映画から医療の黒歴史を思い出す | 日々此れShow人

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最近、ディズニーチャンネルで、宇宙探査船オービルというSFドラマを観ている。

今日観た話では、素行の良くない住民が脳の一部を壊される刑罰を受ける、という星が出て来た。

それをやられると、ポーっとおとなしくなり、思考能力がほぼなくなるのだ。

実はかつて、我々の星にも、そんなクレイジーな人格矯正手術が実在した事はご存知だろうか?

1950年代あたりまでアメリカを中心にやられていた、ロボトミー、と呼ばれた一部の精神病に対する治療法で、
目の境目あたりから長い針金を脳に向けて突き刺し、ぐりぐり回して前頭葉を破壊するという、世にも恐ろしい「治療」だった。

興奮性の患者は、たちどころに大人しくはなるのだが、

知能が著しく低下したり、運動能力が損なわれたり、文字は書けなくなったり、様々な致命的な障害を負った。


前頭葉は主に感情を司る場所らしい。

当然、ある頃から禁止され、世界の黒歴史になったわけだけど、

日本にも、障がいを持つ女性に無理やり不妊手術を施した政府の過去の蛮行がある。


人の考える事はかくも恐ろしいものかと改めて思った。