第1103話


神仏の声を聴いて
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菊水千鳳です


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朝がた。

目が覚める直前に、鮮明な夢を見ました。

夢のなかで、
俺はどこかの会議室のような場所に案内されました。

細長い部屋です。

机とパイプ椅子が並べられ、
目の前にはスクリーンがありました。

どうやら、なにかの上映が始まるようでした。
それを観ようと
会議室は満員でした。

俺は一番後ろのスペースに立っています。

余っているパイプ椅子があるから好きな場所に座るように案内されたので、スクリーン近くの前の方に座りました。
しかし…  良い席はもうなく😭
体格のいい男性がスクリーンの真ん前の席に座っていたので
ここからだとスクリーン画面の半分も観れません。

しかたなく、元の立っていた場所に戻り、
そこで観ることにしました。


なんとかスクリーンの半分は観えるようでした。

これからコロナウイルス感染が
今後どうなっていくのか、
地球上の未来の映像が上映されるのだそうです。


ところがです。
今度は突如、目の前にホワイトボードが横からスライドしてきたのです。

これでは上映は観れません。

ホワイトボードには
何やらグラフ?のようなデータが貼られているので、それを見ようとしたら、
今度は50歳代の女性が現れ、ホワイトボードの前に立ちふさがったのです。

今度はグラフの数値が見れませんよ
(なんなんだよー💧)

未来の情報を教えてくれない感じがしました。


女性がスクリーンの映像やグラフの数値の代わりに俺に見せてくれたのは
〈一輪の花〉でした。

外側の花びらは白で、大きく水平に花開いていました。

白い花びらの中央には、
真っ赤な縦長の小さな花びらが、
上に向かってびっしりと咲いていました。

中央の花びらは
一枚一枚が小さく縦長です。
ちょうどバナナの房を逆さまにしたような形をしていて、それが生い茂るように咲いていました。

中央の赤い花びらのほうが重量感があり
高くそびえ立っているように見え、
白の花びらよりも大きく目立っていました。


『このキレイな花は何ですか?』


女性のかた
【白い花びらがもっともっと大きかったらいいのだけれど…
中央の花を受け止めきれてないの】


ここで俺は、回りの人たちが白衣を着た医師や看護師たちであることに気づきました。


この女性のかたは 
涙を流していました。


『どうして涙を流しているのですか?』

すると、女性のかたは静かに横に移動してしまいました。


夢の中ですが、花の意味が分かりました。

花の中央にそびえ立つ 赤く小さな花びらの集合体は、
コロナ感染者の数です。

白い花びらは、感染者の受け皿のようで、医師や看護師の数の総数を表現しています。

感染者全員をまかなえきれない、

入院さえすれば助かるのに
助けられないもどかしさ、
やりきれなさ、
切なさを、
女性のかたは哀しんで涙を流していたのだと分かりました。
まるで、いまの現状を物語っているようです。


人助けのために医師や看護師になったが、助けられないギャップを抱えておられる想いが、ヒシヒシと伝わってきました。


女性のかたの
隣にいた別の看護師
【今にきっとキレイな美しい花にしてみせます 

私たちは白い花びら…
もっと広く大きく…
感染されてしまった方々すべてを
受けとめることができるようになってみせます

きっとやれるはず…】


ここで目が覚めました。


時計を見ると、えーーー!げーーーー!こんな時間!⌛
仕事へ向かうのに残り30分しかない!
寝坊だ!
夢に浸りすぎた!

てか
何故こんな時間に目が覚めた?

C君からのLINEの着信音で目が覚めたようでした。

LINEを読むと、

C君
『世界が赤い』

『赤い』という文字に
今しがた見た夢を鮮明に思い出したのでした。

LINEを読まなければ
仕事へ向かう準備に追われ、夢の内容を忘れてしまっていたかもしれません。

目覚ましは夢の続きを見たくて無意識にとめていました。


C君に
『世界は赤い』の意味を聞いてみたら、

『ああ、朝焼けが物凄かったから、誰か起きて外を見るかなーって』
だそうです(笑)

このあと、仕事へ向かう間、
看護師達の熱き想いに胸を打たれていました。

かけがえのない〈人の命〉を預かる立場としての
医師や看護師達の、真心の想いの余韻が
夢から覚めてもしばらく残っていました。

感染者や入院患者を、より早く回復、退院させることができるような、
より優れたワクチン、薬などが医療技術で開発され、それが早く出回って欲しい…

そんな可能性…
夢の中の、彼らの想いが伝わってきました。


~医療従事者の皆様へ~

感染拡大する新型コロナウイルスで
いつ誰がお世話になるか分からない状況、
さらに、ご自身も感染するかもしれない恐怖もあるなか、治療してくださってありがとうございます。
この話は、俺が見た夢の話しですが
はっきりと 医療従事者のかたからのメッセージを感じました。

街へ繰り出すかたは
自分が良ければいい…
自粛期間が長くて飽きてしまったから出掛ける…
我慢の限界…  

今 感染してしまったら、なかなか医師に診てもらえません。
救急車がきても搬送してもらえません。

いつか、必ず 自粛期間も終わりが来ます。
今は耐えましょう。


ですが、そう言い続けて、ずいぶん経ちました。

今日という一日は
大切な一日… 
無駄に過ごしたくはありませんが
感染して、命を落としてしまっている方もいるのです。

俺たちメンバーは、今のところまだ感染をまぬがれていますが、いつ感染するかわかりません。

いつの日か医療従事者の皆様と一緒に笑顔になれるその日まで
もう少し辛抱しましょう。

そうはいっても
外に出ないでいるのも難しいものです。

出掛けるのならば、可能な限り人混みを避けたり、マスク、消毒、手洗い、うがいを徹底していきましょう。

医療従事者の皆様へ
感謝を込めて 


今回は以上です



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