健康に対する意識が少なからず高い人なら、食生活に野菜をとりいれることを心がけていると思います。
例えば、こんなメニューにしていませんか?
「今日は忙しいから、ランチはスーパーかコンビニのお弁当にして、それだと栄養が偏りそうだから、カット野菜をプラスすれば、これで栄養バランスはOK!」
これでは残念ながらNGです。
実は、野菜不足を補うために、市販のカット野菜に頼ることは、自己満足に過ぎないことが、フードプロデューサー南清貴さんの著書『じつは体に悪い19の食習慣』で伝えられています。
■カット野菜は薬品漬けにされた不自然なもの
スーパーやコンビニなどで見かけるプラスチック容器などに入ったカット野菜ですが、実はみずみずしく見えるのは、工場で薬品漬けにされた結果で、栄養素などほとんど残っていないということをご存知でしょうか。
カット野菜が店頭に並ぶまでの経緯について、『じつは体に悪い19の食習慣』では以下のように述べられています。
「カット野菜は、野菜を切った後、次亜塩素酸ナトリウムという消毒液やプールの消毒に使う塩素水に何度も繰り返し漬けて殺菌します。においを嗅いだだけで、食べたら危ないとわかるはずですが、そのにおいを消すために、何度も水で洗浄します。
野菜に含まれている栄養素は水溶性のものが多いですから、殺菌剤液に漬けたり洗浄したりする間に流れ出てしまい、ほとんど何も残っていません。あえて言えば食物繊維くらいでしょうか。」
カット野菜が薬品漬けと聞いても、にわかに信じられない(信じたくない)人は、ぜひ以下のような実験をしてみてください。
自宅で野菜をカットして、プラスチック容器に入れて放置しておくのです。しばらく経つと、色は変わりしんなりして、夏場なら変なにおいがしてきます。
これが野菜の自然な姿です。
工場で作られて、お店まで運ばれ、さらに売り場で何時間か経ったにもかかわらず、カット野菜がみずみずしいままでいられるのは、やはり不自然だと見ていいのではないでしょうか。
市販のカット野菜は、見た目の鮮度を保つために薬品漬けにされたものです。
その薬品を落とすために水で何度も洗浄された結果、栄養素などほとんど残っていないことをぜひ頭に入れておきましょう。
■カット野菜は百害あって一利なし?
カット野菜は、単に栄養価が低いだけではありません。
薬品漬け後、いくら水で洗浄したといっても、野菜の切断面から中にしみ込んだものまでは洗い落とせていないおそれがあります。
消毒液の次亜塩素酸ナトリウムは、胃酸と反応すると塩素ガスが発生し、発がん性物質になるともいわれています。
また、洗浄を繰り返した野菜は栄養素もなくなり、味も薄くなってしまいます。
それをごまかすために、カット野菜にドレッシングが付いていることもありますが、これがまたとんでもないクセモノです。
カット野菜に付いているドレッシングには、保存料や化学調味料などの添加物が大量に使われています。
添加物そのものは、単体なら安全だといわれていますが、複数の添加物が反応すると人体にどのような影響をもたらすのかは定かではありません。
健康や栄養のバランスを考えるのであれば、カット野菜に頼るのではなく、自分で調理して野菜をとりいれるほうが賢い選択だといえます。
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