山口バイオリン、ビオラ教室 相模大野 -2ページ目

山口バイオリン、ビオラ教室 相模大野

相模大野南出口徒歩一分。一人一人の個性を重視してレッスン致します。

最近仏教の修業に興味があります。

さまざまな事を通じて煩悩をなくし、達観することだと認識しています。(間違っているかもしれません)

これはバイオリンを弾く事とも密接に繋がっているのだと考えます。

やはりバイオリンを弾くときには、もちろん過程として色々考えますが、最終的には無、という境地が名プレイヤーに共通しているものなのではないかと、自分自身、また回りをみていると感じます。

煩悩をなくし、集中すると、自分の弓を持つ感覚、弦を押さえる感覚が研ぎ澄まされる事に気づきます。

そして自分のいる環境の温度、湿度を肌で感じられると思います。

パフォーマンスする上では自分をさらけ出す必要があります。

さらけ出す上でこの感覚を感じる事はとても大切だと思います。

これができれば修業がうまくいったということでしょう。

修業にはいろいろな手段がありますがバイオリンを練習する事も修業なのかもしれませんね。


今回は個人的に敬愛しているバイオリニストについて書いてみようと思います。

シェリングは、私がバイオリニストを目指していた高校時代に一番よく聴いたバイオリニストであり、一番理想としていたバイオリニストです。

そのバイオリンの美しさ、感動的な演奏は本当に素晴らしいと思います。

ただ音楽大学に入り、また曲がりなりとも世に出てプロとして仕事をしていく上で、色々と考えが変わりましたがやはり、真に迫る感動的とでも言いましょうか、一音一音が吟味された演奏はやはり、個人的に敬愛しております。

個人的には、もちろんシェリングの代名詞のように言われているバッハ、ピリオド奏法が盛んになっても絶対的な存在を示していると思います。
またクライスラーの作品集も素晴らしいと思います。
またパガニーニ、ラロ、ハチャトリアンのバイオリンコンチェルトもバイオリンの技巧の素晴しさが素直に聴ける作品だと思います。

そして個人的にはブラームスのバイオリンコンチェルトがもっとも心を揺さぶられました。
いくつもあるのですがユーチューブで発見した、晩年、イスラエルでの演奏です。
本当に誠実な中にも、酸いも甘いも、という演奏で繰返し聴く度に素晴しさが増してくるような演奏だと思います。


あの時代(1945~1970位)、味のあるバイオリニストがたくさんいたように思います。

現代のバイオリニストも素晴らしいと思いますが、メニューイン、ハイフェッツ、グリュミオー、もちろんシェリングなど、残された演奏を聴いていると独特なノスタルジーを感じます。

往年の巨匠の演奏を聴き、ノスタルジーの世界に浸る、というGWの過ごし方はいかがでしょう?
今回は練習の方法について考えてみたいと思います。

練習の方法については色々と巷で言われていますが、個人的に一番大切な事は

曲の設計図をきちんと造ってから練習すること

だと思います。

どういう事かと言いますと、楽器の練習をする前に、理想とする演奏をきちんと頭の中で
ならせるようにする、という事です。
それが設計図となるのです。

その設計図を造る為に、メトロノームをかけながら歌ってみる、という事が最も効果的でしょう。

というのは、歌う事はフレーズ、リズムを確認する上で一番易しいツールなのです。

つまり歌ってできなければ弾いてもできないということ。

こうしてできた設計図をもとに実際に弾いてみます。
そして設計図通りにできない所を練習するのです。

どこが設計図通りに出来ていないかを確認するために録音してみるのも必要でしょう。

一番重要なのは

やみくもに練習しない

事だと思います。


このような練習をすれば最短で自分の持っている能力の最大値の地点まで行けると思います。

このような練習方法をレッスンで指導いたします。














今回はメトロノームの使い方について記していきます。

まずメトロノームを使って練習する理由ですが、ステディな、一定のリズムの中で演奏できるようにするためです。

ではそもそも何故ステディな、一定のリズムの中で演奏する事が必要なのでしょう。

ジャンルを問わず、ほぼ全ての曲は(例外はあると思いますが)ある一定のステディなリズムの波を繰り返して成立しています。その波をハーモニー、メロディーにより彩る、という感じですかね。



ジャンルを問わず、ステディなリズムの波、グルーヴ感のない演奏は聴いていて退屈といいますか、聴いている人を心地よくすることはできないでしょう。

ですからメトロノームを使って練習する意味は自分自身の中にその曲のステディなリズムを埋め込め事だと思います。

個人的経験からメトロノームを使い方を記していきます。

重要なのはいきなり楽器を弾きながらメトロノームをかけないこと。
まず、メトロノームをかけながら手拍子や足でステップを打ちながら歌ってみて、体内にリズムの波を叩き込みます。

いきなり楽器を弾きながらメトロノームをかけると楽器の技術的な都合により、ある意味もぐら叩き的な、リズムの波を取り込むには程遠い練習になりがちなように思います。
メトロノームのカチッカチッという音に合わせるのではなく、メトロノームを用いてリズムの波を体内に取り込むのです。

感覚としてはリズムを円を描いているように感じる、そのくらいまでメトロノームをかけながら手拍子、ステップを打ちながら歌いこみます。

そうすれば練習している曲を正しいリズムで弾けるようになっているでしょう。

随分わかりにくい説明になってしまいました。
ですがこういうものこそ、言葉で説明するよりもレッスンにいらしていただいて実際にやってみる方がはるかに簡単なのです。

ぜひステディなリズムを手に入れ、クオリティーの高い演奏を目指しましょう!
この度、8月26日に発表会を開くことになりました❗

場所は経堂カルラホール、1200~です。

他教室と合同ですがやっと発表会を開くことができて嬉しいと同時に楽しい会にしようと色々日々考えています💪

是非お出でください❗

ずいぶん投稿ご無沙汰しておりました。

今回は分離唱について書いていきます。

私が分離唱を知ったのは、生徒さんから是非すばらしい本だから読んでみてください、と貸していただいた みみをひらく という本とであったからです。

分離唱とは、この本に書かれていた、ハーモニー感覚を身につける最も効果的なトレーニングの事で、たとえばドミソの和音の場合、ドソを先生がピアノで弾き、ミを歌ってもらう、というものです。

確かに和音を感じる事ができます。

バイオリンは単旋律ですのでハーモニー感覚を身につける事は難しいと考えていました。

ですが分離唱は簡単にできることですし、取り入れていっております。



もっと色々な事、面白いレッスンができそうです。

分離唱の考えを応用して色々とレッスン方法を開発していきたいです。

素敵な本と出会えて感謝します。



バイオリン、ビオラを習いたいという理由はたくさんあると思います。

一から学びたい、子供の頃習っていてしばらく弾いていなかったけど再開したい、など。

どの理由でも共通するのは、バイオリンを弾きたい、という想いなのだと思います。

そうした生徒さんの想いに寄り添えるよう、私自身頑張りたいと思っております。

また大人は何かと忙しいもの。
定期的にレッスンに来れない方にも対応いたします。
つまり、先月は一回、今月は忙しいので0、来月は少し余裕がありそうなので三回、ということも可能です。

いらしていただいて楽しかった、と思ってもらうことが目標です。

楽しいと感じられるのは新しい事がわかった、感覚がアップしたことの証だと思っております。





今回は当教室のお子さんへの指導方針についてお知らせ致します。

私自身大学卒業後、新宿区の音楽教室で今年で五年ほど主にお子さんへ指導をしておりますが、上達していく上で、また将来楽器を習って良かったと思ってもらえる為には譜面が読める能力が非常に大切だと感じております。またクラシックに限らず楽譜を読める能力は音楽を将来深く楽しめるツールになることを確信しております。

私共もいわゆる暗譜という事をいたしますが、これは文字通り譜面を暗記する事でして頭のどこかに楽譜が見えているのです。

そのような能力をつける為には少しずつ無理なくですが忍耐強くドリル等を用いて指導していきます。

私自身の読譜の指導で今まで関わらせていただいた生徒さんは確実に読譜力を身につけていっております。



やはりお子さんの貴重な時間をお預かりしているわけでしてレッスンにおいてお子さんへのの最大の益となるレッスンをお約束致します。

先週日曜、月曜は私がトレーナーをしている、日本医大、女子栄養大学学生オーケストラであるハルモニアオーケストラと

オーケストラ シンフォニカ フォレスタの本番でした


日曜にハルモニアオーケストラの本番終了後シンフォニカフォレスタの前日リハーサルに行き、翌月曜にシンフォニカフォレスタの本番 というスケジュールでした。
両オーケストラともその団体の持ち味を生かした良い演奏だったのではないでしょうか。
ハルモニアオーケストラは日医大と女子栄養大学の大学オーケストラであり、初心者も多いです。その中でいかに音楽の楽しさを伝えるか、というところが重要だと考えています。
その楽しさが聴いている人にも伝われば、というところです。
シンフォニカ フォレスタは少し違ったアプローチであり、比較的アマチュアオーケストラの中では高いレベルを持った人が集まっておりますので今回ビオラトップとして参加致しましたが指揮者の要求に答えるにはどういった方向性が良いかなど、といった事を考えました。
シンフォニカ フォレスタ位のアマチュアオーケストラになりますと如何にプロオーケストラのレベルまで上げるか、またはプロオーケストラとなにが違うかなど考えたりもしますがそうではなくてむしろアマチュアの持っている強み、普段違う仕事をされていてそこから解放されて音楽を心から愉しむ、というような事がうまく出せれば非常に良いのではと考えます。
もちろんそれだけではとりとめがなくなりますのでその持ち味を生かして上手く方向性をつけるのが指揮者やトレーナーの仕事だと考えております。
いずれにしましても普段責任あるお仕事をされていて趣味として目指す高みがあるという事は羨ましく思いますし尊敬致します。
今日は初見について書いてみます。
初見というのは初めて楽譜をみる曲(聞いた事がない曲)を音にする事をいいます。
私自身、音楽の現場で仕事をしていて初見の重要性というものを痛感し、といいますのはプロの現場はやはり興行ですので非常に少ないリハーサルでたくさんの本番をこなさなくてはならないので初見能力が実は非常に大切なのです。
また初見のできる人は本当に初見がきくので(私はそれほど得意ではありません)大変尊敬し、羨ましく思い、何とか盗みたいと思い彼らを日々研究していました。
そうした私の観察した結果、楽譜を図形で読んでいるというような気が致します。
もちろん音に頭の中で変換している時間はないので、反射的かつ広範囲を把握するにはそのような思考回路なのだろうと思います。
一見非音楽的に見えますが、個人的には図形で読む能力はリズムのメロディーに対する優越を体現することができるのではないでしょうか。
そういえばフランスの音楽教育ではクレ読みといって楽譜を音程をつけずにひたすら読んでいくものがあるそうです。
これもそのような思考回路を身につける為だろうと思います。

大変分かりにくい事を言ってしまったように思います。
ですが訓練により初見能力を身につける事ができます。
また音楽の勉強を開始する時期、お子さんには少しでもこのようなトレーニングをレッスンの中で行うと初見能力を得る事ができます。
もちろん楽しくレッスンすることが一番ですしレッスンにくるのが負担になってはいけないと考えていますが楽譜かきちんと読める価値というのは音楽を楽しむ上で非常に大きいと考え私は少しずつこのようなことも混ぜてレッスンをしています。