子供の頃、父と祖父に、漫画を描いてみてくれ、とお願いした事がありました。
父は、イガグリ君という漫画のキャラクターを、
祖父は、のらくろだったかと思いますが、イヌが銃を持った絵を描いてくれました。他の国の事は知りませんが、今思えば、3世代で漫画を描ける国は、おそらくなかなかないでしょう。
という事で、
ちょっと気になって、日本の漫画の歴史を調べてみました。
分かった事。
・日本の漫画の原点は、平安時代に絵巻物として描かれた鳥獣戯画である、とする見方がある。
・漫画という言葉は、江戸時代の1798年、四時交加(しじのゆきかい)という絵本で、気の向くまに描く絵、として初めて使われ、後の1814年葛飾北斎が、北斎漫画(イラスト集)として世に広めた。
・幕末期、来日していたイギリス人の画家・漫画家、チャールス・ワーグマンが、ジャパンパンチという風刺画の雑誌を1865年から5年に渡り日本で発行した。これが日本における漫画誌の始まりだと言われている。
1845年(文政8年)、スイスのロドルフ・テプフェールが、クリフトガム氏物語で初めてその技法を使ってストーリー漫画を描いた。
・もう一つの要素、台詞のフキダシ、は、
1896(明治29)年にアメリカの新聞で連載が開始されたR・F・アウトコールトの『イエローキッド』だといわれている。
1923年(大正12年)
樺島勝一「正チャンの冒険」らしい。
同じく連載が始まった、ノンキナトウサン、と並び、日本における現代漫画の基礎となった。
なるほど、、
残念ながら、現代漫画の技法は、欧米からもたらされたという事の様ですね。
マンガに関して、世界では、
日本の漫画、
アメリカのコミックス
ヨーロッパ(主にフランス)のバンドデシネ
という3つの歴史潮流がある様です。
太平洋戦争後、ベビーブームで子供文化が急発展する土壌があったり、紙芝居が一役買っていたり、手塚治虫が登場したり、
日本の漫画文化は主に戦後に形成されて、独自の発展を遂げた様です。
本日の調査は以上でした。