彼を見送ってから
お母さんに電話をして
今日の報告
彼の様子からして
外でお弁当を食べるのは
まだ負担が大きいと思う
と伝えます
世の中の
大半のお母さんがそうですが
そこに悪気は、まったくなくて
ただ、良くなって欲しい一心
お母さんは
そうですか・・・ とがっかりしたものの
明日も作ります! と
明るく宣言されます
うぉう!そうきたか!
(心の声)
んー
んんー
どうしようかな
では
作ったお弁当をどうするかは
彼に選ばせてあげてください
選択肢は2つあって
・ 持っていく
・ 持っていかない
どちらを選んでも、お母さんは
怒った悲しんだりしないことも
約束して伝えてください
また、彼がどちらを選んでも
返事は、にっこり笑って
「そう」と答えるだけにして
声も表情も、いつも同じであるように
ご注意ください
持っていっても、今日のように
残すことがほとんどだと思いますが
そこも干渉せずに、スルーしてください
お弁当に関して
持っていって完食することをよし
とする気持ちから
一旦離れてください
ここまで話すと、お母さんに
彼が外でお弁当を食べることが
いかに大変なことなのか
そして、今日
急に挑戦することになり
どれだけ彼が混乱したか
が伝わったようでした
電話のむこうで
無言になるお母さんに
話しかけます
でも、今日は少し食べていたので
一歩前進です
わたしは、まだ早いと思いましたが
やってみないとわからないですね
いい機会になりました
守りに入りすぎてもダメだし
攻めすぎてもダメだし
実際、むずかしいところ
日常生活の、なんてことない
お弁当が
彼だけでなく、お母さんにも
新たな挑戦となります
へつづく
カウンセリングと
外出同行支援の