梶のリアルタイム強み発掘【後半】 | 強みマネジメントのすすめ

強みマネジメントのすすめ

強みパターンを発見し、強みを実際に使いこなしていく、

毎週金曜日12時から大串智紀さんとライブ配信をしています。

強みに関わる話を中心に話しています。

 

9月9日の配信は、「リアルタイム強み発掘」ということで、梶が大串さんの強み発掘を行いました。

 

 

こちらの記事は、このリアルタイム強み発掘の内容をまとめた梶のリアルタイム強み発掘【前半】の続きです。

強みを見つけたい方、強みを活かしたい方は、ぜひご覧ください!

 

 

※ライブ配信のアーカイブ動画も見られます。

家事や仕事の作業をしながら聞き流したり、移動中などに空いた時間に聞いてみてはいかがでしょう。

 

 

 

  強みを見ながら、別の話をする事もある

 

 

――(大串)梶さんは、強み一つ一つを見るというよりかは、全体を見ながら、その中でこれってどういう強みかなと、先に全体を見る感じが強いんですかね。

 

(梶)そうですね。ぶっちゃけて言うと、強みを見ながら、最終的には強み置いといて、別の話してることもあります。

 

――(大串)こっちの方が大事だと思ってるからということですか?

 

(梶)そうですね。こっちを優先すべきだと。どっちを一番にするかというと強みの方ではないと。

 

初めに言いましたけれど、強みを発揮できないような心理構造をしている方もいらっしゃるんで、その状態で出してきた強みを見て、「あなた、こういう強みがありますね」って言っても、その人が本来出せる強みではないことが多いんですよ。

 

多くの方はそういう人って、強みとか強みによって生まれている成果がめっちゃショボかったりするんですよ。

そういう方々は、往々にして自分にはそんな大した強みとかないっていうふうに思い込んでるんです。

 

その中で「あなた、こういうたいしたことない強みがありますね」って言ってもしょうがないし、そうじゃなくて「強み使えますけど、使えないようになってますよね」っていう方が強みを見ていく上で大事かなっていう。

 

――(大串)順番としては、ちゃんと自分の強みが活かされるような考え方とか、活かされるような場をちゃんで選んでいくみたいな、そういうとこをちゃんと整えた上で、じゃあ強みの話をしていきましょうっていう。

 

そんな順番になってるんでしょうか?梶さんの場合。

 

(梶)基本的には、そちらの方が正しいかなと。

 

みなさんも大串さんのフィードバックシートから、大串さんにどういう強みがあるかっていうのを自分なりに出していかれると面白いと思います。

 

 

 

  奥にあるものを見る

 

 

――(大串)他に何か傾向性とか。梶さんとはちょくちょくお話させていただいてるんで、そういう所でも見えてきてる事があると思うんですけど。

 

(梶)ここに書かれていることで、傾向的に言うと、「高校時代、先輩や塾長から可愛いがってもらた」とか、そういうことがたくさんあるんですけど、プロセスよりも結果ですよ。

プロセスには言及されていないという特徴があります。

 

だから、他人の視点を割と取り入れて、うまくできたことを上げてるんですけども、他人の視点で自分のうまくできたことをあげるっていうのは、普通に考えるとですよとサポート系とアタック系で考えるとサポート系ぽいんですよ。

 

アタック系というのは、「自分がこうなった」「一番になった」「いくら稼いだ」とかがあるんですけど、人間関係系の中でうまくできてるっぽい書き方をしてて、それだけ見るとトップサポート的な要素強いのかなあと思いがちになったりするんですけども、でもプロセスをかかずに結果だけ書いている。

「わかりやすいといわれた」とか「こういわれた」とか。そうするとやっぱりアタック系の人かなと。

 

――(大串)なるほど、そういう感じでこうちょっとズレというか辻褄を合わせていくみたいなこともしていく感じなんですね。

 

(梶)辻褄を合わせるというよりも、こういう書き方をしているからこっちっぽいかなぁ、でも書いていることはこっちだなと。

 

――(大串)じゃあ、一歩深く読むみたいなイメージですよね。表面上の文字だけで見るというよりかは。

 

(梶)そうですね。表面上だけで見ると、例えば、「英語の個別指導で校舎内で一番わかりやすいと言われた」って、「わかりやすく何かできる」という強みがあるみたいに思われます。

 

確かにそういう部分はあるんでしょうけど、おそらく、それは強みの中で言うと枝葉の強みっぽくて、その奥には「何が必要かがわかる」とか「要点をつかむのがめちゃめちゃうまい」とか、「どうすれば結果を出せるかっていうようなことを組み立てるのがめちゃめちゃうまい」とかいう強みがありそうなんです。

 

――(大串)そういう意味でも、奥にあるものを見るんですね。

 

(梶)奥を見ようと思いますね。奥にあるものが、本来、個性から派生しているんで。

 

――(大串)《視聴者からの質問》「音ゲーはどんな所にはまっていたんですか?」

 

話がズレちゃうんですけど、これは、その場で落ちてくるものを、音楽に合わせて叩いたり押したりするっていうシンプルなものを積み重ねて、レベルアップするっていうのが面白かったかなと思いますね。

 

(梶)今の質問は、強みを解明していくのにはすごくいい質問なんですよ。

 

その人の書かれている中のことをより深く知ろうとするじゃないですか。「どういうことを具体的にやっていたんですか?」とか「どうやっていたんですか?」とか個別を見ていこうとしているじゃないですか。

 

だから、すごくいい質問だと思います。

 

――(大串)こういうふうに深掘りをしていくイメージですか?

 

(梶)深堀だけじゃなくても、浅いのも含めて、ありとあらゆることを聞いていったらいいです。

 

こういう質問をこういう風にしていくと、より深くその人のことがわかるし、その表面上の強みのその背景にあることが分かったりします。

 

 

  弱みの隣に強みがある

 

 

――(大串)あとは、気づくところとかありますか?

 

(梶)最後の「昔から病気をしがちだったけど、しぶとく生きてきた」というのは、めっちゃ気になります。

 

強みに関わっているか、関わってないかわからないですが、こういう書き方をしてるっていうのは、何か強みを発掘していったり、あるいはコンサルをしていったりするときに、すごく気になるポイントです。

 

――(大串)僕は昔から、生まれる時に、まず2ヶ月早く生まれてるんですね。それも肺の病気にかかって生まれてきたんですけれども、何度か障害が残るかもと言われつつ。

 

その入院してる最中も点滴打たれすぎて死にかけたりとか。

ずっと喘息とかアトピー持ちだったんですけれども、病院に数日のうちに何回も行くような生活してたんですけど、体が強くなってきて12歳ぐらいの時に治ったんですが、そこで心筋梗塞になっているんですよ。

 

みたいな感じでいろんな事件があったんですけど、結局たいした問題にならず、ここまでしぶとく生きてきたなってところなんですよね。

 

 

(梶)今の話は、他人基準、他人の期待に応えようとする、しかも影響力があるというか、そういう人の期待に応えようとするっていうのと、関係してそうですね。

 

例えば、今の話だけでは分からなくて、多少推測が入っているんですけど、おそらく病気がちだったというのは、一人の力では生きられないじゃないですか。

 

特に子供の時というのは、一人じゃ生きられないじゃないですか。健康に育った子供というのは、一人で生きられないというのは、あんまりわからないんですよ。

ほったらかしにされて、自分の好きにしてて、家に帰ったらご飯があったりするみたいな感じ。

 

ちょっと推測になるんですけど、大串さんの場合はそういうことではなくて、実際色んな人に色んなことを助けられたというか、自分でコントロールできないんで、それぞれの人がいかに働いてくれるかによって自分がどうなるか決まっていくみたいな感覚がどうもありそう。

 

そうすると人に嫌われることは良くないし、良くしてもらう必要もあるし、正しい人を見抜かないといけないしみたいな。人を見て、他人の期待に応えて、より良い評価をもらったり、より良い協力をもらったりしていくっていうことに、これは関係してそうだなと思います。

 

――(大串)確かに、生存本能的に生まれた時から使ってきたのかもしれないですね。

 

(梶)これは、ある意味体が弱い病弱っていうの弱味じゃないんですか。弱みの隣に強みはあるんですよ。

他人にはない弱みがあるから、すぐ横に人にはない強みがそこにあるっていう。

 

――(大串)ずっと昔から体力もなかったので、なるべく少ない労力で、要領よくやらなきゃということで、要点をつかむっていうことも自然にやってきたのかなと思ったりしました。

 

(梶)おそらくもともと持っている資質というか要素をうまく使っているんだと思います。

 

 

  サポート系に見えるアタック系

 

 

――(大串)《視聴者コメント》「ぐっしーは、戦略をねって、試して積み上げて、成果を取るっていうのが顕著に出てるなと思いました」

戦略練ってるんだ、僕。

 

英語とかを学んだ時も、何か自然に勉強するような環境を自分で作っていた感じがしますね。勉強せざるを得ない環境を、大学も英語学部入って、バイトも英語にしてみたいな形で、確かにそういうところはありますね。

 

(梶)ここで言われた「戦略をねって、試して積み上げて、成果を取る」っていうこと自体がバックアタック要素ですよね。

 

――(大串)バックアタックなんだけれども、人にまつわるようなことを結構書いてる、人の評価に纏わることを書いてると思うんですけど、これは多少TS(トップサポート)がはいってきているというか、もしくは出所はアタック系だけどTSを介しているという感じのイメージなのか?

 

(梶)バックアタックだと思います。ただ、バックアタックの特性というのが、他の3つのポジションを全部それなりにできてしまうっていうのがあるので、だからできてしまうんだと思います。

 

でも、それをやっているもとはバックアタックだからだと思います。TSだからというより、バックアタックだから、それをTS化してやっているという。

 

――(大串)最近、他の方の4つポジとか見ていると、TSだと思ってたけど、BA(バックアタック)だったという方が結構多いんですよね。そこら辺はバックアタックの性質、他のポジションもできるというのを活かしていると考えた方がいいんですね。

 

《視聴者コメント》「それこそ、生存本能的な感じで、どこがいいかな?と戦略を練るみたいな感じかなと」

「あと、音(音ゲー、歌、発音)などに関することが複数あって、少し気になりました」

 

これは聴覚とかそういうことの強みにつながってくるという考え方になるんですかね?

 

 

(梶)そう思いますね。自分が動けないから、動かずに周りのことを判断するうえで、視覚情報よりも聴覚情報の方がより使えるんじゃないですかね。

 

たぶん、寝たきりになったり、病院で寝ているときに視覚情報でわかることって少ないじゃないですか。触覚も少ないじゃないですか。そうすると、生きていくために一番使えるのは、聴覚じゃないですか。

 

だから、もしかしたら、人の声によって、その人がどういう感情でいるかとか、どう考えているかとかある程度わかるような気がしますね。ウソをついているかどうかとか。

 

これはここに書いていることじゃわからないんですけど、大串さんとの付き合いの中で、大串さんて「本当のこと言っている人を好む」性質があるんだと思うんですよ。

 

ウソをつかないというか、ウソをつかない人の言っていることをものすごく好む傾向があると思います。

その辺は何か関係してそうですよね。

 

 

 

  他人の強み発掘で自分の強みも伸びる

 

 

――(大串)それは、声とかで判断している部分は強いかもしれないです。

 

多分、こういう風に強みを発掘している発掘家とか、強みのプロっていう方が、どういう観点で強みを見てるのかっていうのを知る機会って意外とないと思うんです。

 

自分で強み発掘をする時も結構参考になるポイントも今日聞けたんじゃないかな、とは思います。

 

(梶)強み発掘をしている人達も、最初は素人なんで、みんな初心者なんで、やっていきながら自分は「どういう風に強み発掘していけるか」「どういう強みが発掘できるか」っていうのわかっていくんです。

 

まずは自分とか身近な人の強みを発掘していくといいんじゃないかなぁと思います。

 

――(大串)それは数をこなしていくのが大事になるんですか?

 

(梶)そうですね。強み発掘コースだと、多分30人最初に発掘しましょうという課題があったと思うんで、まずはそれぐらいは普通にやって、初めてスタートラインに立つみたいな感じ。

 

――(大串)やはり、膨大な数をやって、正しく判断できるというか、「これってこう書いてるけど、ちょっと違うんじゃないか」って、ちょっと深く見れたりとかっていうふうになってく感じですかね。

 

(梶)そうですね。あとは自分がその強み発掘をしていくと、強み発掘をしていく上で自分の強みが使われるんで、自分の強みも伸びていきます。

 

あんまり人のの強みとか見ないじゃないですか。ほとんどの人が人の表面を見たり、心理を探ろうとしますが、それは自分なりじゃないですか。

 

そこからもうちょっと奥に進んで、人の強み、その人の人となりとか、資質とかそういうものを見ていくことによって、自分の今まで使ってなかった強みも出てくる。

 

あるいは、今まで、別の形でしか使われていなかった強みを、その強みを見るという場の中で使わて行くと思います。

 

――(大串)自分の方の強みの育成にも繋がるんですね。

個別化の能力とかも、これは能力ベースになるかもしれないけど、個別化していくっていう見方もできるようになりそうな感じがするんですけど。

 

(梶)人によっては、類型化していきたがる人もいると思うんで。ただ、正しく強みを見ていくと個別化せざるを得ないんで。

 

――(大串)正しく強みを見ていくという上でも、数をいっぱいこなして、自分の強みも伸ばしていきつつという感じになるでしょうか?

 

(梶)それをやっていくのが近道だと思いますね。

 

 

(前半記事:梶のリアルタイム強み発掘【前半】

 

 

※こちらの内容はアーカイブ動画でご覧いただけます。

強みをより深く理解するために、動画を繰り返し視聴するといいですよ。

 

 

 

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強みについてを中心に話していきますので、強みに興味がある方はぜひご覧ください!

 

次回は9月16日(金)昼12時~です!

お楽しみに!!
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