ナイトです。



人間は忘れる生き物ですよね。



私、不祥ナイトも昨晩の夕食何食べた?と聞かれても、「さて?何だったかな?(・・?)」と、

すぐには出てこない忘れっぷりです。



そこで、宝塚歌劇団宙組・有愛きいさん壮絶イジメ死事件についても、


これまで有愛さんのご遺族が出されたコメントをいま一度読み返し心に刻もうと思い、下記にその全文を掲載させて頂きます。


なぜ、このタイミングでそのようなことをするのかと言いますと、

何やら、週刊文春を廃刊に追い込む署名だとかなんとか、ピントがズレズレの宝塚歌劇依存症の方々の動向が聞こえてきましたので、



「文春どうこうじゃないだろ!」


「ご遺族の話しを聞け!」と、思ったからです。



そうしたらですね、皆様! 本当にいろいろ大事なことを忘れてしまっていた事を痛感したのです。


ぜひ、心ある方は読み返して頂きたいと心から思います。よろしくお願いします。



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  【有愛きいさんのお母様のコメント全文】



               娘の笑顔が大好きでした。

その笑顔に私たちは癒され、励まされ、幸せをもらってきました。

けれど、その笑顔は日に日に無くなっていき、
あの日、変わり果てた姿となり二度と見ることが出来なくなってしまいました。
くりくり動く大きな瞳も、柔らかい頬も、いとおしい声も、何もかも私たちから奪われてしまいました。


「どんな辛いことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。けれど、それを上回る辛さは、忘れられる量をはるかに超えていました。宝塚歌劇団に入ったこと、
何より、宙組に配属された事がこの結果を招いたのです。


本当なら、今年の夏に退団する予定でしたが、
突然の同期2名の退団の意向を知り、新人公演の長としての責任感から、来春に延期せざるを得なくなりました。それは、娘自身の為ではなく、
自分が辞めたら1人になってしまう同期の為、そして下級生の為でした。


あの時「自分のことだけを考えなさい」と強く言って辞めさせるべきでした。

なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。

大劇場公演のお稽古が始まった8月半ば以降、
娘の笑顔は日ごとに減って辛く苦しそうな表情に変わっていきました。それは、新人公演の責任者として押し付けられた膨大な仕事量により睡眠時間も取れず、その上、日に日に指導などという言葉は当てはまらない、 強烈なパワハラを上級生から受けていたからです。その時の娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れません。傍にいたのにもかかわらず、切羽詰まっていた娘を救えなかったというやりきれない思いに苛まれて(原文まま)続けています。

劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、 助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました。

心身共に疲れ果てた様子の娘に何度も「そんな所へ行かなくていい、もう辞めたらいい」と止めましたが、娘は「そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるかわかない(原文まま)、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と涙を流しながら必死に訴えてきました。

25歳の若さで、生きる道を閉ざされ、奪われてしまった娘の苦しみ、そして、あの日どんな思いで劇団を後にしたのかと考えると、胸が張り裂けそうです。

私たちは、声を上げる事も出来ず、ひたすら耐え、堪え、頑張り続けてきた娘に代わって、常軌を逸した長時間労働により、娘を極度の過労状態におきながら、これを見て見ぬふりをしてきた劇団が、その責任を認め謝罪すること、そして指導などという言葉では言い逃れ出来ないパワハラを行った上級生が、 その責任を認め謝罪することを求めます。




         【2か月後のお母様のコメント】

娘と会えなくなってから、2か月が経ちました。

 今でも娘からのLINEを、電話を、そして帰ってくる足音を待ち続けています。その間に、さまざまな事がありましたが、劇団がパワハラを認めない姿勢に憤りを感じています。

 劇団が調査依頼した弁護士による調査報告書の内容は到底納得できません。宙組の生徒さんが勇気を出して証言してくださった事、私たち家族が訴えた事が全く反映されておらず、パワハラを行った上級生を擁護する歪曲された内容になっています。

 しかしながら、調査報告書が認定している事実だけでも、当該上級生の言動がパワハラにあたります。

 何日も、何時間も、感情に任せて叱責され、
「すみませんでした」と言うことしか許されず、泣きながら謝り続けている娘の姿を想像すると、憤懣やる方ない思いです。
娘は、もう何を言う事も出来ません。それを良いことに、自分たちの都合の良いように真実をすり替え、娘の尊厳をこれ以上傷つけるのはやめてください。

 私たち家族は、劇団と、パワハラを行った上級生が真実を認め、謝罪することを求めます。





【雪組の現役ジェンヌさんである双子の妹さん、一禾おおさんのコメント】



私は遺族として、大切な姉の為、今、宝塚歌劇団に在団している者として想いを述べます。いくら指導という言葉に置き換えようとしても、置き換えられない行為。それがパワハラです。

劇団員は宝塚歌劇団が作成した【パワーハラスメントは一切行わない】という誓約書にサインしています。
それにもかかわらず、宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界です。

その世界に今まで在籍してきた私から見ても、姉が受けたパワハラの内容は、そんなレベルとは比べものにならない悪質で強烈に酷い行為です。
厚生労働省のパワハラの定義を見れば、姉が受けた行為は、パワハラ以外の何ものでもありません。

宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。
劇団は今に至ってもなお、パワハラをおこなった者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視しているのは納得がいきません。
劇団は、生徒を守ることを大義名分のようにして、パワハラを行った者を擁護していますが、それならば、目撃したパワハラを証言してくれた方々も、姉も同じ生徒ではないのですか。

そもそも【生徒】という言葉で曖昧にしていますが、パワハラを行った者は、れっきとした社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。
企業として、公平な立場で事実に向き合うべきです。

スケジュール改革や、各種改善策に取り組んでいるような発表をしていますが、姉の死を軽視し、問題を曖昧化しているとしか思えません。
これ以上姉と私たち遺族を苦しめないでください。
姉は体調を崩している訳でも、入院している訳でもありません。
二度と帰ってきません。
姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。

劇団は、「誠意を持って」「真摯に」という言葉を繰り返して、世間にアピールしていますが、実際には、現在も遺族に誠意を持って対応しているとは思えません。
これ以上無駄に時間を引き伸ばさないで下さい。

大切な姉の命に向き合って下さい。


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皆様、いかがでしたでしょうか。

私ナイトが忘れてしまっていて、再び心に突き刺さったのはこのようなことです↓。
私はバカです。こんな大事なことを薄れさせてしまうなんて!


◇ ご家族にとって宝物のような存在である有愛さんを死に追いやり奪ってしまった罪深さ。


膨大な仕事量を押しつけられ、強烈なパワハラに日々晒されて、疲れ果てていた有愛さんの姿。

◇ 一番辞めていい立場でありながら、同期生のため、下級生のために、自分の退団時期を後回しにしてくれた優しさ。



◇ 有愛さんが何度も何度も真実を訴え、 助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返した罪深さ。

→→→ 宙組プロデューサー、もし俺が裁判官であればお前は死刑だ!!



◇ ご家族に泣きながら上級生のパワハラの恐怖を訴えていた有愛さんのかわいそうな姿。



◇ 愛する娘さんを奪われたお母様が、劇団と上級生に謝罪して欲しいと思う至極当然な願い。



◇ 最初の劇団の調査報告書があまりにデタラメなもので、よくあんなもの出してきたなと呆れた憤り。



◇ 過酷な状況に耐えに耐え、泣きながら謝り続けていた有愛さんの姿。そして、それを見て見ぬ振りをしていた周りの冷酷さ。



◇ 宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界ですとの内部告発。



◇ 宝塚歌劇団は、まるで治外法権のパワハラの無法地帯であるとの内部告発。



◇ 宝塚歌劇団が、各種改革をしているように見せかけているのは、有愛さんに対するイジメ・パワハラを隠蔽するための目眩しであるとの内部告発。



◇ 宝塚歌劇団は、口では「誠意を持って」とか「真摯に」などと言いつつ、ご遺族にはサッパリそれが伝わっていないという内部告発。



◇ 現役ジェンヌさんである妹さんが、亡きお姉さんのため、戦う決意を表明したこと。

「姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか」という言葉が突き刺さります。




◎週刊文春がゲスだから廃刊にしたい⁇!


      「ハァ⁉️」


◎だったら、もっとゲスな宝塚歌劇団を廃団に追い込む署名を何故始めないのだろう??