於美阿志神社


大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村檜前594
(社前に1台程度のスペース有り)

■延喜式神名帳
於美阿志神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
阿智使主神夫妻 二柱


東漢氏(ヤマトノアヤウジ)の始祖である阿智使主(アチノオミ)を祀る社。彼らの氏神であり、境内には氏寺の檜隈寺もあったとのこと。
◎後漢の霊帝の血を引くという(創作か)帰化系渡来人で、この辺りを拠点にした氏族。
応神天皇二十年、倭漢直(ヤマトノアヤノアタヒ)の祖である阿智使主と都加使主(ツカノオミ)親子が十七県の党類を率いて帰化したと紀にあります。
◎また続紀には後漢の霊帝の曾孫であり、七姓漢人とともにやって来たと。これは東漢氏の裔である坂上苅田麻呂が述べています。
◎鎮座地は「檜前(檜隈、ひのくま)」であり、紀伊国の日前神宮(ひのくまじんぐう)との何らかの関連が十分に考えられます。斎祀った紀氏も帰化系渡来人。今のところ関連を示す資料はありませんが。
◎また境内は第28代宣化天皇の「檜隈廬入宮跡」ともされています。

*写真消失により2018年2月撮影分のみ。