みなさんこんにちは、健太です!
今回は、ガラパゴス諸島に暮らす生物たちについてお話していきます!
ウミイグアナ
まず最初に紹介するのはウミイグアナです!
なんとも恐ろしくかっこいい見た目をしていますね。
ですが、その見た目に反して、ウミイグアナは肉食ではなく海藻食者です。
ウミイグアナのなかでも狙う海藻が異なっており、メスや小さいオスは引き潮のときに現れる海藻を狙いますが、
オスは海底まで潜って海藻を食べます。
また、ウミイグアナのような爬虫類は、外温性の動物なので、あまり長い時間、海のなかで潜るのは難しいです。
外温性では、体外の温度によって体温が変化するため、海などの冷たい水のなかでは、体内の温度も低くなっていきます。
そのため、海に潜るウミイグアナたちは、午前中に太陽の熱を浴びて、事前に体を温めておくのです。
そして、体が冷たくなって動かなくなる直前まで、海で海藻を食べるという感じです。
ただ、体が動かなくなる直前までご飯タイムを楽しむため、何らかのハプニングで陸上に戻れなくなると、体の温度はさらに低下、体もどんどん動かなくなります。
その結果、死んでしまうウミイグアナも少なくありません。
リクイグアナとゾウガメ
リクイグアナも、ウミイグアナのように肉食のような見た目をしていますが、こちらも草食の動物です。
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ただし、ときには昆虫や腐肉を食べることもあるようなので、雑食性だと言えます。
また、これらのリクイグアナは、もともとウミイグアナの一部が進化したもので、
遺伝子解析によると、それが起こったのは今から約450〜550万年前だと言われています。
そして、ガラパゴス諸島の人気物であるゾウガメについても触れておきましょう。
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ゾウガメは、全長が1mを超えることがほどの巨大なリクガメです。
そして、その巨大から想像できるように、普段はゆったりとした生活を送る草食の動物です。
ゾウガメが食べるのは草や低木、サボテンなどですが、その甲羅の形によって狙うものが変わってきます。
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首を高く上げることのできる甲羅の形であれば、高い場所の植物を食べることができ、そうでなければ、低い草や地面に落ちた木の実を食べるしかありません。
これらの甲羅の形を基に、チャールズ・ダーウィンが進化論のヒントを得たのはとても有名なお話です。
彼らは、約600〜1200万年前までの間にガラパゴス諸島に来て、狙う獲物に適した甲羅の形へと変化していったのでしょう。
このように、ガラパゴス諸島には独自の進化を遂げた固有種がたくさんいます。
なかなか目を向けることのない場所ですが、この記事を通して少しでもガラパゴス諸島に興味を持っていただければ幸いです。
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