UNTITLED -177ページ目

ドラマの中のスピーカー

今日、今週放送したフジテレビの月9ドラマ「CHANGE」を録画していたので観た。
木村拓哉、格好良いし。


でも・・・やっぱ、気になるんだよねぇ。

問題のシーンは木村拓哉扮する新人総理大臣が総理公邸を脱走して私邸で書類を読み漁っていたシーン。

木村拓哉越しにJBLのスピーカー「S4600」・・・かな?「S4800」じゃないよなぁ・・・。
ともかく、JBLのスピーカーが見えています。

もうね、オーディオを趣味にする様になって以来、ドラマや映画のセットにオーディオ機器が出てくると、ミニコンポであろうとメーカーや機種が気になってしまうのねん・・・。

s4600


で、今回木村拓哉がPRしていたJBLと言えば、ジャズやロックを聴きたくなるスピーカー。
JBLのスピーカーの特徴は、やっぱり大きなウーファーでしょう。
あのウーファーから出る低音の音圧はたまりません。
昔、スピーカーを買う時にJBLも試聴して随分悩みました。
なにせベースやバスドラムの音が体にぶつかってくる魅力が何とも言えなかったわけで・・・今でも2ndシステム、3rdシステムで導入できれば・・・なんて思ったりもします。(ま、そんな金は無いがな・・・)


そんなわけで、今回はウーファーを揺るがす素敵なCDをお薦め。

Esperanza / Esperanza Spalding
Let My Tears Sing / 安カ川大樹


最初の「Esperanza」は、超美人の黒人ベーシスト、Esperanza Spaldingの最新作。
彼女のベースは非常に力強くて良く歌っています。
そんな彼女はベースを弾きながら綺麗な声で歌うんだなぁ。
今回のアルバムはジャズジャズしている曲以外にも、黒人独特なリズムと言うか、アフリカのリズムを感じる曲も多く、非常に楽しめます。
オイラの様にジャケット写真を愛でるのも良いでしょう(笑)。

次に、安カ川大樹さんの「Let My Tears Sing」。
ベースのソロのみという珍しいアルバムで、聴く人を選ぶでしょうが、このベースがまた素晴らしい!
演奏は当然の事として、音質もまた素晴らしい!
非常に艶かしく、透き通った空気感、実際にそこにベースがある様な実在感、そしてスタジオの広さ・・・まさに「本物だ!」という音質。
オイラはこのベースの音を自宅のオーディオシステムの音質チェックに使っています。
このベースの音が、エッジの立った切れる様な音で鳴らないとダメ!
緩い音で鳴ろうものなら速攻で再セッティングです。


そんなわけで、今回はこれまで!
結構テレビッ子のオイラでした。

ブラック・メタル

先日紹介した漫画『デトロイト・メタル・シティ(DMC)』。
この漫画を紹介してくれたKちゃん氏が先日、「そう言えば、DMCに出て来たバンドで”ヘルヴェタ”っていたじゃない。あれ、元になったノルウェーの集団があるらしいんだよ。ちょっと調べてみたらさ、本当に人殺しちゃったり、スゲーの。」と教えてくれました。

てなわけで、そんな事言われちゃったらオイラとしても調べないわけには行きません。
で、調べてみた。

なんでもノルウェーのブラック・メタル・バンド「Mayhem」のメンバーEuronymousがオスロで「ヘルヴェテ」という店を開業し、そこに集まっていた同じくブラック・メタル・バンドの連中が「インナーサークル」という団体(の様なもの)を結成。
元々ブラック・メタル自体がサタニズムや黒魔術、反キリスト教主義を特徴としている為、その流れからか「インナーサークル内で発言力が強めるには大きな事件を起こす」という風潮が強くなり、「ツアー中のバンドのバスを転倒させる 」、「メンバーの家を放火する」、「有名な教会を放火して全焼させる」などの犯罪を起こすメンバーが出て来て、とうとう殺人にまで発展。
そのインナーサークルの中心人物だったEuronymous自身も殺されてしまうなど、ヨーロッパでは大きな社会問題にもなったそうです。

他にもとんでもない事が次々に分かってくるんだけれど、ここまで調べてしまったらもう、実際にどんな曲をやっていたのか聴かないわけには行きません。

で、買ってみたのがこれ↓

De Mysteriis Dom Sathanas / Mayhem
Det Som Engang Var / Burzum

で、実際に聴いてみた。

・・・・・・結構良いじゃない。
確かに、社会のルールは無視した問題のバンドかもしれないけれど、やっている音楽は非常にマトモ。
音楽のルールに基づいたちゃんとした「音楽」です。
たしかに、普通のメタルよりもノイジーでボーカルの発声方法なんかも独特だけれど、十分に聴けるよ。
これだったら、社会のルールには忠実かもしれないけれど、音楽のルールを無視したノイズ・ミュージックや超ドフリーのJAZZ、超前衛クラシックなんかの方が遥かに聴くに堪えない。
むしろ、今回買ったブラック・メタルなんか、iPodに入れて気分によって聴きたいくらいよ。

ま、オイラは基本的にジャズが中心だけれど何でも聴く雑食男だからなぁ。
よくよく考えてみれば中学生時代に良く聴いていた「聖飢魔Ⅱ」もヘヴィ・メタル・バンドだし。


・・・と、iPodに入れた2枚のアルバムを聴きながらそんな事を感じつつ、先月の30日に秋葉原の高級オーディオショップレフィーノ&アネーロに行き、MUSIC BIRDPCMジャズ喫茶の公開録音に行って来たのでありました。
(PCMジャズ喫茶の公開録音については今月発売のジャズ批評をご覧下さいませ。)


あ、ちなみに、心臓の弱い方、グロテスクなのに弱い方はあまりブラック・メタル関係について深追いして調べない方が良いですよ。そのうち、グロテスクな写真や映像を観てしまいますよ。

帰りの電車の中

昨日、仕事を終えた帰りの電車の中、読む本も無く、イヤホンから流れてくるLee Morganのアルバム「Leeway」を聴きながら、ボーッとこんな事を考えていました。

子と親の関係

さて、何のグラフでしょう?

と、焦らしても仕方が無いので「人間、ヒマだと何を考えるか分からない」という、今日の電車の中でのオイラのハズかしい頭の中を紹介。(「の」が多い文章だ・・・減点!)

これ、子供の年齢と親の年齢比です。
子供が1歳の時に親が30歳だった場合、親は子供の30倍も長い人生を歩んでいると言う事です。
子供が2歳になると、親も1歳年をとるので31歳。この時は親は子供の15.5倍長い人生。
子供が10歳になると親は39歳になっているので、親は子供の3.9倍長い人生。
子供が29歳になると親は58歳になっており、親は子供の2倍、要するに子供は親の人生の半分を歩んだことになります。
で、子供が58歳になると親は87歳になり、親の人生は子供よりも1.5倍長いだけになります。
さらに、子供が116歳になる頃には親は145歳になり、その差が1.25倍になるわけです。

子が親の年齢を超すことは出来ない(寿命はともかく)のでその差が縮まる事はないのですが、比率は限りなく1に近づいて行きます。(もっとも、年齢差があるため、1万歳になろうが1億歳になろうが絶対に1になる事は無いのは小学生の算数の通り。)

で、上の図の通り、子供が小学校に入る前後の年齢、7歳前後までは親の年齢との比率が急激に縮まってくるわけです。
要するにこれは、7歳前後までの子供の人生経験が、親の人生との比率差を急激に縮めてしまう程重要であり、それを数学で証明しているのだ!

・・・・って、ここまで来るとさすがにアホの領域になってしまうのでこれ以上考えるのを辞めました。

これが昨日の夜の電車の中のオイラの頭の中。
・・・・・・・・・・ちゃんと本はもって出掛けよう・・・・・。


さてさて、本日のお薦めCD&DVDはコチラ↓
We Get Requests / Oscar Peterson
Sheryl Crow / Sheryl Crow