「自分の強み」を知ると何が変わるのか?~大串&梶ライブ配信【後半】 | 強みマネジメントのすすめ

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強みパターンを発見し、強みを実際に使いこなしていく、

先日、大串智紀さんの「エスモーズライブ配信」にゲスト出演し、強みについて話をしてきました。

 

この記事は、そもそも「強み」って何?~大串&梶のライブ配信【前半】の続きです。

 

強みを知りたい方、活かしたい方は、ぜひお読みください!!

 

 

また、こちらからアーカイブ動画を見ていただけます。

 

家事や仕事の合間に聞き流したり、移動の間などに聞いてみてください。

 

 

 

  自分の強みを知ると何が変わる?

 

 

――(大串)次なんですけれども、「自分の強みを知るとどいういうことが変わっていくのか」というのを、みんな気になっていると思うんですね。

これに関してはどうでしょうか?どいういったことが変わっていきますか?

 

(梶)さっきの僕の例でいきますと、自分の強みをはっきり認識する前は、例えばコンサルするときに時に必死に考えていたんですよ。考えてたし、そのために常に情報を入れたんですよ。

 

例えば、ビジネスのコンサルをするために、常にビジネスの情報を入れて、最新版にアップデートして理論とかそういったものも全部常に追っかけてたんですよ。

そういった中で、アドバイスをしていったんです。その人のことも探りながら、探る時も常に考えて考えて。

 

片や、今は、ほぼほぼ事前準備はしないんですよ。いきなり会って話をする。

 

強みを見る時には、過去うまくできた事とかを、会話を少なくするために、ヒアリングを少なくするために書いてもらって、それを見ながらポイントポイント質問していきます。

 

でも、ほぼほぼストレスなしで、その必死に努力しまくって出したアドバイスよりも、遥かにその人のためになるアドバイスができたり、その人のことがわかったりする。

 

それって、さっきの僕の強みの話にしても、どう考えても僕だけのオリジナルになるじゃないですか。

他の人から聞いたら、「どういうこと?」みたいな感じだと思います。

 

これって自分が持ってる強みっていう、強みは武器なんで、社会で生きた行くための大きな武器を持ったか持ってないかなんですよ。

今は自分の強みが分かって、それで実績も出してるから、もう武器を持てたわけです。

 

こういう剣が得意なのか、剣が一番使いやすくて、これ使うと大抵の問題は解決できるんだということが分かります。

 

でも、分からなかった頃は剣だけでいいのかな?弓矢も必要かな?魔法があるなら魔法も使いたいなとかって、次々と能力開発していこうとするんですよ。

 

能力開発をしていってもしていっても、自分の絶対的な勝ちパターンっていうのが作れないので、どこまでやっても「なんか違うかもしれない、足りないかもしれない」という気持ちでやっていたわけです。

 

なので、自分の武器を持っている持っていないのか。

 

――(大串)強みってものを知ると、はっきりそれが認識できるようになるんですね。

 

(梶)どういう場が自分の強みが生きる場かっていうのがわかってくるんで、自分はどういうフィールドで戦えばいいのか、どいういフィールドで戦ってはいけないのか、とかっていうのがわかるということです。

 

 

  「能力」にあって「強み」にないもの

 

 

――(大串)能力もある一つ武器とは言えると思うんですけど、それとの感覚の違いっていうのは、はっきりしているんですか?

 

能力を生かしてる時の武器を使ってる感覚と、強みってものの武器を使っている感覚というものは大きく違うんですか?

 

(梶)大きく違います。

 

――(大串)どう違うんですか?

 

(梶)能力っていう武器を使っているときは、「あぁ、オレってこれ使えている」っていう実感があります。進歩してる、成長しているって実感。

 

――(大串)僕の英語を言われてるみたいです。

ちょっとずつできるようになって、英文も分かるようになって、フレーズも知って、「どんどん出来上がっていってるぞ」みたいな。これは能力?

 

(梶)能力です。

 

――(大串)能力を使ってる時っていうのは、必ずしもじゃないかもしれないけれど、僕は何か英語やってた時って、もちろん英語好きなんですけど、ちょっと負担だったりとか、きついなみたいな感覚が強かったりしたんですね。

 

「もっとやらなきゃいけないのか。もっと上を目指さなきゃ」ってなってたんですけど、強みだとそういう感覚が無くなるんですか?

 

(梶)今、すごくいいことを言われたんですけれど、能力を使ってると能力は高めることができるんですけども、「俺って頑張ってるなぁ」っていう成長度は分かるんですけども、「でも、まだまだだな」って思うんですよ。それで、もっともっとやらないといけないっていう。

 

ところが、強みになるとそれがなくなるんですよ。というのは、オリジナルなので、土俵が違うんですよ。自分だけが勝ちえる場がわかって、そういう場で戦うっていう。

 

――(大串)いわゆる能力っていうと、みんなと同一線上に乗るみたに、どうしてもなってしまうって感じがあるんですね。

 

(梶)能力開発するためには、「こういう能力をつけましょう。そのためにはこういうことやってください。こういうふうにやってください。こういうステップで成長していってください」っていうのが学校教育から含めてあるじゃないですか。

 

だから学校教育は能力開発なんですよ。強み開発ではないんですよ。

 

――(大串)すべて基本的には能力なんですね。

強みってなると完全にオリジナルになるから、ある意味、競合がまったくいないみたいなもんで。

 

(梶)競合がいない形に持っていけるということですね。

 

 

  成果もオリジナル

 

 

――(大串)それってすごい大事ですね。強みがオリジナルってのは、そういうところにあるんですね。大事なポイントってそういう所にありますね。

 

(梶)そうなんです。オリジナルなんで比較のしようがなくなるんですよ。

 

――(大串)これ、英語と比べるとわかりやすいですね。英語って、めちゃくちゃ比較できるけど、梶さんのさっきの能力って、どこをどう誰と比較するんだって話になりますよね。

 

(梶)なので、比較することができなくて、どう判断するかって言ったら、そこから生み出された成果で判断するしかないじゃないですか。

 

その成果は、例えば僕のコンサルティングを受けた人がどう判断するかで、割とよく言われるのは、多くのコンサルタントは、コンサルタントと言いながら方法論を伝える人なんです。

 

その人を見ていないというか、その人がやろうとすることを見ているんです。それをやるならこうですという言い方をするんで、「大串さんがやるなら」じゃなくて、「英語教室を集客するならこういうことしましょう」とか。

僕の場合は、便宜上その話をすることはあっても、そうじゃなくて「大串さんならこうですよね」という話をするんですよね。

 

――(大串)これ、梶さんのコンサル受けた人じゃないと分からないと思うんですけど、本当にそうですよね。

 

(梶)だから、結局、相手の評価が成果になるわけなので、それで僕の話を聞いた方がいい人と思った人は聞いてくれるし、思わない人は聞かないっていう。

 

――(大串)じゃあ、成果の出方っていうのも、能力の時は「こういう成果出るだろうな」って予測してやるけれども、強みを使ってる時っていうのは、各々自分の強みを使った時、他の人がどうそれを評価するかってことで、成果って変わってくる感じがありますね。

 

(梶)強みがオリジナルである以上、成果もオリジナルなんですよ。

 

例えば、ビジネスに置き換えると、その成果がビジネス上は数字でどうなったか、金額でどうなったかっていうふうに置き換わりますけれど、実際の強みの成果っていうのはそういうものではない。

 

――(大串)本当は完全オリジナルな成果として出てるんだけど、それが何かに変換されて、お金だとかに変わっているだけで、本当は全部オリジナルということですか。

 

強みについてちょっとクリアじゃなかったことが、かなりクリアになってきました。ありがとうございます。

ここまでちょっと強みについてお話ししてきたんですけれども、結構今日はなかなか深い話ができたんじゃないかと思うんですけども。

 

(梶)そうですね。なかなか深いことを聞いるな、答えにくいことを聞いてくるなと思ってますけど。

 

 

  より良い人生がビジネスにつながる

 

 

――(大串)強みに関しては、どうしても強みを活かした、強みがオリジナルって言われてもどういう意味なんだろうっていう、感覚として掴めないっていうのが自分の中であったんですよ。

 

でも今日の話を聞いて、あっそうか、強みっていうのがオリジナルなんであれば、出てくる成果もオリジナルだし、強みを使うってことは完璧なオリジナルな存在にある意味なれるっていうところで、能力と明らかに違うところで勝負できるというのが、いい所なんだと思いました。

 

あと一つ、梶さんのコンサルに関しては、僕は梶人生相談だと思ってます。

なんか人生相談な感じがするんですよね。それが結局ビジネスに繋がるって感じがしてるんですけど。

 

(梶)当たり前の話なんですけど、ビジネスっていうのは人生の一部です。

 

瞬間的に人生よりビジネスが大事っていう時はあります。例えば、今どうしてもこれをやらなきゃいけないということが。

でも長い見た時には、ビジネスより人生の方が普通は大事でしょう。

 

だから、ビジネスをやるのは人生をより良くしていく、より良い人生を歩むためにビジネスをして行く方が、より充実した生き方ができるみたいなんですよね。

中には、人生を捨ててビジネスをやっている人もいます。

 

――(大串)結構多いんですかね。そういう人たちは。

 

(梶)多いです。でも、そういう人たちは、すべからくビジネスをやっていても幸せそうじゃないんですよ。幸せには行きつかない。追われて追われてみたいな。

それが続いていくと、どっかで精神のバランスが崩れてしまうとかっていう人をたくさんたくさん見てきているので。

 

――(大串)梶さんのビジネスコンサルというのは、基本的にはビジネス中心に見るっていうよりかは、その人の人生っていうものを全体的に見たうえで、そっからアドバイスしていくっていう感じですか?

 

(梶)それがほとんどですね。

 

――(大串)その方が、さっき言われた通り、ビジネスだけやって不幸になるとか、そういうことはなくなりそうですよね。

 

(梶)そうですね。少なくとも、よくあるんですけど、ビジネスを必死でやってるだけど、実はビジネスをやりたくないって思ってる人って結構多いんですよ。

 

ビジネスだけに限らず、自分が一生懸命取り組んでることを一生懸命やってるけども、実は本心ではやりたくなかったっていう人って結構多いんですよ。

 

――(大串)自分の本心がわかっていない人が結構多いってことですか?

 

(梶)自分の本心を分かってなかったり、分からないようにしようとか、本心と逆に行こうとしてる人とか、そういう人もいらっしゃるんで。

 

――(大串)そういう人を見ると、梶さんは全体から見てアドバイスをして行くという形になるんですね。

 

(梶)それはケースバイケースなんですよ。相手が本当のところ嫌だけれど、相談しに来て「あなたビジネスやりたくないですよね」って言った方がいいときもあるんだけど、いきなりそんな事言っても「なに言ってるの!」となる人もいます。

 

そこも含めて、その時点で相手に、今見えてないところを、本人が隠してるあるいは隠れてる所を出すときとか、その時点で出すべきだって思うことを出しています。

 

――(大串)この時点で、自分が出した方がいいなと思うものを相手に伝えてるって感じですか?

 

(梶)こういうことあったんですけど、まだ僕も未熟だった時、なんでもかんでも出して言ったんですよ。

 

隠れてるものを出していた時に、ある時に出していったら、いきなりあるタイミングから相手の人が豹変して、「今までこれは私がずっと隠し通してきたのに、どうしてあなたはそういうことをあらわにするんですか」みたいに人格が変わったようになったことがあります。

 

――(大串)必要なタイミングとか適切なタイミングで出すっていうのは、梶さんだから、感覚でやってることだと思うんですけど、そういう感じでやっているんですか?

 

(梶)全ての人がそうなんですけど、今の状態が起こってるっていうのは、何か理由があってそうなっているんで、だから仮になにか間違った方向に自分が進んでいたとしても、間違ったから正しい方向に行くにしても、間違った方向に進んでるってことは慣性が働くじゃないっすか。「あなた間違ったから、今日からこっちね!」とはならないじゃないですか。

 

車でも、「あ、道間違った!」といって、急に切り替えようとしても大事故になるじゃないですか。

 

なので、そいういう場合は、その時々に応じて方向を変えるような話をしますけど、どういう話し方をするか、どういう話をするかっていうのはその時々で違います。

 

――(大串)僕も梶さんには色々なことを相談に乗っていただいてるんですけど、今日話していただいた話はもうまさにそうだなっていう。

僕も順を追って、ひとつひとつその時は受け入れられないことも、後で言われたら受け入れられたりとか、程よいタイミングで出してくださっている。

 

今自分に何が必要かっていうことが、それこそノウハウとかいっぱい知ってるんだけれど、何か行動に移せないとか、今の自分に本当に何が必要なんだろうって思う人は、ぜひ梶さんお話してほしいと思います。

 

 

  7層の深層心理

 

 

――(大串)今度、「7層の深層心理」の勉強会があるんですよね。それは、どういうものですか?

 

(梶)強みというのは、ざっくりいうと僕は3層でとらえているんですよ。

 

どういうことかというと、強みというものがあります。

強みというのはその人がもっている個性(独自性)の一つなんですけども、強みは必ず、行動を通して成果を生み出すという3層なんです。

 

じゃあ、みんな、強み→行動→成果という風に発揮できないかっていうと、その強みだけの話を見ると3層に見えるんですけれど、その心理構造を見ると7層でできているっていうことなんですよ。

 

【図】7層の深層心理

 

さっき言った強みで言うと、「心理背景」っていう、気持ちの問題とか感情の問題が関わってて、その上で「思考」っていう、あれこれいろいろ考えるっていう理性的な部分があって、はじめて「行動」に行って「成果」を生み出すという、それだけで5層あるんですよ。

 

その人の持っている強みとかのもう少し裏側というか、本人にとって当たり前っていうものがあるんですよ。

当たり前すぎて、全く意識もしてないもの、それを「前提」と呼んでいるんです。

 

その前提の中でもっと大きな、世界はどんな風にできているかと理解しているものがあって、それが一番下にあって「世界観」。

 

何か強みを発揮しようと思っても世界観や前提とかがやっちゃいけないとか思い込んでいたりすると、強みとかがうまく発揮できないということがあって、そういうものをまとめたのが「7層の深層心理」という考え方です。

 

強みを見つけて活かしていくにしても、「強みを見つけたけ、どうまく使えない」とかがあったりする。

それがどうなっているか、どうするとうまく使えるかというのをわかるための考え方として、7層の深層心理があったりするんです。

 

これもわかっておくと、強みを活かしていく中で、ものすごく役に立ってくれる考え方ですね。

 

 

(前半記事:そもそも「強み」って何?~大串&梶のライブ配信【前半】

 

※この内容をアーカイブ動画でも見ていただけます。

何度も見ていただくと、より強みのことが理解できると思います。

 

 

勉強会の詳細はこちらから

 

 

大串&梶の2画面ライブ開催決定!

 

毎週金曜日12時~大串さんと梶のライブ配信を開催することになりました!
聞けば、人生がもっと豊かになるヒントが得られるかも。
ライブ配信はエスモーズ公式ページでご覧いただけます。
お楽しみに!