ある動物園での話 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、

 

ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね~

 

で始まるのは、おなじみの童謡「ぞうさん」ですが、この歌をゾウの前で歌わないで欲しい、とお願いしている動物園があります。

 

なぜなら、そのゾウは、大きな声や音がとても苦手だからなのだとか。

 

それを説明している看板には、次のようにも書かれています。

 

大きな声で呼ばないでほしい 

小さい声でもちゃんと聞こえてる 

でも聞こえても振り向かないこともある 

出てこないこともあるけど 

そっとしておいて

 

飼育員の方の話によれば、このゾウは、騒がしいのがとにかく苦手で、人がたくさん並ぶのも好きではないらしいのです。

 

そのため、騒がしくなると、嫌がって外へ逃げてしまうこともあるのだというのです。

 

そして、ゾウの看板の最後には、

 

どうか知ってほしい。

いろんな性格の動物がいるってことを

 

と書かれています。

 

飼育員の方は続けます。

 

「つまり『相手の気持ちを考えようね』ということで、それは人も動物も同じですよね」

 

と。

 

しかし、私は思うのです。

 

この飼育員の方は、自分たちにとって都合のいいことばかりを子どもたちに押し付けていないだろうか、と。

 

そもそも、動物を捕まえて狭い檻の中に入れ、それを見世物にするのは、あくまでも人間のエゴです。

 

安全と引き換えに自由を奪うことが、動物にとって良いことなのか悪いことなのか、それは、動物になったことがないのでわかりません。

 

しかし、いろんな性格の動物がいる、というのなら、見世物にされること自体を嫌がる動物もいることでしょう。

 

また、安全ではなくても、自由を好む動物もいるかもしれません。

 

そのことを無視して、自分たちは見世物にしている。

 

その観点が抜けていると思うのです。

 

もし、子どもたちに、動物の気持ちを考えようと教えるのならば、まずは、自分たちのやっていることが人間のエゴの上に成り立っているということも説明すべきなのではないでしょうか。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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