喜多屋in豊後竹田のブログ -160ページ目

ピオーネ。




ピオーネ


昨日のことになりますが、午後はピオーネ農家のAさんの所に手伝いに行って

いました。ほんの2週間ちょっと前に作業をお手伝いした時は、花が咲いた後の

まだ米粒程度の大きさだった実がビックリするほど大きくなっており、房の重さ

で蔓が切れてしまうのではないかと思えるくらいです。


これから成熟するまでに一粒が今の約3倍くらいの大きさになるらしく、既に実が

重なり合って苦しそうな房から、さらに大きくなる過程で余分になりえるであろう

実を間引いて落としていく作業をしました。


勿体ないと思えるほどの数の実を落としていくのですが、鋏で切り落としたまだ

青い実を食べてみました。少しの渋みと酸味があり、葡萄の食感はなく美味しい

ものではありません。これがあの芳醇な香りのする甘いピオーネになると思うと

今から楽しみで仕方ありません。


農家さんのお手伝いをさせていただいていて思うことですが、作るものによって

作業する環境・道具・格好・体勢や体に流れる痛みの箇所はそれぞれ違います

が、地道な単純作業に大きな違いはありません。


ただその作業の中にも、育てている植物自体や天候など周りの状態を見極め

工夫をしながら、去年よりも安全で安心な美味しいものを作ろうと、自分の作る

モノへの強い思いとチャレンジ精神を感じます。少なくとも、今僕がお付き合い

をさせていただいている農家さんは皆努力の人たちです。


その努力が、それを食べる人たちの笑顔を作っていると思うと頭が下がります。





柚子。




柚子  


竹田は今日も相変わらずの梅雨空ですが、家にこもっていても仕方ないので、

昨日電話でアポを取っていたYさんの畑を見せてもらうことにしていました。


Yさんはこれから柚子の生産に少しずつ力を入れて協力をしていただけるとの

ことで、喜多屋のこれからの展開においては、カボスと肩を並べるほど重要な

ネックになる産品です。


竹田市では柚子は昔から生産していたようですが、あまりポピュラーではなく、

僕自身の構想の中で『竹田市から生まれるものを扱いたい』とのこだわりから、

協力してくれる農家さんを見つけることは簡単ではありませんでした。


Yさんのご実家近くの畑に植えてある苗木や、既にビー玉くらいの実を付けて

いる大きな木まで。これから大きくなるのを、すごくワクワクしながら見させて

もらいました。


まだまだ小さな実も既に柚子独特の香りが十分にしており、更には枝の先に

ある黄緑色の若葉にもその香りがするくらいです。


Yさんにもこれからの喜多屋の展開をスケジュールにしたものを渡し、今秋の

開業に向けての協力をしてもらえることになりました。


農家さんが、僕がこれまでお話をさせていただく中で、喜多屋を通じてしていき

たい構想に協力してもらえそうなこと感じ、嬉しさと共にますます気合いが入り

ます。


これからピオーネの農家、Aさんのところで作業のお手伝いをしてきます。





今思うこと。




喜多屋エントランス


2年半前にここ竹田市の城下町に移り住んで、喜多屋が登録有形文化財になり、

喜多屋の復活のために前職を辞め、自らの血が流れる町に拠点を戻した時・・・。


これまで先祖である代々の喜多屋の主人が、この町で成し遂げて竹田の歴史の

中に功績を残してきたことを、祖父も含め町中の様ざまな人たちから耳にすると、

功績と建造物を守ってきてくれた先祖に感謝し、自らに流れる血に誇りを持つのと

同時に、それらを受け継ごうとしている僕にこれから何ができるのかを思います。


前にも書いたように“地域”の中で“喜多屋”を復活させるのであれば、“地域”で

ある竹田市を意識した展開にしたいと考えています。


今、構想しているビジョンは今秋の開業を第1ステップ、2年後の喜多屋保存修理

事業の完成時期を第2ステップとしています。


ただ、僕が寂しくなってしまった竹田市城下町の中で喜多屋を後世に受け継いで

いくために、次のステップとして今から常に頭に置いておかなければならないと

思っていることは、竹田市を、城下町を如何に元気な町にするかです。


地方の町や村は全国的に同じような問題を抱えているでしょうが、それを解決する

ためにみんな努力されているんだと思います。でも、それはそれぞれの“地域”の

性質によって手法は異なり、どこかで成功した事例がここで必ずしも通用するとは

思っていません。


僕は僕なりの、喜多屋は喜多屋なりの、竹田は竹田なりの解決法を探すことが

大切だと思います。だから、僕は喜多屋を通じて、周りの方々の協力を得ながら、

それを探し見つけることができればと思っています。


そうは言っても、まずは2ステップ。

自分の基盤づくりです。


頑張ります。