「7つの深層心理」勉強会の参加者全員が「本来の自分に持っていくためにはそこって大事だと思うんですけど、よくわからないんです」という話をされました。

 

要は、何のために7層の深層心理を勉強したいかって言うと、「自分を変えるために必要そうだけど、よくわからないから教えてほしかったんです」という話があったんで、これは多くの人に当てはまることかなと思ったので、大串さんにこんなのどうですかと言ったわけです。

 

――(大串)7層って言うと、上から「成果」「行動」「思考」「背景心理」「独自性」となっているけれど、「背景心理」のところまでは、一般的にも言われているし、表面的なことという感じでわかりやすいんですよね、たぶん。

 

(梶)そうですね。表面的に外から見てもわかりやすいとこなんですよ。

 

 

  変わりたいのに変われないのはなぜ?

 

――(大串)一方で、「独自性」もある程度、理解できるのかもしれないけれど、その下、「前提」「世界観」というのがわかりにくい。

 

上から下に「成果」「行動」「思考」「背景心理」「独自性」「前提」「世界観」となっていて、土台にあるのが「前提」「世界観」、ある意味ここの部分をちゃんと理解するとか、変えていけるなら変えていかないと、上も変わっていかないということだから、ここの部分を取り扱っていかなければいけないという感じでしょうか?

 

(梶)そうですね。例えば、農業とかで作物を育てる時、前提とか世界観は土、土壌とか根っこの部分なんですよ。独自性の23ろまでは。

 

そこを見ずして、表面に出ている茎とか葉っぱとか枝とか実とか、ここだけ良くしようとしても、植物でも難しいじゃないですか。

植物で言う根っことか幹とか土壌とかが人で言うことろの7層にあたると、大枠では理解しているんです。

 

よくある講座とかは、ほとんどが「行動」「思考」にフューチャーしているんですよね。

行動にフォーカスを充てて、「行動を変えなさい。思考を変えなさい」って言うんですけれど、ほとんどの人はそれで変わらないんですよ。

 

変わらないのはなぜかというと、見えてるとこだけ変えようと思っても無理で、根っこのところを変えなきゃいけない。

自己啓発とかでは、その根っこを変えるために火渡りしたり、飛び跳ねたり、別にそれが悪いとは言わないですよ。

 

全員がいる中で、ステージに出てみんなの前でわっと何かを言って、そいうことで変えようということなんですが、それが間違っているわけではないですが、全員に当てはまるわけでもなくて。

 

そこを解きほぐしているのが構造心理学であり、7層の中の「前提」「世界観」であり、やはりそこを正しく知ることは大事だと思うんですよね。

 

――(大串)じゃあ、「前提」「世界観」に取り組んでいく必要があるって話だと思うんですけど、具体的にどういうふうに取り組んでいけばいいんですかね。

 

(梶)一番大事なことは、知るということです。

 

「前提」「世界観」とは何かっていうと、「自分にとっての当たり前」です。

当たり前だから気づくことがほぼない。知らず、それに影響されて行動している、考えてる、成果を出しているということなんで、自分にとっての当たり前を知るということがめちゃくちゃ大事ですね。

 

(「自分を変えるために必要なコトその2」に続く)

 

※この内容はアーカイブ動画でご視聴いただけます。

 

 

毎週金曜日は大串&梶のライブ配信!

 

毎週金曜日昼12時~大串智紀さんと梶貴美男でライブ配信を行っています!

強みについてを中心に話していきますので、強みに興味がある方はぜひご覧ください!

 

次回は9月23日(金)昼12時~です!

お楽しみに!!
視聴はエスモーズ公式ページから

 

毎週金曜日12時から大串智紀さんとライブ配信をしています。

強みに関わる話を中心に話しています。

 

9月9日の配信は、「リアルタイム強み発掘」ということで、梶が大串さんの強み発掘を行いました。

 

 

こちらの記事は、このリアルタイム強み発掘の内容をまとめた梶のリアルタイム強み発掘【前半】の続きです。

強みを見つけたい方、強みを活かしたい方は、ぜひご覧ください!

 

 

※ライブ配信のアーカイブ動画も見られます。

家事や仕事の作業をしながら聞き流したり、移動中などに空いた時間に聞いてみてはいかがでしょう。

 

 

 

  強みを見ながら、別の話をする事もある

 

 

――(大串)梶さんは、強み一つ一つを見るというよりかは、全体を見ながら、その中でこれってどういう強みかなと、先に全体を見る感じが強いんですかね。

 

(梶)そうですね。ぶっちゃけて言うと、強みを見ながら、最終的には強み置いといて、別の話してることもあります。

 

――(大串)こっちの方が大事だと思ってるからということですか?

 

(梶)そうですね。こっちを優先すべきだと。どっちを一番にするかというと強みの方ではないと。

 

初めに言いましたけれど、強みを発揮できないような心理構造をしている方もいらっしゃるんで、その状態で出してきた強みを見て、「あなた、こういう強みがありますね」って言っても、その人が本来出せる強みではないことが多いんですよ。

 

多くの方はそういう人って、強みとか強みによって生まれている成果がめっちゃショボかったりするんですよ。

そういう方々は、往々にして自分にはそんな大した強みとかないっていうふうに思い込んでるんです。

 

その中で「あなた、こういうたいしたことない強みがありますね」って言ってもしょうがないし、そうじゃなくて「強み使えますけど、使えないようになってますよね」っていう方が強みを見ていく上で大事かなっていう。

 

――(大串)順番としては、ちゃんと自分の強みが活かされるような考え方とか、活かされるような場をちゃんで選んでいくみたいな、そういうとこをちゃんと整えた上で、じゃあ強みの話をしていきましょうっていう。

 

そんな順番になってるんでしょうか?梶さんの場合。

 

(梶)基本的には、そちらの方が正しいかなと。

 

みなさんも大串さんのフィードバックシートから、大串さんにどういう強みがあるかっていうのを自分なりに出していかれると面白いと思います。

 

 

 

  奥にあるものを見る

 

 

――(大串)他に何か傾向性とか。梶さんとはちょくちょくお話させていただいてるんで、そういう所でも見えてきてる事があると思うんですけど。

 

(梶)ここに書かれていることで、傾向的に言うと、「高校時代、先輩や塾長から可愛いがってもらた」とか、そういうことがたくさんあるんですけど、プロセスよりも結果ですよ。

プロセスには言及されていないという特徴があります。

 

だから、他人の視点を割と取り入れて、うまくできたことを上げてるんですけども、他人の視点で自分のうまくできたことをあげるっていうのは、普通に考えるとですよとサポート系とアタック系で考えるとサポート系ぽいんですよ。

 

アタック系というのは、「自分がこうなった」「一番になった」「いくら稼いだ」とかがあるんですけど、人間関係系の中でうまくできてるっぽい書き方をしてて、それだけ見るとトップサポート的な要素強いのかなあと思いがちになったりするんですけども、でもプロセスをかかずに結果だけ書いている。

「わかりやすいといわれた」とか「こういわれた」とか。そうするとやっぱりアタック系の人かなと。

 

――(大串)なるほど、そういう感じでこうちょっとズレというか辻褄を合わせていくみたいなこともしていく感じなんですね。

 

(梶)辻褄を合わせるというよりも、こういう書き方をしているからこっちっぽいかなぁ、でも書いていることはこっちだなと。

 

――(大串)じゃあ、一歩深く読むみたいなイメージですよね。表面上の文字だけで見るというよりかは。

 

(梶)そうですね。表面上だけで見ると、例えば、「英語の個別指導で校舎内で一番わかりやすいと言われた」って、「わかりやすく何かできる」という強みがあるみたいに思われます。

 

確かにそういう部分はあるんでしょうけど、おそらく、それは強みの中で言うと枝葉の強みっぽくて、その奥には「何が必要かがわかる」とか「要点をつかむのがめちゃめちゃうまい」とか、「どうすれば結果を出せるかっていうようなことを組み立てるのがめちゃめちゃうまい」とかいう強みがありそうなんです。

 

――(大串)そういう意味でも、奥にあるものを見るんですね。

 

(梶)奥を見ようと思いますね。奥にあるものが、本来、個性から派生しているんで。

 

――(大串)《視聴者からの質問》「音ゲーはどんな所にはまっていたんですか?」

 

話がズレちゃうんですけど、これは、その場で落ちてくるものを、音楽に合わせて叩いたり押したりするっていうシンプルなものを積み重ねて、レベルアップするっていうのが面白かったかなと思いますね。

 

(梶)今の質問は、強みを解明していくのにはすごくいい質問なんですよ。

 

その人の書かれている中のことをより深く知ろうとするじゃないですか。「どういうことを具体的にやっていたんですか?」とか「どうやっていたんですか?」とか個別を見ていこうとしているじゃないですか。

 

だから、すごくいい質問だと思います。

 

――(大串)こういうふうに深掘りをしていくイメージですか?

 

(梶)深堀だけじゃなくても、浅いのも含めて、ありとあらゆることを聞いていったらいいです。

 

こういう質問をこういう風にしていくと、より深くその人のことがわかるし、その表面上の強みのその背景にあることが分かったりします。

 

 

  弱みの隣に強みがある

 

 

――(大串)あとは、気づくところとかありますか?

 

(梶)最後の「昔から病気をしがちだったけど、しぶとく生きてきた」というのは、めっちゃ気になります。

 

強みに関わっているか、関わってないかわからないですが、こういう書き方をしてるっていうのは、何か強みを発掘していったり、あるいはコンサルをしていったりするときに、すごく気になるポイントです。

 

――(大串)僕は昔から、生まれる時に、まず2ヶ月早く生まれてるんですね。それも肺の病気にかかって生まれてきたんですけれども、何度か障害が残るかもと言われつつ。

 

その入院してる最中も点滴打たれすぎて死にかけたりとか。

ずっと喘息とかアトピー持ちだったんですけれども、病院に数日のうちに何回も行くような生活してたんですけど、体が強くなってきて12歳ぐらいの時に治ったんですが、そこで心筋梗塞になっているんですよ。

 

みたいな感じでいろんな事件があったんですけど、結局たいした問題にならず、ここまでしぶとく生きてきたなってところなんですよね。

 

 

(梶)今の話は、他人基準、他人の期待に応えようとする、しかも影響力があるというか、そういう人の期待に応えようとするっていうのと、関係してそうですね。

 

例えば、今の話だけでは分からなくて、多少推測が入っているんですけど、おそらく病気がちだったというのは、一人の力では生きられないじゃないですか。

 

特に子供の時というのは、一人じゃ生きられないじゃないですか。健康に育った子供というのは、一人で生きられないというのは、あんまりわからないんですよ。

ほったらかしにされて、自分の好きにしてて、家に帰ったらご飯があったりするみたいな感じ。

 

ちょっと推測になるんですけど、大串さんの場合はそういうことではなくて、実際色んな人に色んなことを助けられたというか、自分でコントロールできないんで、それぞれの人がいかに働いてくれるかによって自分がどうなるか決まっていくみたいな感覚がどうもありそう。

 

そうすると人に嫌われることは良くないし、良くしてもらう必要もあるし、正しい人を見抜かないといけないしみたいな。人を見て、他人の期待に応えて、より良い評価をもらったり、より良い協力をもらったりしていくっていうことに、これは関係してそうだなと思います。

 

――(大串)確かに、生存本能的に生まれた時から使ってきたのかもしれないですね。

 

(梶)これは、ある意味体が弱い病弱っていうの弱味じゃないんですか。弱みの隣に強みはあるんですよ。

他人にはない弱みがあるから、すぐ横に人にはない強みがそこにあるっていう。

 

――(大串)ずっと昔から体力もなかったので、なるべく少ない労力で、要領よくやらなきゃということで、要点をつかむっていうことも自然にやってきたのかなと思ったりしました。

 

(梶)おそらくもともと持っている資質というか要素をうまく使っているんだと思います。

 

 

  サポート系に見えるアタック系

 

 

――(大串)《視聴者コメント》「ぐっしーは、戦略をねって、試して積み上げて、成果を取るっていうのが顕著に出てるなと思いました」

戦略練ってるんだ、僕。

 

英語とかを学んだ時も、何か自然に勉強するような環境を自分で作っていた感じがしますね。勉強せざるを得ない環境を、大学も英語学部入って、バイトも英語にしてみたいな形で、確かにそういうところはありますね。

 

(梶)ここで言われた「戦略をねって、試して積み上げて、成果を取る」っていうこと自体がバックアタック要素ですよね。

 

――(大串)バックアタックなんだけれども、人にまつわるようなことを結構書いてる、人の評価に纏わることを書いてると思うんですけど、これは多少TS(トップサポート)がはいってきているというか、もしくは出所はアタック系だけどTSを介しているという感じのイメージなのか?

 

(梶)バックアタックだと思います。ただ、バックアタックの特性というのが、他の3つのポジションを全部それなりにできてしまうっていうのがあるので、だからできてしまうんだと思います。

 

でも、それをやっているもとはバックアタックだからだと思います。TSだからというより、バックアタックだから、それをTS化してやっているという。

 

――(大串)最近、他の方の4つポジとか見ていると、TSだと思ってたけど、BA(バックアタック)だったという方が結構多いんですよね。そこら辺はバックアタックの性質、他のポジションもできるというのを活かしていると考えた方がいいんですね。

 

《視聴者コメント》「それこそ、生存本能的な感じで、どこがいいかな?と戦略を練るみたいな感じかなと」

「あと、音(音ゲー、歌、発音)などに関することが複数あって、少し気になりました」

 

これは聴覚とかそういうことの強みにつながってくるという考え方になるんですかね?

 

 

(梶)そう思いますね。自分が動けないから、動かずに周りのことを判断するうえで、視覚情報よりも聴覚情報の方がより使えるんじゃないですかね。

 

たぶん、寝たきりになったり、病院で寝ているときに視覚情報でわかることって少ないじゃないですか。触覚も少ないじゃないですか。そうすると、生きていくために一番使えるのは、聴覚じゃないですか。

 

だから、もしかしたら、人の声によって、その人がどういう感情でいるかとか、どう考えているかとかある程度わかるような気がしますね。ウソをついているかどうかとか。

 

これはここに書いていることじゃわからないんですけど、大串さんとの付き合いの中で、大串さんて「本当のこと言っている人を好む」性質があるんだと思うんですよ。

 

ウソをつかないというか、ウソをつかない人の言っていることをものすごく好む傾向があると思います。

その辺は何か関係してそうですよね。

 

 

 

  他人の強み発掘で自分の強みも伸びる

 

 

――(大串)それは、声とかで判断している部分は強いかもしれないです。

 

多分、こういう風に強みを発掘している発掘家とか、強みのプロっていう方が、どういう観点で強みを見てるのかっていうのを知る機会って意外とないと思うんです。

 

自分で強み発掘をする時も結構参考になるポイントも今日聞けたんじゃないかな、とは思います。

 

(梶)強み発掘をしている人達も、最初は素人なんで、みんな初心者なんで、やっていきながら自分は「どういう風に強み発掘していけるか」「どういう強みが発掘できるか」っていうのわかっていくんです。

 

まずは自分とか身近な人の強みを発掘していくといいんじゃないかなぁと思います。

 

――(大串)それは数をこなしていくのが大事になるんですか?

 

(梶)そうですね。強み発掘コースだと、多分30人最初に発掘しましょうという課題があったと思うんで、まずはそれぐらいは普通にやって、初めてスタートラインに立つみたいな感じ。

 

――(大串)やはり、膨大な数をやって、正しく判断できるというか、「これってこう書いてるけど、ちょっと違うんじゃないか」って、ちょっと深く見れたりとかっていうふうになってく感じですかね。

 

(梶)そうですね。あとは自分がその強み発掘をしていくと、強み発掘をしていく上で自分の強みが使われるんで、自分の強みも伸びていきます。

 

あんまり人のの強みとか見ないじゃないですか。ほとんどの人が人の表面を見たり、心理を探ろうとしますが、それは自分なりじゃないですか。

 

そこからもうちょっと奥に進んで、人の強み、その人の人となりとか、資質とかそういうものを見ていくことによって、自分の今まで使ってなかった強みも出てくる。

 

あるいは、今まで、別の形でしか使われていなかった強みを、その強みを見るという場の中で使わて行くと思います。

 

――(大串)自分の方の強みの育成にも繋がるんですね。

個別化の能力とかも、これは能力ベースになるかもしれないけど、個別化していくっていう見方もできるようになりそうな感じがするんですけど。

 

(梶)人によっては、類型化していきたがる人もいると思うんで。ただ、正しく強みを見ていくと個別化せざるを得ないんで。

 

――(大串)正しく強みを見ていくという上でも、数をいっぱいこなして、自分の強みも伸ばしていきつつという感じになるでしょうか?

 

(梶)それをやっていくのが近道だと思いますね。

 

 

(前半記事:梶のリアルタイム強み発掘【前半】

 

 

※こちらの内容はアーカイブ動画でご覧いただけます。

強みをより深く理解するために、動画を繰り返し視聴するといいですよ。

 

 

 

毎週金曜 大串&梶のライブ配信開催!

 

毎週金曜日昼12時~大串&梶のライブ配信を行っています!

強みについてを中心に話していきますので、強みに興味がある方はぜひご覧ください!

 

次回は9月16日(金)昼12時~です!

お楽しみに!!
視聴はエスモーズ公式ページから

毎週金曜日12時から大串智紀さんとライブ配信をしています。

強みに関わる話を中心に話しています。

 

9月9日の配信は、「リアルタイム強み発掘」ということで、梶が大串さんの強み発掘を行いました。

 

 

他人の強み発掘を見る機会はなかなかないと思います。

強み発掘を見ることで、強みについて理解が深まったり、強み発掘の参考になったり。

強みをもっと知りたい人、活かしたい人、強み発掘をしたい人におすすめの内容です。

 

今回もライブ配信の内容をブログにまとめましたので、ぜひ、読んでみてください。

 

※ライブ配信のアーカイブ動画も見られます。

家事や仕事の作業をしながら聞き流したり、移動中などに聞いたりして見てください。

 

 

 

  ジョブフィードバックシートを書けない人もいる

 

――(大串)今日は、リアルタイムでの僕の強み発掘をするのはどうかと言っていただいたんですけど、進め方としたらどういう観点で強みを見ていくかみたいなことも解説してもらいながらという形になりますか?

 

(梶)そうですね。ちなみに大串さんに書いていただいたフィードバックシートを画面に映し出すことはできますか?

映さないとみている皆さんにはわからないかと思いまして。コメント欄に貼ってしまうとかは。

 

――(大串)コメント欄に張り付けるので、ご覧になりながら見ていただければ面白いかなと思います。

 

(梶)あまり人のジョブフィードバックシートを見ることがあまりないかと思うんです。

それを見るだけでも、強みについての勉強になったりするんですよね。人によって、書き方が全く違うんで。

 

――(大串)梶さんの「リアルタイム強み発掘」ライブと言うことで始めていただいてもよろしいでしょうか。

 

(梶)まずは、どんなふうにジョブフィードバックシートを見てるかっていう事を話もしながら、「あ、強みってこんなふうになっているのか」とかわかってもらえたらいいなと思っています。

 

では、ジョブフィードバックシートを大串さんは割とちゃんと書かれてるんですよね。

 

 

――(大串)あんまり書かない人もいるんですか?

 

(梶)書けない人っていうのが正しいですかね。書けない人もいます。

数量しか書けないとか、書いてもなかなか強みじゃないようなことしか書いてない。

 

 

  強みが認識できていないパターン

 

 

――(大串)強み自体の概念がわかっていないから、強みを正しく書けていないというパターンが多いですか?

 

(梶)基本的には、これは過去うまくできた事なんですけど、多くの場合は、一つのパターンとしては、自分の強みとして認識してない。うまくできた事として認識されてないということがあるんですよ。

 

強みって、強みがあって行動して成果が生まれるというふうになっているんですけど、強みが発動しているにもかかわらず、行動して成果を出してるんだけども、それを強みとして認識してない、成果として認識してないっていう人が割と多いんです。

 

なぜかって言うと、自分の中で当たり前にやっていていることだからわからないというのと、もう一つは自分の行動をいちいち覚えてないじゃないですか。もう一つは成果をあまり覚えていないんですよ。

だから、ほとんどの人がうまく書けないんですよね。

 

――(大串)当たり前すぎて認識も出来ないし、認識できていないからそもそも成果としてわかっていないしという。

 

(梶)強みは発揮されているんだけれど、本人の中で認識されてないパターンが一つと、もう一つは強みを発揮していないという場合がありますね。

 

 

  強みを発揮していないパターン

 

 

――(大串)そもそも自分の強みを発揮してないというパターンもあるんですね。

 

(梶)強みというのは、自分が成果だしやすいように出すんで、それってどういうことかと言うと、場が大事だったりするんですよ。自分が得意な場というのがあるんですよ。

 

例えば、人と相対しているときに強みがいろいろ発動されるという人の場合、人と会わずに引きこもっていたりした場合、強みを発揮しようがないんですよ。これは場を間違えている場合ですね。

 

自分を活躍させる場に行っていない、そういう場をできるだけ避けているという人が実はいたりするんですよ。

 

その人自身が活躍して、強みを発揮したけども、過去それによって痛い目にあったという場合ですね。

 

例えば、強みを使ったゆえに人から、叩かれるということがあります。

全く苦労をしていないのにサクサクと成果を出していくのを見て、他の人達がねたんだりして、イジメとかを受けたり。

 

多くの人にあるのが、そこにいた親とか先生とかに「そういうことをやってはいけません」と否定されてきた場合なんかは、「これはやっちゃいけないんだ」とそういうことをしないようにする。

 

それゆえに、そういう場に行かないようにするというふうに、自分の行動を制限してしまっている人は結構多いですね。

 

 

  まずは書いてみることが大事

 

 

――(大串)そうなると強みっていうのを正確にジョブフィードバックシートをそういう意味で書けないことが多い。というか、うまく書けてない人も結構いる感じなんですね。

 

(梶)多いですね。

 

――(大串)最初、強みっていうものに対する認識を深めてから書くということも大事なんですね。

 

(梶)そうなんですけども、その一歩が大きいわけなんですよ。

 

言ってみたら、今強みを発揮できていない自分がいた場合、強みを発揮できるようにするというのは結構ハードルが高くいです。

 

なので、どんな状態であっても、今の現実は現実なんですよ。

 

自分がそういう強みをうまく発揮できていななかろうがいようが、あるいは自分が発揮した強みを認識できていようがなかろうが、今実際に起こったことと自分の認識がズレてても、その時点でジョブフィードバックシートっていうようなものにトライしてみる、こういうものを書いてみるということが大事ですね。

 

――(大串)今の現状がどうであれ、まず見えてるものをちゃんと書き出すっていう行為自体は大事なんですね。

 

(梶)強み発掘をしている人達って、ほとんどが強みだけを見てる訳じゃないです。

 

強みがうまく発揮できてなかったら、できてないというのもある程度わかるんで、ジョブフィードバックシートを書いてもらったものが、「この人って、認識を間違えてるか、何か強みを使わないようにしてるか」というのをなんとなくわかってきて、コミュニケーションとることによってどうなってるかっていうのをその人の状態がわかったりします。

 

そこからどういう風に進めていくかっていうことがわかってきたりします。

 

 

  他人視点と自分視点

 

 

――(大串)では、早速、強み発掘をしてもらうんですが、どういうところから見ていく形になるんですか?

 

(梶)僕の場合はさらっと見ていきながら、気になったところから見ていくんですけども。

基本的には、このジョブフィードバックシートで色んな見方があるんですが、その見方を今日はいくつかお話したいと思います。

 

一つはこの大串さんのフィードバックシートを見ると、他人視点が結構多いっていうのがありますね。

「他人からこう言われた」という視点。

 

 

――(大串)確かにその視点でしか書いてないかもしれない。

 

(梶)だから、うまくできたいうものをどうとらえているかというのって、自分の中でうまくできたって思ってる人もいれば、人から言われたことがうまくできたかっていう、大きな違いがあったりするんですよ。

 

で、見ていくと、「思われていた」「言われる」「言われた」という表現が割と多い。

だから、そこから見ると大串さんの評価視点というのは、「他者視点」というのがちょっとわかったりするんですね。

 

でも、面白いのは、その中では、例えば最初の「小学校の時、先生が必要していることがなんとなくわかり行動できた」みたいな、これって他人視点じゃないじゃないですか。自分の中でできたと思っている。

 

他も「ゲームは長時間ずっと没頭できた」「音ゲーハマって毎日ゲーセンに行っていた」とか、自分視点みたいなことも書かれていて、両方あるなみたいな感じで。ぱっと見ていくとそんなことを思ったんです。

 

これは強みそのものと直接関わってるわけじゃないんですけども、どういう考え方をしてるかとか、どういう基準を持ってそうかとか、どんなふうな考え方、思考の構造パターンを持ってるかっていうのがなんとなくわかってきます。

 

他にもいろいろあるんですよ。

大串さんは、例えば「行動できた。」と必ず〇を書かれてるんですけど、でも書いてない奴もありますよね。そういうようなところで超几帳面な人っていうのはみんな同じパターンで書くんですよ。でも、そうじゃない人は書き方がバラバラだったりするんですよ。

 

あと、大串さんは、これを1行で書いている。一個だけ2行。これで、例えばどれぐらいの文章を書いてるかが分かったりします。

 

 

  強み以外もわかることがいろいろある

 

――(大串)強みの前に、その人の傾向性とか、性格みたいなものとか、そういうのも把握しようとするってとこあるんですね。

 

(梶)僕の場合は、そちらから入りますね。

その人のことを、どちらかというといろんな角度から見ていきながら、その中で強みっぽいところを見ていくっていうやり方をしますね。そうじゃない人もいると思います。

 

最初の「先生が必要していることがなんとなくわかり行動できた」とか、「親が手がかからない子供」「先生には優等生だとと思われていた」とかいうようなことから、人に合わせるというか、人の期待に合わせることをやってるな感じ。

 

それが素直に大串さんが元々そういう人なのか、それとも環境に適応するためにそういうをやっているのか、どっちだろうなぁっていう。

 

――(大串)そのどっちだろうなという時って、それを確認するような言葉をその都度かけていくって感じなんですかね?

本当にこのままの強みがあるのか、合わせちゃってるのかっていうところで。

 

(梶)僕の場合でしか答えられないんですが、僕の場合で言うと、こういうパターンで確認していくっていうのがあんまりないんですよ。

 

その時その時で確信に思ってことを探っていったりするんですけれども、やり方としてはコミュニケーションを取りながらこの情報はこの情報として持っておいて、それに話をして別々の情報が生まれてんじゃないですか、それをどうつないでいくかと、強みのセオリーみたいなものがあって、僕のバックボーンがあってそれをつなぎ合わせていく感じです。

 

どのあたりに強みがあるのかとか、強み以外にもっと気を付けた方がいい注意点があるのかなどを見ていくようにしています。

 

で、この「相手に合わせる」っていうのに対して、例えば「ゲームは長時間ずっと没頭して、自分がハマってるゲームだと毎日やってる」というのは、人に合わせるというのとは真逆。

 

そういう要素があるなと。直接まだ強みを見ているわけじゃないんですけども、「あれ、この人ってシンプルな人、あるいは複雑な人」というと、大串さんって複雑っぽいかなととらえています。

 

ジョブフィードバックシートを見ていると明らかな人っているんですよ。

こういう強みを持っていて、こういう強みを使いまくっているなというような人。

 

わかりにくいなって言う人もいるんですけど、これ見ると、どちらかと言うと大串さんはちょっと複雑な人かな。

 

――(大串)確かに真逆の事が書いてあるんですねもんね。ある意味。傾向としては。

 

(梶)そうですね。それを両方とうまくできたととして認識している。というのは、そこにどういうものがあるんだろうかって見ていっていますね。

 

 

  相手の期待に応えられることからわかるのは・・・

 

 

――(大串)そういうふうに見ていくんですね。

 

(梶)今の僕自身、そういうふうに見て言っているということなんで、必ずしもそういうふうにしなければいけないというわけではないです。

 

強み発掘をして行くためには、こういう視点から、こういう方法でとか体系づけられています。

エスモーズの「強み発掘コース」というのがあって、動画で学べると思うんですけど、そこで理論を学んでやっていくんです。

 

僕もそれでやったんですけど、今は自分の強みを使ってなるたけ自分にとって楽ちんに成果を出しているんで、こういうふうにやっています。

 

この大串さんのフィードバックシートを見てると、下の方とかでも最初に話した他人視点というのがあります。

他人視点なんだけども、ここに書かれている内容で言うと、自分にとって影響力のある人あるいは、例えば会社員で言うと上司とか先生とかそういう人達の期待に応えるような振る舞いが多い。

 

ということは、可能性としては、そういうことを意識せずに相手の期待に応えていって、たまたまここ書いてるものがうまくできたっていうのが、大串さんの認識上はこういう人達に期待に応えたっていうものを書いてるっていうのが一つあるかな。

 

もう一つは、そもそも誰の期待に応えたらいいかわかるという強みがあるかもしれない。

 

だから、そこにいたら誰の期待に応えるとうまくいくのかっていうのをわかっているという可能性があるんですが、これだけ書かれているのを見ると後者かな。

 

確かに、だから大串さん自身が相手の期待に応えるんだけども、そもそも誰の期待に応えたらいいのかわかるっていうのは、「要点がわかる、どうすれば効果的かっていうことがわかったりする」っていうのが出ていたりするんですよ。

 

その特性っていうのは、4つのポジショニングで行くと、バックアタック要素になるわけなんですけれど、それも使っている可能性がある。

 

それが小学校の時からできてて、大学の時とか色んな時とかもずっとそれ使ってるっていうことなんで、人の中でどうふるまったらいいかいうことが分かるっていう強みがあるなぁっていうのは、ほぼ確定的に分かったりします。

 

――(大串)面白いですね。これ言われるまで全く認識してなかったところでした。

 

(梶)「生徒会時代、女性の先輩にすごく可愛がってもらった」とか、女性に強いのかなっていうのもあるんですけども、別の可能性としては、生徒会とかそういうコミュニティって、誰が権力者かっていうことを考えると、コミュニティの場合は女性がうまくコントロールしている、維持している場合があるので、その女性に期待に応えると自分もうまく行くし、コミュニティ自体もうまくいくというのがわかっている様な感じがします。

 

だから、年上とか、女性とか人間関係上においては、自分も評価されるし、全体もうまくいくような人が分かる、ポイントがわかって、その人達の期待に沿うような行動するというのがあるように思います。

 

――(大串)そうですね。それで応えられないなと思った時は、そんなここから離れる気がしました。

 

(梶)自分が役に立って、かつ、その場がうまくいくというか前に進んでいくような役割をしながら、そちら側に持っていける場を好んでいる様に思います。

 

――(大串)傾向性としてすごいあると思います。

そんなこともここからわかるんですね。

 

(梶)だから、純粋に強みを見ていくというよりも、強みを見ようとすることから、その人の全体像を分かるようにしているっていう傾向が強いんですね。

 

(後半に続く)

 

※こちらの内容はアーカイブ動画でご覧いただけます。

強みについてより理解を深めるために、ぜひ聞いてみてください。

 

 

毎週金曜 大串&梶のライブ配信開催!

 

毎週金曜日昼12時~大串&梶のライブ配信を行っています!

強みについてを中心に話していきますので、強みに興味がある方はぜひご覧ください!

 

次回は9月16日(金)昼12時~です!

お楽しみに!!
視聴はエスモーズ公式ページから

 

エスモーズの企画で、梶 貴美男講師の「7層の深層心理」オンライン勉強会を行います。

 

勉強会の詳細は、下記のとおりです。

ぜひご参加ください!



『最近「構造心理学」「7層の深層心理」とか、三角の図などをよく見るよね』
『興味はあるけど、よくわからない』
『もっと知りたい!!』
というお声から、「7層の深層心理オンライン勉強会」を開催することになりました!!


7層の深層心理・・・ネーミングからして深そうなイメージですが
わかりやすく解説してもらうと、納得の内容なのです。
強みビジネスコンサルタント・エスモーズ講師である 梶 貴美男さんが、特別に解説してくださいます!

 



7層の深層心理とは…
知覚が外的な作用として現れるメカニズムのこと。
ㅤ ㅤ


「価値観の違いでお別れしました」
男女の仲で、よく聞く言葉ですね。

それと似た言葉、
7層の深層心理で最初に出てくるのは

「世界観」です。
世界観は人によって異なるという特徴があります。

「この世界はこういうものだ」
という大前提が異なれば、

人によって
・ものの見方
・接し方
・考え方
・行い
が変わるのは当然でしょう。

あまりに大きな違いがある人と
持続的に仲良くすることはできませんね。

7層の深層心理を知ると
外の世界で成し遂げた成果に向かって
どういう心理で構成されているかを
理解できます。

 


日程:

・8月30日(火) 13:00〜14:30
・9月14日(水) 13:00〜14:30

 ※同じ内容ですが、何度も参加して理解を深めることもオススメです

参加費 5,000円(税別、1回)

 

講師:梶 貴美男

 

7層の深層心理勉強会 お申込みはこちらです
 

 

 
7層の深層心理の冊子を購入済の方も
まだ購入していない方も、ぜひご参加ください。


全210ページの7層の深層心理の冊子はこちらからお申込みできます



 

 

【梶 貴美男さん プロフィール】

 

強みビジネスコンサルタント・エスモーズ講師

2011年にエスモーズ理論と出会い、2012年からエスモーズ理論を基に講師やコンサルタントとして活動。
『強みを生かした起業』『強みを生かしたビジネス』『強みを生かした働き方』『強みを生かした人生』など、個人の本質を探り成果を導く独特のコンサルティングは、簡易な説明力とあいまって「わかりやすい」「信頼できる」「実行しやすく成果が出る」と人気を博している。

会社員時代に営業部長、企画部長、採用責任者のポジションを経験し、
2005年独立。フリーランスとしてベンチャー企業のマネージャー職、IT企業の営業職として活動
2012年強みビジネス講師&コンサルタントスタート
年間50回以上、500名以上の方に全国各地・オンラインでコンサルティング、セミナーを開催。
強み理論を始めとした人・組織のマネジメント、マーケティングと人の取り扱いの両面に精通する。

先日、大串智紀さんの「エスモーズライブ配信」にゲスト出演し、強みについて話をしてきました。

 

この記事は、そもそも「強み」って何?~大串&梶のライブ配信【前半】の続きです。

 

強みを知りたい方、活かしたい方は、ぜひお読みください!!

 

 

また、こちらからアーカイブ動画を見ていただけます。

 

家事や仕事の合間に聞き流したり、移動の間などに聞いてみてください。

 

 

 

  自分の強みを知ると何が変わる?

 

 

――(大串)次なんですけれども、「自分の強みを知るとどいういうことが変わっていくのか」というのを、みんな気になっていると思うんですね。

これに関してはどうでしょうか?どいういったことが変わっていきますか?

 

(梶)さっきの僕の例でいきますと、自分の強みをはっきり認識する前は、例えばコンサルするときに時に必死に考えていたんですよ。考えてたし、そのために常に情報を入れたんですよ。

 

例えば、ビジネスのコンサルをするために、常にビジネスの情報を入れて、最新版にアップデートして理論とかそういったものも全部常に追っかけてたんですよ。

そういった中で、アドバイスをしていったんです。その人のことも探りながら、探る時も常に考えて考えて。

 

片や、今は、ほぼほぼ事前準備はしないんですよ。いきなり会って話をする。

 

強みを見る時には、過去うまくできた事とかを、会話を少なくするために、ヒアリングを少なくするために書いてもらって、それを見ながらポイントポイント質問していきます。

 

でも、ほぼほぼストレスなしで、その必死に努力しまくって出したアドバイスよりも、遥かにその人のためになるアドバイスができたり、その人のことがわかったりする。

 

それって、さっきの僕の強みの話にしても、どう考えても僕だけのオリジナルになるじゃないですか。

他の人から聞いたら、「どういうこと?」みたいな感じだと思います。

 

これって自分が持ってる強みっていう、強みは武器なんで、社会で生きた行くための大きな武器を持ったか持ってないかなんですよ。

今は自分の強みが分かって、それで実績も出してるから、もう武器を持てたわけです。

 

こういう剣が得意なのか、剣が一番使いやすくて、これ使うと大抵の問題は解決できるんだということが分かります。

 

でも、分からなかった頃は剣だけでいいのかな?弓矢も必要かな?魔法があるなら魔法も使いたいなとかって、次々と能力開発していこうとするんですよ。

 

能力開発をしていってもしていっても、自分の絶対的な勝ちパターンっていうのが作れないので、どこまでやっても「なんか違うかもしれない、足りないかもしれない」という気持ちでやっていたわけです。

 

なので、自分の武器を持っている持っていないのか。

 

――(大串)強みってものを知ると、はっきりそれが認識できるようになるんですね。

 

(梶)どういう場が自分の強みが生きる場かっていうのがわかってくるんで、自分はどういうフィールドで戦えばいいのか、どいういフィールドで戦ってはいけないのか、とかっていうのがわかるということです。

 

 

  「能力」にあって「強み」にないもの

 

 

――(大串)能力もある一つ武器とは言えると思うんですけど、それとの感覚の違いっていうのは、はっきりしているんですか?

 

能力を生かしてる時の武器を使ってる感覚と、強みってものの武器を使っている感覚というものは大きく違うんですか?

 

(梶)大きく違います。

 

――(大串)どう違うんですか?

 

(梶)能力っていう武器を使っているときは、「あぁ、オレってこれ使えている」っていう実感があります。進歩してる、成長しているって実感。

 

――(大串)僕の英語を言われてるみたいです。

ちょっとずつできるようになって、英文も分かるようになって、フレーズも知って、「どんどん出来上がっていってるぞ」みたいな。これは能力?

 

(梶)能力です。

 

――(大串)能力を使ってる時っていうのは、必ずしもじゃないかもしれないけれど、僕は何か英語やってた時って、もちろん英語好きなんですけど、ちょっと負担だったりとか、きついなみたいな感覚が強かったりしたんですね。

 

「もっとやらなきゃいけないのか。もっと上を目指さなきゃ」ってなってたんですけど、強みだとそういう感覚が無くなるんですか?

 

(梶)今、すごくいいことを言われたんですけれど、能力を使ってると能力は高めることができるんですけども、「俺って頑張ってるなぁ」っていう成長度は分かるんですけども、「でも、まだまだだな」って思うんですよ。それで、もっともっとやらないといけないっていう。

 

ところが、強みになるとそれがなくなるんですよ。というのは、オリジナルなので、土俵が違うんですよ。自分だけが勝ちえる場がわかって、そういう場で戦うっていう。

 

――(大串)いわゆる能力っていうと、みんなと同一線上に乗るみたに、どうしてもなってしまうって感じがあるんですね。

 

(梶)能力開発するためには、「こういう能力をつけましょう。そのためにはこういうことやってください。こういうふうにやってください。こういうステップで成長していってください」っていうのが学校教育から含めてあるじゃないですか。

 

だから学校教育は能力開発なんですよ。強み開発ではないんですよ。

 

――(大串)すべて基本的には能力なんですね。

強みってなると完全にオリジナルになるから、ある意味、競合がまったくいないみたいなもんで。

 

(梶)競合がいない形に持っていけるということですね。

 

 

  成果もオリジナル

 

 

――(大串)それってすごい大事ですね。強みがオリジナルってのは、そういうところにあるんですね。大事なポイントってそういう所にありますね。

 

(梶)そうなんです。オリジナルなんで比較のしようがなくなるんですよ。

 

――(大串)これ、英語と比べるとわかりやすいですね。英語って、めちゃくちゃ比較できるけど、梶さんのさっきの能力って、どこをどう誰と比較するんだって話になりますよね。

 

(梶)なので、比較することができなくて、どう判断するかって言ったら、そこから生み出された成果で判断するしかないじゃないですか。

 

その成果は、例えば僕のコンサルティングを受けた人がどう判断するかで、割とよく言われるのは、多くのコンサルタントは、コンサルタントと言いながら方法論を伝える人なんです。

 

その人を見ていないというか、その人がやろうとすることを見ているんです。それをやるならこうですという言い方をするんで、「大串さんがやるなら」じゃなくて、「英語教室を集客するならこういうことしましょう」とか。

僕の場合は、便宜上その話をすることはあっても、そうじゃなくて「大串さんならこうですよね」という話をするんですよね。

 

――(大串)これ、梶さんのコンサル受けた人じゃないと分からないと思うんですけど、本当にそうですよね。

 

(梶)だから、結局、相手の評価が成果になるわけなので、それで僕の話を聞いた方がいい人と思った人は聞いてくれるし、思わない人は聞かないっていう。

 

――(大串)じゃあ、成果の出方っていうのも、能力の時は「こういう成果出るだろうな」って予測してやるけれども、強みを使ってる時っていうのは、各々自分の強みを使った時、他の人がどうそれを評価するかってことで、成果って変わってくる感じがありますね。

 

(梶)強みがオリジナルである以上、成果もオリジナルなんですよ。

 

例えば、ビジネスに置き換えると、その成果がビジネス上は数字でどうなったか、金額でどうなったかっていうふうに置き換わりますけれど、実際の強みの成果っていうのはそういうものではない。

 

――(大串)本当は完全オリジナルな成果として出てるんだけど、それが何かに変換されて、お金だとかに変わっているだけで、本当は全部オリジナルということですか。

 

強みについてちょっとクリアじゃなかったことが、かなりクリアになってきました。ありがとうございます。

ここまでちょっと強みについてお話ししてきたんですけれども、結構今日はなかなか深い話ができたんじゃないかと思うんですけども。

 

(梶)そうですね。なかなか深いことを聞いるな、答えにくいことを聞いてくるなと思ってますけど。

 

 

  より良い人生がビジネスにつながる

 

 

――(大串)強みに関しては、どうしても強みを活かした、強みがオリジナルって言われてもどういう意味なんだろうっていう、感覚として掴めないっていうのが自分の中であったんですよ。

 

でも今日の話を聞いて、あっそうか、強みっていうのがオリジナルなんであれば、出てくる成果もオリジナルだし、強みを使うってことは完璧なオリジナルな存在にある意味なれるっていうところで、能力と明らかに違うところで勝負できるというのが、いい所なんだと思いました。

 

あと一つ、梶さんのコンサルに関しては、僕は梶人生相談だと思ってます。

なんか人生相談な感じがするんですよね。それが結局ビジネスに繋がるって感じがしてるんですけど。

 

(梶)当たり前の話なんですけど、ビジネスっていうのは人生の一部です。

 

瞬間的に人生よりビジネスが大事っていう時はあります。例えば、今どうしてもこれをやらなきゃいけないということが。

でも長い見た時には、ビジネスより人生の方が普通は大事でしょう。

 

だから、ビジネスをやるのは人生をより良くしていく、より良い人生を歩むためにビジネスをして行く方が、より充実した生き方ができるみたいなんですよね。

中には、人生を捨ててビジネスをやっている人もいます。

 

――(大串)結構多いんですかね。そういう人たちは。

 

(梶)多いです。でも、そういう人たちは、すべからくビジネスをやっていても幸せそうじゃないんですよ。幸せには行きつかない。追われて追われてみたいな。

それが続いていくと、どっかで精神のバランスが崩れてしまうとかっていう人をたくさんたくさん見てきているので。

 

――(大串)梶さんのビジネスコンサルというのは、基本的にはビジネス中心に見るっていうよりかは、その人の人生っていうものを全体的に見たうえで、そっからアドバイスしていくっていう感じですか?

 

(梶)それがほとんどですね。

 

――(大串)その方が、さっき言われた通り、ビジネスだけやって不幸になるとか、そういうことはなくなりそうですよね。

 

(梶)そうですね。少なくとも、よくあるんですけど、ビジネスを必死でやってるだけど、実はビジネスをやりたくないって思ってる人って結構多いんですよ。

 

ビジネスだけに限らず、自分が一生懸命取り組んでることを一生懸命やってるけども、実は本心ではやりたくなかったっていう人って結構多いんですよ。

 

――(大串)自分の本心がわかっていない人が結構多いってことですか?

 

(梶)自分の本心を分かってなかったり、分からないようにしようとか、本心と逆に行こうとしてる人とか、そういう人もいらっしゃるんで。

 

――(大串)そういう人を見ると、梶さんは全体から見てアドバイスをして行くという形になるんですね。

 

(梶)それはケースバイケースなんですよ。相手が本当のところ嫌だけれど、相談しに来て「あなたビジネスやりたくないですよね」って言った方がいいときもあるんだけど、いきなりそんな事言っても「なに言ってるの!」となる人もいます。

 

そこも含めて、その時点で相手に、今見えてないところを、本人が隠してるあるいは隠れてる所を出すときとか、その時点で出すべきだって思うことを出しています。

 

――(大串)この時点で、自分が出した方がいいなと思うものを相手に伝えてるって感じですか?

 

(梶)こういうことあったんですけど、まだ僕も未熟だった時、なんでもかんでも出して言ったんですよ。

 

隠れてるものを出していた時に、ある時に出していったら、いきなりあるタイミングから相手の人が豹変して、「今までこれは私がずっと隠し通してきたのに、どうしてあなたはそういうことをあらわにするんですか」みたいに人格が変わったようになったことがあります。

 

――(大串)必要なタイミングとか適切なタイミングで出すっていうのは、梶さんだから、感覚でやってることだと思うんですけど、そういう感じでやっているんですか?

 

(梶)全ての人がそうなんですけど、今の状態が起こってるっていうのは、何か理由があってそうなっているんで、だから仮になにか間違った方向に自分が進んでいたとしても、間違ったから正しい方向に行くにしても、間違った方向に進んでるってことは慣性が働くじゃないっすか。「あなた間違ったから、今日からこっちね!」とはならないじゃないですか。

 

車でも、「あ、道間違った!」といって、急に切り替えようとしても大事故になるじゃないですか。

 

なので、そいういう場合は、その時々に応じて方向を変えるような話をしますけど、どういう話し方をするか、どういう話をするかっていうのはその時々で違います。

 

――(大串)僕も梶さんには色々なことを相談に乗っていただいてるんですけど、今日話していただいた話はもうまさにそうだなっていう。

僕も順を追って、ひとつひとつその時は受け入れられないことも、後で言われたら受け入れられたりとか、程よいタイミングで出してくださっている。

 

今自分に何が必要かっていうことが、それこそノウハウとかいっぱい知ってるんだけれど、何か行動に移せないとか、今の自分に本当に何が必要なんだろうって思う人は、ぜひ梶さんお話してほしいと思います。

 

 

  7層の深層心理

 

 

――(大串)今度、「7層の深層心理」の勉強会があるんですよね。それは、どういうものですか?

 

(梶)強みというのは、ざっくりいうと僕は3層でとらえているんですよ。

 

どういうことかというと、強みというものがあります。

強みというのはその人がもっている個性(独自性)の一つなんですけども、強みは必ず、行動を通して成果を生み出すという3層なんです。

 

じゃあ、みんな、強み→行動→成果という風に発揮できないかっていうと、その強みだけの話を見ると3層に見えるんですけれど、その心理構造を見ると7層でできているっていうことなんですよ。

 

【図】7層の深層心理

 

さっき言った強みで言うと、「心理背景」っていう、気持ちの問題とか感情の問題が関わってて、その上で「思考」っていう、あれこれいろいろ考えるっていう理性的な部分があって、はじめて「行動」に行って「成果」を生み出すという、それだけで5層あるんですよ。

 

その人の持っている強みとかのもう少し裏側というか、本人にとって当たり前っていうものがあるんですよ。

当たり前すぎて、全く意識もしてないもの、それを「前提」と呼んでいるんです。

 

その前提の中でもっと大きな、世界はどんな風にできているかと理解しているものがあって、それが一番下にあって「世界観」。

 

何か強みを発揮しようと思っても世界観や前提とかがやっちゃいけないとか思い込んでいたりすると、強みとかがうまく発揮できないということがあって、そういうものをまとめたのが「7層の深層心理」という考え方です。

 

強みを見つけて活かしていくにしても、「強みを見つけたけ、どうまく使えない」とかがあったりする。

それがどうなっているか、どうするとうまく使えるかというのをわかるための考え方として、7層の深層心理があったりするんです。

 

これもわかっておくと、強みを活かしていく中で、ものすごく役に立ってくれる考え方ですね。

 

 

(前半記事:そもそも「強み」って何?~大串&梶のライブ配信【前半】

 

※この内容をアーカイブ動画でも見ていただけます。

何度も見ていただくと、より強みのことが理解できると思います。

 

 

勉強会の詳細はこちらから

 

 

大串&梶の2画面ライブ開催決定!

 

毎週金曜日12時~大串さんと梶のライブ配信を開催することになりました!
聞けば、人生がもっと豊かになるヒントが得られるかも。
ライブ配信はエスモーズ公式ページでご覧いただけます。
お楽しみに!