みなさん、こんにちは
夏日が続き、体調いかがお過ごしでしょうか
北海道も蒸し暑い日が続き、当院もクーラーフル稼働です
今年度より奇数月に開催いたしました健康教室を
7月18日、開催いたしました
夏に起こりやすい病気についてと題しまして30分程度の講話となりました。
当院はリハビリテーションに特化した病院のため、脳疾患や骨折の患者さんが
多く入院されます。
そこで、脳疾患でも季節によって、発症のリスクに違いがあるということ。
みなさんご存知でしたか?
夏は、脳梗塞の発症リスクが高くなります。
冬は、脳出血、くも膜下出血の発症リスクが高くなります。
なぜならば、夏は、気温が高く血管が拡張すると血圧が低下、血液が濃くなり血管が詰まりやすくなる
からです。
また冬は、寒いと血管が収縮し血圧が上昇し、血管が破れやすくなるということです。
夏の脳梗塞は、体内の脱水症状が引き金になることが非常に多いため、
まさに夏本番の今、気をつけるべきなのは、脳梗塞予防です。
つまりは、上手な水分補給が大切
6月~8月の夏場、睡眠中と起床後2時間以内に多く発症すると言われている脳梗塞
そのため、水分補給は、起床後、就寝前にコップ1杯の水を飲むことが大切です。
間違いだらけの水分補給
その1
水分補給をすると直ぐに効果がある。→答え×
水分摂取し体全体にいきわたるのに15分~20分かかります。すぐには血液の流れは良くならないので
こまめな水分補給と吸収力が良いのはスポーツドリンクが最適です。
その2
汗をかいた時だけ水分補給する。→答え×
汗をかかなくても脱水になります。また、ビールは水分を勘違いしている方もいますが、水分ではありません。利尿作用で飲んだ以上の水分が排出されますので、ビールを飲んだ後はコップ1~2杯の水分補給を心掛けてください
1日の水分補給の目安は2リットルですが、飲み物だけで摂取するには限界があります。また、飲み物ばかりに頼ると夏バテにつながります
そこで、食事からもたくさん摂取できるので、目安にして心掛けてみてください
ご飯1膳(150g)で水分約90cc
茹でそうめん1把(170g)で水分約120㏄
豆腐1/3(100g)で約90㏄
トマト小1個(100g)で約95㏄
バナナ1本(100g)で約75㏄
など意外と普段の食事から何気に摂れることも知っておくと目安になりますね
今日は、ほんの一部の紹介のみとなってしましましたが、
今日からでも実践できる内容や、知っていて得する内容など様々な形で皆さんに提供しております。
次回は、9月19日(火)13:30~14:00 市販薬の選び方(薬剤師)
申込み不要、無料になります。
ご興味ある方、是非いらしてみてください
(地域連携相談センター)