初見 | 山口バイオリン、ビオラ教室 相模大野

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今日は初見について書いてみます。
初見というのは初めて楽譜をみる曲(聞いた事がない曲)を音にする事をいいます。
私自身、音楽の現場で仕事をしていて初見の重要性というものを痛感し、といいますのはプロの現場はやはり興行ですので非常に少ないリハーサルでたくさんの本番をこなさなくてはならないので初見能力が実は非常に大切なのです。
また初見のできる人は本当に初見がきくので(私はそれほど得意ではありません)大変尊敬し、羨ましく思い、何とか盗みたいと思い彼らを日々研究していました。
そうした私の観察した結果、楽譜を図形で読んでいるというような気が致します。
もちろん音に頭の中で変換している時間はないので、反射的かつ広範囲を把握するにはそのような思考回路なのだろうと思います。
一見非音楽的に見えますが、個人的には図形で読む能力はリズムのメロディーに対する優越を体現することができるのではないでしょうか。
そういえばフランスの音楽教育ではクレ読みといって楽譜を音程をつけずにひたすら読んでいくものがあるそうです。
これもそのような思考回路を身につける為だろうと思います。

大変分かりにくい事を言ってしまったように思います。
ですが訓練により初見能力を身につける事ができます。
また音楽の勉強を開始する時期、お子さんには少しでもこのようなトレーニングをレッスンの中で行うと初見能力を得る事ができます。
もちろん楽しくレッスンすることが一番ですしレッスンにくるのが負担になってはいけないと考えていますが楽譜かきちんと読める価値というのは音楽を楽しむ上で非常に大きいと考え私は少しずつこのようなことも混ぜてレッスンをしています。