ブラック・メタル
先日紹介した漫画『デトロイト・メタル・シティ(DMC)』。
この漫画を紹介してくれたKちゃん氏が先日、「そう言えば、DMCに出て来たバンドで”ヘルヴェタ”っていたじゃない。あれ、元になったノルウェーの集団があるらしいんだよ。ちょっと調べてみたらさ、本当に人殺しちゃったり、スゲーの。」と教えてくれました。
てなわけで、そんな事言われちゃったらオイラとしても調べないわけには行きません。
で、調べてみた。
なんでもノルウェーのブラック・メタル・バンド「Mayhem」のメンバーEuronymousがオスロで「ヘルヴェテ」という店を開業し、そこに集まっていた同じくブラック・メタル・バンドの連中が「インナーサークル」という団体(の様なもの)を結成。
元々ブラック・メタル自体がサタニズムや黒魔術、反キリスト教主義を特徴としている為、その流れからか「インナーサークル内で発言力が強めるには大きな事件を起こす」という風潮が強くなり、「ツアー中のバンドのバスを転倒させる 」、「メンバーの家を放火する」、「有名な教会を放火して全焼させる」などの犯罪を起こすメンバーが出て来て、とうとう殺人にまで発展。
そのインナーサークルの中心人物だったEuronymous自身も殺されてしまうなど、ヨーロッパでは大きな社会問題にもなったそうです。
他にもとんでもない事が次々に分かってくるんだけれど、ここまで調べてしまったらもう、実際にどんな曲をやっていたのか聴かないわけには行きません。
で、買ってみたのがこれ↓
で、実際に聴いてみた。
・・・・・・結構良いじゃない。
確かに、社会のルールは無視した問題のバンドかもしれないけれど、やっている音楽は非常にマトモ。
音楽のルールに基づいたちゃんとした「音楽」です。
たしかに、普通のメタルよりもノイジーでボーカルの発声方法なんかも独特だけれど、十分に聴けるよ。
これだったら、社会のルールには忠実かもしれないけれど、音楽のルールを無視したノイズ・ミュージックや超ドフリーのJAZZ、超前衛クラシックなんかの方が遥かに聴くに堪えない。
むしろ、今回買ったブラック・メタルなんか、iPodに入れて気分によって聴きたいくらいよ。
ま、オイラは基本的にジャズが中心だけれど何でも聴く雑食男だからなぁ。
よくよく考えてみれば中学生時代に良く聴いていた「聖飢魔Ⅱ」もヘヴィ・メタル・バンドだし。
・・・と、iPodに入れた2枚のアルバムを聴きながらそんな事を感じつつ、先月の30日に秋葉原の高級オーディオショップレフィーノ&アネーロに行き、MUSIC BIRDPCMジャズ喫茶の公開録音に行って来たのでありました。
(PCMジャズ喫茶の公開録音については今月発売のジャズ批評をご覧下さいませ。)
あ、ちなみに、心臓の弱い方、グロテスクなのに弱い方はあまりブラック・メタル関係について深追いして調べない方が良いですよ。そのうち、グロテスクな写真や映像を観てしまいますよ。
この漫画を紹介してくれたKちゃん氏が先日、「そう言えば、DMCに出て来たバンドで”ヘルヴェタ”っていたじゃない。あれ、元になったノルウェーの集団があるらしいんだよ。ちょっと調べてみたらさ、本当に人殺しちゃったり、スゲーの。」と教えてくれました。
てなわけで、そんな事言われちゃったらオイラとしても調べないわけには行きません。
で、調べてみた。
なんでもノルウェーのブラック・メタル・バンド「Mayhem」のメンバーEuronymousがオスロで「ヘルヴェテ」という店を開業し、そこに集まっていた同じくブラック・メタル・バンドの連中が「インナーサークル」という団体(の様なもの)を結成。
元々ブラック・メタル自体がサタニズムや黒魔術、反キリスト教主義を特徴としている為、その流れからか「インナーサークル内で発言力が強めるには大きな事件を起こす」という風潮が強くなり、「ツアー中のバンドのバスを転倒させる 」、「メンバーの家を放火する」、「有名な教会を放火して全焼させる」などの犯罪を起こすメンバーが出て来て、とうとう殺人にまで発展。
そのインナーサークルの中心人物だったEuronymous自身も殺されてしまうなど、ヨーロッパでは大きな社会問題にもなったそうです。
他にもとんでもない事が次々に分かってくるんだけれど、ここまで調べてしまったらもう、実際にどんな曲をやっていたのか聴かないわけには行きません。
で、買ってみたのがこれ↓
De Mysteriis Dom Sathanas / Mayhem![]() | Det Som Engang Var / Burzum![]() |
で、実際に聴いてみた。
・・・・・・結構良いじゃない。
確かに、社会のルールは無視した問題のバンドかもしれないけれど、やっている音楽は非常にマトモ。
音楽のルールに基づいたちゃんとした「音楽」です。
たしかに、普通のメタルよりもノイジーでボーカルの発声方法なんかも独特だけれど、十分に聴けるよ。
これだったら、社会のルールには忠実かもしれないけれど、音楽のルールを無視したノイズ・ミュージックや超ドフリーのJAZZ、超前衛クラシックなんかの方が遥かに聴くに堪えない。
むしろ、今回買ったブラック・メタルなんか、iPodに入れて気分によって聴きたいくらいよ。
ま、オイラは基本的にジャズが中心だけれど何でも聴く雑食男だからなぁ。
よくよく考えてみれば中学生時代に良く聴いていた「聖飢魔Ⅱ」もヘヴィ・メタル・バンドだし。
・・・と、iPodに入れた2枚のアルバムを聴きながらそんな事を感じつつ、先月の30日に秋葉原の高級オーディオショップレフィーノ&アネーロに行き、MUSIC BIRDPCMジャズ喫茶の公開録音に行って来たのでありました。
(PCMジャズ喫茶の公開録音については今月発売のジャズ批評をご覧下さいませ。)
あ、ちなみに、心臓の弱い方、グロテスクなのに弱い方はあまりブラック・メタル関係について深追いして調べない方が良いですよ。そのうち、グロテスクな写真や映像を観てしまいますよ。