日々の暮らしに福を呼ぶ
稲沢市の会席料理店
喜想菴 女将 鈴木美和です
ご来訪ありがとうございます
未来への食文化をつなぐ投資のために決めたこと
突然なのですけど
ご家庭の調味料 何を使われてますか?
なぜ
それを選ばれてますか?
いえいえ
突然すみません
なんでこんな事聞くかというと
昨年リニューアルした
喜想菴のオンライン商品
ガラリと調味料を変えました
その理由を少しお付き合いいただけますか?
旨つゆ
喜想菴の旨つゆは
松山の梶田商店さんの
国産の丸大豆にこだわり3年熟成の『巽』
南知多の南蔵商店の
こちらも丸大豆と塩だけで作られた『わらべうた』

うなぎ山椒煮
こちらも
三河一色産のうなぎを丁寧にさばき
南知多 南蔵商店さんのたまりと
岐阜県 白扇酒造さんのみりんだけで
炊き上げた
余計なものが一切入らないから
鰻の味が引き立つ味になっています
調味料を変えるきっかけになったもの
⬆の2つの商品だけでなく
今は
お店の調味料も全て変えたのは
きっかけは
やはりコロナです
コロナになって
お料理屋さんの強制自粛
それに伴い
注文の入らない
会席料理のあしらいものと言われる
野菜を手掛ける特殊な農家さんたちの悲しみを知り
何ができることはないか?
と
始めた
おまかせちらし寿司販売
はじめは
送料も喜想菴がすべて負担し
自粛になった分
少しでも農家さんたちに注文が出せるように
小さい店ながら
注文を取るのを頑張りました
ええ
当時は
儲けなんてほとんどありません
今にしてみれば
よくあんなこと
先も分からないのにできたものだと呆れるけど
ジッとしてられなかった
当時
何かできることはないかな!
って
思っちゃたんですよね
本当に
元来がおせっかいなんだと思うけど
結果は
たいした数など頼めませんでしたけど
注文が入った!
ということが勇気になったと言われて嬉しかった
でもね
今でもその特殊野菜を作る農家さん
『子供に継がせたくない』
そんなことを言われる人が増えたんです
そう
今の日本がこれから直面する跡継ぎ問題が
こんなところにも
コロナで更に加速して問題になっていく
日本の
昔から引き継がれる会席料理では
あしらいものと言われる特殊野菜は
日本の食文化にはかけがえのないものなのてすから
背中を押してくれたもの
それは
ーーーーーーー
需要があること
ーーーーーーー
そして
その理屈は調味料などの
日本独自の発酵食文化の世界も同じじゃないかな
と
考えました
それは
造り手側だけでなく
受け手が本物の味を語り伝える事も同じなのでは?
日本の伝統技術で
時をかけ作られた調味料は
会席料理に欠かせない特殊野菜の食文化と等しく
日本の大切な食文化
ただし
時をかける分
高価
そりゃそうです
手間がすごくかかるものですから
そして
作り手も
利益がなければ経営の継続はできないから
高価になるのは当たり前
私自身
家庭では
高価な調味料は手が出ませんでした
お店だって
仕入れ原価にあう最善のものでいい
夢と現実は違う!ということ
夢で飯は食べてけませんもの
そこまで
しなきゃいけないのか?
この時はね
正直
気づいてなかったんです
あまり
日本の食文化の継承とか
だけど
なにか
『今、やらないと』の気持ちが溢れてました
だけど
背中を押してくれたのは
南知多の南蔵商店さんの女将さんの言葉
以前は
丸大豆ではなく
脱脂大豆を使った
たまり醬油も作られてこともあるそうで
なぜ?と思ってたら
それは
そちらのほうが原価が安いから
でも
最近になり
とある商社が目をつけ
ヨーロッパへ輸出するようになったそうです
そう
たまりは大豆と塩だけなので
何と言っても
グルテンフリー
それからは経営も安定し
今にいたり
最高峰のたまり作りに励む事もでき
味にこだわるお店に人気なんだとか
本当に
こちらのたまりは出汁なくても
美味しい〜!
混ぜご飯できちゃうくらい旨みか強くてまろやか!
ただ
それを聞いたとき
とても励まされたんです
南蔵商店さんの見学に行ったその日
主人も同じ職人としても
感ずるところもあったのでしょう
自分が本当にいいと思う
美味いものをお客様に届けたい!
その日のうちに
調味料を変えると決めました
未来への投資として
いま食べてるものは
今の体を作るのではなく10年後の身体を作る
と言われ
当たり前なんだけど
食べてるもので私達の体は作られてる
特に
そんな事を
とても大切に思われる方が増えました
だから
無添加 無着色なんてのは
だんだん当たり前になっていくでしょう
でもね
やっぱり伝えたいのは
日本の伝統技術を
頑なに守り伝えている蔵人の想い
ただ
旨いだけではない
日本の大切に育まれた食文化の継承
だから
会席料理の範疇にとどまらず
昔ながらの伝統技法にこだわる調味料で
心を込めて込めて丁寧に想いをつなぐ事が
今の私達にできることなんじゃないかな
なんて思ったからです
日本の食文化を未来への子どもたちへ伝えたい
そんな
バトンを渡せる人でありたい
高価だから?
とかもったいないとか? 言ってられない
よろしければ
もらってくださいね
幸い
喜想菴は素敵なパートナーさんを見つけ
凄く美味しい麺つゆや佃煮ができました
ええ
もちろん
どの蔵も
喜想菴ほどのお店の注文なんてしれてますし
それよりも
需要は困ってないでしょう
ただ
そういった商品を使ってる事で
家庭でも
そんなに調味料使ってみようかな
なんて
きっかけ作りになれれば嬉しいんです
私達の扱う会席料理も
昔からの技が伝わっていなかったり
おもてなし道にのっとった
特殊野菜を使うお店さんがぐんと減っていて
もったいないなぁと思っています
この
コロナで
若者の板前離れも進み
主人ほどの技術と知識を持つ人が
息子の代にはどれほど日本に残るだろう
なんて
ことも不安に思うところはとありますが
まずは
少しづつできることからコツコツ伝えたいと思います
ここまで
お読みくださりありがとうございます
なんか
うまく言語化できてませんが
少しでも
そうだね!って思ってくださると嬉しいです
こんな草餅も
昔ながらの手法でたっぷりのよもぎを加え作ってます
これが食べられるのもあと少し
お知らせ
父の日特別販売承っております
締め切りは31日
お申し込みはこちらから
残りわずかもありお早めに!
お立ち寄りくださりありがとうございます🙇♀
明日もお目にかかれると嬉しいです🙇♀
🟢喜想菴をもっと知ってしい!のでこちらも⬇🟢
喜想菴
店主の手仕事はこちらから⬇
今日のMamoruの手仕事
🔴人気記事でした🔴
青いところをポチッとしてね⬇
50歳になったら覚悟する親の介護
介護施設を探すまでの道のりや
葬儀にかかった費用がわかります
🔴初夏の保存食のお役立ち記事🔴
⬇
今月の人記事
プロフィール 2023