お話しききます

キキミミ 森野こりす です

 

わたしが行政機関で
カウンセリングをしていた頃の
相談事例です
 
18才男性ひきこもり
これまではこちらから
     
     
    

 

お弁当の挑戦と共に

カウンセリングも続いていました

 

 

相談に来られた方とは

だいたい向かい合って座るのですが

 

 

彼はそれがとっても苦手

 

 

話す自分の息がくさいのでは?

ヘンなこと言ってないか?

バカなやつだと思われていないか?

 

 

これ、

 

 

思ってませんよって

何回答えても、

相手は

納得しない質問です

 

 

だから、わたしは

 

大丈夫、思ってないですよ

とは答えずに

 

 

なんでそう思うのかな?

 

と、聞き返していました

 

 

あまりないパターンだと思いますが

 

 

わたしは割と、

どんなスタイルでも

カウンセリングをお受けします

 

 

彼は

 

息が気になるときは

わたしに背を向けて座り

 

目を合わせたくないときは

横並びで座って

 

話しました

 

 

それで、全然いいです

 

 

その中で

絵を描きながら話していたときに

 

ふと、

 

主治医に、自分の状態を

自分の口から説明したいけど

 

向かい合って座ると

何も言えなくなる 

 

と、つぶやきました

 

 

わたしは

 

どんな状態か、描きながら教えて

 

と伝えて

新しい紙を用意しました

 

 

えんぴつをぐるぐると走らせながら

 

日常生活で感じる不安

それは

たとえるならこんな感じ

 

 

どんどん紙が埋まっていきます

 

 

紙がいっぱいになり

彼が顔をあげたときに

 

 

それを持って

受診してみたら?

 

 

と、提案しました

 

 

少しは伝えられるかもしれない

 

 

あ!という顔をして

彼が頷きます

 

 

19 診察室で初めて話せた へつづく

 

カウンセリングと

外出同行支援の