磐余神社
(いわれじんじゃ)


大和国高市郡
奈良県橿原市中曽司町521
(P有)

■旧社格
村社

■祭神
神日本磐余比古命(カムヤマトイワレヒコノミコト)


旧「曽我村」の北西端、現在の「中曽司町」の端に鎮座する社。すぐ近くに「曽我川」が流れています。「中曽司」の読みは「なかそじ」ですが、地元では旧村は「なかぞうし」、新興地は「なかそじ」と使い分けています。
◎創建由緒等は不明、神日本磐余比古命も原初から祀られていたのかどうかも疑いの余地はあるかと。当地においての所縁がまったく見当たりません。
◎地元民の間では水神とされているようです。神日本磐余比古命が活躍した弥生時代は、当地はおそらく沼地。後の時代に宛てられたものかと思います。
◎「大和志料」には当社のご神体は十一体の神像であり、一千年のものと記されています。またそれは神主が兼務していた多神社に移されたと。真偽のほどは定かではないものの、事実であるなら創建時期はそれ以前ということに。

*写真は過去数年に渡る参拝時のものが混在しています。


子供の頃の産土神でした。旧村ではなく昭和中頃の住宅ブーム時に購入した新興住宅地内。当時は近寄りがたいほど鬱蒼とした木々に覆われていましたが、平成になって整備されています。




子供の頃まで、当社周辺はほとんどが沼地であったように記憶しています。


地元では「真菅(ますが)」とは読まずに「ますげ」。「ますが」なら「須賀」→「蘇我」に通ずるかとも思いますが。


境内最奥の市杵島姫神社。この巨石を見ると、原初のご祭神であったようにも思いますが。