(伊勢神宮遥拝所)
☆ 春日大社関連の磐座・神籬等
拝するのに集中する余り、写真を撮り忘れているものもありますが、「春日奥山」等を除くいわゆる春日大社境内及び周辺に座す磐座や神籬等をまとめて掲載します。
◎「伊勢神宮遥拝所」(冒頭写真)
いわゆる「境内」の南端、紀伊神社の少し手前「奥の院道」上にあります。二つに割れた石。「伊勢神宮遥拝所」とされていますが、原始は磐座信仰のものであったと考えられています。
ご本殿から紀伊神社へ向かう「奥の院道」上、金龍神社を過ぎたすぐにあります。明恵上人という僧侶が九つの石を据え大社ご本殿を遥拝したと伝わります。いわゆる神籬かと。
◎「枚岡神社遥拝所」
こちらも「奥の院道」上、金龍神社のすぐ側にあります。こちらも神籬かと。
紀伊神社のすぐ側。善女龍王が緒玉を納めたところと伝わります。こちらも神籬かと。
◎「出現石」(写真無し)
南門前に地面より無造作にひょっこりと顔を出している神石。諸説有り
・古代からの磐座であった
・若宮がここから出現した
・宝亀三年(772年)の落雷で落下した扁額を埋納した…など
その他、未確認のもの。
◎「御蓋山石」
御蓋山に麓から50センチ前後の石が頂上まで続いているところがあるとのこと。
◎宝庫前の磐座
「御蓋山(みかさやま)」の神を当地に招いて祭祀を行ったもの。
◎ご本殿の第一殿と第二殿の間の磐座
もちろん秘されており直接拝することはできません。漆喰で固められているそうです。おそらくこここそが原初の古代祭祀場であり、その場所にご本殿を建てたのであろうとされています。
再拝した折りには写真を掲載して更新します。また他にも奥山などにはあるのでしょうが、情報が入り次第更新します。
*写真は2020年1月と2021年9月撮影のものとが混在しています。