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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、子育てに一番必要なものは何でしょうか。
最近では、子育てについて、『勇気づけの子育て』や『褒めて育てる子育て』、あるいは、『叱らない子育て』など、さまざまな子育ての方法が紹介されています。
しかし、どれほど有効な子育ての方法を学んだとしても、親自身が、
「子どもを育てるにあたって、一番必要なこと」
を身につけていなければ、それらを効果的に使うことはできないでしょう。
学んでいるときにはうまく出来ていたとしても、いつの間にか、知らず知らずのうちに元に戻ってしまっていた、ということが起こらないとも限らないのです。
そうならないためにも、次のことを知っておいて欲しいのです。
私が考える、
子育てを有効にするために親が身につけておくべき必要なこととは、
とても単純なことです。それは、
親自身が、一人の人間として、精神的に自立している、
ということです。
確かに、現在では、ほとんどの親が、経済的には自立されていらっしゃいます。
しかし、精神的に自立されている親の方は、残念ながら、ほとんどいらっしゃらないのが現実ではないでしょうか。
一人の人間として精神的に自立していない親は、自分の子どもをいつまで経っても一人の人間として見ることができません。
そのために、子どもとの関係において、常に、親という立場に依存した生活をしてしまうのです。
甘やかし、過保護、過干渉、過度の束縛、虐待、無視、放任など、親子の間で起こるさまざまな問題は、親自身が、精神的に自立していないがために起こることなのです。
当然のことながら、親自身が精神的に自立していなければ、精神的に自立した子どもを育てることは難しいでしょう。
そうして、その子どもがやがて親になったとしてもまた、精神的に自立した子どもを育てられない、そういう悪循環を繰り返すだけなのです。
今の社会は、残念ながら、この悪循環を繰り返しています。
子どもを育てるにあたって、一番必要なこと、それは、親が、一人の人間として精神的に自立していることです。
そして、親自身が、一人の人間として自らの人生を全うする姿を見せることができれば、子どもが、自分の人生を生きる勇気を失うことはないのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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