高齢者身元保証・総合見守り 内閣府認証626号、いきいきいきつながる会

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病院の入院や、施設の入居の保証人、家の掃除代行、お使い、安否確認、自宅や施設訪問、さまざまな付き添い等、家族同様の生活支援サポートを、日々精力的に行っています。
このブログは、高齢者の方や高齢者のご両親を持つ、あなたに役立つ情報を日々公開してます。

 

こんにちは。

 

みまもりスタッフの島田です。

 

皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか?

 

このところ、季節外れの夏日が続いていますね。

 

急な暑さに、体調を崩されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は私も例にもれず、体調を崩してしまい、しばらくお休みをいただいておりました💦

 

さて、今日は皆さまに、少し先の暮らしについて考えていただきたいと思います。

 

「そろそろ老後のことを考えておいてほしい」

そう思っているのに、親にはなかなか言い出せない。

一方で親も、「もし介護が必要になったら、子どもに頼ってもいいのだろうか」

「お金のことを話したら、嫌な顔をされるかもしれない」と、言葉にできない思いを抱えています。

親子だから、何でも話せる。

そう思っていたはずなのに、年齢を重ねるほど、かえって話しにくくなることがあります。

そこには、親にも子どもにも、それぞれの「本音」があります。
 


 親の本音①「できれば、子どもに介護してほしい」

親の中には、「できることなら、最後まで子どもにそばにいてほしい」と思っている人もいます。

でも、それをそのまま口にすると、「子どもの人生を縛ってしまうのではないか」と不安になります。

たとえば、「介護が必要になったら、あなたにお願いしたい」と親が言ったとします。

親にとっては、「一番信頼できるあなたに頼りたい」という気持ちなのかもしれません。

ところが子どもからすると、「仕事を辞めて介護しろということ?」

「自分の家庭より親を優先してほしいということ?」と、重く受け止めてしまう可能性があります。

親は「頼りたい」でも同時に「負担をかけたくない」この二つの気持ちを抱えているのです。
 


親の本音②「施設には入りたくない。でも、子どもには迷惑をかけたくない」

「できれば住み慣れた家で暮らしたい」そう思う親も少なくありません。

だからといって、「子どもに面倒を見てもらえばいい」と簡単に考えているわけでもありません。

本当は、「家にいたい。でも、子どもには苦労させたくない」という複雑な気持ちがあります。

「施設に入るくらいなら、家で最期まで過ごしたい」という思いがある一方で、

「子どもに毎日来てもらうのは申し訳ない」とも感じている。


そのため、親自身も「自分がどうしたいのか」を整理できていないことがあります。
 


 親の本音③「お金のことを聞かれるのが怖い」

老後の話になると、どうしても避けられないのがお金です。

「年金はいくらもらっているの?」

「貯金はどのくらいあるの?」

「介護費用はどうする?」

子どもからこう聞かれたとき、親は単純に「教えたくない」と思っているとは限りません。

本音では、

「自分のお金がなくなっていくのが怖い」

「子どもに心配をかけたくない」

「お金がないと思われたくない」

「逆に、あると思われて頼られるのも嫌だ」

そんな複雑な気持ちを抱えていることがあります。

そして、「まだ元気なのに、財産の話をするなんて縁起でもない」と話を避けてしまうこともあります。
 

 

親の本音④「老いた自分を見られたくない」

実は、老後の話を避ける大きな理由の一つが、これかもしれません。

親にとって、「介護が必要になったらどうする?」という質問は、

「自分が弱くなったらどうする?」と聞かれているように感じることがあります。

これまで家族を支えてきた親ほど、「子どもに世話をされる自分」を想像するのがつらいことがあります。

だから、「まだそんな話をする必要はない」「私はまだ元気だから大丈夫」と話を終わらせてしまう。

その言葉の奥には、「老いていく自分を認めるのが怖い」という気持ちが隠れているのかもしれません。


子どもの本音①「親に介護を押しつけられたくない」

子ども側にも、もちろん本音があります。

親を大切にしたい。

できることなら支えてあげたい。

でも、「介護は自分が全部やらなければいけない」となると話は変わってきます。

仕事もある。

自分の家庭もある。

子育てがある人もいる。

自分自身の生活もあります。

だから本音では、「できる範囲では支えたい。でも、一人では無理」と思っている人も多いでしょう。

それなのに親から、「子どもなんだから面倒を見るのが当たり前」と思われていたらどうしよう。

そんな不安から、介護の話そのものを避けてしまうことがあります。

 


子どもの本音②「親のお金をあてにしていると思われたくない」

親の資産について知っておきたい。

そう思っていても、なかなか聞けません。

「貯金はいくらあるの?」

「家はどうするつもり?」

「もし介護になったら、費用はどうする?」

必要な確認ではあるのですが、聞き方によっては、「親のお金を狙っている」と思われてしまいそうです。

だから、「そんなこと聞けないよ」と黙ってしまう。

でも、本当は、「親にもしものことがあったとき、突然何も分からない状態になるのが怖い」のです。

財産を受け取りたいのではなく、「困ったときに困らないように、最低限のことを知っておきたい」という気持ちなのです。
 


子どもの本音③「親を傷つけたくない」

子どもが老後の話を切り出せないのは、親への愛情があるからでもあります。

「お母さん、介護のこと考えてる?」

「お父さん、もし認知症になったらどうする?」

そんなことを言ったら、「まだ元気なのに、年寄り扱いされた」と傷つけてしまうかもしれません。

だから言えない。


「親にはいつまでも元気でいてほしい」と思っているからこそ、「老い」について話すことに抵抗があるのです。

子どもの本音④「自分だって、親の老いを認めたくない」

これは、意外と大きな理由かもしれません。

親の老後について考えるということは、「いつか親が自分で何でもできなくなるかもしれない」と認めることでもあります。

今まで当たり前のように相談していた親。

困ったときに頼っていた親。

そんな親を、「支える側」に回る日が来るかもしれない。

その現実を考えるのが怖くて、つい話を先延ばしにしてしまう。

「まだ元気だから、そのうちでいい」

と言いながら、実は自分自身が心の準備をできていない。

そんなこともあるのです。
 


親子の本音を並べてみると、すれ違いが見えてくる

親の言葉:「あなたたちに迷惑をかけたくない」

本音:「本当は、困ったときには頼りたい」

子どもの言葉:「お母さんが元気なら、それでいいよ」

本音:「もしものときにどうすればいいのか、今のうちに知っておきたい」

親の言葉:「まだそんな話をするのは早い」

本音:「老いていく自分を考えるのが怖い」

子どもの言葉:「お金のことは聞きにくいから……」

本音:「何かあったとき、何も分からないのが一番怖い」

こうして見ると、親子は対立しているわけではありません。

むしろ、お互いに相手を思いやっているからこそ、言えなくなっているのです。

「介護してほしい」と「介護はできない」は両立する

親が、「できれば子どもにそばにいてほしい」と思うこと。

子どもが、介護を全部するのは難しい」と思うこと。

これは、どちらか一方が間違っているわけではありません。

親の「そばにいてほしい」という気持ちは尊重していい。

同時に、子どもの「全部は背負えない」という気持ちも尊重していい。

たとえば、

「毎日の介護は難しいけれど、施設を探したり、手続きは手伝う」

「一緒に暮らすことはできないけれど、定期的に様子を見に行く」

「介護サービスを利用しながら、できることを家族でする」

という選択肢もあります。


大切なのは、「誰が全部やるか」を決めることではなく、「どこまでならできるか」を一緒に考えることなのかもしれません。
 


老後の話は、親を追い詰めるための話ではない

老後の話というと、どうしても重たく感じます。

介護・認知症・病気・お金・相続。

どれも簡単には話しにくいテーマです。


だからこそ、最初から全部を話そうとしなくてもいいのです。

「もし介護が必要になったら、どうしたい?」

「今の家には、この先も住みたい?」

「困ったときには、誰に頼りたい?」

そんな小さな質問から始めてもいい。

そして、「今日は答えを出さなくてもいいからね」と伝えることも大切です。
 


話し合うこと=何かを決めること、ではない

親子で老後について話すとき、一番大切なのは、すぐに答えを出すことではありません。

「親はどう考えているのか」

「子どもは何ができるのか」

「お互いに何を不安に思っているのか」

それを知っておくことです。

話し合ったからといって、介護の方法を決めなくてもいい。

財産の分け方を決めなくてもいい。

施設を決めなくてもいい。


話し合うこと=何かを決めることではありません。

「そう思っていたんだね」と、お互いの気持ちを知るだけでも十分な一歩です。

親子だからこそ、言わなくても分かる。

そう思ってしまいがちですが、実際には、親子だからこそ言葉にしないと分からないこともあります。

老後の話は、親のためだけでも、子どものためだけでもありません。

これから先、どちらか一方だけが頑張らなくてもいいように。

お互いが少しでも安心して過ごせるように。


まずは「どうしたい?」と聞くところから、始めてみてもいいのではないでしょうか。