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強みマネジメントのすすめ

強みパターンを発見し、強みを実際に使いこなしていく、

 

先日、大串智紀さんの「エスモーズライブ配信」にゲスト出演しました。

 

テーマは「強み」。

「そもそも強みってなんなのか」という強みの基本の話から、「強みを知ると何が変わるのか」まで話しました。

 

内容について、ブログでもまとめました。

強みについて知りたい方、活かせるようになりたい方は、必見です!

 

また、こちらからアーカイブ動画を見ていただけます。

家事や仕事の合間に聞き流したり、移動の間などに聞いてみてください。

 

 

 

  そもそも「強み」って何?

 

――(大串)世の中で「強み」っていうのは、いろんなとこで使われてると思うんですよね。

 

「就活の中で強みを生かす」とか、仕事してる中でも「強みを活かそう」とかっていう風に言われてると思いますが、多分、おのおの中で強みっていうものに対するイメージとか、考え方がちょっと違うと思うんです。

 

一般的に「強み」って僕たちが言ったときは、どういうふうなことを「強み」って言っているんですかね。

 

(梶)「強み」は、色んな定義があるんですけども、我々、強み理論を通して伝えている人達が使ってる強みっていうのは、「オリジナルである」という定義があります。

 

オリジナルというのは、「強みっていうのは1人1人違う。同じような強みかもしれないけども、同じものは二つとしてない」

大串さんだったら、大串さんだけ強みがあって、僕だったら、僕だけの強みがある。

 

もう一つ、強みというのは、世の中ではできるようになったことを偉いと思うような風潮もあるけれど、できるようになったことではなくて、「空気を吸うように当たり前にできてしまうこと」「なんの努力もなく、当たり前のようにできてしまうこと」という定義があります。

 

――(大串)苦労して自分が出来るになったこととは違うっていうことですか?

 

(梶)はい、違います。

 

――(大串)例えば、僕で言ったら、英語っていうものを仕事にしてやってきてるんですけど、英語は強みではない?

 

(梶)英語が強みではないですね。

 

 

 

  努力でできるようになったことは「強み」じゃない

 

――(大串)勉強してやったこととかは、ちょっと違う?

 

(梶)違います。

 

勉強してできるようになったことっていうのは、あるいは努力してできるようになったことっていうのは、「強み」ではなく「能力」っていう定義しているんですよ。

 

――(大串)「強み」と「能力」ってのは、明確に分けて話さないとごっちゃになっちゃいますね。

強みっていうのは、先天的なものという感じに近いですか?

 

(梶)先天的なものもあるんですが、強みは構造によってできあがるものと言われいるので、子供の環境よって脳の構造は変わってくるので、先天的なものだけではないですね。

 

でも、脳の構造なので、その人の脳がどうなってるか、その人がその環境の中でどう過ごしたかによって出来上がってくるものですね。

 

 

  強みは必ず成果を生み出す

 

 

――(大串)強みというのは、どちらかというと自然に出来上がってきてるみたいな感じに近いんですね。意識せず自然に出来上がってきて、すごくできるようになったみたいな。

 

(梶)あともう一つ、強みの定義で大事なことがあるんですが、強みというものは、「必ず成果を生み出す」ということなんですよ。

 

――(大串)成果を生み出すというのはどういうことなんですか?

 

(梶)何かをやると必ず成果というのがあるんですよ。例えば、人よりも良くできるとか。

 

分かりやすい例でいくと、絶対音感があるとか。

絶対音感にもいろんな人がいると思うんですけど、その人なりの絶対音感がこういう理由であるっていうのがあったとしたら、それは絶対音感による成果が生まれるわけなんです。どんな音を聞いてもわかるという。

 

 

  梶さんの「氷山を見せる」強み

 

――(大串)成果が生まれないものは強みではないとかんがえるんですね。

では、梶さんがもっている強みは、例えばどういうものがあるんですかね。

 

(梶)僕がもっている強みって、いろいろあるんですが、例えばよく言われるのが、コンサルをやってるんですけど、コンサルしたときに初めて会って30分も話せば、例えば「大串さんってこう人ですよね、こういうところありますよね」と言い出すんですけど、それがかなり当たっているという。

 

この前会った方は、1時間コンサルして「なんか占い師さんと話してるみたいです」と(笑)

 

これは僕の強みを複数使ってるんですけども、例えば、僕の強みの中でいろいろな所で活かしているもので「氷山を見せる」っていう強みと一応名前がついてるものがあります。

 

海から突き出ているじゃないですか。でも海中の方がかなり大きなものがあるじゃないですか。

なので、見ても氷山の全貌はわからなくて、底の方とかその人も分かってないようなものを見つけてきて見せるというような強みがあったりするんですよ。

 

――(大串)この話は、僕も実感してるうちの一人で、僕は梶さんがコンサルしている強み総研のサービスに入ってるんですが、一番最初に梶さんにコンサルしていただいて、その時に本当に人生観が変わるアドバイスをしていただいたと思ってるんですよ。

 

今までの自分の気づいていない部分を気づかせていただいたっていう。本当に30分くらいしか話してないのに、自分に対する見方がガラッと変わるという経験をしたんですよ。

なので、今の話はめちゃくちゃわかりますね。梶さんの強みっていう所で。

 

(梶)そうですね、その人も気づいてないようなことを見つけてきて話す。

 

あともう一つが、その人にわかるように話してしまうんですよ。

普通考えたら、30分しか話していない人間がいきなり「あなたこうですよね」って、なかなか自分が思ってもなかったことを言われたら、「そうです」って言いづらいじゃないですか。

 

――(大串)そうですね。普通、反抗したくなったりすると思います。

 

(梶)でも、ほぼほぼそれが、僕が言ったことを受け入れるんです。「確かにそうです」というふうに。

 

これは僕は、考えて話してるわけではなくて、一切考えずに、話をしてる中で何か当たりをつけて、「ここからなんか引き出せる」と思ったような話をちょっと言って、そこからずるずるずる話し中で引きずりだしていって、そしたら「こんなんでましたよ」みたいになっていってます。

 

 

  意識せずにやっている

 

 

――(大串)じゃあ分析してるとかいう感覚がある訳じゃないんですか?

 

(梶)一切ないです。

 

――(大串)すごい分析できる強みがあるとか、そういう感じではなさそうなんですね。

 

(梶)よくそういうふうに言われるんですが、そうじゃなくて、例えば、お医者さんとかでも触診をしていて、優れた方だったらすぐわかるじゃないですか。

 

「あっ、これだったら、ここ」とかわかったりする、そんな感じなんですよ。

なぜかそれを引き出す様な言葉が勝手に出てくるんですよ。

 

――(大串)じゃあ、結構、オートで動いてる感じなんですか?

 

(梶)そうですね。自分の意図とかは一切なくて、話をしている中で「あ、ここかな」と思ったら、そこを掘り出していく。

 

そこから探っていったり、別のことを話したりして、時には一つ二つとかから、こうなってますよねっていう話をしてみたいな感じですね。

 

そこに僕の背景とかにある知識とか情報とマッチングして伝えるみたいなかんじですね。

あんまり頭は使ってないです。使っていないというか、脳は使ってるんですけど、意識して考えたりは一切してないです。

 

――(大串)分析が入っているという感覚はないんですね。

 

(梶)僕の脳の中で、分析してんのかもしれませんけど、そいうい感覚がなくて。

 

だから、僕は話しているときに、時々黙り込むことがあるんですよ。黙り込むと考えているように見えるようなんですけど、考えているわけではなくて、言葉が浮かぶのを待っているという感じですね。

 

 

  「努力」より「強み」の方が結果が良かった

 

――(大串)それは、特殊な感じ、強みという感じがありますよね

 

(梶)コンサル始めたばっかりの時は、自分の中で分析をしてたんですよ。

コンサルをしてる中で分析して一生懸命自分で考えて出てきた答えよりも、考えずに会話して出した答えの方が正しいんですよ。

 

――(大串)梶さんの中では、一生懸命、分析をしていた時というのは、どっちかっていうと努力をしていたっていう感じですか?

 

(梶)はい、努力してました。

 

――(大串)つまり能力も使おうとしてたって感じに近いんですか?

 

(梶)そうですね。

 

――(大串)今は、どっちかっていうと強みフル発揮?

 

(梶)そうです。だからコンサルの時に、自分で考えるっていうことはもう放棄しています。

強みをいかに使うかっていうことだけ。

 

自分の強みで出てきたものの検証はするんですよ。検証する時は、強みを以外のものも使って検証をしてます。

 

僕の背景にある情報とか、そこで繋がったものとかを見た時に、他に関連するもの、情報とかないかとかっていうのは、そこについては、一部、能力的なものとか使ったりはしています。

 

――(大串)サーチはかけるって感じですね。

 

(梶)それで正しいかどうかというのを、持っている情報、過去のコンサルの事例とかから正解かどうかを見ていったりはしています。

 

――(大串)梶さんのコンサルを受けている立場からすると、説明されるとやっていることにがわかって、だからそういう言葉が出てくるんだとか、わかる気がしますね。

 

(梶)だから、僕のコンサルで話す内容は人によって全く違うし、話し方も違う。

 

――(大串)それは自然にですよね。

 

(梶)そうです、自然に。

 

――(大串)強みというのが梶さんの例を聞くとよくわかりますよね。これがまさに強みなんだっていうのは。

 

(梶)中には、ビジネスのコンサルをしてる人とかでも、「その人が出せる成果がわかる」という人もいるんですよ。

各論は後でつけていくんですよ。まず、「これはこういう成果が出せるはずだ」っていうのがわかる人がいるんですよ。

 

――(大串)「あなた、これできるでしょ」みたいなのが分かっちゃう。

 

(梶)「あなたはここまで行くよ」って言うのが。

 

――(大串)不思議な感覚なんですけど、強みってそういう感覚なんですね。

 

(後半へ続く)

 

 

※この内容をアーカイブ動画でも見ていただけます。

何度も見ていただくと、より強みのことが理解できると思います。

 

 

 

大串&梶の2画面ライブ開催決定!

 

毎週金曜日12時~大串さんと梶のライブ配信を開催することになりました!

聞けば、人生がもっと豊かになるヒントが得られるかも。

ライブ配信はエスモーズ公式ページでご覧いただけます。

お楽しみに!

 

 

エスモーズの企画で、梶 貴美男講師の「7層の深層心理」オンライン勉強会を行います。

 

勉強会の詳細は、下記のとおりです。

ぜひご参加ください!



『最近「構造心理学」「7層の深層心理」とか、三角の図などをよく見るよね』
『興味はあるけど、よくわからない』
『もっと知りたい!!』
というお声から、「7層の深層心理オンライン勉強会」を開催することになりました!!


7層の深層心理・・・ネーミングからして深そうなイメージですが
わかりやすく解説してもらうと、納得の内容なのです。
強みビジネスコンサルタント・エスモーズ講師である 梶 貴美男さんが、特別に解説してくださいます!

 



7層の深層心理とは…
知覚が外的な作用として現れるメカニズムのこと。
ㅤ ㅤ


「価値観の違いでお別れしました」
男女の仲で、よく聞く言葉ですね。

それと似た言葉、
7層の深層心理で最初に出てくるのは

「世界観」です。
世界観は人によって異なるという特徴があります。

「この世界はこういうものだ」
という大前提が異なれば、

人によって
・ものの見方
・接し方
・考え方
・行い
が変わるのは当然でしょう。

あまりに大きな違いがある人と
持続的に仲良くすることはできませんね。

7層の深層心理を知ると
外の世界で成し遂げた成果に向かって
どういう心理で構成されているかを
理解できます。

 


日程:

・8月30日(火) 13:00〜14:30
・9月14日(水) 13:00〜14:30

 ※同じ内容ですが、何度も参加して理解を深めることもオススメです

参加費 5,000円(税別、1回)

 

講師:梶 貴美男

 

7層の深層心理勉強会 お申込みはこちらです
 

 

 
7層の深層心理の冊子を購入済の方も
まだ購入していない方も、ぜひご参加ください。


全210ページの7層の深層心理の冊子はこちらからお申込みできます



 

 

【梶 貴美男さん プロフィール】

 

強みビジネスコンサルタント・エスモーズ講師

2011年にエスモーズ理論と出会い、2012年からエスモーズ理論を基に講師やコンサルタントとして活動。
『強みを生かした起業』『強みを生かしたビジネス』『強みを生かした働き方』『強みを生かした人生』など、個人の本質を探り成果を導く独特のコンサルティングは、簡易な説明力とあいまって「わかりやすい」「信頼できる」「実行しやすく成果が出る」と人気を博している。

会社員時代に営業部長、企画部長、採用責任者のポジションを経験し、
2005年独立。フリーランスとしてベンチャー企業のマネージャー職、IT企業の営業職として活動
2012年強みビジネス講師&コンサルタントスタート
年間50回以上、500名以上の方に全国各地・オンラインでコンサルティング、セミナーを開催。
強み理論を始めとした人・組織のマネジメント、マーケティングと人の取り扱いの両面に精通する。

「梶さんのコンサルは気になっているけど、どんなことをしているの?」

という声にお応えして、梶貴美男のコンサルの様子をお見せします。

 

実際のクライアント様とのコンサルでの会話の一部を書き起こしましたので、ぜひお読みください!

 

※こちらの記事は、「梶貴美男のコンサル、見せます!【前半】」の続きです。

前半を読んでいない方は、ぜひ前半記事からお読みください。

 

 

<梶貴美男 コンサルティングの様子>

 

 

(ク)7つのポジショニングはしやすかったですけど、7層の深層心理を意識してチーム作りをするというのは、あまり意識がなかったです。

 

【図】7層の深層心理

 

(梶)例えば、こういうことをやってみるといいと思います。

 

人を動かすときに、チームを動かすときに7層に対して、どこにアプローチしていけばいいのか。

世界観から成果まで7層あるじゃないですか。

 

成果にアプローチするのはどういうことなんだろうかとか、行動にアプローチするのはどういうことなんだろうか。

普通、成果には直接アプローチできないんですけど。行動にアプローチするじゃないですか。行動にアプローチするっていうのはどうかとか、思考にアプローチするのはどうかとか。

というのを、自分なりに例で考えてみたらいいような気がしますね。

 

どこにアプローチするトップ、ヘッドコーチがいたらどんなふうにするんだろうなとか。

よくあるじゃないですか、監督が新しく変わって、怒鳴るだけ怒鳴ってって人とか、明かに行動を変えようとしているじゃないですか。そういうのと対比してみるとか。

 

(ク)面白いですね。これは少し自分の中で勉強してみて、アウトプットしていきます。

 

(梶)こんな風に勉強会して行くのがいいんじゃないかなと思います。

 

(ク)そうですね、単なる理屈だけではね。

 

(梶)そうそう、決まったことを伝えるだけだと。

 

(ク)「ああそうなんですね、わかりました。以上、おしまい」になってしまうんじゃないですか。本当にはわかってないんだろうなと。

 

(梶)知識を理解しようとしているだけじゃないですか。

これって、知識を理解しようとしているんじゃなくて、近藤さんの中で興味があることで自分が考えたことをこれどういうことかという理解をしているじゃないですか。

 

今日みたいな7つのポジショニングの考え方とかがあると、立体になる。

たぶん、どこかのクライアントに当てはめたらどうなるのかなとか。

 

(ク)世界観を広げていくということですかね。

 

(梶)いろいろあるんですよ。

 

例えば、その仕事、組織にも入ってきた人間に対しては、目的があるじゃないですか。目的に合った世界観を植え付けるということは大事。

広げる必要はないんですよ。広げて理解してもらうよりも世界観ごと変えてしまうアプローチが必要だと思うんですよ。

 

ただ、コーチを育成するときとかを考えてもらうといいんですけど、コーチを育成するときにコーチそのままやらせたら、行動にアプローチしたりするじゃないですか。

あるいはノウハウだけ持ってきて思考にアプローチしたりするじゃないですか。

それがうまくいかないじゃないですか。

 

そういう人に世界観を変えることが大事なんだよと教える必要があるじゃないですか。

そういう時に世界観を広げることも大事だったりするだろうしと言うことだと思うんですよ。

 

なので、クライアントに必要なのは、コンサル側のように理解することではないんですよ。

 

理屈がどうなっているかじゃなくて。一つは、「あなたの世界観と組織のビジョンは一致してますか」という話ですよね。

一致してなかったら、おかしなことになりますよね。

 

(ク)組織はうまくいかないですよね。言動不一致で。

 

(梶)組織もうまくいかないし、その人自身もどこに向かっているかわからない。

 

(ク)そうなんですよ。だから、話をしていて感じたんですけど、世界観とビジョンって一致してないともしかしたらいけないなという気がしていて。

 

(梶)そうすると、やらなきゃいけないのは、そこの確認ですよね。

 

一致している人は、一致して次に進もうじゃないですか。

じゃあ、一致していない人、一致してないところがあったら、どうしようかと言うことじゃないですか。そこじゃないですかね。

 

(ク)実はそこのところは、根本的な問題なんですよね。

 

(梶)それを具体的に拾っていくということが大事じゃないですかね。

具体的に解決していくというプロセスが必要な気がします。

 

一つ一つ拾っていたら、どうですかね。クライアントごとに。

で、どうしようかと考えて言って、手を打っていくということが大事かな。

 

この辺、解決していくと、よりオンリーワンのコンサルタントになっていくんじゃないですかね。

 

(ク)これはなかなか深いですね。

 

(梶)あんまり深く考えなくていいと思うんですけどね。

これは、思考の癖だと思うんですけども、全部に当てはまる解決策を求めようとしているんですよ。

 

(ク)そういうのありがちですよね。

 

(梶)そういう傾向があるということ。だから難しいんですよね。

 

今解決策がないもの全部に当てはまるもの。全部に当てはまるということは、問題の定義からしないといけないじゃないですか。そもそもそれが難しいですから。今はっきりわかっていないものだから。

 

そこのアプローチが違うんですよね。

現実的な一個のものを解決していく」って言ったら、やりようあると思いません?

 

(ク)もう個別事情に応じてやるしかないですもんね。

 

(梶)それをやったものを記録を残す。また同じようなことをやる、やる。やったらその3つを見て、どういう共通項があるか、どういう違いがあるかを見ていくとか。

分けて考えていくといいと思いますね。

 

(ク)すぐに全体を考えて、本質にとか考えちゃうね。目の前のことをまずやればいいんだよね。

 

(梶)そう、まず目の前を集中してやっていって、それがたまったら、その中で共通的に扱えるものは何なのか知っていくという。

 

(ク)わかりました。これはちょっと大きなテーマになりそうですよね。やってみます。

 

 

※前半記事「梶貴美男のコンサル、見せます【前半】」

今回は、梶貴美男のコンサルの様子をお伝えしたいと思います。

 

「梶さんのコンサルは気になっているけれど、どんなことをやっているの?」

という方もいらっしゃるようです。

 

そこで、実際のコンサルの様子の一部を紹介します!

 

クライアント様は、クリニックの経営コンサルティングをされており、長年、梶のコンサルティングを受けていただいています。

 

今回のコンサルでは、男子バスケットボール日本代表の話題を取り上げながら、話が進んでいきます。

バスケットの話からクライアント様の仕事の話へとつながっていきますので、ぜひじっくり読んでみてください!

 

 

<梶貴美男 コンサルティングの様子>

 

男子バスケット日本代表チームのヘッドコーチが変わってから、チームが良くなっているというチーム作りの話題から・・・・

 

(梶)チーム作りの時に、やっぱり、キーにするのは7つのポジショニングかなと思っています。

「7つのポジショニング」と「7層の深層心理」で、まず世界観から行く。

例えば、世界観を変えやすい人材とか、世界観が合致している人材とか。

 

【図】7層の深層心理

 

(ク)そうなんですよね。まさにそう言うことですよね。

世界観から行くということですよね。

 

(梶)世界観から行くためには、特にチームの場合は、コンセプト、世界観を打ち出さないといけないということです。トップが。

 

(ク)これを打ち出してないと、誰がマッチするかわからないですものね。

 

(梶)そもそもがチームの採用ができてないんですよ。人員の。

 

(ク)そうなんですよ。

 

(梶)僕が話を聞いて感じていたのは、そのバスケット日本代表ヘッドコーチが明確なコンセプトを持っているんだろうなと言うこと。

トップの仕事をしているということ。それを伝えているということ。

 

(ク)すごいシンプルですけど明確なコンセプトを持っていますね。

 

(梶)いくつか疑問を抱えながら、聞いていたんですが、それまでとチームのコンセプトが全く変わったと、そうすると明確なコンセプト、世界観がある。今度は、人材の採用がかわったということですよ。

 

(ク)そのチームコンセプトに合った人材をピックアップするということですよね。

 

その中には、チームを作っていくときに、チームの意識を変えていくよりも、チームに合った人材を採用する方が、チーム作りには合っているということですよね。

 

(ク)聞いたことがないような選手ばかりですよ。

それが、スゴイ活躍しています。全然パッとしない選手、自分のチームでは5点くらいしか上げない選手が30点あげたりとか。

驚きますね。

 

世界観を変えているんですよね。

どういう世界観かというと、スリーポイントシュートを中心にやっていくというのが、世界観の中心なんですよね。

そのキーワードが、「スリーポイントシュート」と「スピード」「粘り強いディフェンス」。この3つです。

 

(梶)それは、実際にキーワードで上げているんですか?

 

(ク)そうです。

ヘッドコーチはその3つをキーワードに。伝え続けているんですよね。

 

昨日の試合を見ているとその3つのキーワードを体現化していたんですよね。

すごくしつこく言い続けていますよね。それが脅迫的ではないんですよ。

 

(梶)たぶん、そのスリーポイントシュートを中心として、早さと粘り強さをもったチーム作りというのは、日本人の特性にあったチーム作りなんでしょう。

 

体格的に優れているわけでもないし、個人技的に圧倒的に優れているわけじゃないしというと、チームワークが活かせて、器用さが活かして。

 

(ク)そうそう。これだったら、勝てる可能成果があるかな。そんな感じがします。

時々、個の力で点を入れる選手もいる。

 

(梶)個の力もチームコンセプトであるスリーポイントシュートが打てるとか、スピードがあるとか、粘り強いディフェンスとかその要素は持っているということですよね。

そのうえでプラスアルファがあるということですね。

 

(ク)昨日試合を見ていて、これはすごいやと思って、しばらく、トム・ホーバス(バスケット日本代表チームヘッドコーチ)を研究しようかと。

それは大きな参考になるかと思っています。

 

(梶)これは研究してみるといいかもしれませんね。

 

(ク)早速、本2冊買ってきましたね。

 

(梶)試合中の動きを見ていくと面白いかもしれないですね。何をしているか?

 

機会があれば、試合を見に行ってそのヘッドコーチだけ見ておくとか、面白いと思います。

それはカメラのビューではなくて、そこで見てどう動いているか、その周りの人たちもづお動いているかという。

 

フィールドのプレイヤーは分かりやすいじゃないですか。で、それ以外はどう動いうているか。

チーム作りには、めちゃくちゃ面白いともいます。

 

(ク)代表試合は日本ではなかなかないけど、チャンスがあったら行ってみようかな。

 

 

(梶)女子のバスケットは何年やっていたんですか?

 

(ク)数年間やっていたんじゃないのかな。

東京オリンピックに向けてチームを作っていったんですよね。

 

(梶)その辺も見ると面白いと思います。どういう作り方をして行ったのか。

 

(ク)女子の時、トム・ホーバス(ヘッドコーチ)は優勝するって言ったんですよ。東京オリンピックで。

周りはまったく、なんてこと言ってるんだという感じ。

世界観を変えるという、そこを変えたことがスゴイですよね。変えて実行したこと。

 

(梶)僕は、変えたというよりも、そこからアプローチしようとしているところが優れていると感じますね。

 

明確に持っている様な気がしますね。ここから変えないといけないという。世界観が大事なんだという。ここをこうすると世界に届くんだという。

 

例えば、男子で言えば、よくわからないけれど、世界のトップテンに入るとか、次のオリンピックでメダルまで狙いに行くとかそいうようなものがあるような気がしますね。

女子で実証してしまったから、女子にしたって個々の能力ってそこまでじゃないでしょう。

 

(ク)個々の能力で言ったら、絶対海外の方がはるかに上です。体が違うし、身体能力が全然違いますからね。

 

(梶)ヒントの探り方として、女子の選手はどんな発言をしているかも見るといいですよね。

 

(ク)これは、ヒストリーを見ていくと面白いかもしれないですね。

 

(梶)あなたの場合、そういう興味を持っているモノ事、事象、組織、人たちを知っていくというアプローチがあっている気がしますね。

 

(ク)そうですね、そこで自分がわかったり感じたことを伝えていくことで、相手が気づきがあるという感じですかね。

 

(梶)それは、僕は違うと思いますよ。

そっちに行こうとするんですよ。自分が知ったことを知ってもらおうとするんですよ。それを知ってもらったら成果につながるというような謎の理論を持っている様なんですよ。

 

(ク)前も同じ話を言われたかもしれない。

 

(梶)僕からすると謎なんですよ。

自分が、こうやって解き明かしていくじゃないですか。それって何かというと、今回で言うと、チーム作りの本質を知ることになるんですよ。

僕は言いましたが、「あなたはこういうやり方があっていると思います」というだけの話なんです。

 

自分がわかったこと、やり方を人に伝えても、自分が期待している成果は生まれないです。まるっきり別物だから。

 

その人たちはそう言うことに興味がないかもしれない、そういう学び方をしないかもしれない。

でも自分はプロセスを喜ぶところがあって、それをほかの人にも当てはめようとしているんです。

 

自分が見出したプロセスは、自分のためのプロセスなんです。

それをあたかも不変なものとして考えますが、そこは違うんじゃないかな、と僕は感じているんです。

 

例えば、あなた自身が物事を習得していく、理解してく、そのものなんですよね。

そのプロセスの作り方、運営の仕方をわかった、そうすると、他の人と比べるとアドバンテージがあるんですよ。新しいことを何かを習得するときに、自分はこうするとわかりやすいという。

 

自分に当てはめて、そのプロセスを実行して、自分にとっての成果を得る。それでいったん完結するはずなんですよ。

これは、他の物事でもそういうふうにできていくということ。あなたの場合は、という大前提の中で。

 

それと、じゃあ、得たものを他人に還元していく、提供していくというのは、これはまた別なんですよ。

 

それは、どうやって行くかというのは、これまで習得したプロセスはいったん置いとくべきものなんですよ。

あなたが、人に対して、自分が習得した理論をどう伝えていくか、何を伝えていくか、というモノとはまるっきり別物のはずなんですよ。

 

いろんなモノ作りする人がいるじゃないですか?

その人たちにモノづくりの秘訣を聞くようなインタビューあるじゃないですか。

それでしかないんですよ。

 

例えば、バスケのヘッドコーチのチーム作りはどうなっていくかというのを知りたい人たちはいます。

その人たち向けにインタビューすると面白いものが出来上がってきますが、そもそもそのヘッドコーチはチーム作りのやり方を伝えていこうなんて思ってないと思うんですよ。

 

あなたは、その理論をマスターして、その理論を伝えていく人ではないじゃないですか。

場合によっては、理論を伝えることもあるけど、それは、クライアントのチーム作りにそれを伝えた方がうまくいく場合だけ。

 

必要になったら伝えるだけ、逆に不要だったら伝える必要ない。

 

だから、あなたは何をする人かというと、クライアントのチーム作りを支援するということなんですよ。わかってきたことを伝えるというのは、ずれると思うんですよ。

 

(ク)ブログとか動画とかで、言うこと自体は問題ないというか、アリですかね。

 

(梶)それは、何を目的にするかですね。

それよりも、それがわかったうえで、どうやってチーム作りをサポートしていくかが大事なので、そこの視点を書いていく方がはるかに大事だと思います。

 

あくまでインプットでしかないわけですよ。自分がインプットしたことをこういうことがわかったとしているけど、インプットをアウトプットしているだけじゃないですか。

 

インプットしたら、それをあなたの中で取り込んでアウトプットすることが大事じゃないですか。インプットしたものをただアウトプットしたら、可笑しくなると思いません?

 

情報を取り扱っているだけなんですよ。

こういう情報があった、これを自分なりにまとめてこうなったといっているだけ。

 

あなたは情報を提供する人ではないと思うんです。

少なくても、コンサルタントはそういうことをしないですよね。

 

(ク)情報を提供するのが仕事ではないですよね。

 

(梶)インプットはあくまでも、インプットとして必要だからしているわけじゃないですか。

 

あなたにとって大切なのは、自分の中のプロセスで処理して、アウトプットとしてどう活かすかが大事。

だから、アウトプットすべきことが違う。

 

 

(ク)伝えたいことをすぐに誰かに伝えたいという欲求が僕にはあるですね。

 

(梶)それが悪いこととは限らないと思うんですけど、それがずれが発生するような気がするんですよね。

「本来やるべきことって何?」って。

 

逆に言うと、インプットに満足してしまっているというか。

 

(ク)自己満足の世界に入っちゃってるのかな。

 

(梶)どちらかというと、それは自己満足の範疇かな。

 

(ク)確かに、これを言って自分の世界の中だけでしゃべって相手に伝えようとしても、伝わらないよね。

考えたプロセスや経験したことが違うから。

 

(後半へ続く)

 

《強みを活かしたチーム作りシリーズ》

強みを活かしたチーム作り①-1
強みを活かしたチーム作り①-2

強みを活かしたチーム作り②-1

強みを活かしたチーム作り②-2

強みを活かしたチーム作り③-1

強みを活かしたチーム作り③-2


 

こんにちは。梶事務局です。

 

「強みを活かしたチーム作り」をテーマに梶が3日間のエスモーズライブを行いました。

今回は、その4日目で番外編です。

 

「強みを活かしたチーム作り」に欠かせない「7つのポジショニング理論」について話しています。

マネジメントに興味がある方は特におススメです。

ぜひ、お読みください!

 

※こちらの内容はアーカイブ動画でもご覧いただけます。

 

 

 

 

 

  チーム作りには欠かせない7つのポジショニング

 

「強みを活かしたチーム作り」というテーマで3日間でライブ配信をさせていただいたんですが、今回はその追加情報について番外編という形で、出させていただきました。

 

強みを活かしたチーム作りの話を3日間させていただいたんですが、そこで「チームをどういうふうにに作ったらいいのか」「チームとはどういうものなのか」というようなお話をさせていただきました。

 

そこでお話した内容の根底には理論がありまして、それについて今回はお話ししたいと思ってます。

 

その強みを活かしたチーム作りに欠かせない理論というのが、「7つのポジショニング」という考え方なんです。

 

その7つのポジショニング理論とは、一言で言うのはめちゃくちゃ難しいです。

ただこれがわかると、自分のチーム作りが格段にやりやすくなってきます。

なので、ちょっとそこについても補足したいなと思っています。

 

 

  4つの役割に向いた人

 

まず強みを活かしたチームを作る時には4つの役割があると話を、ずっとしてました。

「前と後ろ」「結果とプロセス」という考え方で分けていくと、どんな組織にも4つの役割があります。

 

前で結果を取っていく役割、前でサポートしていく役割、後、隠れたところで結果を良くしていくための役割、隠れたところでプロセスを充実させていくための役割、というこの4つですね。

 

それをトップアタック、トップサポート、バックアタック、バックサポートという風な話をしました。

 

実はこれは、今日お話しする7つのポジショニング理論のもとの理論となった「4つのポジショニング」という考え方になります。

 

役割というのがポジショニングという風に考えていただいたらいいんですけども、4つポジショニングがあるんです。役割があるっていうことですね。

 

チームを作る時には4つの役割があるんですが、それと相対するように、人の強み特性というのが分かれてるっていうことが分かってます。

 

どういうことかと言うと、前のめりで結果を取るために必要な特性というのがあります。そういうのが向いてる、そういう特性。前のめりで外に向いていって人と仲良くなっていく、人とうまくやっていくための特性。

 

後ろに自分や全体がうまくいくようになるために必要な特性。

後ろにいてうまく全体が回るような、裏方をするような特性ということですね。

 

この役割に当てはまった、トップアタックに適した特性、トップサポートに適した特性、バックアタックに適した特性、バックサポートに適した特性があるんですよ。

人の強み特性、強みタイプって、この4つに分かれてるんですね。

 

チームに必要な役割4つ、例えばトップアタック的な仕事をする時にはトップアタックが向いている人というのがいます

トップサポートの仕事するときは、役割を担うのに向いてる人がいる。

 

それぞれの役割、ポジショニングに向いた人がいるんですよ。

 

このように4つの役割というのは、チームにとって必要なんですけど、それぞれ向いた人がいる。

 

人の強み特性としても、そういうところに向いたものがあるという考え方が、「4つのポジショニング」という考え方になるんです。

 

 

 

  適材適所に当てはめるのがマネジメント

 

これまで、お話ししてたチームというのが目的を持って4つの役割に人を当てはめていくんですよという時に、「どういう人を当てはめたらいいの」と考えるうえで、人の持つ強みを分析していくと「この人はトップアタックに持ってきたらうまくいくいきそう」「この人はトップサポートの仕事が得意」「この人はバックアタックの仕事が得意」「この人はバックサポートの仕事が得意」というの分かってきたりするんです。

 

なので、これがずれるとうまくいかなかったり、うまく仕事が回らなかったりするので、ここをうまく配置していくということが必要なってきます。

 

その4つの役割に対してそれぞれ適性を当てはめていくんですけども、そのためには何が必要かというと、チームマネジメントいわゆる組織をマネジメントする、チームをマネジメントするといった「マネジメント」という考え方です。

 

マネジメントっていうと、「ちょっと難しそうだなぁ」という感じがするかもしれませんが、「適材を適所に当てはめる、そのポジショニングにあった人を当てはめる」っていうのがマネジメントです。

 

 

そのために必要な役割が3つ、実はあるんですね。

マネジメントの3つ役割を4つの役割と合わせて、7つのポジショニングという考え方をします。

 

7つのポジショニングという考え方は、そもそも強みを活かしてチームを作る時にどんな4つの役割があって、それをマネジメントうまく適材適所で当てはめていくためにどういう3つのポジションがあるかということを表してるんですね。

 

この考え方を知ると、チーム作りっていうのがかなり簡単にできるようになっていきます。

 

これまでお話してきてましたけど、人生のポジションを考える時に、どういうポジションの役割を当てはめていくかという考え方とか、事業や目的を達成するために人に手伝ってもらう時にどういう人に手伝ってもらったらいいのか、あるいは逆に手伝ってもらっている人をどこにもっていけばいいのか、人をその位置に持っていくためにはどういうようなアプローチをしていったらいいのか、どういう伝え方をしたらいいのか。

というのが肝になってきたりします。

 

そこで、うまくマッチしていく為にどんな風にしていったらいいんだろうか、強みを活かしたマネジメント、チーム作りをどうしたらいいのかをいうのを全部網羅してるのが、7つのポジショニングという考え方になります。

 

 

  マネジメントでここまで変わる

 

例えばですね、ついこないだもこんなことがありました。

 

日本代表の男子バスケットチームの話。

女子バスケットチームは、去年の東京オリンピックで大活躍したですよ。銀メダルを獲得されたんです。なぜそれが獲得できたかというと、肝はヘッドコーチにあるんです。

 

ヘッドコーチは、チームをマネジメントする人です。その人がマネジメントしたが故にチーム作りがうまくいったんです。

そのヘッドコーチで去年東京オリンピックで女子バスケが銀メダル取ったんですけど、男子バスケットは、開催国にも関わらず予選リーグ全敗で予選敗退してしまったんですよ。

 

昔は男子バスケットもアジアの中で一番強かった時代もあるんすが、今アジアの中でもかなり落ちてきて、世界でもランキングはかなり低くなってきています。

 

でも、昔はそこそこ強かったので、結構プライド高かったりするんです。それをもって東京オリンピックに挑んだんですが、なんと予選敗退、惨敗みたいな感じになったんです。

 

 

その後、女子バスケットをオリンピックで銀メダルをとらせたコーチが、男子バスケットのヘッドコーチに就任されたんです。

 

ほぼ1年かけて今どうなったかっていうと、アジアでもそんなに強くなかった日本が、アジア最高クラスのチームである国であるイラン、今アジアで一番ランキング一が高いんですけども、イランに2戦して2勝しているんです。

 

それで、「結構、男子バスケットやるんちゃうか」みたいなふうに関係者の人達、ファンの人達は思ってるみたいです。

 

それで見てみると、新しいヘッドコーチが来て何をしたかというと、チーム作りを全く変えたんです。

 

今までのやり方変えたんです。

今までこんなふうにやっていきましょうというのがあって、決まった通りにやってたんですけども、そこをコーチが来て、いきなりチームのコンセプトを変えて、「このチームはこんなふうにするんだ、ここを目指すんだ、次のオリンピックでは上位に行くんだ」ということを言って、そのためにはこの方法で行くんだというのを徹底的に仕込んだんです。

 

そうするとどういうことが起こったかというと、徹底的にそのヘッドコーチはそればかり言っていたんです。マネジメントで。

 

「あそこに行くんだ、そのためにはこういうチームするんだ、それだけのことをやるんだ、こういうことが大事なんだ」ということを徹底的に言ってるんです。

 

その時に、去年の東京オリンピックに選ばれた選手と、ガラッと人が変わってたりするんですよ。

新しいコンセプトに合ったチーム作りをしているんです。

 

チーム作りをこんなふうにしているなというのを見ていくと、このヘッドコーチって7つのポジショニング理論で言われていることを全部やっているみたいな。

 

こういうふうに適材を適当に変えてるとか。この人のマネジメントのやるべきことやっているとか、わかったりするんですよ。

 

 

  7つのポジショニングで見えてくること

 

他にも、コンサルをする時とかでも、「いま、ビジネスどうなってますか」とか「あなたってどういう人ですか」という話を聞いていくと、「どうもここのポジションなんかおかしくないですか」みたいな話が出てくるんですよ。

 

「本当はこういうやり方をしたほうがあってるのに、流れと違うことを違う人を採用してたりしますね」というようなことがわかったりするんです。

 

そういうようなことを7つのポジショニング理論っていうのを知っていくと、いろんなところに見えて行ったりするんですよ。

 

テレビとか映画とか見てても、今の大河ドラマである「鎌倉殿の13人」とか見てても、「この人ってこういうポジションっぽいな、こういう人がいるな。だからこんなふうになっていく行くよな」とかというのがよくよくわかったりするんですよ。

 

鎌倉殿の中のそれぞれのトップアタック、トップサポート、バックアタック、バックサポートがどうなってるかとか、マネジメントの3つの役割がどういうところになってるかとかというのが、わかったりするんですよ。

 

わかったからって何がいいかということは特にないんですが(笑)

人の組織というのは、やっぱり普遍的なんだなぁということがわかったり、こういう理論、強みを活かしていくとうまくいいくんだなぁとか、ここでポジション間違えて配置したりするとうまくいかないんだなというのわかったりするんです。

 

そういうことがあるので、7つのポジショニング理論というものを、チーム作りしていきたいと思ってる方は、学んでみてもらったらどうかなと思います。

 

 

  うまくいかないのはポジションが違うから

 

ちなみに僕も、ちょうど十年ぐらい前の夏に、初めて7つのポジショニングっていうものを学びました。それまでは、ビジネスをやるのに、集客とか営業とかそういうようなやることばっかり考えていたんですよ。

 

マーケティング方法とか集客方法とかはどうしたらいいかということばっかり考えてたんですけども、7つのポジショニングを学んではじめて、「やることの前に誰がやるのか、どういう人がどういうことをやるのがいいのか」という、人を先に考えるようになったんですよ。

 

なので、集客する時に集客方法、どういう方法で集客するかということも大事なんですけども、その前に誰がそれをやるのか。

トップアタックの役割を担ってくれる人、位置にいる人がこういう人だから、この人がやれるやり方を採用しようというふうに変わっていったんですよ。

それまでは誰がやるかなんか考えなかったんですよ。

 

よくビジネス講座とか行くとですね、やり方だけ教えられるんです。

「こういうやり方をしていくといいです、マーケティングこうやればいいです、集客はこうやればいいです、ローンチはこうすればいいです」という話をされるんです。

 

やるべきことを教えられて、やり方だけ教えられて、学んでやっていくんですけども、多くの人はそれを使いこなせない。

 

なぜかっていうと、ポジションが合ってないんですよ。

そのやり方がうまくできる、そのやり方をやるポジションと、自分がやるとか誰かにやってもらうとかっていうとそのポジションがあってないんです。アンマッチがおこっているんです。だから、うまくいかない。

 

ところが人から見ると、例えば岡崎さんにこれをやってもらおうと思ったら、岡崎さんがこの仕事で成果を出していく、あるいはプロセスを実行していくためにはどういうやり方がいいかという話になってなってくるんです。

 

そういうことわかっていくために、必要なものが7つのポジショニングと考え方になります。

 

  会社勤めの人が7つのポジショニングを知ると

 

7つのポジショニング、面白いのは起業している人だけじゃなくて、会社勤めしてる人、企業にいらっしゃる方とかが7つのポジショニング分かると、今までと会社組織、あるいは自分の仕事とか会社内での出来事で起こっていたことがどういうことかというのも、明らかにわかってきたりするんですよね。

 

今も定期的に僕のコンサルを受けてらっしゃる方で、ある企業のマネジメント管理職をされてる方がいらっしゃるんです。その方が「今こういうことが起こってて、色々問題が起こってるんですけど、どういうふうに捉えたらいいでしょうか」という相談とかをされるんです。

 

「それって言うのは、こういうことが起こってるんです」と7つのポジショニング的なことで、「本来この人が置かれている役割はあるけども、この人自身がおそらくそこのポジションの人じゃなくて、別のポジションの人なんで、こういうズレが起こってるんですよね。だから、なかなかうまくいかないんですよね」という話をして、これはその人に人事裁量権がないんで、そこは解消することはできないんですけども、そこについてはあんまり気にしてもしょうがないですよね。

 

「そうしてもミスは出てくるので、そこは気にしないで、もっとできること、うまくいってることだけ目を向けていきましょう」みたいな話をしたりするんです。

 

そうすると、本人にも「なんか色々悩んでたけど、自分の中で解決できないことだし、これはこれでミスをすることもあるけど、まあ仕方がないんだな」とか思えたりするんですね。

 

努力でなんとかしようと思ってるけどできない、あるいは自分の中でイライラとして、「なんであの人あんなふうにやってくれないんですか」みたいに思ってたのが、「いや、ポジションが違うから、間違ったポジションの人を持ってきてるからそうなるんです」って。

 

よくその人に答えるのが、例えば、「部長とか事業部長とかこんなふうなんですよ」って言ったら、「それはね、その部長がマネジメントってものわかってないからです」みたいな話をして、「マネジメントっていうのはこうだけども、その人がやろうとしていることはこうだから、こんなこと起こるんですよ」みたいな話をしてたりします。

 

そうすると色々起こってることで、「私が何か悩んでることって、悩んでも仕方がないんだな」というふうに何か解消されていったりするんですよね。

 

その人自身は、正しいマネジメント、組織のマネジメントがどういうものか、というのが分かったりして、自分がそういう役割的な仕事をする時にはどうやどう振る舞えばいいか、ということがわかってきたりする。そんなことが起こったりしています。

 

 

  一生ものの知識

 

7つのポジショニングがどういうものかというのは、一言では言えないんで、受講してる人の数はそんなに多くないです。

僕も10年ぐらい講師をしてますけども、延べで言っても2~300人じゃないですかね。

 

その中では再受講をしている人もいるので、多分200人もいないかもしれない。10年やってですよ。だからそんな人気のあるセミナーじゃないんですよ。ちょっと語弊があるかもしれないんすけど。

 

でも、この7つのポジショニングという考え方を、自分の中に取り入れてる人は自分の人生をより上手く、チーム作りをできたりしています。

 

あるいは会社の中でうまく振舞っていけたり、いらないストレスとかを感じずにうまく振舞って行ったり、適度に色んな人との距離感を正しく取っていったり。

 

自分で事業をしている人は、事業のやり方をより上手く楽にもっていったり、協力してもらう人を採用する時にどうしたらいいのというのがわかっていったりするということですね。

 

7つのポジショニングは、地味なんですよね。でも地味なものって、めっちゃ大事なんですよ。本当に。

 

10年前に、僕はそれを学んで、毎年セミナーを何回かやってきてますけど、これぐらい僕の中でやり続けてるセミナーはないんですよ。

 

なぜ10年前と今と同じセミナーをやっているかというと、他のビジネス系のセミナーとかをやると、流行り廃りがあるんで、ちょっとずつ変わっていったりするんです。

 

でも、7つのポジショニングは、この10年間ずっとレクチャーしてますけど、受けた人達はものすごく変わっていっているので、是非、機会を設けて学んでいってもらったらいいかなと思います。

 

7つのポジショニングというのは、流行らないし、廃らないものなんですね。

経営されている方も、自分でビジネスされてる方も、会社員の方も、あるいは主婦の方とかでも、結構役立ててる方が多いですね。

 

家庭のマネジメントをどうするかとか、地域組織のマネジメントどうするかとかに、めちゃくちゃ役立ててる方とかいらっしゃいます。

 

この7つのポジショニングの知識というのは一生ものです。これこそ本当に流行り廃りのない一生ものなので、機会を見つけて学んで頂ければと思います。

 

 

この「強みを活かしたチーム作り」を今回学んでいただいて、それによって、ご自身のビジネスとか人生が、より良くより豊かになっていくことを祈ってますので、是非、参考にしてください。

 

ということで今回、強みを活かしたチーム作りの配信の番外編として、1回増やしましたけど、これで終了といたします。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

※この記事はこちらのアーカイブ動画をまとめたものです。

 

《強みを活かしたチーム作りシリーズ》

強みを活かしたチーム作り①-1
強みを活かしたチーム作り①-2

強みを活かしたチーム作り②-1

強みを活かしたチーム作り②-2

強みを活かしたチーム作り③-1

強みを活かしたチーム作り③-2

強みを活かしたチーム作り④番外編