長く続いた
18才男性ひきこもりシリーズ
事例は、振返りをするのもいいかな?
と思ったので、やってみます
前職の
行政でのカウンセリング期間は
最長3ヶ月
カウンセリング前の面談で
ご本人や、ご家族と会い
3ヶ月後のだいたいのゴールを
自分の中で考えるのですが
今回の彼の場合
そんなに好転するようには
思えませんでした
まだ、社会に出る1歩の前の
さらに手前の準備段階という感じ
(伝わりますか?)
これがきっかけで、社会とつながる・・・
そんなにうまくは行かないだろう
と、わたしも上司も同僚も
思っていたところ
わずか1ヶ月で
福祉事業所へ通い始めます
では、彼の何がよかったのか?
これを言うと、元も子もありませんが
彼自身が、外で働くことを
強く望んでいたから
に、尽きると思います
そして、ご家族も同じ考えで
その目標にむけた協力体制が
できていた
カウンセリングを終えて
事業所に通うことになった彼ですが
汚いからと、自分の体に触れなくて
お母さんの入浴介助が必要なことに
変わりありません
追求すると、
ここも改善する必要があるでしょうし
実際、お母さんは
それを強く望んでいました
しかし、
* 本人が治したいと思っていない
* 3ヶ月では、そこまで関われない
これを踏まえて、お母さんと話し合い
とにかく、外へ出ること
を最優先にしてきました
その結果、彼の家では
* お母さんは彼の外出準備に専念
* 家事を、お父さんとお姉さんが担当
ここまで徹底して協力している
ご家族を、わたしは他に
見たことがありません
子どもの問題って、どうしても
お母さんに丸投げしがちですが
このご家族は、
ひきこもりの彼を支えるお母さんを
見事に支えていました
ひきこもってる本人は
エネルギーが不足気味なので
その分まわりが
がんばる必要があります
でも、
家族だけで対応するには限界がある
どうか、外の機関に相談してください